ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

※例えばリビングアクセス階段

住まいは子どもの成長に大きな影響を与える
といわれています。

少し前の家は
玄関を入るとすぐに階段があり、
2階の子ども部屋に
直行できる間取りが主流でした。

近年では、
子どもの様子がよく分かる、
親子の会話が自然に増えるなどの理由で、
リビングを経由して
2階に行く間取りを希望する方が増えています。

プラン作りの段階から
子どもがよりよく
成長するための工夫をというわけです。

2階に子ども部屋がある場合、
リビング階段にすると、
子どもは外出や帰宅の際に
必ず家族が集うリビングを通ることになります。

こうすることで日常的に
コミュニケーションをとる習慣を期待するという事です。

またリビングに吹き抜けや
スキップフロアを設けると、
子ども部屋にいても
家族の気配を感じる空間を作ることもできます。

心地よさや開放感も生まれやすく
自然に家族が集まる場所としての
期待も込めて。

良い意味で環境づくりは大切です。

どんな環境が相応しいのか?
現実的な解決策も含めて
間取りだけにこだわらずに
家全体の構成と
家の外側も含めて
家造りの構成を大切にと思います。

暮らしに馴染む
大切な空間の在り方をイメージしながら
日常に程よい上質を。

家造りのご相談も気軽にお問合せ下さい、
理屈だけではなく
感度でよく考えた住まいは暮らしが楽しくなりますから。

設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
やまぐち建築設計室
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お問い合わせフォームから
気軽のご連絡ください。
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やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
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横須賀市ハイランド斜面地の海が見える家

●設計事例の所在地: 
神奈川県横須賀市ハイランド
●面積(坪): 
45坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

外観(横須賀市ハイランド 斜面地のシアタールーム&ビルトイン地下ガレージのある 海が見える家)

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

お車で通勤されており海に近いエリアでしたのでビルトインガレージと来客用の駐車場などのスペースをどの様に高低差のある斜面地、傾斜地に配置するかは検討に時間をかけました。シアタールーム、リスニングルームと寝室などの防音対策も課題となりました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

東京湾が一望できる高台に建つ地上2階地下1階の在来木造、RC造(鉄筋コンクリート造)の混構造住宅です。土地選定のご相談からお手伝い。各部屋のボリューム、駐車台数等ご希望をうかがい必要な土地の面積を計算することからスタートしました。
久里浜、野比の中ほどにあるハイランドエリア。傾斜地、斜面地の高低差のおかげで1階でも道路を通る人や隣家とは視線が合わず山の緑と海を望むことができ開放感がある敷地です。
リビングからは海が見え続き間の和室からは東側に山の緑を眺めます。
屋上はフラットルーフで海を眺められるテラスになっています。三浦半島や房総半島までが見渡せます。
斜面地の高低差を利用し南側道路側にビルトイン地下ガレージを設計しました。打ち放しコンクリートのシャープな壁面にシルバーの車が引き立ちます。西側玄関前にも2台分駐車場を確保。
ガレージからは内部階段で1階玄関までアプローチでき雨の日も濡れずに快適に。
1階にはプライベート空間とシアタールームを計画。シアタールームは防音室仕様なので、いつでも大音量で音楽、映画等を楽しむことができます。蔵書が多いので全ての部屋、廊下の柱間にもあらゆるサイズの本が収まるように本棚を設けました。海と山を見渡せる開放感を感じる建築です。

その他の画像: 

外観
あたたかみのある色味の外壁にダークグレーの板金、ブラックのサッシフレーム。
(横須賀市ハイランド 斜面地のシアタールーム&ビルトイン地下ガレージのある 海が見える家)

防音室仕様のシアタールーム
天井・壁はリスニングルームとしての利用を想定し暗くなりすぎないように少しトーンを落とした暖かみのある壁の色を採用。防音室仕様なので、いつでも大音量で音楽、映画等を楽しむことができます。室内廊下側には防音ドアを設置しエアコン、換気扇等も外に音が漏れないように配管経路を検討しました。
(横須賀市ハイランド 斜面地のシアタールーム&ビルトイン地下ガレージのある 海が見える家)

