親戚の者が渋谷区千駄ヶ谷(地下鉄駅に2分)に90坪の土地を所有しています。現在は3階建て(築20年ヘーベルハウス)に独身65歳の2人が居住していて、その隣に一戸建ての家ツーバイフォを貸しています。土地の用途は2中高で建蔽率/容積率が60/300%で日影規制が4-2.5(GL+4m)です。五階建ては、建てることが可能でしょうか。エレベーターなどの共有スペースを考慮した場合の確保できる、部屋数はどれくらいでしょうか。都心で賃貸用の部屋として、比較的に高めの家賃が設定出来る部屋は2DKでしょうか。前記を条件で、以下の二案を検討したい。1案は、貸家のところ(土地45坪)を取り壊して、賃貸用の2DKくらいの部屋を目いっぱい建てる。その場合どのくらいの費用が発生して、家賃収入がどのくらい稼げるでしょうか。修繕費の積み立ては、どのくらいでしょうか。2案は、現在の2人が居住している3階建てと貸家を同時に取り壊して2DKの貸家用と2人の居住スペースも建てた場合。どのくらいの費用が発生して、家賃収入がどのくらい稼げるでしょうか。修繕費の積み立ては、どのくらいでしょうか。よろしくお願いいたします。
第Ⅰ期~第三期まで続く大規模な集合住宅。第Ⅰ期は、北・南・西の3棟をコの字型に配置しています。これは北棟部分の妻側の写真。北棟は中廊下形式にして北側に低層棟を飛び石状に配置しています。北側隣地への光・風・眺望を配慮しています。
デベロッパーとして容積限度いっぱい建てること、十分な駐車場を確保すること、が最重要テーマでした。しかしそれさえ満たせば、設計者側からの提案を歓迎してくれました。そこで、分譲型集合住宅に欠けているパブリックスペースを充実させて、住民間のコミュニティを育む場を作ることを提案しました。
サインカーブ型中廊下形式+ピロティ下駐車場という手法を用いることによって、高密度でありながら中庭を設けることが可能になり、さらに通り抜け路地が貫く全体計画を提案したこと、だと思います。近隣への配慮とコミュニティの醸成に関しては、どの程度関心を抱いていただいたのか不明ですが、心意気を買ってくれたのだろうと思います。
従来ならば建物以外は駐車場だらけになってしまう民間デベロッパー型分譲マンションですが、部分的に高密度化することによって中庭を設け、通り抜け路地を設けることができました。通り抜けは上下に波打つような形状としたので、子供たちがいつも遊んでいます。通り抜けに沿って、自然の巨石を一定間隔で並べていますが、これも子供たちの遊具になっています。間合いが作る「場」が人の行為を誘う重要な要素になっています。
とても満足そうでした。景気がよかったせいもありますが、工事中の早い段階で完売していました。何より第三期まで継続して依頼されたことには感謝しています。
北棟を北から見る。低層に見えるようにしました。
サインカーブ状の中通路を挟んで南北に住居が並ぶ。北陸は降雨量・降雪量が共に多いのでガラス屋根を設けました。
西側の玄関棟
中庭と北棟。2つに割った巨石の間に外灯が立つ。これが敷地全体を貫いています。
北棟のエレベーターホール
中庭を囲む南棟と西棟
第Ⅱ期全景第Ⅰ期と第Ⅱ期に挟まれた中庭は、一部が人工地盤になっています。
人工地盤の下から見上げたところ。
メゾネット住戸の内部
中庭や通り抜けではいつも子供たちが遊んでいます。近所の中高生も通り抜けを利用してジョギングしているようです。
今日は私もどっぷり現場に参戦(^^ゞかなり…かなり…かなり…良い感じすぎます(^0_0^)
最近共働き夫婦が多いようで室内干し空間の要望が多いと感じます。干したまま外出できるのがその理由ですが、花粉症で外に干せないケースも増えています。写真は2階建て+ロフトの木造住宅の例ですが、真ん中の大きな開口の脇に見える黒い正方形部分が物干し室です。中が見えないように目隠しになっています。
お散歩途中、みちばたのお花を摘んで歩いたらこんなにいろいろ。アブラムシもたくさん連れてきてしまったけれども。。。 ◇ ◇ ◇ 今回の建ものは「古材テイストのW中庭住宅」。http://www.tv-asahi.co.jp/tatemono/backnumber/#!/2015/15中庭は、とても豊かだ。 ◇ ◇ ◇ がらーんと広い、そんな印象があった。2つの中庭の間に、リビングダイニングである「広間」がある。中庭は、ひとつは砂利敷き、ひとつは広間の床と同じタイル張りの中庭テラス。広間と中庭テラスの間の引き戸を開ければ、3間ひと続きの大きな部屋のよう。広間には、ダイニングテーブルがぽっかりどっしりと置かれていた。 子育てを終えたご夫婦と息子さんの大人3人が暮らす。友人などを招いて賑やかな時間を過ごすことも多いようだけれど、大人3人の日常には、大空間の中に静けさがしっとりとあるのだろう。その雰囲気がとても魅力的なのだ。 