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ここにコンセントがあったら

便利だったのに・・・。

そういった失敗を減らすために、

家づくりの際には

新築の場合でもリノベーション(リフォーム)の場合でも

暮らしのシーンをイメージしながら

家具や間取りを一体化しながら

考える事が大切・・・・・。

※LDK内観イメージCGにソファやテーブル類を
仮にレイアウトして
イメージ感を考えることが出来るように提案

勿論間取りの検討過程で「レイアウト」を

それぞれ意識する時間を持つのか持たないのかで

結果は随分変わります。

ホットプレート用にダイニングテーブルの高さに合わせた位置

洗面所の収納内部に

シェーバーや電動歯ブラシの充電用に

充電タイプの掃除機をしまう収納内部

Wi-Fi機器を隠して設置できる収納の内部に

掃除機を使うときように階段や廊下に

スマホや固定電話の子機用の専用棚を計画しその場所に

スマホの充電や小さなスタンド用にベッドの枕元周辺に等々。

一般的な事柄から

例えば趣味や独特の暮らし方があれば

その内容に沿った場所へ・・・・・。

オーディオ機器やゲームマシン、

室内用のエアロバイクやトレーニングマシン

マッサージチェアや電動式リクライニングソファ等。

普通に壁面のコンセント計画だと
日常的に足元に注意が必要になります、
ソファレイアウトの近く床へ
オフィスのような床用コンセントの確保を計画的に

こうしたところから分かることは、

皆さん「どこに何を置くか、何を使うか」を

設計段階でシミュレーションするべきだという事。

生活スタイルは人それぞれですし

間取りや暮らしの趣も、

基本的な位置や数では

十分でない場合が多々あると思います。

ですから「暮らし」を意識しておくことは

家づくりでは大切。

自分達の暮らしに必要な

コンセントの位置や数などを

間取りと家具、家電などの位置関係と

照らし合わせて

じっくりと検討する時間が家づくりには大切。

建築的なプラン・間取りは、

暮らしや用途をどのような水準で満たし

そこにデザインを施すことが重要。

暮らしの空間、

選択と検証の結果に

居心地をゆだねてみませんか?

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(仮称)古風な暮らしに和のエスプリを感じる高台の家

住まい手 Mさま

設計・監理 やまぐち建築設計室 建築家・山口哲央

施工・管理(工事会社) 未定の状態・設計完成後に価格だけではなく資質・要素を含めて適切な施工会社を選ぶ予定

※住まいの設計デザイン提案途中経過でのLDK内観CG

アトリエにて住まい手さんご夫婦と

住まいの新築工事打ち合わせ。

この日は、工事価格の目安となる

内容の整理整頓と

空間をつなぐ「部屋と部屋」周辺の「シンプル」なイメージも

扉から意味をイメージした提案も・・・・・・。

実際に間取りの方向性が決まり始める事で

イメージ化することが出来はじめ、

その延長上に使う素材の話しがあります。

色や商品が製造される過程での材料の事もありますが

建築は様々な建材や素材の集合体という事。

間取りが同じで同じカタチや容積(広さ)だったとしても

使う色や材料、

素材でイメージも変化しますし

価格も変化します。

なので間取りの方向性と同時に

そのあたりの情報を整理整頓するという意味で

間取りに取り掛かる前に「知る」という意味での

建材商品メーカーのショールーム見学から

内容を吟味するという意味での「建材商品メーカーのショールーム見学」に切り替えて

同じショールームの見学も目的・・・ビジョン化した状態で

改めて同商品を見ても「何を見るべきかの判断」がつきやすくなります。

次回からは気になる商品も範囲に入れつつ

「なんとなく」から「範囲外を知る意味」、

そこから「目的化した状態」でキッチンや洗面、フローリング等々。

採用検討吟味の「必要な素材・建材・商品」を

整理整頓するという「フェイズ」へ。

次回は住まいの建材素材総合メーカー「LIXILショールーム」での

商品吟味の打ち合わせ。

暮らしと価値観と趣を丁寧に考えながら

段階的に吟味の時間・・・・・。

暮らしの空間、

選択と検証の結果に

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家づくりの際に大切な知恵と知識によって

暮らしの質感や充実度の差は生まれます。

※アイランド型レイアウトキッチンによる暮らしの空間提案(トーヨーキッチンスタイルショールームLDKインテリア展示)