ビルトイン地下ガレージ
打ち放しコンクリートのシャープな壁面にシルバーの車が引き立ちます。
(横須賀市ハイランド 斜面地のシアタールーム&ビルトイン地下ガレージのある 海が見える家)

本棚
蔵書が多いので全ての部屋、廊下の柱間にもあらゆるサイズの本が収まるように本棚を設けました。
(横須賀市ハイランド 斜面地のシアタールーム&ビルトイン地下ガレージのある 海が見える家)

階段
ガレージからは内部階段で1階玄関までアプローチでき雨の日も濡れずに快適に。
各室へのアプローチを検討し階段は建物中央に配し回遊性の高いプランニング動線の設計に。
階段廊下はバリアフリー化を考え幅広に。屋上への階段はリビングの熱気を逃がす役割も果たしています。
(横須賀市ハイランド 斜面地のシアタールーム&ビルトイン地下ガレージのある 海が見える家)

ルーフテラス 屋上
屋上はフラットルーフで海を眺められるテラスになっています。三浦半島や房総半島までが見渡せます。
(横須賀市ハイランド 斜面地のシアタールーム&ビルトイン地下ガレージのある 海が見える家)

ユーザー タイラヤスヒロ建築設計事務所 平 泰博 の写真

先日、といっても少し前ですが、家族で箱根へ行ってきました。

妻の誕生日が近づいていたので、表向きは”誕生日祝い”ということにしましたが

実は内心、個人的な裏テーマがありました。

以前から気になっていた、村野藤吾氏設計のザ・プリンス 箱根芦ノ湖(1978年竣工)を体感することです。

少し暗めで、天井高さを抑えた、エントランス、そしてレセプションを通り

L字に曲がるとロビーに着きます。このロビーが今回のハイライトで、一番楽しみにしていた場所なのです。

『お~!』と心の中で声を上げました。

もうすでに気分は最高潮、旅の目的がほぼ達成されたような気持ちです。

ロビーで一晩過ごしてもいい!とまで思うほどです。

ロビーは、天蓋のような天井と石貼の壁柱で仕切られた待機スペースが特徴的で

重心を下げるように置かれた座面の低いスワンチェア、黒いタイルと赤い絨毯が組み合わさって、落ち着いた雰囲気を演出していました。

客室棟は円形になっています。

今ではあまり見ることのないデコラティブな印象ですが嫌味を全く感じません。

ベランダ同士と最下階の窓を隔てる垂直方向の袖壁も特徴的です。

(※あとになって、この垂直方向のデザインは木々との一体感を高めるために木の幹をイメージしたのでは?と解釈しました。)

館内にもデコラティブなデザインが各所にあり、村野建築としての拘りを随所に見ることができます。

なぜ客室棟は円形なのか?

芦ノ湖側に全客室を向ける事ができない円形を採用した理由は?

これは私の解釈ですが、

建物ではなく自然を主役と捉え、建物の存在を極力消す為では?と勝手に思っています。

周りの自然に対して、どこから見ても見付面積が一定で、弧を描きながら、自然へ溶け込む。

そいった意図ではないでしょうか?(違うかな??)