背後も庭、目の前も庭だから、一人でダイニングテーブルについたら、なんだかちょっと背後に壁がほしいような、 落ち着かないような気もする。けれども、このお家にはこの大空間をじっくり味わう魅力的な場所がいくつもあって、心底ゆったりした気持ちで、心を落ち着けることができそうだった。 ◇ ◇ ◇ 魅力的な場所のひとつは台所。台所のカウンターに立って広間を見渡すと、中心の広間、左右の中庭テラスとがぐーんと見渡せる。ここ、いいですね、と、台所に立った渡辺篤史さんは、しみじみと、とてもしみじみと感嘆をもらしていた。建築家が、この眺めのことをどれくらい意識して設計された分からないけれど、台所って、こういうふうに眺める場所だよなあと改めて思った。今私が住んでいる部屋も対面式のキッチンになっているけれど、料理をしながら、片付けをしながら、ちょっと一休みとチョコレートをつまみながら、いつもいつも、見渡しているなあと思う。家族やお客さんの様子をみたり、コミュニケーションをとったりということだけでなく、窓辺に立って外を眺めるみたいに、なんとはなしに眺めて心を落ち着かせたり、考え事をしたりしている。私も、家を建てる時は、壁付きのキッチンでも、こんな対面式のキッチンでも、はたまた独立した部屋のようなキッチンでも、どんな形だっていいけれど、よい眺めにしてくださいと言おうと思う。台所は、トイレみたいなもので、落ち着く場所なのだ。 魅力的な場所のふたつ目は、台所の対岸で広間を見渡せる位置に据えられた書斎。Webページに説明がある通り、まさに「広間から付かず離れずの位置」。個室ではないけれど、ぐるり書棚に囲まれていて、とっぷり自分の世界に浸れるし、それでいて広間の和に参加してもいられる。本を読みながら、視界は時々大きな空間の広がりを楽しむ。そういう感覚が、この家の台所の居心地とすごく良く似ている。 砂利敷きの中庭に面した和室もまた、そんな魅力的な場所のひとつだ。ここは広間からは切り離された独立した場所だけれど、ここから眺める中庭と広間は、どこかちょっとステージのような、広間もまた庭のような、不思議な広がりのある眺めとして楽しむことができる。 そして2階の部屋からも、広間と中庭を見下ろすことができる。息子さんがこの部屋を使っていらっしゃるのか、見下ろせる絶好の場所にマットレスを据えて寝床が設えてあった。なんだか、すごくいいなと思った。寝入る時もまた、ぐるぐるっといろいろ思いを巡らせて、心を落ち着かせる。そんな時に、広間と中庭をぐるっと見下ろせるのだ。 ◇ ◇ ◇ 友人などを招いて賑やかに過ごすことも多いというこのお宅。訪れた人は皆、思い思いに歩き回ったり、腰を下ろしたりしながら、楽しい会話や食事、そしてこの空間を楽しんでいくのだろうと思う。この空間の広がりが、気兼ねなくのびのびと過ごしてね、という何よりのおもてなしなのだなあと思う。 広いことは、やっぱり豊かなのだ。
建て主は、本を沢山所有しているため、リビングの壁面に垂木のリズムに合わせて本棚を造りました階段を上がると、寝転んだり、おいしいビールが飲めるルーフバルコニーがあります。
茶室がほしい。本を沢山所有しているため、その本棚がほしい。スキップフロアの家にしたい。美味しいビールが飲める屋上がほしい。
(建築家コンペで建てた住宅です)依頼を決定した理由や感想をお聞かせください。「実際に家の中で暮らしている場面が一番想像できる作品だったことが決め手になりました。また我々の要望を一番バランスよく反映して頂いているように思いましたので、今後一緒に家づくりを進めていける印象を持ちました」
スキップフロアの構成とした和モダンの住宅です。1階には客人をもてなす土間と一体の茶室、2階には壁面いっぱいの本棚があるリビング、屋根には、寝転んだりビールが楽しめるルーフバルコニーがあり、趣味を満喫できる建物です。
「想像していたものより、ずっと良い建物が出来ました。まだ引越しをして間もない為、片付けが途中ですが、片付いたらルーフバルコニーにビールを飲みに来てください」
オールステンレスの2列型のキッチン。左の障子を開けると半階下の書斎が見えます
ルーフバルコニー(リビングの階段を上ると、ビールを楽しむルーフバルコニーがあります)
スキップフロア(書斎から半階上のリビングを見ています)
玄関土間と一体の茶室は おもてなしの空間です。普段は、大谷石を敷いた玄関土間とひとつながりの脇座敷となっています。縁側の様に、靴を脱がずに腰かけて話しをしたり、両親が来た際などに、客間としても利用します。
茶室(右が水屋、左の茶室の奥が玄関土間です)
公園側外観(見える開口はリビングの本棚の一部に造った窓です)
リビングには、全開する木製サッシがあり、戸袋に収納すると中庭と一体の開放的な空間になります。戸袋には、網戸や障子も収納されています。また、右側にある柱は、20㎝角程の太さがあり、力強いアクセントになっています。
