食堂、居間を見る変形のプランの中で違和感なく、適度な広さや距離感を確保しつつスペースをレイアウトしている。
キッチン廻りの電化製品を使い勝手良く、料理の時以外は見えないような工夫をしてもらいたい。
三角形の変形敷地に建つ木造二階建ての住宅です。限られた広さの変形敷地の中で、敷地に無駄が出ないような建物の配置計画、矩形でない平面計画ではソファー等の家具やテレビのレイアウトに至るまでの十分な検討を行っています。
玄関
玄関ホールから階段吹抜けを見る
食堂とキッチンキッチンは制作、背面の食器棚は電子レンジなどの電化製品も収納されている。
キッチンから食堂、庭の方向を見る広くはない敷地・述面積の中で、三角の敷地の特性を生かし、視線の距離を確保することで実面積以上の広さを感じられる。
居間西日は直接視界に入らないよう間接的に取り入れている。縦長のスリット窓は通風を確保できる。
外観
日当たりが良く、落ち着きのある小住宅。
敷地は南北方向に長い矩形で広さは約30坪です。通り抜けできない道路に接した静かな環境で、南側からも日当たり良い2階建ての住宅です。建物は玄関ホールを中心に配置することで廊下をなくし、生活の動線はキッチンを中心に廻ることができるので、家事にも便利なプランになっています。主寝室から物干し台まで1階に配置してあるため、日常生活では階段の上り下りが必要なく、コンパクトで落ち着きのある住宅となるように計画しました。
シンプルな玄関アプローチ。
木製無垢の玄関ドア。
コンパクトな玄関ホール。
東面の高窓から朝日が差し込みます。
南面の大きな開口部。
キッチンから見渡せます。
風の通り道になります。
内部の動線が二重の輪になっている住宅です。
閑静な住宅地に建つ平屋建ての住宅です。敷地は南に緩やかに傾斜しているため、見晴らしと日当たりの良い条件になっています。 建物中央部のリビング等の部屋には温度差によっても通風が採れるように、屋根の段差を利用した吹き抜けの高所に排気用の開口部を設けてあります。 内部の動線が二重の輪になっている住宅で、廊下を無くしたプランの中で生活が便利になるように配慮しています。
デッキが外からの視線を遮ります。
シンプルなエントランス。
飾り棚と明り取りの窓。
吹き抜けからリビングの通風を採ります。
南側には大きな開口を設けました。
カウンターの机と本棚。
防犯と目隠しのための木製格子。
外部の吹き抜けにテラスのある住宅です。
密集した住宅地に建つ3階建ての住宅です。敷地面積は21.5坪で、道路に面した南側の間口が狭く奥行きが長い矩形です。この敷地で建弊率を有効に使うために、駐車場の上にある吹き抜けの中のテラスはグレーチングを床に敷くことで、建築面積に算入されないようにしています。そのルーバーで囲われたテラスを取り込むようにリビングを配置し、折れ戸の建具を開けると屋内と屋外のテラスがひとつの空間になるように計画しています。
ルーバーにより外からの視線を遮ります。
明かりが外にこぼれ出ます。
折れ戸を全開放しています。
テラスまでひとつの空間になります。
吹き抜けの中のテラスです。
床にはグレーチングが敷いてあります。
寝室にロフトを設けました。
昨日の空。ほんといい天気でした。 日差しが当たるところは、暑いのですが、日影に入れば、いい風が流れる。 とても過ごしやすい季節ですよね。 さて。さて。昨日は、一日いろいろでした。 午前中は、市街化調整区域で、日用品を取り扱う店舗を建てるために、土地家屋調査士の方と事前打合せ。 資料を取りそろえて、条件を確認します。 いろんな諸条件や、ハードルはありそうですが、何とか建築できそうな雰囲気。 追加の資料を準備したら、役所と協議して、方針を決定することになりました。