実施、船に乗り、芦ノ湖側から建物を見てみると、建物自体が3層と高さが低く抑えられていること

そして、建物が地面からせり上がったような設計ということが相まって、ほとんどその存在を感じませんでした。というか、よく探さないと見失います。

ベランダ袖壁のデザインと木々が一体になる効果も見て取れました。

完全に木々と一体になっています。外壁色の選択も流石で、見事に風景と合っています。

竣工当時の約40年前、木々がどの程度成長していたか分かりませんが

村野氏はこの光景を想像しながら構想を練り

そして、オーナー側は、村野氏の意図に共感し、”芦ノ湖&富士山が見える”という、この土地最大のチャームポイントを一部切り捨てた円形型の採用を認めた。

そう考えると、頭が下がります。

45年にわたる丹精込めたメンテナンスと使用によって、今でも魅力的な姿を保ち続ける建築に感銘を受けました。

今後の時代を見据えると、長く使い続けるためには、建物の魅力と性能が不可欠と考えます。

そして、これらは切り離して考えるのではなく、同時に注力すべき要素です。

片方が欠けてしまうと、いずれどこかのタイミングでしわ寄せがくることになります。

そういったことを念頭に、さまざまな視点から丹念な提案を行いたいと改めて感じました。

I-3975、売却を希望しております(宮城県)

ユーザー taku3975 の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
宮城県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

お世話になります。
不動産関係に携わり、まだまもないです。依頼者は、調整区域に、農家住宅を建築されてお父さんは、農家をしていたのですが、娘さんはしていないため売却を希望しております。3年売れなくて話が来ました。何とか力になって上げたいと思いメールしました。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日ご紹介したタイルたち。
いかがでしたか?

昔からよく使われる、10cm角サイズなのですが、
古くさい!という印象は、全くなかったですよね。

むしろ。
素敵!って思っていただけたのでは??

今日は、その続きです。

昨日は、10cm角という大きさを条件にしてみたのですが、
もう少しだけ視野を広げてみたら、どんな風になるのか。
その辺をご紹介していきたいと思います。

まず最初は。
正方形というカタチを変えてみましょう。
こちら。

いきなり強烈な色合いですが(笑)
横長のプロポーションの長方形ですね。

タイルの張り方が、互い違いになっているので、
並びに規則はあるものの、整然とした印象は少なくなりますよね。

それと。色のムラが印象的です。
一枚の中でのムラと、一枚ごとのムラがあって
それがランダムに並んでいるので、単色にはない、
独特な雰囲気を演出してくれています。

タイルでなければ、この独特感ってないですから。

それと。
最近は、ツヤのない仕上げ材が人気なのですが、
タイルであれば、ツヤがあっても魅力的になりますね。

こちらであれば、ナチュラルな雰囲気であったり、
色合いによっては、ブルックリンスタイルみたいな
カッコいい感じにも使えるのではないかと思います。

次に。
同じように長方形なんですけど
こちらなんかどうですか??

色のムラはないんですけど、よく御覧いただくと。。
タイルの四方の縁が、斜めにカットされたようなデザインです。

その直線的な斜めがあることで、エッジの効いた雰囲気に。
光の当たり方で、いろんな見え方するのも魅力です。

それと、張り方も面白くないですか?
長方形の長手を上下方向にしていて、
先ほどとは違って、タイルを互い違いにせず、
直線的に並べています。

こちらであれば、ミニマルやモダンなインテリアだと、
直線的なラインが生かされて、フィットするんじゃないかな
と思いますね。

こういった単色で色ムラのないタイルであれば、
ツヤのあるタイプの方が、上品な仕上がりになりますよ。

最後にこちら。

長方形ではありますが、正方形に近くて、
互い違いな張り方で、表面がマットな質感。

張り方、表面の質感、形状の組み合わせとして
今までに登場していませんよね。

マットな質感のタイルはいかがですか?
どちらに魅力を感じるのかは、個々人の感性ですから。

いろんなモノを比較しながら、
自分の好きを発見していけたらいいなと思います。

長くなったので、また明日!

ワンルーム事務所改修

●設計事例の所在地: 
千葉県
●面積(坪): 
10坪
●建物の種類(大分類): 
その他
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

光が入り、空間の圧迫感のない、打合せコーナーとエントランス

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

築40年以上経過した4階建て鉄骨造ビルの一部を事務所に改修する計画である。間仕切り壁を全て撤去すると現れる3面採光のポテンシャルを活かすことを考えた。壁による間仕切りは無くし、明るく広がりのある一体空間としつつも、天井や床の操作により、用途に応じた緩やかな区切りを持たせることで、空間にメリハリのある居心地をつくることを意図した。また、撤去・廃棄されるはずであった古材を打合せエリア壁面に、既存照明器具をエントランス壁掛け照明へと再利用することで、コストダウンとこの場所の記憶を留める計画とした。

