I-5067、市街化調整区域の建物をゲストハウスに転用したい(北海道)

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北海道
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市街化調整区域の建物をゲストハウスに転用したいです。
転用したい建物は市街化調整区域の線引き後に建てられています。
空き家となっているため内装を改修し、ゲストハウスとしたいです。
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない





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二世帯住宅の計画を始めると、最初にぶつかるのがこの問題。

「家づくりの主導権は、親世帯と子世帯のどちらが握るといいのか?」

家を建てるという行為は、単なる“モノづくり”ではなく、家族の関係性そのものを再構築する作業でもあります。
だからこそ、誰がリーダーシップを取るかは、設計そのものに深く関わってくるのです。

1. 親世帯主導のメリットと注意点
親が土地を所有し、資金も出すケースでは、自然と親世帯が主導する流れになります。

「自分たちが建てる家なのだから」という意識も理解できますし、税制面や相続の観点からも理にかなっています。

しかし、注意したいのは 「子世帯の暮らし心地」 です。

親主導で計画を進めすぎると、子世帯が「住まわせてもらっている」という意識になり、生活面で遠慮が生まれます。
特に、プライバシーや生活動線の自由度が低いと、同居後にストレスの原因となります。

親世帯が主導する場合でも、設計段階で子世帯の意見を十分に反映することが、成功のカギになります。

2. 子世帯主導のメリットと注意点
最近では、住宅ローンを子世帯が組むパターンも増えています。
若い世代が資金を負担する場合、デザインや設備など、自分たちの暮らしに合わせた提案がしやすいのが大きなメリットです。

ただし、親世帯の意向を軽視すると、将来の関係にしこりが残ることも。
「一緒に住むのに、意見を聞いてもらえなかった」と感じさせてしまうと、せっかくの同居がギクシャクしてしまいます。

子世帯主導で進める場合でも、親世帯が“納得して暮らせる空間”をしっかり確保することが大切です。

3. 理想は「主導権の共有」
実は、どちらか一方が完全に主導権を握る家づくりは、長期的にうまくいかないことが多いものです。

二世帯住宅における理想の姿は、「主導権の共有」。

つまり、

土地や資金の話は親世帯が主導

間取りや設備、暮らし方は子世帯が主導

このように分野ごとにリーダーを分けると、お互いの役割が明確になり、無用な衝突を避けられます。

さらに、建築家など第三者の専門家を間に立てることで、双方の意見を“翻訳”し、客観的にまとめることができます。

4. 主導ではなく「共創」へ
本来、家づくりの目的は「誰の意見が通るか」ではなく、「家族全員が心地よく暮らせるか」です。
主導権を競うのではなく、“共に創る”という姿勢に変えるだけで、話し合いのトーンは大きく変わります。

二世帯住宅の成功は、立場の強さではなく、相手への思いやりから生まれます。
「お互いの暮らしを尊重する家」こそが、本当の意味での“共創住宅”なのです。

まとめ
二世帯住宅の主導権は、どちらか一方に偏らせるのではなく、親世帯と子世帯が協力しながら分担することが最も理想的です。

親世帯:土地・資金・将来の暮らし方を考える

子世帯:間取り・設備・日常の使いやすさを設計に反映

建築家:双方の意見を整理し、暮らしやすい形に落とし込む

この三者がバランスよく関わることで、「誰の家でもなく、みんなの家」が完成します。

I-5066、2台用カーポートを建てたい(愛知県)

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現住所‐都道府県: 
愛知県
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依頼内容: 

海部郡大治町の既存住宅の敷地内にYKKの2台用カーポートを建てたいので建築確認申請をお願いしたいのですが費用はどのくらいになるでしょうか?
また、ホームセンターに建築確認申請に必要な書類の依頼をしないといけないのでしょうか?
ホームセンターはうちでは確認申請はやっていませんとしか説明がなく、建築家の方で全て作成できるのかどうなその辺りが全く分かりません。
 
