高等学校の生徒ホール庭からの入口
ミュシャ作品の美しい女性像は、ポスター廻りの枠で美しさを際立てています。枠部分をアイアン装飾にて窓辺や開口部に取り付ける事で、生徒の姿、見本の制服などが金属パネルの枠に切取られミュシャ作品のように彩を与える。
道路がわから建物を観る。
制服合わせなどでも使われるこの会場で、枠の中に映る自分を観て未来を感じてもらえます。
中庭へ続く
庭を観る
内観
棚田フロアー上部からホール全体を観る。外部の光や緑を取込む。
あみだ動線からきた「うねるカウンター」画一的なホールから「自分の居場所を選べる」ホールへ この高等学校では、「挨拶運動宣言学園」を謳っており、すれ違う生徒は必ず挨拶をします。「挨拶」=「コミュニケーション」相手と係わりを持つ第一歩として教育がおこなわれている現状から、既存のホールは、広いスペースにテーブルが画一的に配置されている状態でした。これは、ある意味自由にテーブル配置をする事が出来るはずですが、これが実は、不自由を産んでいたと思います。 画一的なテーブル配置は、動線にヒエラルキーができてきます。大きな通りから路地に入る。大きな通りから路地の奥の人とは、距離が生まれます。この距離を無くす為に、大きな通りを廃止。すべてが路地で構成されるように計画。 しかし、これでは、少し離れた路地の人との距離は埋まりません。これを解決するために床面にレベル差を設定し遠くまで視線が抜けるようにしています。また、路地は、あみだくじのように、行った先では「選択」ができるように分岐させています 。この事で、棚田のようなホールができました。座る場所を、その日の気分などで自由に選択する事が出来るようになっています
うねるカウンターシームレスに作られたうねるカウンターは、一つとして同じ方向を向いていない。
カウンターに囲まれた空間の中には、テーブルを設置。
エントランス部分。prime rose hall サクラソウという意味です。
ホール全体を棚田フロアーの下方向から見渡す。
路地的な部分から
棚田の最上段から最下段まで900mm
壁面を開けるとスクリーンが出てきます。プロジェクターを使ったホールの使用もできます。 棚田フロアーから階段教室に変わります。
建物中庭側外観
将来的に両親と2世帯で住まわれることを考慮し、建替えたい。
シンプルなプランの中に家族皆が快適に住まうための建築的工夫が満載なことに納得して依頼しました。
御夫婦とお子様2人のための木造2階建個人住宅です。
1階リビングを将来的に親世帯の寝室として使用できるよう、玄関より奥に設け、ダイニング・キッチンを玄関側とし、通常は一体のワンル―ム空間とし、リビングを来客時対応等、部屋として使用する際は、3連引き戸により仕切れるようにしました。 また、限られた部屋面積を有効に活用し、広がりを感じられるようにするため、玄関とダイニングを、光を採り入れながらプライバシーを守れる半透明の間仕切りや折れ戸で仕切り、また各部屋に造り付けの壁面収納を設け、全体を明るい印象のインテリアとしました。 また、子供部屋は、将来お子さんが独立した際、1部屋としても使用できるよう、取外し可能な間仕切りで仕切りました。 更に充分な収納量を確保するため、外観のアクセントにもなる2つの三角屋根内に小屋裏収納を設けました。 全体の構成として、南側に面した広々としたテラスのある中庭を各部屋が取り囲むように大きな開口を設け、光や風が通り抜ける開放感のあるシンプルな外観の住まいを創造しました。
住めば住むほど心地よさが実感でき、大満足です。
建物外観夜景
建物正面外観
建物玄関側外観
リビングからダイニング・テラスを見る
ダイニングからリビング・テラスを見る
ダイニングキッチン
玄関
子供部屋から南側バルコニーを見る
取り外し可能なパーティションで仕切られた子供部屋
小屋裏収納
建物外観全景
ワンちゃんとの生活が楽しく快適に過ごせるようにしたい
快適な生活を可能とする、光や風を採り入れるための大胆かつ繊細な様々な提案に納得して、日吉先生に設計を依頼しました。
木造2階建ての個人住宅です。
