大改造!!劇的ビフォーアフター出演プロジェクト。
築75年、厨子2階田の字型農家住宅を二世帯住宅にリノベーション。風通しが悪く、日の光が入らない暗い居住空間を改善、段差の多い床をバリアーフリー化し、厨子部分を子世帯の生活空間にリノベーション。
光が入るようになった玄関ホール。
風通しが悪く、日の光が入らないため、倉庫として使われていた北側の和室にドーマーを設けることによって改善し、ダイニングキッチンとしてリノベーション。
雪見障子を通して庭を望むようにリノベーションされた仏間。
厨子部分を寝室にリノベーション。
■ "竜ヶ崎の家"がこのニュータウンの中に建つ意味■昭和52年に建設工事が始まった竜ヶ崎ニュータウンは、今回の敷地がある北竜台地区の事業がすでに完成し、今も龍ヶ岡地区の開発が進められている。明らかに廻りとは異なったこの建築が、この場所でどんな意味を持つか考えた。まず現地を訪れて、廻りに建つ分譲住宅の一群はどれも非個性的で訴えかけるものがなく、私にとっては寂しく映った。確かに町並みも揃い整備されているが、決して美しくない。新しく建ったこの建築が確かにこの町並みに合っているとは言えないが、このニュータウンの町並みが良いかというのも疑問である。戦後から現在まで建ち続けた日本の家は、それまで暗黙の了解的でもあった手間をかけるという職人魂を廃した家になってしまったように思う。そして量産性・経済性を重視した結果が、昔から存在した良き日本の町並みをも変えてしまったのであろう。建築は本来、たくさんの人間が携わり、手間をかけてつくるものである。そんな手間のかかる建築であるコンクリート打放しにこれからも挑戦していきたい。"竜ヶ崎の家"は、この街に気持ちが強くこめられた住宅が建ち続けて欲しいとの想いを持って取組んだコンクリート打放しの箱なのである。コンクリートという材料は二十世紀を代表する材料であるが、日本では施工技術はあるのに経済性に押された結果、耐久性のある美しいコンクリートばかりかというと疑問が残る。世間では環境問題が騒がれているが、これからは正にスクラップアンドビルドの時代ではない。そういう意味でも、適切な施工をし、メンテナンスを施しながら、建物を大事に使っていく使命が建築に携わった人間たちにはあると思う。私は、打放しという表現で "機能美を併せ持つ質素で豊かな空間"をつくるために、コンクリートという材料を使いたい。"竜ヶ崎の家"のコンクリート打放しの壁が良いか悪いかは、個人の好み・価値観等により異なるため何とも言えないが、これから長い年月を静かに佇み無表情に主張し続けることを望む。
撮影:小林達実
コンクリート打放しの強い建築が建てたい!
建築だけではなく色々な話ができたこと
夫婦2人のために用意された"竜ヶ崎の家"は、閑静な住宅街である竜ヶ崎ニュータウンに建つ。プライバシーを保ちながらの生活を確保するため、外部には閉じた無愛想な表情を持つが、内部にはプライベート空間である中庭を配し、大開口を確保した明るい空間が広がる。1Fは、LDK・和の空間・浴室・洗面室・便所で構成され、2層の吹抜を持つリビングが中庭に面する。リビングにはトップライトからの光がふり注ぎ、2Fへ続く階段部分を一層引き立てている。2Fには、階段を上がるとフリースペースと名付けたホール的な空間があり、寝室・予備室、そして屋外階段によりもう一つのプライベート空間である屋上へと導く。
色々な意味での素敵な家をありがとうございました。これから末永くお付き合いの程どうぞよろしくお願い致します。
トップライトからの光
縁があって福島県の古民家に少し携わる機会が最近ありました。地方では高齢化が進み空き家が増えてます。その空き家であった古民家を地域のコミュニティスペースとして貸し出しました。リフォーム、リノベーションをして個人にそのまま貸し出すという方法もありますが、地域のコミュニティとして使うというのは大変な意味があります。