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「風通しのいい家にしたいんです」

そう話す方はとても多いのですが、実際に“風”や“空気”を設計できている家は、意外と少ないものです。

単に窓を開けて風を通すだけでは、快適な空気の流れは生まれません。

空気は目に見えないけれど、確かに“空間の質”を左右する重要な存在です。
だから私は、空気そのものを「設計の主役」として考えています。

空気の流れとは何か
家の中の空気は、常に「温度差」「気圧差」「風向き」によって動いています。

たとえば、
・冬の暖房で上にたまる熱い空気
・夏の湿気を帯びた空気
・調理中に漂うにおいや水蒸気
それらがどこに行き、どこから新しい空気が入ってくるのか──

この“循環のルート”を考えることが、空気のデザインの出発点です。

窓の位置は「見た目」ではなく「空気」で決める
風を通すためには、単に窓を多く設ければいいというわけではありません。
重要なのは「入口と出口の関係」。
風は必ず、空気の“抜け道”があって初めて通ります。

たとえば、

低い位置の窓から涼しい空気を取り込み、

高い位置の窓や吹き抜けから暖かい空気を逃がす。

これを“温度差換気”といい、自然の力だけで心地よい通風をつくり出すことができます。

家全体の空気を「巡らせる」仕組み
現代の住宅は断熱性・気密性が高く、外気を遮断する性能が上がりました。
だからこそ、計画的な換気設計が必要になります。

すくわくハウスでは、間取りを考える段階で換気システムや開口の位置を科学的に決めています。

さらに、自然素材の力も活用します。
漆喰や無垢材、珪藻土などの調湿材は、湿気を吸ったり吐いたりして、空気を柔らかく整えてくれる。

“風が通る”だけでなく、“呼吸する家”を実現するための要素です。

空気をデザインするという発想
空気をデザインするというのは、単なる設備設計ではなく、
「家の中でどんな心地を生み出したいか」を空間で表現することです。

朝、窓を開けた瞬間に、やわらかな風が通り抜ける。

料理の香りがいつまでも残らず、すぐに消えていく。

湿気の多い日でも、空気が重たく感じない。

それらはすべて、意図的に“空気の道”をつくった結果なのです。

まとめ
私が家づくりで大切にしているのは、「見えないものを感じられる家」。
光や風、音や匂い――それらが調和したときに、住まいはただの器ではなく“生きた環境”になります。

空気の流れをデザインするとは、
つまり「人が自然のリズムの中で心地よく生きるための設計」をすること。

それが、すくわくハウスが大切にしている“健康な家づくり”の核心なのです。

体に負担の少ない、やさしい家に暮らしたい。

そんな方には、こちらが参考になると思います。

すくわくハウス~アレルギーに強い家~

I-5065、車庫を建設予定ですが……(埼玉県)

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埼玉県
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埼玉県さいたま市***に車庫を建設予定ですが、配置図作成、現地測量、建築確認申請などをお願いしたいです。
 
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「防音室をつくるなら、やっぱり地下がいいのかな?」
そう思う方は少なくありません。

一方で、子どもの部屋を2階にするから、練習室も同じフロアにしたいという声もよく聞きます。

実際のところ、防音室は地下と2階、どちらが正解なのでしょうか?

1. 地下室のメリットと注意点
地下は、周囲を土に囲まれているため、遮音性能が非常に高いというメリットがあります。
地上に比べて外への音漏れが少なく、住宅街でも安心して練習できるのが大きな魅力です。

しかしその反面、
・湿気がこもりやすく、調湿・換気対策が必須
・工事費が高額(掘削・防水・排気設備が必要)
・将来的なメンテナンスや用途変更が難しい
といったデメリットもあります。

また、音は外に漏れないけれど、こもりやすいという特徴もあり、
楽器の響きを美しく保つには、音響調整を丁寧に行う必要があります。

2. 2階防音室の特徴
2階に防音室を設ける場合の利点は、家族の生活との距離感です。

1階で家事をしているお母さまが音を気にせず、
子どもは集中して練習できる──そんな暮らしの分離がしやすいのが2階型。
また、風通しや採光の面でも快適で、閉塞感が少ないのも魅力です。

一方で、2階に防音室を設ける場合は、構造補強が欠かせません。

ピアノや防音壁の重量が大きく、床のたわみや振動伝達を抑えるための設計が必要です。
建築計画の初期段階から構造設計士・音響専門家が関わることで、安全かつ快適な空間が実現できます。

