ユーザー アーキシップス京都 古前極 の写真

全館空調効果だった

この4回、全館空調を紹介してきました。
順番から行くと次はダクト方式全館空調ですが、ちょっと寄り道して、弊社自宅「竹林風洞」について、壁掛けエアコンの全館空調効果をご紹介します。
結論から言うと、条件が揃えば壁掛けエアコンで全館空調効果を得ることは難しくない、と言う事例です。

アーキシップス京都 全館空調効果@竹林風洞

竹林風洞とは

竹林風洞は築17年の弊社事務所兼用住宅です。
おおよそ間口8m×奥行き30mの細長い北向きの敷地で、建物の延べ面積は約53坪。
外壁の断熱方法はウールの充填断熱と外張り断熱のダブルバリア、屋根は吹付断熱材のアイシネン150mm。
南北には床から天井までの大きいペアガラスのアルミサッシを設置、断熱等性能等級は4以上5未満程度。
18年前は良かったけれど、現在の観点からは胸を張れる仕様ではありません。

にも関わらず、夏も壁掛けエアコン1台の全館空調効果で快適に過ごせます。

アーキシップス京都 全館空調効果@竹林風洞

ポイントは吹き抜けと24時間換気

南北に細長い建物なので、壁掛けエアコンは北側と南側、一階と二階に1台づつ、2kwの比較的小さいエアコンを合計4台設置。
執務時間の午前9時から午後6時までは北側2階事務所のエアコンを、その他の6時間ほどは南側のエアコンを稼働します。
夕方までは南北をつなぐ通路部分の換気扇がブースターファンの役割を果たして、北側の冷気を南側1階まで運びます。

エアコン1台で空調、気温と時間によって補助エアコンも利用。
竹林風洞は全館空調や効果を設計に織り込んだわけではないのですが、結果的に壁掛けエアコンの全館空調効果を享受しています。

アーキシップス京都 全館空調効果@竹林風洞

基本は高気密高断熱

・家の中央の吹き抜け上部にエアコン設置
・個室を壁で区切らないプラン
・断熱等性能等級4程度の断熱気密性能

これらの条件が揃えば、壁掛けエアコン1台で全館空調効果を得ることは難しくありません。
断熱等性能等級5以上の建物、樹脂枠やトリプルガラスの高機能窓、熱交換型の換気扇などが揃えばより効果は高まります。
53坪の竹林風洞でエアコン1台×16時間程度の稼働で暮らせるので、30坪前後の住宅で24時間稼働なら1台のエアコンで十分と感じます。

アーキシップス京都 全館空調効果@竹林風洞

壁掛けエアコンの全館空調効果は、エアコンのある場所を適温のたまり場とし、家の各場所に適温空気を運びます。
吹き抜けで家全体が繋がるプランが前提で、個室ごとのプライバシーを確立したい場合には別の考えが必要になります。
それが本来の全館空調、ダクト方式の全館空調です。

一級建築士事務所アーキシップス京都 高気密高断熱住宅を京都から

このコラムは、注文住宅を計画する方の参考になることを目的に、アーキシップス京都の経験に基づいて書き下ろします。
トピックス、技術、経験の内容は、主観に基づくことをご了承ください。

ユーザー プライム一級建築士事務所 西島正樹 の写真

【森を招く家】の作品ページをUPしました。
南側に森を迎える敷地に建つ戸建て住宅です。
豊かな森をリビング一面に取り込み、自然へと心が解き放たれる建築空間を形づくりました。
是非ご覧ください。

■【森を招く家】の作品ページ
http://www.prime-arc.com/92/92.html

■【プライムサイト】トップページ
http://www.prime-arc.com

I-4037、地下車庫・地下室、地上2階建ての建築(東京都)

ユーザー ヤマニシ の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
東京都
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

世田谷区*****に所在する土地購入を検討しております。道路面からのGLの高さが2.7-2.8mあり、この高低差を上手く活用する形での地下車庫・地下室、地上2階建ての建築を効率的に計画できるような建築家の方に相談をさせていただければ有難いと存じます。また、こういった施工、特に地盤・土木・地下室・住宅の一環施工に経験が豊富な建築会社様のご紹介もお願いできればと存じております。
 
対象物件の詳細、希望の間取り、予算等につきましては、ご紹介いただいた建築家の方とのやり取りの中で別途共有させていただければと存じます。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

ここ数回、おそらく日本で一番よく使われている
窯業系のサイディングについてお話ししています。

いいところと気になるところがあるので、
その辺しっかり調べてから採用ください。

そんなお話しでした。

どちらかというと、機能性やメンテナンス性が中心で、
もちろんそれは大事なのですが。。
今日は、窯業系サイディングの見た目について
お話ししようとかな思います。

これから家づくりを!という方ですと、
なかなかイメージできないかもしれませんが。
サイディングって聞いて、何か思いつきますか?