最近では地方に限らず、東京でも空き家は増えてます。現在進めているプロジェクトでは空いてしまった築30年を超える2階建てのアパートを賃貸の一軒家にするリノベーションをしています。構造設計者にも真摯に意見を聞き…なるべく今まで安定していた構造体をいじらないように進めています。やみくもになんでも良いのではなく守ることは守って建てた大工さんの想いも継承できると良いなと考えてます。
古いからダメだではなく建物をきちんと調べて再利用できる可能性は沢山あります。デザインばかりではなく機能がきちんと役に立つように考えていきたいです。
用途変更にかかる費用について質問です。 大阪市内に立つ事務所ビル全体を、障害者の通所の作業所に用途変更しようと考えています。書類、図面作成から役所提出まで一式、用途変更申請にかかる費用を知りたいです。 建物、書類の概要 ・現在の建物の用途 住宅付事務所 ・変更後の建物の用途 障害福祉サービス事業の用に供する施設 ・建物の所在地 大阪府大阪市淀川区 ・建物の完成年 平成12年 ・確認申請書の有無 有 検査済証・確認済証・建築図・構造図・設備図・構造計算書 一式有り ・実施図面・竣工図面の有無 無し ・建物の構造規模 RC造6階建 延床面積316.57㎡ (1F:57.03 2F:52.19 3F:61.64 4F:61.64 5F:61.64 6F:22.43) 建築面積:61.88㎡ 敷地面積:80.39㎡ 建物高さ:21.90㎡ ・構造について 5階の一部を住宅として申請されていますが、構造荷重は事務所として構造計算されています。 ・用途変更に伴うその他の協議等 大阪府福祉のまちづくり条例に適合すること 大阪市ひとにやさしいまちづくり整備要綱に適合すること 所轄消防署と協議し消防法に適合すること 以上のような内容で用途変更申請にどのくらいの費用がかかるかお教えください。 よろしくお願いします。
お世話になります。 敷地26坪・三階・完全二世帯住宅を希望しています。 建ぺい率60%・容積率200%です。 クルマ一台あり。間口約9メートル × 奥行約10メートルです。 工法なども相談したいです。 以上、お願いいたします。 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
城崎温泉湯楽Yuraku Kinosaki Spa & Gardensエントランスホール「月間ホテル旅館」掲載
借景と和モダンの空間をコンセプトとした旅館にリノベーション。
レセプションを見る。
エントランスホールから庭を見る。
ラウンジから庭を借景する。
バーから庭を借景する。
客室から庭を借景する。
客室から山と空を借景する。
夜の客室イメージ。
客室の水屋。装飾品は京からかみの版木を額装。
客室掘込み床のディテール。竹籠の花入れに夏あざみの活け込み。(活け込みは設計者の手による。)
カーテンが無事終了し…少し久しぶりに府中の家ご訪問(^^ゞ奥様とおしゃべり中にビアデッド・コリーのノアがお茶菓子のラスク目当てに顔を出す(笑)内部も外部もすっかり落ち着いた様子で安心したソファも新調され…落ち着いた最高のLDKで暫しお喋り!家の話からミュージカルの話…音楽の話…話が尽きない(爆)
急激に寒くなったから、今年は紅葉がとっても美しいのだときいた。本当に。街路樹にだって、つやつや真っ赤の葉が混じる。満開のお花とはまた違う、豊かな色がとても素敵だ。落ち葉ふみも、どんぐり拾いも、楽しい季節になりました。 ◇ ◇ ◇ さて、今回の建ものは「思い出を紡ぐリノベーション」。http://www.tv-asahi.co.jp/tatemono/backnumber/#!/2014/34築40余年の木造住宅が、長男夫婦が移り住むのを機に再出発したのだという。しっかり根を張った大樹みたい。新しくなった今も、年月を重ねてきた落ち着きはちゃんとそこにあった。 ◇ ◇ ◇ 手まめに、手まめに、とにかく手まめに。長い年月、そうやって人に住まれてきた建ものは、本当に魅力的だった。