3. “正解”は、暮らしのスタイルによって違う
地下か2階か──その“正解”は、実は人によって違います。
防音性能だけでなく、家族の暮らし方をどう考えるかがポイントです。

たとえば、

小学生のお子さまがリビング横で安心して練習したいなら1階。

受験期や専門進学を見据え、集中できる環境を求めるなら2階。

プロ志向や深夜練習が多い場合は地下。

それぞれの生活リズムと家族構成に合わせて、ベストな場所は変わります。

4. 建築家と音の専門家が組む理由
防音性能や音響設計だけでなく、動線・通風・採光・家族の会話──
すべてを考慮したうえで、「どこに防音室を置くか」を決める。

これこそが、建築家と音のプロが協働する意味です。

防音室を“どこに置くか”は、単なる間取りの問題ではありません。
それは、家族の暮らし方そのものをデザインするということ。

まとめ
防音室の正解は、“場所”ではなく、“バランス”にあります。

静けさだけでなく、光や空気、人の気配。

音と暮らしの調和を考えることで、
練習の時間が、家族みんなの心地よい時間になります。

I-5064、軽量鉄骨倉庫をセルフビルドで建てたい(神奈川県)

ユーザー みよし の写真
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現住所‐都道府県: 
神奈川県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

■相談・依頼内容
50m2未満の軽量鉄骨倉庫をセルフビルドで建てたいと考えています。
柱を建てる予定の箇所にいくつかコンクリの基礎を打っています。
可能であれば、この基礎がある状態で図面作成も含め建築確認申請の代行(確認済証取得まで)
をしていただける方を探しています。
 
■建設予定地
横浜市**の市街化調整区域の雑種地(全体の平米は200ほど)
 
■土地の所有
当方所有の土地(去年の8月に購入)
 
建築家の所在地について:
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I-5063、新築住宅の品質検査、既存住宅の状況調査(東京都在住・検査対象地は千葉県)

ユーザー 佐藤4780 の写真
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現住所‐都道府県: 
東京都
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

弊社は、東京に拠点を置く住宅検査会社です。
このたび、千葉県内で新築住宅および既存住宅の検査業務にご協力いただける建築士の方を募集しています。
 
現在、弊社に登録している検査員の多くは、ご自身の設計・施工業務を続けながら、
空いた時間を活用して副業的に検査業務を行っている方々です。
無理なく、ご自身のペースに合わせて働けるのが特徴です。建築士の資格を活かした
副業・セカンドキャリアを希望される方や、定年後の方のご応募も増えています。
 
検査業務が未経験の方でも安心してスタートできるよう、実施前に机上研修や現場研修を行っており、
既存住宅の検査に関しては、一部必要な機器の無償貸与も行っております。

資格を活かして働きたい方、副業をお探しの方、現場経験を活かしたい方に、ぜひご検討いただければと思います。
ご興味がありましたら、まずはお気軽にご連絡ください。
 
【募集概要】
・業務内容
新築住宅の品質検査、既存住宅の状況調査(※該当資格者のみ)
・必須資格
一級建築士 または 二級建築士
(既存住宅検査は「既存住宅状況調査技術者」資格が必要)
・勤務地
千葉県
・勤務形態
業務委託契約(副業・兼業OK/空いた時間に対応可)
・研修制度 他
机上研修・現場研修あり(未経験でも安心)
既存住宅検査は一部機器の無償貸与あり
・報酬
案件ごとに支給(件数・内容による、詳細は個別にご案内)
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない





I-5062、新築住宅の品質検査、既存住宅の状況調査(東京都在住・検査対象地は神奈川県)

ユーザー 佐藤4780 の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
東京都
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

