技をつむぐ家 耐震リフォーム

●設計事例の所在地: 
大阪市
●面積(坪): 
47.6
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

昭和5年に建てられた町家の耐震改修と全面改装の事例です。当時では珍しい天井高の高い中廊下は出来るだけ当時の大工の技と雰囲気をそのままに改装しました。床は杉板拭きうるしを壁は漆喰塗りです。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

古い建物なので隙間風などで冬とても寒かったことと、中廊下を挟んで台所と居間があったので、食事のたび不便な想いをしていたこと。耐震性は上げたいが東南に大きく開く雁行した広縁に耐震壁やブレースを入れて景観を壊したくないというご希望でした。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

多くの工事店は耐震するのに東南の廊下側に耐震壁やブレースが必要と言われていたのに、当社はその景観を残したい、守りたいとお話ししたことらしいです。古きよきものを残したいという気持ちが前提にあるため、耐震は精密診断・設計を行い、補助金の申請・受領を可能にしたこと。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

水回りは戦前の位置のままであり、暗く冷たい廊下を渡って食事を運ぶなどの不便極まりない動線を解消し、快適な老後を送れるようリビングの横に配した。当初中廊下を部屋に取り込んだ形でのプランを行ったが、大阪市教育委員会より文化財登録のため出来れば中廊下の雰囲気を残してほしいという要望があり、プラン変更を行い中廊下はそのままの形で残しながら活用できる提案とした。建具はほとんど既存建具を補修利用し、中廊下にあった波型のデザインも踏襲した。古い木の色に合わし高級感を持たせるため、床は無垢の杉板に拭きうるしを掛ける提案をして採用していただいた。

依頼者の声: 

竣工してからも良いお付き合いが続いており、「非常に便利で快適になった。今までは食事のたびに面倒だと思っていたけれどキッチンに立つのがとても楽しくなった。代々残してくれた景観も変わらず守っていただいて本当に感謝している」とお喜びいただいています。現在のお宅と続きの商家が建っており、そちらの有効活用もご依頼を受けております。

その他の画像: 

当時から丸窓があったが、すぐ手前に襖がありあまり良く見えなかったので、手前に空間をとり玄関に入ると正面に効果的に見えるようにした。改装後、訪れる知人の多くから「すご~い!こんなのあったっけ?」と言われるようになり、丸窓が生きたと喜んでいただいています。

以前より居間として使っていた和室は柱、鴨井、長押など一切変えずに床下と天井裏で耐震性を確保してある。天井や広縁は張替えて断熱材を設置した。

居間と続く8帖の客間からは雁行した広縁から手入れされた庭が見える。この景観を守るために精密診断・設計が必要だった。木サッシやガラスも当時の貴重なものを再利用して、開きにくかった内部建具も既存利用して鴨井敷居を調整した。

仏間と控えの間から庭を見る。簡易耐震診断では必ずコーナー部辺りに耐震壁やブレースが必要になる。タタミ、天井の入れ替えやふすまの張替え、広縁床の張替えなどで当時の雰囲気に戻す仕様とした。

勝手口となっていた納戸を寝室に改装した。元々あった中二階を利用してロフトとし、壁に漆喰、床に杉板素地のままで柔らかい明るい部屋とした。新設の掃き出し窓は二重サッシとして、将来直接出入り出来るように配慮してある。太鼓襖を開けると丸窓前のホールにでる。

既存を広げ、洋式便器と小便器を付けたトイレは主に客用に使用する。暖かいコルクタイルを床に採用、壁は和紙調クロス、天井は杉竿縁、小便器前にはレトロな感じのイタリアタイルを施した。中廊下を挟んで寝室の前にはプライベートのトイレがある。

中廊下を挟んで不便だったキッチンは居間の横の前室と押入に設置したことで格段に便利になった。普段は居間との建具を開けてリビングダイニングとして利用されています。コルクタイルと現代的なキッチンは当時のままの建具に妙にマッチしている。

banhaus

●設計事例の所在地: 
千葉県
●面積(坪): 
190㎡(57坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

愛犬家の家族のための理想の住宅を模索しました。親子4人とラブラドール・レトリバーの「バン」が心地よく暮らしていくための家です。中庭ドッグランには水遊び場も!