建築の知識と知恵にプラスして

生活と暮らしの感度を大切に。

各家庭の暮らしの充実度や

家事時間の持つ意味はそれぞれに異なります。

そういった部分をどれだけ多角的にとらえて

ビジョン化して対応が出来るのか?

それだけ家事労働は暮らしに対して

大きな意味を持っています。

日々の家事をどれだけ意識しつつ

暮らしの本質をカタチに転換しているのか?

によって暮らしの受容度も変わります。

キッチンスペースでのゴミの保管場所や

洗濯スペースと物干し場・アイロンやスチーム掛けを

何処で行うのか?

場合によってはすべて「お抱え」の

クリーニング店が

洗濯物を預かるといったケースもあります。

そんな場合は

キッチン周辺を含んだ居場所や

独特の暮らし時間に沿った間取りの中に

留守中や家事時間中を想定したデザインで

洗濯物受け渡しの為の「中間領域」を

盛り込みながら

暮らしを提案する事もあります。

そして、家事がラクになるために必要なことは

ある程度水まわり設備の掃除や手入れが簡単であり

キッチンの収納が手の届くところにある

料理の配膳が簡単にできる配慮と同時に

その時間そのものが

充実する空間と時間である事も必要です。

当たり前の事なのですが

そういったところは建築の基本的な計画論の密度ではなく

相応の幅を持った生活や暮らしの密度が重要。

そして、

やはり家事の負担を減らすキーマンは

キッチン周辺の連動とその他の水まわりの関係性。

キッチンで考えると

食器洗い乾燥機やディスポーザー、

スライド収納など、

最新の設備機器や家電が備わったキッチンは

ある意味で面倒な家事を

強力にバックアップしてくれます。

だけど逆にそれが煩わしく感じる場合もあります。

キッチンをしっかりと利用する為にも

価値観と頻度に照らし合わせた

内容の吟味から「必要性」を割り出す事。

そしてキッチンの作業効率を考えるとき、

ひとつの指標になるのが「ワークトライアングル」。

これはシンク・冷蔵庫・コンロの3点を

線で結んだ三角形のことで、

三辺の合計が3.6~6mの範囲に

収まっていれば理想的だとされます。

そしてそれを理解したうえで

住まい手さんの家事の価値観と頻度

家事の際に無意識にしてしまう行動等

色々な独自性も割り当てていくように・・・・・。

シンク・冷蔵庫・コンロの配置や

キッチンの収納、

それらを使いつつ「連動する家事」などを考えることは

「日々の家事をラクにする」事につながります。

そういった日常的な行動を考えて意味を底上げすることで

それ以外の事柄も「質的な向上」が見込まれますから。

暮らし時間の密度と頻度を

整理整頓することで見えてくる

暮らしの質感を大切に考えていますか?

