用途地域を変更できるか?

変更

このサイトをご覧頂いた方から「用途地域を変更したい」という相談をいただくことがあります。
このページでは「用途地域を変更できるか?」について説明していきます。
上記を説明するためには一般の方にはわからない用語がいくつかありますので、まずは用語の説明をいたします。

用途地域とは

都市計画では都市を住宅地、商業地、工業地などいくつかの種類に区分し、これを「用途地域」として定めています。
用途地域内の土地では建てることのできる建物の用途が決められています。
現在は下記の13の用途地域があります。

  • 第一種低層住居専用地域
  • 第二種低層住居専用地域
  • 第一種中高層住居専用地域
  • 第二種中高層住居専用地域
  • 第一種住居地域
  • 第二種住居地域
  • 準住居地域
  • 田園住居地域
  • 近隣商業地域
  • 商業地域
  • 準工業地域
  • 工業地域
  • 工業専用地域

時々、法律が改正されて増えたり細分化されたりすることがあります。

建築主事とは?

建築主事とは、建築基準法の規定により建築確認を行うため都道府県や市区町村に設置される公務員です。
都道府県や人口が多い市区町村などにいます。

特定行政庁とは?

特定行政庁とは

建築主事を置く市町村の区域については当該市町村の長をいい、その他の市町村の区域については都道府県知事をいう。(後略)

です。
上記は建築基準法第2条第35号の文章をそのまま引用しました。
 
都道府県は必ず建築主事がいるので特定行政庁です。
市区町村の場合は人口の多い市などは建築主事がいることが多いのでその場合は特定行政庁です。
人口の少ない市区町村は建築主事がいない場合が多く、その場合は特定行政庁ではありません

用途地域による建築物の用途制限

建築基準法によって用途地域内では建てることのできる建物の用途が決められています。
建築基準法 第48条
別表第二 用途地域等内の建築物の制限
上記をよんでもわかりにくいと思いますが、地方自治体のHPなどにはもう少しわかりやすくまとめられている場合があります。
下記は東京都市整備局のページに掲載されている表です。
用途地域による建築物の用途制限の概要
↑クリックするとPDFが開きます

用途地域を変更できるか?

当サイトに寄せられる相談の中には
「◯◯地域に◯◯を建てたいので用途地域を変更したい」
というようなものがあります。
 
用途地域というのは上記で書いたように地方自治体が都市計画のために定めているものです。
地方自治体が都市計画を見直して、用途地域を変更する場合はあります。
 
しかし、個人が「◯◯地域に◯◯を建てたいので用途地域を変更したい」と言って変更できるものではありません。
 
なので
「◯◯地域に◯◯を建てたいので用途地域を変更したい」
というご相談を投稿いただいても
「個人の都合で用途地域を変更することはできません」
などの返信をいただく可能性が高いと思います。

用途地域に定められた用途以外の建物を建てたい場合は?

それでは建築基準法で決められた以外の用途は建てられないのか、というとそういうわけでもありません。
例えば建築基準法第48条1項には
「ただし、特定行政庁が第一種低層住居専用地域における良好な住居の環境を害するおそれがないと認め、又は公益上やむを得ないと認めて許可した場合においては、この限りでない。」
のように書かれています。
建築基準法第48条2項~14項にも同じような文言があります。
 
つまり、特定行政庁が許可すれば建築基準法で決められた用途以外の建物も建てることができるようです。
特定行政庁が許可する場合には公聴会の開催、建築審査会の同意を得る必要があります。
時間と費用がかかると思いますが、「決められた用途以外の建物を建てるのは絶対にダメ」というわけではありません。
 
上記の手続きのことは「建築基準法第48条ただし書き許可」などと呼ばれているようです。
特定行政庁によって多少、呼び方が変わるようです。

当サイトにご相談頂く場合の文例

当サイトでは上記の許可を得て、用途地域に定められた用途以外の建物を建てるためのご相談も可能です。
しかし、用途地域に定められた用途以外の建物を建てたことのある建築家は少ないと思います。
 
そのため
「◯◯を建てたいので用途地域を変更してほしい」
みたいな文言だと
「用途地域は個人の都合で変更できるものではありません」
などの返信で終わってしまう可能性があります。
 