その他の画像: 

既存プランは昔ながらの玄関脇キッチンであり、給排水位置は移動できない条件であったが、事務所エントランスとしてもデザイン的に成立する様、手洗い器兼入口カウンターとして機能する円柱をコンクリート調で用意した。

ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

※二世帯住宅リーフレット

理想のマイホームに近づけるための発想にも

色々とアイデアの存在が必要になります。

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

二世帯住宅を計画するという事・・・・・同居のカタチ。

二世帯住宅って

気を遣う・・・生活を干渉される・・・など

マイナスなイメージがある方も多いかもしれません。

果たして本当なのか?

二世帯住宅はコストの負担が小さくて済んだり、

生活をカバーし合えたりと

メリットも多いものです。

勿論それぞれの生活環境を

どのように考えるべきなのか?

打ち合わせにしても

計画にしても

過ごす時間そのものを考えても

単世帯のそれとはまったく異なります。

最近よく「二世帯住宅」についての

問い合わせもあるので

少し二世帯住宅について書いてみようと思います。

二世帯住宅の種類からメリット・デメリットを

完全分離スタイルの二世帯住宅

玄関やキッチンなどすべて個別に用意する間取りのこと。

2階の上下で住み分けたり、

敷地(建物)の左右で住み分けたりできます。

すべてが2つ必要になるので、

建築コストや広い土地が必要になります。

部分共有スタイルの二世帯住宅。

玄関やお風呂など、

一部を共有する間取りのこと。

キッチンやリビングを分けると

お互いのプライバシーが確保できます。

完全同居スタイルの二世帯住宅

寝室以外は全て共有する間取りのこと。

プライバシーは少なく、

より密接になります。

いわゆるサザエさん一家のようなスタイルです。

次に・・・二世帯住宅のメリットについて少し。

子育て・介護など

生活を手助けしてもらいやすいという事。

子供の急な発熱も、

親世帯に預けることができれば、

子も親も安心です。

経済的負担が少なくなるケースも多い。

共有できる箇所は一つにまとめるなどすれば

建築コストを削減できます。

また、固定資産税や光熱費なども

抑えることができます。

家に誰かがいるという安心感。

そばに身内がいるという安心感は

何事にも変え難いものです。

お互いの変化や成長を間近で感じることができるので、

何かあってもすぐに対応できます。

次に逆の意味になりますが

二世帯住宅のデメリットについて・・・・・。

生活習慣の違いに

ストレスを感じることも。

どうしても親世帯と子世帯の

生活リズムは異なる事もあると思います。

就寝したいのにドタバタうるさい・・・など

ストレスを感じることが出てきます。

単世帯とは異なる計画性の中で

防音性や遮音性の高い素材を使用し、

間取りを工夫をして

生活音をできるだけ響かせないような対策が必要です。

気軽に友人などの来客を

呼びにくいという事もあります。

友人を気軽に呼んで

おしゃべりを楽しみたい方には、

ルーフバルコニーを設置してみるのも良いかと思います。

屋内外に分かれているので

音が伝わりにくいです。

売却が難しいこともあるという事。

単世帯よりも

もっと踏み込んで家族の要望などが反映されるので、

どうしても中古の二世帯住宅では

不便だと感じる方が多く

なかなか買い手が見つからないということもあります。

光熱費や相続で揉める場合もある。

一般的には光熱費や水道代を

折半して支払うことが多いのですが、

どちらかの世帯が不公平に感じてしまうことがあります。

そうならないためにも、

お金周りのことは曖昧にせず、

住む前にルールをきちんと決めておくことが大切です。

将来には相続もどうするのかなども、

前もって決めておくようにすると良いです。

本当の親子であっても、

暮らしや考え方に相違があるのは当然のことです。

そこに義理の関係も重なります。

どちらの子世帯と住むのか?