東西に長い敷地形状の特徴を生かし、吹抜けの三面開口の内、南東面に設けた木製ルーバーにより明るく柔らかい陽射しが降り注ぐ広々としたリビングには、南北面に光と緑と風が通り抜ける全面大開口の両分け引き戸を設け、南側の開閉可能なオーニングテント庇の架かるウッドデッキと連続した開放的で快適な居住空間を計画しました。
また、リビングに面したオープンキッチンを中心に家事室や、洗面脱衣所、洗濯干場のバスコートをそれぞれ隣接した位置に配置し、キッチンに居ながらにして一連の家事がスムーズに行えるよう廻遊性のある機能的な平面構成としました。
素材についてはワンちゃんの滑り止め、汚れ防止等を考慮したムク材のフローリング、腰壁や、木製ルーバー、テラコッタタイル等自然の風合いのある材料を使用し、現しの柱、梁と共に明るく繊細な表情とし、建物全体に連続した大らかな片流れの折れ屋根を架けています。
都会の中においても、あたかも別荘にいるような落着いた和風モダンな佇まいのすまいに住まうことができ、感謝しています。
リビングテラス外観
リビングテラス夜景
リビング
リビング夜間ライティング
テラス
リビング吹抜
キッチン
2階洋室
この住宅は、新宿区内のオフィスビルの建ち並ぶ通りから住宅地への入口付近に建つ住宅です。敷地は近隣商業地域と第二種中高層住居専用地域にまたがる防火地域内にあり、また幹線道路から近いことから、防火と騒音対策上の理由で、RC(鉄筋コンクリート)造としたものです。
2方がビルや擁壁上部に建つ隣家に囲まれた敷地にあって、3階建てであっても各階の諸室に自然光が射し込み、風通しが良く、更に周囲からのプライバシーを確保できる家とすべく、家の中央部に設けた光庭に大きく開く家としました。
また、3層にわたるこの光庭は、2階部分では中庭として利用し、更にこの中庭の脇に光庭やトップライトを設けることによって、1階部分へも光を導くための場としたものです。
周囲にオフィスビルが建ち、近隣の人ばかりでなくここで働く人達が通る道路に面した敷地にあって、「自分たちのプライバシーをどのように守ることができるか」ということが、建て主さんが一番気にされていたことでした。
他の物件同様、この住宅にあっても、正式なご依頼の前にいろいろなご要望を伺った上で、考え得るさまざまなパターンのプラン(スケッチ)を提示させて頂きました。それらの案から少しづつ計画の方向性を絞り込むようにする中で、「いろいろな提案をして、丁寧に説明をしてくれる」「自分たちの理想の家になりそうなプランが提示された」ということが最初に評価を頂いたポイントだったと思っています。
周囲のオフィスビルや道路からの視線等からプライバシーが守られる家とするため、外部には閉じて、中庭に開く家としました。中庭は光を採り入れ、各室の自然な通気をはかると同時に、上下階の各室の気配を感じることができるようにも意図したものです。
またこちらで手がける他の鉄筋コンクリート造の建物と同様、外断熱工法を採用した住宅です。これにより、安定した室内温湿度環境を得やすいだけでなく、良質な衛生環境、結露防止、躯体保護による建物の耐久性向上をはかったものです。
1階の玄関。三和土の左手から(白い扉)、ビルトインガレージにつながる玄関です。
階段を上がった所から、2階のリビングを望む。正面は隣地に建物が建った後にも明るさを確保する為のハイサイドライトです。小さな吹き抜けではありますが、上階の洗面脱衣室や浴室とつながる吹き抜けでもあります。
たたみ敷きのダイニングからリビングを望む。左手は対面式のキッチンカウンターです。リビングの壁は珪藻土(ライムコート)の掻き落とし仕上げ。床はアッシュの無垢板フローリングです。
キッチンカウンターから正面のダイニングを望む。障害をお持ちのお子様を常に見守ることができるようにした場所で、中庭(光庭)の先の部屋を子供室としたものです。お子様の自立性を促すことも期待して、中庭というクッションを設けた配置としたものです。
子供室より中庭越しにダイニング、キッチンを望む。
中庭の2階部分です。周囲を建物で囲まれた敷地にあって、この中庭より各室へ光を採り入れています。手前は中庭の一部を1階の光庭につながる吹き抜けとした部分です。写真の左手(中庭の南側)は子供室。写真の右手は2階がダイニング、3階が親世帯の主寝室です。