午後は、とある家創りの打合せ。 基本設計を進めているお客様です。 毎回私からお出しする「宿題」を順調にこなしていただいたこともあって、驚くほどスムーズに進行しています。 昨日は、未決だった事項の最終確認をしました。 外構の床仕上げを何にするか、門柱のデザインをどうするのか、等など。 家、そして外構も含めて、方針を決定していただきました。 これから、その決定内容で、図面を取りまとめて、数日後には、工務店による見積もり開始となります。 設計を進めていく中で、少しずつですが、コストの高い設定になってきています。 ただし、やりたいことは盛り込んだ状態。 それで見積もり金額を出してもらって、その金額をもとに、調整していくことになります。 予算には上限がありますからね。 出てきた見積もり金額を、まずは受け入れて、最終到着点まで、じっくりと進めていきたいと思います。 大変なことなのですが、それも含めて、一緒になって、考えて、いい家創りへつなげていこうと思います。
下町風情の残る昔ながらの街に建つ住宅です。室内は、和モダンの落ち着いた雰囲気としています。親類など人が集まることが多い為、各部屋は襖や障子で仕切り、用途に合わせ部屋の大きさを変えることができるようにしています。
建て替え前の家は、冬とても寒いかったので、新居は暖かい家にしたい。和モダンの住宅としたい。親類など人が多く集まることが多い為、人数に応じて広くしたりできる様にしたい。
「提案を頂いたプランは、自分たちが住む姿が想像できた案であったのと、住み心地がよさそうな家だった為です」
可能な限り、自然素材を使いました。床はパインの無垢材、壁と天井は珪藻土をコテで塗っています。各部屋は襖や障子で仕切り、用途に合わせ部屋の大きさを変えることができるようにしています。
「想像していたものより、ずっと良い建物が出来ました。建て替え前の家は、冬はとても寒かったのですが、新居では、とても暖かくて快適な冬を過ごせました」
私は中庭のある家、いわゆる「コートハウス」を設計する機会が多くあります。
中庭を<コート>あるいは<パティオ>と言います。
まず中庭のある家のメリットについてですが、外部からの視線を遮ることが出来るのでセキュリティが高く、プライバシーを確保してプライベートな半屋外の空間としての利用が出来ます。 また、中庭を囲むように建物が建っているので空間的な距離感と奥行き感があると同時に、中庭を介して室内に居ながら自分達の住まいを眺めることも出来ます。 さらに、中庭に面する部分に大きな開口部(窓)を設けることで住まいの内部が明るくかつ、中庭と一体的な空間となって広く感じられます。 その中庭に緑(高木、低木、落葉樹、常緑樹)を植えることで、豊かな屋外空間を楽しめて四季を感じることが出来ます。
一方、中庭のある家のデメリットについてですが、塀を含めて外壁面積が多くなるので、その分建設コストが高くなり、後のメンテナンス費用も多くかかります。 中庭部分の床(木製デッキ敷きあるいはタイル貼り)と樹木などといった外構工事費が住宅本体工事費とは別にかかる点と、住まわれてから中庭部分の床のメンテナンスや樹木の剪定などが定期的なお手入れ必要となります。 中庭に面する窓(サッシ)は採光や通風を確保するために大きくなるので、その分コストが高くなります。
しかし、私は特に都市の住宅地においては、「中庭のある家」はデメリットよりもメリットのほうが大きいと思います。
都市部で住宅を創ろうとすると、敷地や道路が狭い事により、近隣の家々と接近します。そのため、プライバシーにかなり気を遣うことになります。中庭やコートと呼ばれるスペースを設けると、部屋の窓、開口の自由度がかなりあがります。通風や採光も得ることができます。しかし、条件があります。中庭がある程度の広さを確保出来た場合です。昔の日本の坪庭のように、小さいスペースしか取れない場合は、採光、通風は、あまり期待できません。又、中庭の素材が重要です。雨の排水がすぐ出来て、すぐ乾くもので、構成する必要があります。地面のままにすると、湿気や虫等の問題が生じます。日本では、中庭は、室内の延長のように、仕上の工夫が必要です。中庭は室内と同じ程度費用がかかります。中庭を住宅に設ける場合は、部屋の延長と思って、考える必要があります。写真1は1階にドライに造った中庭です。写真2は2階のテラスに造りました。どちらも、室内の延長のようにデザインしましたので、部屋が広く感じることが出来ます。
暖炉を玄関土間に設置すると、床のコンクリートが暖炉の熱を蓄熱し家全体を暖める空間になります。 土間について株式会社 アトリエ創一級建築士事務所 宮坂英司さんにお話を伺いました。