弊社は、東京に拠点を置く住宅検査会社です。
このたび、神奈川県(横浜市・川崎市などの東部エリア)を中心に、
新築住宅および既存住宅の検査業務にご協力いただける建築士の方を募集しています。
現在、弊社に登録している検査員の多くは、ご自身の設計・施工業務を続けながら、
空いた時間を活用して副業的に検査業務を行っている方々です。
無理なく、ご自身のペースに合わせて働けるのが特徴です。建築士の資格を活かした
副業・セカンドキャリアを希望される方や、定年後の方のご応募も増えています。
検査業務が未経験の方でも安心してスタートできるよう、実施前に机上研修や現場研修を行っており、
既存住宅の検査に関しては、一部必要な機器の無償貸与も行っております。
資格を活かして働きたい方、副業をお探しの方、現場経験を活かしたい方に、ぜひご検討いただければと思います。
ご興味がありましたら、まずはお気軽にご連絡ください。
 
【募集概要】
・業務内容
新築住宅の品質検査、既存住宅の状況調査(※該当資格者のみ)
・必須資格
一級建築士 または 二級建築士
(既存住宅検査は「既存住宅状況調査技術者」資格が必要)
・勤務地
神奈川県(横浜市・川崎市などの東部エリア)
・勤務形態
業務委託契約(副業・兼業OK/空いた時間に対応可)
・研修制度 他
机上研修・現場研修あり(未経験でも安心)
既存住宅検査は一部機器の無償貸与あり
・報酬
案件ごとに支給(件数・内容による、詳細は個別にご案内)
 
建築家の所在地について:
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「バリアフリー住宅」と聞くと、多くの人が“機能的だけれど味気ない家”を思い浮かべます。

白い手すり、無機質な床材、病院のような空間――。

車椅子に対応する家は、美しさを犠牲にするものだと感じている方も少なくありません。

しかし、それは過去の常識です。

本来、車椅子対応の家と美しいデザインは両立できます。

むしろ、心地よく暮らすための機能を追求した結果として、美しい家が生まれることすらあります。

1. 「安全」と「美しさ」は対立しない
手すりやスロープを“目立たせない”ように隠すのではなく、空間デザインの一部として取り込む発想が重要です。

たとえば、天然木の手すりをインテリアのラインとして連続させる。
スロープをアプローチの一部にデザインして、庭と玄関を自然につなぐ。

こうした工夫によって、機能はそのままに、美しく調和した空間が生まれます。

「安全を守るための設備」が、空間のアクセントや意匠として息づく――それが、現代の車椅子対応住宅のあり方です。

2. デザイン性を高めるのは「余白の設計」
車椅子が快適に動ける空間には、自然と“余白”が生まれます。
この余白こそが、実はデザイン性を高める要素になります。

家具を詰め込みすぎず、光と風が通り抜けるスペースを確保する。
素材や色数を抑え、シンプルで上質な空間をつくる。

こうした設計は、車椅子利用者にとっての使いやすさだけでなく、誰にとっても心地よい住まいを実現します。

「機能美」こそ、最も普遍的なデザイン。
それは北欧デザインや日本建築にも共通する思想です。

3. “やさしさ”を形にするデザイン
車椅子を使う方にとって暮らしやすい家は、家族にもやさしい家です。

段差をなくすことで、子どもや高齢者も安心して歩ける。
動線を広くすることで、すれ違いや片付けもスムーズになる。

つまり、車椅子対応の設計は、家族全員にとっての快適設計でもあるのです。

美しさとは見た目の華やかさではなく、使う人すべてへの“思いやり”が形になったもの。
そこにこそ、ナイトウタカシ建築設計事務所が考えるデザインの本質があります。

4. 「暮らしの舞台」としての家
ナイトウタカシ建築設計事務所では、車椅子対応住宅を“特別な家”としてではなく、家族の暮らしの舞台として設計します。

手すりも、段差解消も、すべてはその家族が心地よく生きるための道具。
そこに無理のない素材選びや光のデザインが加わることで、機能と美が共鳴する空間が生まれます。

まとめ
「車椅子対応の家=デザインを諦める」という時代は終わりました。

今求められているのは、“誰かのため”ではなく、“みんなのため”のデザイン。

使いやすさと美しさを両立することは、技術の問題ではなく、思想の問題です。
美しいとは、やさしいということ。

その価値観をもとに、一人ひとりの暮らしを丁寧にデザインする――

それが、ナイトウタカシ建築設計事務所が目指す「車椅子と暮らす家」の形です。

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