最近の新しい分譲住宅なんかをご覧いただくと、
わかりやすいかもしれません。

タイル柄だったり、木目柄だったり。
とくに、木目柄との組み合わせはよくありますね。
(2023年現在)

木目柄については、かなり見た目のクオリティが
高くなっているので、遠目でみたらわからないほど。
(プロが見たらわかりますけどね(笑))

ただ、デザインにこだわりの強い人だったりすると、
タイル「風」とか木目「風」が好きではない。
なんてことも。

もしかすると、設計士とか作り手のこだわりで
そう思っていることも。

なので。
いかにも、本物素材じゃない!とわかってしまう柄って
選ばれない方は、多いかもしれませんね。

そういう人たちがどうするかというと。。
凹凸が少なくて、フラットに見える柄をセレクトします。
結果、〇〇風には見えませんから。

さらに突き詰めていくと。。
完全に凹凸のない、フラットなサイディングに行きつきます。
板と板の目地が見た目のアクセントになり感じ。

シンプルでいいですよね。
ただ。
モダンなデザインにはフィットしますが、
そうでないと、チープに見えてしまうことも。。。

それと。
もし、モダンなデザインで!ということであれば、
コーナー部分にもこだわれるといいですよ。

通常だと、L型になったサイディングを使いますが、
純正部材で、金属のアングルがあったりします。

そうすると、驚くほどシャープなデザインが実現できます。
ただし。。
家が複雑な形状の場合は注意が必要です。
何も考えずにつくると、雨仕舞が悪くなります。。
(設計士でも知らないことも。。)

それと。
フラットな形状にはしたい。
でも、自分の好きな色がない!

もしそうでしたら。。
塗装をしてないフラットなサイディングがあるので、
それを使って、自由な色で塗装する。
そうすると、自分だけの外壁が実現できます。

ここまでフラットなサイディングのお話ししましたが。
それ以外の形状がよい場合は。。
メーカーの施工事例集なんかを参考にしながら、
ショールームで実物見るといいですよ。

サイディングで、かっこよく見せたい。
もちろんできますよ。

そんな風に言ってくれる設計士さんと
家づくりできるといいかもしれませんね。

ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

※和をモチーフに数寄屋を意識した タイル張りの和風住宅設計デザイン事例

和をモダンに味わいながら

優雅に佇まいを愉しむ暮らしのカタチ。

特別な越前和紙の

障子が醸し出す

優雅な和の趣を感じながら

暮らす家。

襖や障子で

緩く部屋と部屋を繋ぎ、

奥にいる人を

気遣う心を大切にしながら、

ひとつなぎの空間で

暮らす間取り。

間取りの特徴は

人と人とのつながりの再構築、

家族の居心地の良い

繋がりとなるように

デザインを考えています。

私たちは

より多くの個室を

求めてしまいがちですが、

大きな空間の中でも

家族それぞれが

自分にとっての居場所を感じ、

ある意味それで

十分に足りると思える

豊かさを実感できる

心が豊かになる空間。

住まい手さんに応じた

家族の暮らしを

提案しています。

回遊性があり

ぐるっと回る事が出来る

散策路のように、

移動の途中にも

窓の外側に景色を感じたり

暮らしを構成する

素材感の愉しみを

味わう住まいの在り方。

季節を通じて

新しい景色や光の陰影に

出会うことが出来る、

そんな間取りが

ある意味で

風通しの良い暮らしを

生み出すと考えています。

和の趣から

暮らしを心地よく

感じてみませんか?。

新築、建替え、リフォーム
設計・建築相談
暮らしのインテリア
間取りの相談等
https://www.y-kenchiku.jp/
オフィシャルホームページ
Contact お問合わせ
メール送信フォームから
ご連絡ください。

------------------------------------------
やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央 ▽ホームページ▽
https://www.y-kenchiku.jp/

------------------------------------------

※陰翳礼讃を愉しむ暮らしの提案・越前和紙を使った障子での空間提案

※陰翳礼讃を愉しむ暮らしの提案・越前和紙を使った障子での空間提案

※四季の移ろいを感じる中庭を囲うように歩く回遊性の間取り提案

ユーザー オープンサイト建築設計事務所 双木洋介 の写真

「自然の活かし方」は様々ありますが、空間へ風景を取り入れる際にはよく「借景」という手法が取られます。これは風景を絵画の代わりに額縁のように切り取って見せることから、このような名前がついたと思われますが、今回ご紹介したいのは、絵画的に「見る」ための借景ではなく、自然をより身近に感じるための仕掛けをご紹介したいと思います。