そうですね。まずは自邸の設計の時に、家は小さくても玄関は広くしようと玄関土間を広くした事がきっかけです。その後、玄関からつながる広い土間空間に対して、理解あるクライアントさんに多く出会えたのも設計案件が増えたきっかけかも知れません。
わたくしの自邸がそうですが、玄関土間が広いと、家が小さくても家が大きく感じる(感じさせる)事ができます。また、組み立て式の家具等を玄関で組み上げ所定の場所に搬入する事もできます。 デメリットですが、しっかり断熱を考えないと、土間空間が寒く感じてしまうことでしょうか。また、床面積が増えてしまうのも、デメリットになってしまいます。
自邸の経験から、土間空間が冬場、寒く感じないように断熱をしっかり検討しています。また、土間が広い場合に、間仕切り戸などで区画できるようにすることにも配慮しています。
東白川の家の場合、この土間が家全体を暖める空間となっています。暖炉を玄関土間に設置していますので、床のコンクリートが暖炉の熱を蓄熱してくれています。 また、土間が来客のお迎えの場となっていまして、応接の役割を果たしています。工作をしたりする事もでき、玄関だけの用途にとどまらない、多目的な空間となっています。
ハウスメーカーでは、大きな土間空間を平面的に取り込んでいくのは、今時はなかなか難しいように思います。 私たちのように、何も制約のない一から造り上げる設計事務所の方が、土間のある空間を有効に活用できる平面構成を造り上げ易いと考えています。
先にも書きましたが、土間は多目的な空間にもなりますので、小さな家ほど有効な空間になると思います。 しかしながら、あまり無配慮に作りますとどうしても、暑い、寒いに影響を与えます。そのあたり、設計者さんとしっかり相談をされて、良い土間のある家になるように、頑張って欲しいと思います。
消費税の影響もあって、設計事務所での家づくりに、高いハードルを感じていらしゃる方々が増えたように感じています。それでも、ハウスメーカーさんの建築コストの高騰に、お困りの方々も多いとお聞きします。 設計事務所は、みなさんに広い門戸を開いています。あまりにローコストの家はできにくいご時世にはなってしまいましたが、気軽に設計事務所に家づくりの相談を持ちかけて欲しいと思っております。
購入された土地が南たれの敷地で、なかなか良いプランが出てこず、半ば諦めかけておられた時に、アトリエ創にて同じような傾斜地の案件のオープンハウスを開催しており、そちらにご参加いただいて、アトリエ創に設計を依頼してくださいました。
東白川村ののどかな雰囲気の中で、二世帯住宅を提案させて頂きました。玄関を兼ねた大きな土間を介して、親世帯、子世帯がちょうど良い距離をたもちつつ住まう事のできる住まいは、この家の一番の個性です。
今までたくさんの中庭のあるお家をつくってきましたが…メリットはやはり自分たちのプライベートなスペースが確保できるということでしょうか(*^-^*)特に都心の密集地ではお隣さんを気にしないで生活したいということで中庭の出番は多いです!今回写真でご紹介したように…中庭と言っても完全に見えないように囲ってしまうプロジェクトハウスKのような場合と、川越増形の家のようにデザイン的な開口を開けて少し開放的にする中庭の場合があります。デメリットは…完全に見えないように囲ってしまうと廻りから全く見えなくなるので…不審者が中にいても外からわからなくなるという防犯性の逆の観点のお話がよく出ます。そうはいっても…自分たちだけの空間ができるというメリットのほうが多いと感じます…いかがでしょうか(^^ゞ
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こちらのサイトに登録なさっていらした設計士様からご連絡をいただき、依頼を受けていただけることになりました。最初の連絡には、こちらのサイトの管理者の方もご確認いただいていましたので...
今回予想以上の4人の方からコメントいただきまして、驚いております。昨日二人の方に現地でお会いして、どちらも魅力のあるアイデアを出していただき、とりあえず、...