毎日丁寧に手入れを繰り返して住まわれてきた室内。愛情をたっぷり注いで育てられた植物であふれかえる庭。私はこういうお家が本当に好きでたまらない。実のところ今回は、どんな建ものだったかその印象はちょっと薄かったのだけれども、このお家の空気はとにかく心地よくてうっとりだ。 今は伯母が一人で暮らす父の実家も、こんな空気をまとった家だ。置いてあるものが上等だったり特別スタイリッシュだったりするわけではないけれど、部屋の中にあるものはみんな丁寧に埃が毎日払われ、大切に使われている。小さなお庭の植物はみんな、生えたいところに生えたいように芽を出し、健やかに花を咲かせている。「あら、あら、こんなところに芽を出して。」丁寧にまわりの草や落ち葉を除きながら楽しげにする大好きな伯母の姿は、このお家のお母様に重なる。 家一つを維持するのは、本当に大変なことだと思う。仕事に子育てにと奮闘しながらの毎日では、手が及ばないことも多いかもしれないけれど、こんなふうに「庭付き一戸建て」との関係を築きながら年を重ねられたら幸せだなあと思う。 ◇ ◇ ◇ この建築家丸山さんの作品は、すごく潔い感じがして、建築事務所のウェブページを見ながら思わず息をのんだ。真っ白な壁と無垢の柔らかそうな床。繊細に切られた窓。素朴な山小屋のような空気も感じられる一方で、和独特の緊張感のある美しさもある。シンプルに住んでもそのよさが生きるだろうけれど、どんどん自分色に染めていったって受け入れてくれるような柔軟性、包容力もありそうだ。今回の建もの探訪で紹介されたお家は、もう既に、このご家族の暮らしをたっぷり吸い込んで、そして豊かなお庭の緑をまとっている。
スキップフロアとは、高さが違うフロアを繋ぎながら徐々に上層階へ上がる多層階の建物の事を言います。スキップフロアを採用することで、感覚的には広く感じますし、住んでいても楽しい家になります。 スキップフロアについて林泰介建築研究所 林泰介さんに伺いました。
高さが違うフロアを繋ぎながら徐々に上層階へ上がる多層階の建物。個人的には空間のつながりによって高低差やアップダウンが感じられるので、感覚的には広く感じますし、住んでいても楽しい住宅だと思います。
お施主様の要望でリビングからガレージを見たいという事案がありました。リビングは眺望とLDKとして大きな面積を必要としていたため2Fで考えていましたので必然的に1階のガレージを2階のリビングから見るというプランいなりました。そこで段差の隙間から見える方法をとることにしましたのでスキップフロアーとなりました。
無理矢理感がないように気をつけています。不必要にスキップフロアーにすることはしたくありません。スキップフロアーにすることにより幾つかの問題が解決することが大前提だと考えています。 その上で注意いている点ですが、階下に無駄な空間が出来ないようにしたいので高さ関係には気を使います。1階と2階の間に中2階のような空間を作ったとして、その下の部屋が使えないのでは意味がないとおもますので、大変気をつけて高さ関係をシミュレーションします。
1階、中2階、2階とのスキップフロアーのプランがあると、建築基準法的には2階建となりますが、構造計算上は3階として計算することになります。木造で作る場合、建築基準法的には構造計算が必要ありませんが、それらを考えると壁量計算だけでは厳しいと思いますので、必ず構造設計を以来しています。少し難しい話ですが床面の剛性をどのように考えるかということを考えないといけないと思います。
建築基準法的に床面積に入らないようにするには高さを1.4m以下としなければなりません。この高さは大人では常時腰が曲がった状態となりますので物置として上手に使うことができるのであれば大変重宝すると思われます。これはスキップフロアーにしなくても、階高を高く設定したりすることで作ることができます。 しかし、実用的な床面積が増えるということはコストもその分増えるということを理解しないといけません。スキップフロアーにすることで平面的な利用方法ではなく、上下方向にも利用箇所広がるため、その分使える空間が多くなるとお考えください。