また
「◯◯地域に◯◯を建てたい」
みたいな文言だと
「◯◯地域には◯◯は建てられません」
などの返信で終わってしまう可能性があります。
 
当サイトに相談を投稿する場合には、
「◯◯地域に◯◯を建てたいと思っています。
用途地域で建てられない用途の建物ではありますが、特定行政庁の許可を得られれば建てられるか可能性があることを知りました。
設計・監理・上記の許可を得るための手続きをお願いしたい」
など、具体的に書いていただければ幸いです。

建築家相談依頼サービスの流れ

 
建築家依頼サービスの流れ
 
相談・依頼を引き受けてくれる建築家を探すまでたったの2ステップ
相談・依頼したい仕事の内容を書きこむだけで
相談・依頼を引き受けてくれる建築家を探すことが出来ます
 

  1. 相談・依頼を記入する
     
    下記のフォームに建築家に相談・依頼したい内容を書いて下さい。
  2. 返信がメールで届く
     
    あなたの相談・依頼を引き受けたい建築家から返信がサイトに掲載され、メールで届きます。
    返信を書いていただいた建築家にはプライベートメッセージを送ることができますので
    連絡をとりあってください。
    お断りする場合もお断りのメッセージを送っていただければ幸いです。

 

建築家相談依頼サービスの料金

 

 
建築家相談依頼サービスは会員建築家が支払う料金で成り立っています。
そのため、一般の方は無料でサービスを利用することができます。
なので、参加していただいた建築家には誠実な対応をお願いいたします。

投稿する前のご注意

建築家相談依頼サービスは一般の方は無料で利用できますが、下記の点にご注意ください。 
  

冷やかし半分での投稿はご遠慮ください

 
  
当サービスは真剣に建築家に仕事を相談・依頼したい方のためのサービスです。冷やかし半分での投稿はご遠慮ください。 
  

できるだけ返事をしてください

  
  
建築家相談依頼サービスで返信を頂いた建築家にはできるだけ返事をするようにしてください。お断りする場合でもプライベートメッセージなどを使って連絡いただければ幸いです。 

建築家紹介センターの安心安全宣言

・条件が悪くても大丈夫です
・しつこい営業はありません
・個人情報を入力する必要はありません
・設計士に依頼すると高くなるとは限りません
・リフォームでも依頼可能です
・土地がなくても申し込み可能です
・小さい仕事でも依頼可能です
 
詳しくはこちらをご覧ください。

用途地域関連の相談・依頼事例

用途地域・メニュー

 

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日は。
家づくりでは、いろんなことを決める必要があって、
相応に時間がかかるのでは?というお話しでした。

その一つとして。
床材や壁、天井の素材についてでした。

それぞれの素材の紹介とか、
サンプル等提示して体感とか、
お話ししていくと、あっという間に
打合せ終わってしまいますよ(笑)

そうそう。
事前に、You tube等で、予習していけば?
って思ったかもしれませんね。

少し余談ですが。。
床は○○がいい!とか
〇〇なら失敗しない!とか
そういう内容だったりしたら、
ご参考程度がオススメです。

家づくりって、一般論でまとめてしまうほど、
「標準的」ではなくて、十人十色だったりします。

そういった情報って、先入観を持つ結果になるため、
参考程度がちょうどいいかなと思います。

ちなみに。
私は打ち合わせの中で、
「あなたには、この素材がオススメ!」
っていうことはありません。

各素材の特徴(一般論でなく使った経験をもとにした)
をお伝えして、選定の基準をご提示する感じです。

意思決定は、お客様にゆだねています。
(もちろん、迷っている場合はアドバイスします)

少し話が逸れましたね。
戻しましょう。

みなさん。突然ですけど(笑)
窓って、どう決めてるんだと思いますか?

なんとなく。
というわけにはいきませんよね。

例えば。トイレの窓。
どんな大きさで、どんな開き勝手で、
どんな高さについてるといいですか?