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

以前は2階にお住まいだった建て主さん。階段の上り下りに難儀するのは人間だけではありません。また、大型犬特有の悩みもあります。散歩で彼らの満足のいくだけ体を動かしてあげることは大変だし、体を洗う時も小型犬のように洗い場に簡単に持ち上げることは出来ません。愛犬は可愛いけれど 餌やりにトイレの始末に床掃除などなど.....世話に追われるのはペットを飼う飼い主の共通の悩みではないでしょうか。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

以前、私自身 同種の犬を飼っていたのですが 雑誌で理想の愛犬家住宅を考える企画があり、その時作った仮想のプランを見た建て主さんに声を掛けていただきました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

プランは中庭を中心に居室を配した平屋です。バンを散歩に連れて行けない時など体力を余しがちな時でも中庭がドッグランとなります。また、近年の夏場の暑さは人にとっても犬にとっても過酷であり、もはや窓を開けて風鈴をぶら下げたくらいでは涼を味わうことはできません。ペットを飼っていなくともエアコンは欠かせないものとなってしまいました。この計画では中庭にプールを設けています。水猟犬のルーツをもつラブラドールにとってはプールは最高の遊び場。日差しの強い時でも子供たちと水遊びをし大きな軒下で涼むことができます。この他にも大型犬でも楽に洗えるケアルーム、毎日の散歩に配慮したガレージ、人と犬とのゾーニング、キズ・汚れに強い仕上げなど 一つ一つ考察を重ねながらアイデアを散りばめました。愛犬と心地よく暮らしていくためには犬達のアメニティーを考える以上に飼い主の負担を減らすことが重要だと思います。世話の負担が減り、犬との暮らしを飼い主が楽しむようになれば、それこそ犬達にとっての幸せとなるでしょう。

依頼者の声: 

真夏に中庭のプールで遊び疲れて甲羅干しをするバン君を見る限り、犬的には居心地の良い家を作れたようです。建て主さんには この前「中庭に日よけタープで屋根付けて火を焚けば冬でも楽しめるのでは....」と聞かれて、危ないんで止めてください....と言ったばかりです。なにはともあれ 家を楽しんでいただけているようです。

その他の画像: 

庭側から望む/ 中央の階段から中庭へ入ることができます。

愛犬バン(ラブラドール・レトリバー♂)/ 彼と家族が心地よく暮らしていけるような理想の愛犬家住宅がテーマです。

中庭と外庭を繋ぐ通路/ 中庭から建てもの全体に風を運ぶ通路です。また、雨天には洗濯もの干し場に、暑い夏場には日影で涼を得ることができます。格子門扉で閉ざすこともできバンの出入りをコントロールできます。

中庭はこの住宅の中心。中庭を介して家族の気配が感じられます。そして、もう一つの役割、それがドッグランです。門扉を閉じれば 目を離していてもノンリードで遊ばせておくことが出来ます。また、犬達にとって夏は厳しい季節。ペットのためだけにエアコンを点けている家庭も少なくないでしょう。ラブラドールは一般的に水遊びが好きな犬種で、水猟犬のルーツを持ち 泳ぎも得意(個体差あり注意)。この中庭ではぞんぶんに水遊びを楽しめるようにしました。暑い夏でもポジティブに過ごせます。オフシーズンはデッキのフタがされ広々使うことができます。

エントランスホール/ 床のタイルはペット対応品。滑りづらく汚れにも強い床材です。階段を上がると中庭回廊に至ります。

エントランスに隣接するドッグケアルーム/ 導線を工夫して散歩などで汚れて帰ってきても土足ゾーンから入り 上履きゾーンへ出られるようにしました。大型犬の体を洗うことは飼い主にとって大きな負担です。体重がある大型犬を 洗い場へ持ち上げる動作を解消するために 飼い主が低いフロアへ降りるようにしてあります。また、大量の毛の掃除に配慮したヘアキャッチー排水も設けられています。

リビングよりエントランス方向を望む/ 右手が中庭です。これに対しリビングはフロアを1段下げスキップしており天井の高さを大きく確保しています。バンは階段代わりにソファーを使います。床材は傷に強いチーク材のフローリングを加工して滑りづらくしています。仕上は植物オイル仕上げですが汚れに対する強度の強いものを実験して選びました。

キッチン/ 右側は全て造りつけ収納。引出は収納する食器ごとに高さを設計しています。バンがキッチンに入ってほしくない時のためにゾーニング出来る扉を設けています。この扉、使わない時はスッキリと壁にはめ込まれ消えてしまいます。

主寝室

ユーザー 匿名ユーザー の写真
投稿者: 
匿名ユーザー (未認証ユーザー)