どちらの親世帯と住むのかによっても

そういった内容は大きく変わります。

今後どのような暮らしがしたいか、

どんな要望があるか、

曖昧でなくしっかりと話し合って

ルールを決めておくことが重要です。

二世帯住宅には単世帯住宅とは異なる

設計や間取り、計画性が大切になってきます。

意味をよく考えて

暮らしを紐解くことを大切に。

二世帯住宅の計画用に

簡単なリーフレットもありますので

問い合わせをいただいた際には

二世帯住宅計画の注意点などの話しと共に

ご覧いただいたりしています。

事例のお話しにも

皆さん興味を持って質問等もされますので

ご興味のある方は「お問い合わせ」から

面談希望でご連絡ください。

暮らしが豊かに感じる方法は

家族の数だけ最適解が存在します。

暮らしに馴染む

大切な空間の在り方をイメージしながら

日常に程よい上質を。

家造りのご相談も気軽にお問合せ下さい、

理屈だけではなく

感度でよく考えた住まいは暮らしが楽しくなりますから。

設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
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クライアントのCIを守ったショールーム・株式会社 深沢義昭設計事務所 深沢 直樹さん


ショールームはクライアントののCIを守ったうえで目を引く外装にすることが重要です。
 
株式会社 深沢義昭設計事務所 深沢 直樹さんにショールームについて伺いました。

お話を伺った建築家

 

ユーザー 株式会社 深沢義昭設計事務所 深沢 直樹 の写真
横浜市中区相生町2-48-2
045-640-6788

貴社がショールームをてがけるようになったきっかけを教えて下さい

 
先代所長(現会長)が独立前に担当者として設計監理を行った際の仕事を評価していただいて以降と聞いております。
今では弊社の代表的な業務の一つと胸を張って言える分野と言えます。

ショールームの外装で注意している点を教えて下さい

 
今まではガラス張りのショーケースの中に飾られる車が道路を通行する方からいかに注目されるかを問われておりました。
最近では、車両の展示に重きを置かないコンセプトのショールームが増えてきておりますので、各メーカー・ディーラーのCIを守ったうえで目を引く外装となるように熟慮しております。

ショールームの内装で注意している点を教えて下さい

 
内装については店舗管理の一環で定期的にリニューアルされることが多いので、コスト及びフレキシビリティを優先して考えております。
その中で「新店舗」のシンボルになるような特徴をどこで出すか…これがなかなか難しいのですが(苦笑)

外車ディーラーショールームで工夫した点を教えて下さい

 
CIを徹底させたいメーカー側と、コストをできる限りかけたくないディーラー側との調整が一番苦労した点でした。
また、「日本語に変換しようのない室名」が建築基準法どのように扱われるか?
それを行政担当者との打合せで確認しながら用途地域の制限内で計画しなくてはならないため、基本設計段階で市役所に通い詰めたことも思い出します。
 
これは用途ゆえではなく、敷地条件ゆえの話ですが、傾斜地の中に建物をどのように配置し、どのようにフロアレベルを設定するか…二方向道路と言ってもその差は最大7.5mでしたから、一部分は半地下状態として傾斜地に建物を半分埋め込むような計画となります。
漏水対策・山留計画も含めて非常に難しい設計となりました

建材や家具などのショールームも設計していただけますか?

 
ご用命いただければ喜んでと回答させていただきます。
どのようなショールームを作っていきたいかを共に考えていき、二人三脚でプロジェクトを走り抜けたく思います。

既存建物をショールームにリノベーションする仕事も引き受けていただけますか?