たくさん光が欲しいので、大きくしようかな。
でも、あまり大きいと視線が気になりそう。
換気するのに、開閉はしたいかな。
いや、換気扇あるから開かなくてもいいかな。
上の方につけると、便器があるから、
開閉するなら、手が届かないかも。
小さくしたいけど、明るさ大丈夫かな。。。

あれ?
トイレの窓一つとっても、
いろいろ考えた方がよさそうですよね。

そこはこだわりないから、
「普通」の窓でいいですよ。
って。。

「普通」って??
おそらくですけど、その方の普通って、
今住んでる仮住まいのトイレか、
ご実家のトイレくらいが参考になりそうです。

その「普通」でいいのであれば、
その窓が、どんなタイプなのかを知りたくないです?

「普通で」って伝えたとして、
お客様と設計士の「普通」は違うと思いますから。

おっと。
ついつい長くなってしまいました。
続きは、明日にしましょう。

ユーザー 南俊治建築研究所 南俊治 の写真

ひな壇型マンションとは階段状のマンションをさします。主に低層地域内の山の斜面などを利用して建てられ、建物がひな壇の形状(階段状)になっているマンションです。各住戸へはエレベーターが無く、階段や斜行エレベーターでアクセスになることになりますが、ルーフバルコニーが付くなど、採光や眺望にすぐれた住戸が多いことが特徴です。見かけは10階以上に見えても三層毎に斜面勾配に沿って高さ3m毎にずらすことで建築基準法上の最高高さを10m以下と表記できるので高さ制限のある低層住宅地域であったとしても申請許可がおりるマジックがあります。

ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

※LDK内観イメージCG・設計時には提案資料としてデザインします
※ペニンシュラ型キッチンでのLDK空間を提案した間取り内観CG

よく考えた住まいは暮しが楽しくなる。

マイホームの計画をする際に

色々と気になる事も有るかと思います。

特に日常的によく過ごすこととなる

リビング周辺での

家事時間等にも大きく関係するキッチンの事。

キッチンを選ぶ際には

機能や見た目のイメージ等に思いが行くかも知れませんが

全体像を考えた

使い勝手のポイントや種類についての意識が大切です。

キッチンは、

日常生活の中で

料理や洗い物などで頻繁に使う場所です。

せっかく家事をするなら、

過ごす時間の有意義さも考えておきたいものです。

そういう意味からも

キッチンは様々な形や種類があるので、

こだわり方も様々です。

好みに関しても様々だと思いますが、

快適にキッチンを使用するためには、

空間全体として

収納やコンセント位置などに注意しなければなりません。

そういう事も考えて

住まい造りにおけるキッチンの種類や

注意すべきポイントについて・・・・・。

キッチンの種類や形にはどんなものがあるのか?

