工務店から建物を引き渡しを受け、引越を住ませて、諸手続きを済ませいよいよ新しい生活のスタートです♪
建築という行為での家づくりはひとまず完成したところですが、これからが家づくりのスタートではないかと考えます。
家とは物理的には生活の容器のようなものかもしれませんが、そこで生活を繰り広げる中で、生活スタイルに変化が生じてきます。
小さかった子供さん達はスクスクと成長し、その多くは巣立って行くことでしょう。また、自分たちも歳を重ね、退職し、家での生活が激変します。体も不自由になって、簡単に昇降していた階段が負担になってきたりします。
そうなることをある程度は想定しておいた家であれば、簡単な改造でそれらの変化に対応することができます。
備えあれば憂い無し!
工事残金や設計監理報酬の最終支払を済ませて、いよいよ引渡しです。取扱いの説明を受け、説明書のファイルと鍵を受け取ります。このときに住み始めて発覚するトラブルの際の連絡先等も確認しておきましょう。
引越し、登記や融資関係の手続を済ませて下さい。
※木造で1年、鉄骨・RC造で2年間、工事の瑕疵担保があります。 現在では品確法も制定され、10年間は構造や雨漏りに対する補償もされています。
審査機関の検査をパスしても、それは法規的な検査をクリアしただけです。次のように検査は続きます。
1)工務店による社内検査2)設計監理者による完了検査3)施主による完了検査
※愛犬家住宅の場合は実際にペットも連れて行ってチェックをすることもあります。
設計者の立会いの基、工事完成検査を行います。そこで工事の手直しの指示を文書にて工事業者に指示します。
●外部・内部仕上の汚れ、傷、ムラ等のチェック●建具などの可動状態のチェック●電気、ガス設備の可動状態のをチェック●水廻りの給水、給湯、排水状態のチェックを行い、不備なところがあれば、手直ししてもらいましょう。
工務店が手直し工事予定を速やかに提出して是正工事を行います。その工事がしっかりと行われていることにより、建物引渡という最終段階に入ります。
数多くの打合せ、ショールーム巡り、サンプルでの確認等いろんな努力が結晶化してくる段階に入りました。いよいよ完成間近ですので各種の検査が行われます。
官庁または建築審査機関に工事完了届を提出し完了検査を行います。
確認申請書どおりに工事が行われているかどうか等を検査して、適正であると判断された場合には「検査済証」を発行してくれますので、これは大切に保存しておいてください。
※確認通知書や工事完成検査済証は、増改築の際に必要となりますので、一緒保管してください。
この段階で工事の仕上り具合のチェックや設計者による工事完了検査の日程を決めましょう。また、今の住居や仮住居等からの引越しの段取りにも取り掛かりたいものです。
内装および建具の色や仕上を決めて行きます。
また設備機器も最終確認を行い、承認後に工事に入ります。特に、設備機器は取付位置を設計図を基に最終調整を行います。使い勝手を勘案しながら設計者と十分打合せをして決定します。
扉のハンドルやコンセント等の細かい決定が多く、かなり打ち合せ時間も必要ですので、時間をしっかりと取ってください。 ※内装工事は、将来メンテナンスやリフォーム等でも変更が容易です。 あまりプレッシャーを感じない程度にし、大まかな要望を信頼できる設計者に伝え後は一任するのも良いでしょう!
通常、植栽工事そのものは工事の後半になりますが、建築物の骨格が出来上がり空間のヴォリュームが目視できる段階で、造園屋さんまで樹木の選定に足を運びます。
設計図に位置や樹種が記載してありますが、枝振り、木肌や葉の状況を実物を観て確認し、選定した樹木に印を付けます。
ここで選定した樹木が後日工事現場に運ばれて、施工されます。
屋根の防水・仕上工事、外廻りサッシの取付工事、外壁の仕上工事等が行われ建物も外観が概ね造られます。工事用シートで全体が確認できませんが、建築イメージが明確に見えてきます。 実際にサンプルを見ながら色や製品をしてますが、サンプルでみるより実際は面積が広いので予想以上に明るく見えます。また、全体のバランス等の問題もありますので、設計者に相談しながら決めて下さい。
工法により施工時期が異なりますが、この時点で施工される断熱工事を、しっかりと確認しましょう。断熱材に隙間がないか素人でも確認できます。不明な点があった場合には、遠慮なく確認してください。
※断熱工事はランニングコスト(光熱費)に影響します。 工事現場で確認する際には、ヘルメット着用はもちろん、安全に気をつけて下さい。
一般的に屋根の頂点となる「棟」が出来上がった時点を「上棟」と呼びます。木造住宅の場合、主要な構造物の最も最後で、最も高い部分にある「棟」が取付けられることで大まかな構造体の工事が終了します。
この段階はとても神聖な工程とされ、地域性や建て主さんの考え方にもよりますが、上棟式は、棟梁、大工さんたち、現場監督、設計者への感謝の気持ちを表す意味で執り行われます。
しかし、昔のように神主を招き、屋根の上で神事を行い、その後は親戚・ご近所一同を集めての餅撒きやら直会(なおらい=食事会)となる本上棟まで行う方は、少なくなってきています。
安全性の確保ということもあり、略式で地上で執り行うことが主流になってきています。
木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造等それぞれ形式が異なりますが、家の骨格となる構造体の工事になります。
一般的な木造住宅では、設計図面を基に作成した図面(プレカット図)が工務店から提出されてきます。
設計者がその図面をチェックし、訂正や質疑回答等を行い、施工図としてまとめていきます。
コンピューターがその図面に応じて、木材のカットを自動的に行い、そのカットされた部材が工事現場に搬入されることになります。
それを大工さん達が現場で組み立てて行くという合理的な手法により、工期短縮とコストダウンを実現しています。
元の部屋では八畳の正方形の和室の一辺(二間)を借りた床の間と押入れが続く場所でした。隣接のお寺である本家に引き取られ、習い事、ちいさな式が行える空間に改装。
築50年に及ぶ耐震性が心配された建築物。間取りを住宅から宗教施設の一部として集会の出来る空間に出来るのか・・・
宗教施設に強いところ。
リノベーションはまず一部解体をして、現在の構造状態を確認することが大切。構造の補強をして大空間を実現しました。集会室は内なる心に向き合う場所。空間を広く、そして無限に感じながら精神的には狭く意識出来ること。壁のコーナーの多くは大小の丸面を採用しており実際に身を置くと、少し距離感が捉えにくくなる部分もある神秘的な空間です。
同じ位置からのビフォー&アフター。元の部屋では八畳の正方形の和室の一辺(二間)を借りた床の間と押入れを祭壇の空間へと変更。祭壇中央に西方浄土へと続く西面の窓。
元の八畳和室の隣にあった六帖の洋室のビフォー&アフター。左にあった押入れ分を取り払い、八畳の和室と二間の幅で接するように調整して一室の大空間へ。
集会室の主な納まりとしている丸面のコーナーを持つ壁。部屋全体を柔らかく印象づけています。
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