2階の中庭(光庭)の見上げ。
介護の生活の中で、入浴は一人でくつろぐことができる大切な時間であるとの事でした。壁は黒色タイル。浴槽は木製(高野槇)。ハイサイドライトからの柔らかな光に包まれた落ち着きのある浴室としました。
3階の親世帯の主寝室(北面)です。南北に奥行きが5mの部屋ですが、南からの光が届きにくい北面は、ハイサイドライトから南からの光が降りそそぐ部屋としています。また、5mの奥行きの部屋の片面はその全面を壁面収納としています。
道路側の外観。近隣のビルのスケールに合わせるのではなく、あくまで住まいとしてのヒューマンスケール、高さに抑えたファサードとしました。1階の白い壁の右手が玄関、左手がガレージです。
宗教施設である寺院には本殿・客殿に加えて、庫裡と呼ばれねる住職とその家族が住まう住宅部分があります。この庫裡には広間の茶室、水屋、待合と呼ばれる茶道の為の諸部屋も計画されています。
地域の自治会関係の仕事を通じてのお付き合いがあり、ご依頼を戴きました。
法規的には設計そのものにも、そして建築許可を得る為にも難しい手続きが存在します。茶室の計画に於いては、設備的に法律が安全性に追いついていない現状もあります。その点で建築家の姿勢が問われる建築だと思いました。家具は勿論、仏壇を含めて宗派・住職のご意見を参考に私がデザインしています。また庭園設計でも、植栽や石の置き方まで計画させて頂きました。
建て主さんは山登りが好きで、“山に行かなくても山小屋のテーストが味わえる”という望みがありました。しかしあくまでも全部が木ではない方がよいという事でした。そこで柱、梁、床、天井、は国産の無垢の木現わし(柱は杉、梁は松、床は杉)主体で、壁にはケイソウ漆喰と杉板をバランスよく使い分けてる自然素材の家です。
東側前面道路が主たる地盤より1.4m下がった敷地で、既存地下駐車場がありましたが隣家と共有のため解体できず、残さざるをえない状況で、いかにそれを克服して豊かなスペースを獲得するかがテーマの建て替えです。地下のRC(駐車場+納戸+書斎)の上に木造2階が乗っています。
隣家との距離が近く、建て込んだ状況でいかに風や光の流れを取り込むかを勘案し、開口部やバルコニーの位置を工夫し、引き戸を多用することで開放的な一体感をつくり、よりその効果をあげています。
外構、照明器具等も含めて、1450万の総工費です。限界に挑む計画を成功させる為、安く手に入る材料などを見つけながら仕上げてゆくことになりました。
そうした経緯で、お施主さんの希望の材料や設備機器は、採用できないものもありましたが、設備機器とサッシュ以外は自然のもので仕上げられました。超ローコスト住宅のお仕事は、多くの部分で設計者と施工者の能力に任せて頂いてこそ、成立する性格の仕事になります。この住宅はロフト7.5帖、バルコニーテラス9帖、2階に42.23㎡(内に居間・食堂11帖と子供室7.5帖を含む)1階床42.23㎡(寝室7帖を含む)合計室内が84.46平米です。ロフト・バルコニーを入れた施工床面積では118.25平米あります。間取りは子育てとその成長を考えた家族同士のつながりとプライベート空間の独立性を考えたものにしています。
周囲の住宅によって、陽射しが入らないという以前の家を建て替えました。陽射しと風通しを念入りに組んだおかげで、設備にあまり頼らずに夏涼しく、冬暖かい家に生まれ変わりました。景色も富士が見える方向や里山の風景の方角も考慮しています。
お住まいの奥さんが、時間毎にどの様に過ごされているかをお聞きして、朝から夕方まで移り変わってゆく日なたの場所を追いかけながら、間取りを合わせて計画されています。
内部で見えてくる枠などは松を中心に使用していて、木が焼けて赤系統の色彩が強く出ています。庭に植えられた楓や隣家に植えられた柿の実。秋が似合う家です。月刊ニューハウス、別冊ニューハウス、週間朝日に掲載
ご親戚、住い手の仕事仲間が年間多く集まりパーティーが開かれるお宅です。2階のリビング・ダイニングで約40㎡、24畳分の広さと一体で使用できるテラスが9畳分でパーティーの対応をします。
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