キッチンの種類は大きく分けて、

非対面型キッチンと

対面型キッチンに分類されます。

非対面型キッチンは、

従来の壁に向いているキッチンのことを指します。

一方で対面型キッチンは、

リビングやダイニングに向いているタイプのもので、

大きくは次の種類に分けられます。

〇アイランド型キッチン

アイランドとは日本語で”島”を指し、

その名の通り島のように独立している形のキッチンです。

部屋としてもキッチンとしても

スペースが広くなるので

数人で同時に料理ができたり、

両側通路が空いているので

通りやすかったりと様々なメリットがあります。

〇ペニンシュラ型

これも独立してはいますが、

左右どちらかが壁にくっついている形のキッチンです。

アイランド型に比べると

少しコンパクトなサイズにまとまるようなイメージです。 

〇I型・II型

I型は直線一列、

II型は直線二列に並んでいるタイプのキッチンです。

作業スペースを広く取れることが魅力。

キッチン選びにおいて注意すべきポイントは

勿論キッチンの形にこだわることも大切ですが、

使いやすさを意識する上で

その周辺機能ともなる

収納スペースやゴミ箱やコンセントの位置を

考慮することも大切です。

適切な収納スペースの確保キッチンでは、

調理用の皿やお箸、

スプーンなどの食器類、

調理器具などを

たくさん収納することになります。

他にも調味料やキッチン用の家電なども

置く事になるかと思います。

そのため、

必要なものを置くための

十分な収納スペースを確保しておかないと、

キッチンの利便性は大幅に下がってしまいます。

また、パントリーなどの

収納スペースを別に機能的な位置関係で計画すれば、

食料のストック類や水、

その他キッチンで別途使う事となる家電類も

隠すことが出来て

部屋全体の掃除の仕方や空間の見え方が

スッキリシンプルになる事もあります。

ゴミ箱の位置を決める事を後回しにしないこと。

ゴミ箱の位置を

動きやすく邪魔にならない場所に

計画する事が大切。

キッチンにおける人の動き(動線)を遮ってしまったり、

空いたスペースに

適当に置いてしまったりすると、

作業時やゴミが出た場合には

使いにくさが目立ってしまうので、

実際に使う時のことを意識して設置するべきです。

それはコンセントの位置も同じことです。

コンセントの位置は、

冷蔵庫や電子レンジなどの

家電を置く位置を左右します。

事前にキッチン周辺で使用する事となる

家電を置く場所を計画して

コンセント位置を決めることで、

後から置き場所に

手をこまねくことも少なくなります。

間取りの工夫と両立させながら

キッチン本体とキッチン周辺の連動する内容を

ある程度過ごし方もイメージして

意識する事が大切。

暮らしの事を丁寧に考えながら

過ごす意味を整理整頓する時間は大切に。

◻︎住宅相談など

各種お問い合わせは

HP(WEB)お問い合わせより

受け付けております。

※すでにご予約が入っている

日時がありますが

ご希望の日時がございましたら

当社HPお問い合わせ

又は

インスタグラムのDMより

ご連絡下さい。

----------------------------------------------
やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
----------------------------------------------

ユーザー 南俊治建築研究所 南俊治 の写真

六角形の代表的な物にハチの巣穴があります。
六角形を精密に隙間なく並べた構造をしています。
これをハニカム構造といい、六角形の巣穴は、必要な材料を少なくできるだけでなく、耐久性にも優れ、貯蔵力もあります。
「六角形」は、最小のエネルギーで最大の効果が得られる特別な形で、自然が作り出す最も安定した構造といえるでしょう。
住宅において、事例がないわけではありませんが、普及しないのは敷地形状が矩形の場合が殆どで地の部分に余白の遊びができるのでよほど大きな敷地でない限りは採用されないのではないでしょうか。
以前私の設計した相生めぐみキリスト教会がありますが、敷地形状が歪で比較的広かったこともありますが、礼拝堂を菱形とするなど三角モジュールで構成したことはあります。そのことで差別化と独創性が生まれ、地域にシンボル化し逆に今では馴染むようになっています。

相生めぐみキリスト教会

外観

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日は。
家づくりの打ち合わせでお話しする話題として
間取り、外観、インテリアがあること。

それぞれ1回で打合せしても、3回は必要かな。
いやいや、終わらないのでは?
そんなお話しでした。

今日は、その続きです。

家づくりの打ち合わせの話題って。
上記した3つだけだと思っていませんか??

もちろん。
規格住宅であったり、セミオーダー住宅であれば、
それくらいで十分完了しそうですよね。

ただ。
注文住宅をお考えの方であれば、
きっとですけど、たくさんのこだわりがあるのかな
って思いますが、どうでしょうか?

例えば。
床材を考えてみましょうか。

以前、こちらのブログでご紹介していますよね。
いろんな床材がありますよって。

フローリングといっても、いろんな種類がありますし、
樹種によっても雰囲気や肌触りが違ったりします。

それぞれに、メリットデメリットがあって、
その人にとって、最善の床材って、違ってきます。

もし。
床材にこだわるのであれば。。
そういった選択肢って、全部知りたくないですか?

これがオススメ!
って、つくり手側から言われていても。

これがオススメ!だからといって、住む方の最善とは
限りませんから。

その床材のサンプルなんかを触りながら、
説明を聞きながら、比較検討していくとしますよね。

あれ?
それだけで、それなりに時間かかりますよ。

さらに。
床材だけの話ですか??

壁とか天井の素材って、ビニルクロスだけじゃないですよ。
漆喰とか珪藻土、タイルや木、紙クロスや塗装だってあります。
打合せ前に、「ビニルクロス」で決まってしまっていませんか?