大切なのは暮らしの現実を

いかに紐解き理想とのギャップを埋めるのかという事。

暮らしの空間、

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間取りの要になる考え方としてLDKの存在。

名前がLDKではなくても

そのようなくつろぐ要素と

生活時間が長くなる確率の高いリビング。

※程よくLDKと距離感をつくったリビング階段

リビングは現代的な「家族時間」を過ごす場所であったり

個人の時間や就寝までの時間を過ごす

どちらかといえば

住まいの中心となりえる空間。

そんなリビングですが、

やはりどちらかというと

リビング、ダイニング、キッチンの間仕切りがない

ワンルーム形式の「オープンLDK」となるケースが多いかと思います。

そして時間や過ごし方にあわせて

変化させることが出来る工夫を設けたり

一体的な広い空間としての役目を持たせたり。

また家族構成によっては

必要性が異なる「リビング階段」も計画したりします。

その他には「和室が隣接したリビング」や「吹抜けリビング」など。

※リビング階段の下にアルコーブ(くぼみ)をつくりワークスペース兼スタディーコーナーを計画

リビング階段とは、

家族が集まるリビングの中に

階段がある間取り。

廊下やホールといった場所ではなくて

生活の主体となる空間に

一階から二階や三階など、

階を移動する為の場所としての階段を

レイアウトするプラン。

※リビング階段の下にアルコーブ(くぼみ)をつくりワークスペース兼スタディーコーナーを計画

単純な移動空間が

リビングなどにレイアウトすることによって

それは移動だけの空間ではなく

デザインや計画性によっては

多用途を持つ付加価値空間としても成立します。

子どもが学校から帰ってきたときや

遊びに行くときなど、

子どもの出入りが分かりやすく、

コミュニケーションが取りやすいというメリットがあります。

階段が環境の良い場所あることによって

くつろぐ場所や

階段をあえて広く計画することによって

セカンドリビングや書斎的な場所になる事もあります。

その反面リビングで暖められた

空気が2階に逃げるため、

暖房の効率が悪いというデメリットもあります。

これは吹抜けリビングも同様です。

「形」はもちろん大切ですが、

まずメリットとデメリットをよく理解して

しっかり対策をしておきたいところです。

ちなみに、リビングを考える上で

よくありがちなのは収納問題。

リビングは家族のくつろぎの場でもあるので、

それぞれが趣味や用事を持ち込みます。

放っておくとついモノが増え、

いつの間にか散らかり放題になりかねません。

リビングこそ空間を利用した

収納を充実させておきたいものです。

造り付け壁収納やデザインされた収納

又は「隠せる収納」など。

大事な家族とのリラックスタイム又は

家族とは一緒の空間だけど

個人がそれぞれ快適で楽しい時間を過ごすことが出来る

居場所のあるリビングなど

それぞれの価値空間に沿うリビングの設計手法があります。

暮らしの価値観と照らし合わせて

過ごし方を考えることは大切。

リビング階段も

そんな手法の一つだったりします。

間取りと家で過ごす意味を紐解き

丁寧な暮らしが出来るように。

暮らしの空間、

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家づくりのパートナーを探すため、
ハウスメーカーから始まって、工務店。
そして、設計事務所へ行きついたご夫婦。