重厚感のある和モダンの建物としたい。寄せ棟の屋根としたい。徒歩や車での帰宅時の動線、来客や家族の動線をそれぞれ設けたい。将来は建物を覆うような木を中庭に植えたい。
「誠実さと責任感があると感じたから依頼しました」
建物は、周囲の視線を気にすることなく、光や風を建物内に導けるように、中庭を中心としたプランとしています。各部屋の配置をはじめ、徒歩や車での帰宅、来客の動線も中庭を中心として計画しています。帰宅した時や各部屋の窓から、それぞれ趣の異なる中庭の緑が、四季を通して目を楽しませてくれます。
「打合せを何度もし、細部まで綿密に計画して頂いたおかげで、とても使いやすく快適な家になりました。ありがとうございました」
戸袋に入っている障子を閉めると落ち着きのある和モダンのリビングになります。他の部屋の窓にも障子が組み込まれています。
中庭を眺めながら家事が出来るキッチンです。右側の食器棚には、沢山の調理器具や食器が収納出来ます。
玄関(扉を開けると正面に中庭が見える明るい開放的な玄関です)
ホテルライクなバスルームです。
深い軒のある和モダンの外観。コンクリート部分には、杉の木目や色が転写しています。
ガラスの目隠しスクリーンです。機能は目隠しの他、玄関ポーチを強風や横殴りの雨や雪を遮る役割があります。強化ガラスに大理石の模様をプリントしているので、西日が当たると床にも模様が影となって落ちます。すると・・・・・・・なかなか詩的な光景が生まれます。
このような開放的な場所に衝立を立てる要望は建築家にとってかなり苦しい選択をせまられることになりますが、工夫次第でいくらでも良い結果が生まれるのです。ただ単にガラスが立っているだけだ。と思われると思います。高さ1.8メートルの強化ガラスが床から直接立っているように見え、上部は天井に届いていません。つまり自立しているのです。これが技術的にどれほど大変なことかは専門家の方であればお分かりのことと思います。
駐車場と庭の抜けの部分、玄関ポーチと庭の抜けの部分など、壁にしてしまいがちな場所を開放的につくる効果的な方法でしょう。
用途変更をしたいのですが、必要書類や建物が適合しているか等を確認いただきたい。 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
灘の酒蔵灘五郷の一つ魚崎のコーポラティブハウス。コンクリート打放しと木製ルーバの組合せ。
震災で崩壊した市場の復興です。自力再建できるかどうかもわからないまま、私たちの専門家グループに相談に来られたのがきっかけでした。コンサルの指導の下で住民が奇跡的に自力再建することができました。参加住民と専門家達、関係者全員の献身的な協働体制があればこそ完成することが適いました。
私個人に対しての依頼というより、専門家グループとしてボランティア活動を行い、その延長線上でたまたま実現に至ったものです。私も同じ東灘区民でしたので、多少の共感があったかもしれません。
震災復興という特殊な条件下ではありますが、全くゼロからスタートした純然たるコーポラティブです。白紙の状態から各家族にヒアリングを行い、住戸割りや構造などを段階的に決めて行きました。その過程で各住民の方々には譲歩や調整をしていただきました。離脱者も出るなど紆余曲折を経て何とか完成に漕ぎ着けました。震災復興に関しては、国の体制として多くの問題が露呈しましたが、未だに同じ過ちが依然繰り返されているように見えてしまいます。
千差万別でした。半数の方はとても満足していただいた様子でしたが、一部の方からはクレームをいただきました。主に施工の問題と施工者の対応の問題でしたが、設計者としてもフォローが不足していたものと反省しております。
阪神電車の線路越しに見る。RC造5階建てで4・5階はメゾネットとなっている。
1階には元市場の店舗が入っている。
東面
西面
階段とエントランス
エントランスホール
最上階のメゾネット内部
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早速の御連絡ありがとうございます。すみませんが、昨日にご連絡があったところと一度お話しをさせていただくことになりました。申し訳ありませんが、...
沢山の方々にお話を頂きました。メールのやり取りでお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、多少のパソコン操作は出来ますが「出来ます‼」と言えるほど上手ではありません。...
セルフビルドを手掛ける建築士さんもいらっしゃるとの記述に期待して申し込みましたが、全くの無反応に終わってしまいました。残念です。やはり、日本の建築業界の現状では、...