それ。
つくり手側が説明を省きたいからだと思いますよ。
ササっと決めていきたいつくり手もいるでしょうから。

もちろん、予算とのバランスがあるので、
全ての素材を自由にセレクトできるということでもないです。

ただ。
いろんな素材を知っていて、それが、予算に合わなかった。
だから、クロスにする。
それなら、納得できませんか?

あとで、こんな素材あったの???
って気が付いたら、寂しいですよ。

おっと。
ずいぶん長くなってしまったので、明日に続きます。

I-3930、堀込駐車場の容積率について(大阪府)

ユーザー テルコ の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
大阪府
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

堀込駐車場の容積率について
傾斜地の角地に建っている築45年の中古住宅(3階と堀込駐車場が未登記のまま)を現金で購入しました。
リフォーム工事の融資の為、未登記部分を土地家屋調査士に測量依頼したら、1階37.76m2+2階29.57m2+3階15.97m2、堀込駐車場13.75m2になり、堀込駐車場(付属建物符号1)を算入すると容積率が0.736m2オーバーしました。
土地64.21m2 建蔽率60% 容積率150% 道路制限により角地緩和による容積率UP無し。
 
今回、1階の水回り改修と台所5畳・和室6畳・洋室5畳をキャットウォーク付の大きなLDKにしようと考えております。
容積率がオーバーだと融資を受けられない為、リフォーム費用は最小限になりますが、堀込駐車場の床面積が容積率に算入されなければ融資を受けられる為、予算が大きく変わります。
まずは、堀込駐車場が容積率に算入されるかを教えてください。
 
当方、ある程度のDIYはできます。電気と給排水は職人に依頼しますが、構造的な事・間取り・デザイン・窓とかの断熱性を考えていただける方を探しております。
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない





猫と遊ぶテラスのある家

●設計事例の所在地: 
東京都北区
●面積(坪): 
116.68㎡
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

猫と暮らす家です。敷地の中の、一番心地良い場所を猫が遊ぶ大きなテラスとしました。風が抜け・光が入り・プライバシーも確保されるウッドデッキのテラスです。大きな窓が、光と風をリビングに取り込みながら、外から覗かれない配置の窓はカーテンをしなくても快適に暮らせる心地良い場所を生み出しています。

猫と人がお互いに快適に住む、色々なしつらえがされた猫と暮らす家です。
猫が遊ぶ、キャットステップ。キャットタワー化した階段。キャットウォークとなる構造梁や、カーテンボックス・間接照明ボックス。工夫された猫トイレの場所。時と場合によって猫の出入りを変える、数々の引戸。工夫が詰まっています。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

初めて、依頼者と敷地に伺った時、風通しが良く、南東側隣家に隠れてプライバシーが良い小さな公園の様な場所がある事に気が付きました。隣家や道路からの視線を考え、斜め40度に平面軸を振った間取りが気持ち良いはずと、敷地からの帰り道で考えていました。

外壁をベトナムの黄色にしたいという、抽象的なイメージから、左官仕上の外壁をいくつも試して決めて行きました。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

猫と暮らす家の設計の実績が多く、猫との生活を大切にしたかった、依頼者の要望に沿っていたため。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

・猫と住む家

人も心地良い、猫も心地よいをテーマに、設計に取り組みました。敷地の中で最も心地よい場所を、猫が外で遊べるテラスとし、そのテラスから、光・風・眺めがリビングに飛び込んで来る間取りとしています。

猫が遊ぶ場所として、キャットステップ、キャットタワーでもある階段、キャットウォークとなる構造梁や、カーテンボックス・間接照明ボックス、猫穴、籠りスペース、外を眺める高窓・地窓などをつくっています。

時と場合によりけりで、猫が入って欲しくない場所には、格子の引戸を設計しました。調理・食事の時だけ閉めるのダイニングキッチンの引戸、1階・2階どちらかいて欲しい時の階段下ガラス引戸、出かける時の為の玄関格子引戸が自由に猫と人の領域を分けてくれます。

・プライバシー

建物を平面軸、斜め40度に振る事で、隣家の窓から中が覗かれない様にしています。2階テラスは、隣家の窓の無い壁と、道路から引きがある事でプライバシーが守られ、テラスに向いたリビングの大きな窓はカーテンをしなくても、目線が入ってこない快適な室内になっています。