凍結深度とは、冬季に土中が凍結しない地表面からの深さのことです。
基礎や水道の引き込みにおいては、凍結深度を確保しないと基礎が持ち上がったり(傾いたり)、水道管が破裂したりといった「凍害」が起きる可能性が高く、寒冷地では非常に重要です。
しかし、単純に基礎全体を深くすると相当なコストアップになってしまうので、地盤の強度や高低差や建物のヴォリュームなどを充分に考慮した上で、無理や無駄のない基礎の種類(ベタ基礎・布基礎等)と形状にする必要があります。
また、水道管などの設備においては建物周辺で埋設深さが浅くなったり地上に出る部分があるので、凍結防止の対策とメンテナンスのし易い状態にすることが重要です。

ユーザー yasudavic の写真
あなたのお立場: 
個人
現住所‐都道府県: 
東京都
現住所-郡市区町村: 
北区
建設予定地-都道府県: 
東京都
建設予定地-郡市区町村: 
北区
建物の種別: 
住宅
建物の構造: 
木造or鉄骨(それぞれ知りたいです)
建物の面積: 
33坪
建物についての希望・条件: 

敷地60平米、建ぺい率60%容積率300%、準工業地域、高さ制限なしの土地に3階建て屋上付きの住宅を建てたいです。
1m以下のバルコニーを2階3階に付けたいです。地盤改良が必要です。あと、軽量鉄骨の2階建アパートを解体してから家を建てます。





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日は、以前リノベーションに関わらせていただいた

2件のお客様のところへお邪魔してきました。

ちょうど同時期に工事をされています。

片方は、木造の家。

片方は、RC造の家。

目的は、住み心地を伺ったりすることともうひとつ。

実は、両方のお宅の三か所に、温湿度計を設置させていただいて、

そのデータを回収することなんです。

これまで、春、夏、秋と計測してきたのですが、

冬はこれから。断熱の効果が試されます。

その辺を体感としてどうなのか、測定としてどうなのかを

調査していくんです。

どんな断熱で、どんな効果があるのかが、わかります。

これからの記録が、とっても愉しみですね。

2件目の家のワンショット。

実は。こちらのお客様御家族は、紅茶がお好きで、とっても詳しいんです。

こちらは、ディルマのアールグレイ。

私がアールグレイが好きなのを御存じなので、

入れてくださったんだと思います。

ほんと。

とっても美味しくいただけました!!

住み心地を伺ったりしながら、いろんな雑談をしました。

その中でも、最後は紅茶の話へ。

結構マニアックな内容も多かったのですが、

いろいろ知識が増えていくと、より一層、

紅茶を好きになっていきます。

きっと、家創りも、いろいろ調べたりして

知ってくると、愉しくなっていくんだと思います。

勉強されるお客様が多いので、

私も、日々、情報を収集して、

勉強していくことが大事ですね。

家創りは、愉しいですが、深いです。

ユーザー 株式会社スタジオ・ノア 森 信人 の写真

木造3階建てですが1~2階が賃貸2戸、3階がオーナー住宅です。
1階といっても天井高1.5mの空間で10帖の広さがあります。
収納として使うだけではもったいない空間になっています。
3階のオーナー住宅にはロフトがついており、さらに屋上に上がれる構成になっています。
正面の面格子はプライバシーを守ると同時に周囲の風景を曖昧に取り込んでいます。

屋上からは多摩川の花火が見られる絶好のポイントになっています。

4段の窓から4層の床があることがわかる。

I-0655、ラーメンボックス構造で住宅を新築(神奈川県)

ユーザー サイゼン の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
神奈川県
現住所‐郡市区町村: 
海老名市
依頼内容: 

はじめまして。神奈川県海老名市で住宅を新築しようと思っています。
今後、発生すると思われる地震を心配しており、鉄骨造で作りたいのですが、
数社のハウスメーカーでの見積もりだとかなり高額になってしまいました。
 
 
躯体をコンテナのようなラーメンボックス構造(積水ハイムやユニットハウスのような)にして建築したいのですが、
可能でしょうか?
 
解りにくい説明で申し訳ありません。
 
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない
 





I-0654、軽量鉄骨、二世帯住宅のリフォーム(千葉県)

ユーザー ゆめ654 の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
千葉県
現住所‐郡市区町村: 
松戸市
依頼内容: 

築年数19年、軽量鉄骨、二世帯住宅で、2階だけの2DK(シャワー室、トイレもあります)でリフォームを考えています。夫婦に子供3人で、寝室、ダイニング、子供部屋に収納が欲しいと思っています。水回りも新しくしたいと思います。予算は1000万位でよろしくお願いします。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する
 





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