いよいよ。
設計事務所をやってる設計士と面談です。

ドキドキしながら、待ち合わせのカフェへ。

すでに中にいた設計士さんに声をかけて
座り込みます。

設計士さんからご挨拶もつかの間。
何でもない雑談からスタート。

午前中、施主と工事現場に立ち会って、
一緒に見学しながら、盛り上がったという内容。

現場に一緒に行ってくれるんだ。
そんな風に思ったそうです。

そしていよいよ本題へ。

「家づくりのことで、聞きたいことを書き出していただけました?」

「はい」

「どの内容からでも、どんな内容でもお聞きください。
忖度なく、フラットな視点からお答えしますよ。」

「・・・」

「私が関わっているお客様って、みな楽しそうです。
家づくりって、ほんと楽しい。
でも。不安や不明なことがあるとそう感じれなくなることも。」

「なので、不安とかわからないことを聞いていただけるといいですね」

「なんでもいいですか?」

「はい」

「設計士さんにお願いすると、高くなってしまいそうですがどうですか?」

「よく言われますね。こだわりのある設計士さんだと
高くなってしまうこともあるでしょうね」

「というと?」

「お客様でなく、設計士がこだわった材料なんかを使うケースもあるので。」

「私たちの家なのに?」

「そうですね。一番いいからって。」

「でも、プロにそういわれたら、そう思ってしまうかも。。」

「一番いい材料って、質が高いモノでなくて、
予算の範囲内で実現できる最適なモノのはずだと私は思いますけどね。」

「確かに。」

この質問をきっかけに、用意していった質問事項について
全てを問いかけて、それに対して、返答をしました。

よくわからなくなっていたのですが、漠然とした不安は
ずいぶんと減ったように感じていただけたようです。

ここまでは、ご主人が質問をするスタイルだったのですが。
小休止しようと飲み物を口にした後、ふと奥様が問いかけました。

「ハウスメーカー、工務店、設計事務所に設計士さんっていますよね」

「はい」

「ぞれぞれに設計士さんっていますが、何が違うんですか?」

「とてもいい質問ですね。どうしてそう思われたんですか?」

「これまでに設計士さんに相談してみて、設計事務所の設計さんが
今まででは、一番しっかりと要望を聞いて、提案してくれました」

「同じ設計士さんなのに違うなって思ったので」

「少し深い話になりそうなので、順にお話ししていきます」

ということで。
長くなってしまったので、続きは明日へ。

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住まいの間取り計画の前に

知っておいていただきたい吹き抜けの特徴があります。

吹き抜けのある家の

メリットとデメリットと

その解決策等、暮らしの根底に関係する事柄。

新築の家を検討している場合に

限っての話しではありませんが、

リノベーションの場合も含めて

吹き抜けのある家。

吹き抜けとは、

1階から2階(もしくはそれ以上の階)の間に

天井や床がなく、

1階から最上階までが

つながっている空間のことを指します。

一般的な吹き抜けの無い家と比べて、

天井が高くなっている事で

広い空間を感じることができます。

吹き抜けのメリットとして

自然光の入る明るい家になる事が

イメージ的には一番大きいかと思います。

吹き抜けのある空間、

特に大きな窓を設置した場合は

季節や時間帯に左右されず、

日光が入りやすくなります。

また2階の壁に窓を設けることで、

1階や部屋の奥まで光が届くため、

部屋全体を明るくすることが

可能になります。

部屋の壁の色や反射率を加味することで

明るさの程度にも

差を設計することも可能です。

土地の向きや広さの関係で

採光(光の取り入れ)に不安があったり、

周囲に住宅が密集しているような場所に

建てる場所でも、

少ないスペースで

自然光を取り入れやすくなりますし

条件の悪い一階でも採光にとって

好条件な空間に変化させる事も可能です。

部屋が明るくなることで

日中に電気(照明)をつける回数も

少なくなるため、

電気代の節約にもつながります。

視覚的に空間を広く感じられるというのは

実は「高さ」にも大きく影響されます。

例えば、ある程度の広さがあるリビングであっても、

その空間が完全に仕切られていたり、

天井が比率的ある条件下で低かったりすると、

実際よりもかなり狭く

感じてしまいやすいです。

吹き抜けをつくることで、

天井の高さが高くなるので、

その部分に対しては

空間を広く感じることができます。

それほど広くない空間でも、

視覚的に広さを感じることができるため、

狭い土地に家を建てる場合など、

狭小住宅やミニマム住宅では

段差活用やスキップフロアと同様の効果として

吹き抜けをつくるとよいかも知れません。

吹き抜けのある家は、

1階と2階がつながっているため、

1階から2階、

2階から1階へのコミュニケーションが

とりやすくなります。

誰が、どこにいるのか?

気配で感じることができ、

コミュニケーションが取りやすいため、

家族間の「つながり方」に適した状態であれば

会話が増える事や程よい関係を

生み出す事にも期待できます。

また、吹き抜けのあるリビングの場合、

完全に仕切られたリビングよりも

人が集まりやすくなるという

利点が生まれてきます。

吹き抜けのデメリットとしては

暑さ・寒さに対する考慮がどこまで可能か?