車の種類にもよりますが、ガレージの階高は2mもあれば十分です。建物の高さは地面から1階床まで40cm、1階床から2階床まで270cm合計310cm、ガレージは地面から10cm、高さ200cmと考えて210cm310cm-210cm=1mの差ができます。構造的な厚みを考えると、ガレージの広さで0.7mの高さの空間が出来ています。一般的な場合は高い部分に棚を作ったりしますが、スキップフロアーにするとガレージの上を中2階と考えることで無駄な空間を解消できることができます。
木構造にすればだいぶ安くなると考えていますが、普通の家に比べると少しコスト高になることは仕方がないです。その分、空間的な広がりがありますので、住まわれてからの感動は大きいと思っています。
僕の場合、スキップフロアーにすることは、そこに必然性があることが大前提です。2階から1階の駐車場を見てみたい。敷地に段差があり整地しない方法として検討、1階に高い天井が欲しいので、、多くの要望から回答の一つとして提案させていただいています。
単純に床に高さの違いができますので、バリアフリーには向いていません。また、コストは少し割高になると思います。
まず、デザインの精度が全く違います。その部分を求めて来ていただけるお施主さんがほとんどだと思っています。あとはハウスメーカーや工務店では出来ない細かな部分まで考えてプランをしています。 単純に段差を作るのではなく、一例として、テクニックとしましては目線の位置がどの辺りにくるかでLDKの位置を検討したりします。ソファーに座った目線の高さ、ダイニングチェアーに座った目線の高さ、キッチンで立った時の目線の高さ、これらとスキップにより生じた高さと合わさることでいろいろな目線の違いを作ることで、より面白いプランができると考えています。
LDK、寝室、和室、、、どの部屋からも海が見えるプラン。LDKは奥に行くほど床が上がるスキップフロアーで景色に対して視線が変わり見やすくなるように計画。スキップフロアーの採用により、2階のリビングから1階のガレージ内が見える。
低層住宅地域で各種制限が厳しい地域でした。斜線制限によって屋根形状を決めました。
道路の向こう側に公共の建物の木々が見えるので借景とする事を考える。土地は小高い場所に位置し、開放的な開口を配する事が出来た。
囲み庭の家 La Casa col Cortiletto Interno国立新美術館(東京六本木)の企画展「16th DOMANI・明日展」出展湘南スタイル magazine 2015年8月号 掲載
湘南の光と風を贅沢に取入れて快適に暮らす ─囲み庭の家は、プライバシーも守りながら光と風がゆきかう穏やかな空間です。
◎ 環境を生かして、バリアフリーな室内に風景を取り入れる 南に開けた立地を生かし、アプローチや庭園の緑の広がりに 段差無く一体的に連続した、低層の空間構成です。
◎ ガスと太陽熱をミックス、エコな給湯と全面温水床暖房 湘南の冬期の晴天を利用し、大袈裟なシステムの必要がない、 抜群に簡単・快適なシンンプル・エコを実現しています。
◎ 日だまりでポカポカの冬 、水盤と緑陰で凉やかな夏 南面する吹抜大開口から、冬期には隅々まで太陽が差込みます。 夏期には、深い庇と緑陰やルーバーで制御された水盤の反射光 が、涼やかに揺らめきます。
◎ アルミ縦ルーバーで、自然な通風と防犯も 完全遮蔽・半開・フルオープンが自由に調整できるので、 夏の強い日射や周囲からの気になる視線をコントロールし、 就寝時には防犯性能を保ちながら自然な通風を可能にします。
家作りに役立つ情報をお送りします。ぜひご登録ください。
お仕事を依頼した建築家: JO Architects (JO設計...
このたびは、色々とお世話になりました。息子の結婚を期に、これからの住まい方を考えておりました時に、中里さんのサイトにめぐり合えまして、助かりました。...