・防犯

1階は小さな窓を天井近くの高い位置に設置することで、外部からの侵入の防止になっています。1階人が出入りできるのは、玄関1カ所にして、鍵のかけ忘れ等が無い間取りにしました。

・特徴的な小屋組み

梁や母屋などの構造材が見える、天井の小屋組みは、斜め40度に平面軸を降る事で複雑になっています。製作難易度が上がったこの小屋組みは、大工さんが腕によりをかけて作った力作で、独特の特徴的な力感のある場を形づくってくれました。

依頼者の声: 

猫は家をかなり気に入ってくれたようでキャットドアもすぐに通り抜けました。

何より気に入ったのはテラスで思い切りくつろぎ&虫取りを楽しんでいます。ゴロゴロしたり、全く家の中に入らずで、この形にしてもらって本当によかったです。階段下ガラス戸を閉めても大騒ぎはしていませんが、この先も大人しくしてくれるかは不明かな。

夏で暑くて昼間は外に出ていませんが、夕方過ぎから深夜までほぼテラス生活してます。リビング冷房は思った以上に効いていて階段で冷気が下りるのでしょうが玄関扉を開けると冷気を感じます。

天井の木の骨組みが、一番気に入っています

その他の画像: 

天井の小屋組みが、特徴的。斜め40度に、平面軸が振れた間取りは、外部の視線や風・光の取り込み方を考えた結果です。

テラスに向かって大きな窓から、光と風・景色が室内に入って来ます。猫が自由に遊ぶテラスです。外から覗かれない位置の窓で、プライバシーを確保。

猫グルジム。ジャングルジムの様な猫の遊び場。猫のスキな、外を眺めるキャットステップ・上から下を眺めるキャットウォーク・籠る場所が楽しそう!

施主曰く、こんなに窓が無く(小さく)て、暗そうなのに、家の中は凄く明るい家でビックリだよね!と。

路地の様な玄関アプローチの小道が、居心地良き。

サイドからの美しい光が、壁を伝う窓の配置。

猫部屋への猫の出入りは自由。

階段下のガラスの引戸は、猫は開けられない。猫・1階にいて欲しい時、2階にいて欲しい時に閉じる。その時々で猫の居場所を変えていく引戸。

猫が外に出て行かない様に、格子の引戸を玄関に!

美しい洗面化粧台。

ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

※LDKの一部にリビング階段を設け段差のある暮らしの提案

人生を豊かにするための工夫と
間取り提案、
階段の途中に小上がりスペースのある家。

LDK・リビングスペースの一部に
段差を設けて変化をつけ
座面を変える部屋のカタチ。

これにより
リビングでの過ごし方も
場所の価値も向上しています。

階段の一部に取り込んでいるので
段差は階段と同じ。

その奥にはくぼみをつけて
少し特別な空間「DEN」に近い考え方。

段差の部分は
リビングの一部でもあるので
過ごし方は一体の空間として
でも・・・意識的な違いはあるので
遊びの余剰空間のような
イメージで過ごすことも出来ます。

立体的な活用も
出来るようになるので
その分を引き出し式の
収納スペースに。

フラットなバリアフリーによる
段差無しでの
良い面もありますが
段差がある事で
生まれる価値もあります。

どんな暮らしの空間が
自分たちの暮らしを豊かにするのか?

イメージを共有する住まい造りを
丁寧に考えてみませんか?。

段差を愉しむ暮らし、
勿論、変化する少し先、
将来の事も考えながら
その工夫を仕組みと
間取りの中に考えておくことは
大切ですよ。

◻︎住宅相談など
各種お問い合わせは
HPお問い合わせより
受け付けております。

※すでにご予約が入っている
日時がありますが
ご希望の日時がございましたら
当社HPお問い合わせ
又は
インスタグラムのDM
よりご連絡下さい。

-----------------------------------------------
やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
-----------------------------------------------

I-3929、カーポート設置に伴う建築確認申請代行(広島県)

ユーザー まけ の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
広島県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

三台用のカーポート設置に伴う建築確認申請代行をお願いしたく投稿いたします。
 
ざっとの費用も知れると幸いです。
 
宜しくお願い致します。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する





ページ

建築家紹介センター RSS を購読