によって異なりますが

大きな空間は窓の数や外部と接触する外壁が多くなるため、

小さな部屋と比べると

暑さや寒さを感じやすくなります。

特に屋根裏までの大きな吹き抜けは、

夏の太陽に暖められた屋根の熱が

伝わって暑くなりやすいことも多いかと思います。

対策として断熱性を高める事。

現在の住宅技術の高い断熱性を備えることで

暑さ寒さに対策することができます。

屋根や壁にしっかりと断熱材を入れ、

断熱や遮熱などに対して

適した場所に適した材料・建材を使うことで

外からの暑さ寒さ侵入や

室内からの漏れ等を

カットすることができます。

また、必要以上の大きな窓は配置せず、

高い位置に小さな窓をつけることで、

断熱性や遮熱等を確保しつつ

明るいリビング等をつくる事も可能となります。

空気の性質として、

暖かい空気は上に行きやすく、

冷たい空気は下に行きやすくなります。

天井の高さがある吹き抜けの場合、

エアコンやストーブで暖められた空気は

天井付近にたまりやすく、

効きが悪いと感じることがあります。

また、空気の体積(容積)が大きいため、

エアコンのスイッチを入れてから

適温になるまで時間がかかる点も

デメリットと言えます。

空調の効き対策としては、

吹き抜けの天井部分にシーリングファンを

設置するのが有効です。

シーリングファンは

天井に設置する扇風機状の装置で、

部屋全体の空気を攪拌して

均一にしてくれます。

エアコンの効きを感じやすくなりますし、

電気代節約につながることもありますし

雰囲気という付加価値も生まれるケースもあります。

また、先程説明した空気の性質を利用し、

夏は2階のエアコンのみをつけ、

冬は1階のエアコンのみを稼働させることで、

計画的な「電気代」の使い方もできますし、

補助的な機能を家電で賄うことで

家の中での空気の流れも

均一することが出来るケースもあります。

生活環境を保つうえでは

吹き抜けの部分のメンテナンスに

手間がかかることはデメリットと言えます。

天井付近に設置された照明の電気交換や

窓の掃除などは、

かなり高い位置での作業になってしまいます。

危険も伴いますし、

場合によっては

自分たちでは対処できなかったりします。

特に吹き抜けのスペースにある窓は

対策が必要です。

デメリットを改善する仕様を用いる

吹き抜けを計画する場合は、

メンテナンスに関することも考えて

採用する商品や建材、

吹抜け周辺の「間取り」の意味を

検討する必要があります。

電気交換が大変な場合は、

自動昇降タイプの電気を使用したり、

周辺に足場となる「回廊」のようなスペースや

キャットウォークのような場所

ベランダやバルコニーの存在

屋根周辺に上る経路や

窓の開閉等を含めて検討する事・・・・・。

清掃やメンテナンスについて

建築業者との事前の打ち合わせを行っておく事。

音やにおいが家中に広がってしまう

これは仕方ないことですが、

実感がわかないので、

見落としてしまう方が多いかと思ます。

生活感や実際の暮らしを考慮できる

つくり手であれば

そのあたりの「現実」の話しは

プランの時点で「話し合う時間」を

キチンと設けるはずです。

間取り要素やデザインの理想や良いことばかり

を見るのではなくて

現実と暮らし理想のバランスを加味し

暮らしの基本を紐解きながら

打ち合わせが可能な「つくり手」が

プランのパートナーであれば

しっかりと「そのあたり」を突き詰めてくれると思います。

料理の匂いが部屋に充満して困る

子どもが遊んでいる声が他の部屋まで聞こえてしまう

会話がきこえること、

声が反響すること

様々な計画するうえで「目に見えない」事。

キチンと視野に入れておくことが

家づくりの大切な計画段階でのケアの部分。

計画・設計段階から

そいった分部、暮らしに対する対策を

考えておくこと。

プライベートを確保したい部屋には

防音対策を施す、

音を響きにくくする吸音材を設置する、

防臭効果のある壁紙を採用する、

換気扇を設置する、

部屋を場合によって仕切ったり

可動することのできる壁や扉を

条件下を考えて「レイアウト」する。

そういったシーン毎の

対策方法を家を建てる前にしっかりと

計画しておくことが重要です。

吹き抜けの特徴だけではなくて

暮らしや生活そのものを計画に含む

間取りと生活環境の設計が大切・・・・・・。

意味を紐解き

丁寧な暮らしが出来るように。

暮らしの空間、

選択と検証の結果に

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ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