 
そのようなプロジェクトもたびたび担当させていただいております。
建物の情報をそろえたうえで現行法に対して「違反」とならないようにするシビアな依頼になることが多いのですが、それだけにやりがいのある仕事です。

ショールームを建てたい方にアドバイスがあればお願いします

 
オーナーや店長さん、会社の総務担当者様等、店舗の理想形については各々の考えは千差万別です。
「建築家様」としてではなく、クライアントの脳内にある理想像をできる限り導き出してその具現化へ向けて努力を惜しまないことが大事だと考えます。

貴社に設計依頼可能なエリアを教えてください

 
神奈川県を中心に相談に応じて近隣県

株式会社 深沢義昭設計事務所 深沢 直樹さんのショールーム・設計事例

 

画像 建物の名称 紹介文
外車ディーラーショールーム

1)ブランドを維持するためのCIによる設計上の要請と、それによるコストの高騰をどのように制御していくか。
 CIの基準を満たさなくては、ブランドの出店はできません。

ユーザー プライム一級建築士事務所 西島正樹 の写真

取材記事『気付かないところを気付かせてくれる建築家 西島正樹さん』が掲載されました。
建築設計と出逢う前の若い日の話や、設計に向かう時に最も大切にしていることについて、紹介頂きました。
【編集後記】では、
「誰もが気付かない部分まで考察して、気づかせてくれる建築家です。」
「考えて!考えて!考えて!その答えに辿り着いているのだろうと感じました。」
とのお言葉を頂きました。

よろしければご覧ください。

取材記事『気付かないところを気付かせてくれる建築家 西島正樹さん』:
https://xn--pqqp11avm0bhea.jp/archives/report/21507

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日からスタートした、壁仕上げの重鎮(笑)、タイル。

これから家づくりされる方の場合、
タイルにいい印象を持っていないことがあるので、
その辺をお話ししましたよね。

今日からは、タイルのもつ表現力を余すところなく、
順番にご紹介していこうと思います。

ちなみに。私は無類のタイルマニア(笑)
とはいえ、誰でもわかりやすくお話ししていきますね。

ひと昔前に、浴室の壁によく使われた10cm角のタイル。
もちろん、そのタイルだって、まだありますよ。

だからといって、それをそのまま紹介しても仕方ないので、
同じ大きさのタイルなのに、おしゃれに見える。
そんなタイルをいくつかご紹介しましょう。

まず最初はこちら。

ぱっと見た感じでは、わかりにくいかもしれません。
ただ、拡大していただくとわかります。

よく見てみると。
タイル一枚ごとに、何やら表情がありませんか?

縦筋があったり。
もやってとしたパターンがあったり。
柄がなくても表現が波打っていたり。
細かな格子柄になっていたり。

タイルに柄がプリントしていあるというより、
表面に凹凸があって、表情がついてる感じ。

昔みたいに、均一な面が連続していくのではなく、
凹凸を持たせたり、いろんなパターンにすることで、
存在感のある壁面をつくりだしています。

工業製品っぽくなく、クラフト感があるのも特徴です。

全体的に、優しい雰囲気にしたい。
そんなときには、フィットするのではないでしょうか。

二つ目はこちら。

洗面台とミラーキャビネットの間に採用しています。
規則正しく並んだタイル。

タイル一枚の中に、スクエアな柄が組み込まれてます。

この柄は、表面にプリントされただけでなく、
凹凸もあるので、奥行感がありますね。

そして。
グレーをベースにして、ほんのり色合いが違うタイルを
組み合わせていますよね。

こちらも、均一でフラットな感じというよりは、
規則正しく張ってあるのに、表情が豊かになっています。

タイルの中に表現されたスクエアな格子が、
洋館なんかで採用する、モールディングを思い出させてくれます。

なので。
洋館のようなエレガントなインテリアにしたい!
という方には、とてもいいタイルなんだと思います。

最後に。もう一つ。

タイルの中に葉っぱのような柄が作りこまれてますね。
なぜか、少しアジアンチックな印象がありますね。

独特な色柄なのですが、木目とうまく組み合わせると、
アジアンリゾートな雰囲気を表現できるんじゃないかなと思います。

10cm角という大きさのタイルでも、いろんな工夫がされて、
新しい表現ができるようになっているんですよ。

おっと。ついつい長くなってしまいました。
明日は、これまた、違うタイルのお話しへ。

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