こちらの写真は崖沿いに建つ住宅ですが、リビング上空に大きく開口を取っています。ここで特徴的なのは、実は窓から奥行き方向の距離を極端に短くしていまして、要するに窓沿いにずっと続く長い廊下、という空間にすることで、風景を「見る」ではなく「体験する」ものとして扱っています。 見るだけではない「自然の活かし方」を試していきたいと思っています。

ユーザー オープンサイト建築設計事務所 双木洋介 の写真

旗竿敷地、竿に当たる部分を駐車場に使えたり、空間をうまく使えれば便利な上に割安なイメージがありますが、道路斜線については実はとても有利に働きます。 というのも、道路斜線には適用距離があり、多くは20mまでしか適用されません(まあ、それだけ離れていれば斜線的に意味がなくなる、ということだと思いますが 笑)。 逆に、気をつけたいのは旗竿敷地は隣地に囲まれた「奥」に敷地を確保するための区画の仕方ではあるので、北側斜線や隣地斜線が、道路斜線が有利になる以上に厳しくなる可能性が高いです。こちらは要注意ですね。
ご参考までに。

I-4036、寄宿舎から簡易宿泊所に用途変更(千葉県)

ユーザー wang の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
千葉県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

寄宿舎から簡易宿泊所に用途変更
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

外壁を何にするといいのか?

もしかすると、あまり選択肢がない。
そんな風に思っている方がいるかもしれません。

でも。その種類って、結構あります。
色とか柄だけじゃないですよ。
いろんな素材があるんです。

ということで。
昨日からご紹介しているのは。
窯業系サイディング、通称、サイディングです。

ここ数年、新築の家が外壁としては、
主流になっています。
色柄が豊富で、レンガやタイルは採用できないけど、
レンガ風やタイル風に見せることができる。
そんな特徴があるからでしょうね。

サイディングの表面は、高性能な塗装がしてあって、
汚れが付きにくかったり、色褪せがしにくかったりします。

塗装が現場でなくて、工場でしてくるので、
その精度が高いこともいいところになりますね。
(現場で塗装の場合は、施工者の技量次第なところも)

最近では、30年の変色・退色保証を出すメーカーがあります。
が。。
おそらく、みなさんがイメージする保証内容ではないので、
どういった保証なのかは、工務店やメーカーに確認ください。
(「著しい」部分的な変色が対象みたいですから)

その保証は別として。
表面の塗装は、どこまで性能が上がっても、
紫外線で劣化していくので、塗り替えは必須です。
15年くらいに一度は塗る予定で、資金を確保しておくと
安心ですね。

それと。
サイディングって、成型した板なんですけど、
3mほどの幅が規格になっているので、
外壁に張り付けていくとき、そのつなぎ目ができるので、
そこには、コーキングを打つことになります。

このコーキングが、サイディングの板に比べて劣化しやすく、
サイディングより早くに打ち換えが必要になります。
ここが、サイディングの一番気になるポイントです。

それも踏まえて、15年ほどでの塗り替えが、
いいタイミングなのかなと思います。

ただ。
気になるコーキングを、できるだけ減らした工法が
ここ数年で出てきています。
コーキングを減らすことができると、メンテナンスサイクルを
長くすることが可能ですから。

それに。
3mピッチで入っていたラインを減らせると、
横ラインのデザインの場合は、見た目もよくなりますね。

そうそう。
最近は、あまり見かけなくなりましたが。。
14mmほどのサイディングを、直接釘で止付ける。
ひと昔前は、そんな方法をよく見かけていましたが、
最近は、金具を壁に設置して、そこにサイディングを固定する
それが多くなっています。

うすいサイディングを釘固定すると。
サイディングが経年で反ったり、釘が緩んだりすることも。
なので。
釘固定なのか、金具固定なのか。
事前に確認するといいかなと思います。

それと。
外壁の中では、イニシャルコストのコスパが一番です。
なので。よく採用されているんだと思います。

いいところも気になるところもありますが、
有力な素材の一つなので、いろいと調べてみてください。

ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

※茶室をイメージしてデザインした玄関周辺内観

旅館に住むように
和の趣を愉しむ暮らし。

繊細な和の趣を
存分に味わう。

そんな日常を過ごしてみませんか?。

数寄屋の住まいは
和の趣を大切に考えつつ
現代的な
暮らしの居心地も
繊細に提案する
和モダンの設計。

暮らしのデザインを
愉しんでみませんか?

新築、建替え、リフォーム
設計・建築相談
暮らしのインテリア
間取りの相談等
気軽にお問合せください。

ご相談等ご希望日時は
https://www.y-kenchiku.jp/
オフィシャルホームページ
Contact お問合わせ
メール送信フォームから
ご連絡ください。

------------------------------------------
やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
-----------------------------------------

※茶室をイメージしてデザインした玄関周辺内観

ページ

建築家紹介センター RSS を購読