工務店での経験を踏まえて。
設計事務所を候補に探し始めたご夫婦。

いろんな設計事務所はあるものの、
気になるところを発見し、直接電話することにします。

「はい。ナイトウです。」

「あの。マイホームを考えている者なんですけど。」

「そうですか。ご連絡ありがとうございます。」

「お願いしたいというか、その前にお話し聞いてみたいんです」

「大丈夫ですよ。今ですか?」

「いや。できれば、お会いしたいんですけど」

「いいですよ。ただ、これから打ち合わせなので。。」

「そうですか。後日でもいいんですけど。」

「お手数なんですけど、弊社のHPの問い合わせから
連絡先とかを入力すると同時に、候補日をお送りください」

「わかりました」

「お手数かけますけど、御願いしますね」

あっという間のやり取り。
印象はよかったみたいでした。

ということで、早速、ホームページの問い合わせへ
何日か候補日を入れて、送信。

そしたら、その日の晩に返信あり。

話聞くのに、費用はかからないかを確認しつつ、
場所のこととかも、いろいろと調整。

2週間後に会うことになりました。

その時に、設計士さんから言われたこと。

「聞いてみたいことあれば、メモ用意してください」
「フラットな目線から、忖度なく、率直にお答えします」
「まずは、家づくり自体についての雑談にしましょう」

いきなり、要望を伝えるのではないもの面白い。

そこで。
夫婦で、いろいろと質問を書き出していきました。

家づくりについての疑問とか
ハウスメーカー、工務店、設計事務所の違いとか
設計事務所に頼むと高くなる?とか

書き出してみると、わからないことだらけ。
すごい量になってました。

こんなにわからないことがあるのに、
よく前に進めようとしたなと思ったそうです。

さて。
いよいよ当日。

設計事務所の設計士さんと面談へ。

はい。
ご察しの通り、私ナイトウタカシとの面談ですね。

ということで。
タイトルの本題に迫る内容は、明日に続きます。

ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

リノベーションを進めている

会員制サロンデザイン設計の現場。

美容室オーナー Mさま

設計監理 建築家 山口哲央

施工管理 株式会社 伊勢田工務店

美容室オーナーさんが

二階の空きスペースにも多角経営拠点を・・・・・。

というところから

オフィシャルホームページから
お問い合わせをいただいた
リノベーションデザイン案件。

昨年梅雨明けの

初期面談から「リノベ」の特徴と

ある程度予測される「事態」も含み

ご相談段階から順次、

プラン・設計・工務店選定・実施へと「調整」を

させていただいていましたが

この段階では絶えず変動が発生するところ。

そして解体作業は機械ではなく

リノベーション独特の

丁寧な解体には

実際に作業を行う大工さんも参加して行い

部位ごとの検証を行いながらですので

よくあるテレビ等での「パフォーマンス的解体」ではない旨・・・・・。

実際にはものすごく「地味」で「丁寧」な解体です。

まだ途中経過ではありますけど

美容室オーナーである

クライアントにも現場を

解体中の室内は危険なので

少し離れた位置から全体をご覧いただき

進捗とイメージを・・・・・・。

ちなみに、やはり「びっくり」されていました。

普段から壁で覆われた中を

見る事もありませんし

傷み具合と骨組みの現状・・・・・・。

まだ段階的に解体する部分は残っているのですが

一部「補強」も既に始めています。

そのうえで、解体中の様子を現地で

リアルでご覧いただいたうえでの「説明」と「補足」

そして「方針」の範囲を色々と。

2階の床は全部剥がしますよ、

そして床下の補強と防音対策をしつつ

新たな床を構築します。

最初から「すべて」ではなくて

段階的の意味も、

こういう「状況」が見えることで

重要なことの意味が分かりやすくなります。

特に「なんちゃってリフォーム」や「リノベーション」ではなくて

僕たちが行う「リノベーション」の根底の部分を

机上で説明する以上に「こういう場」では

意味をもった「解決策」として、

そして間取り計画や設計デザイン時の

最初の段階で説明済みの「フローチャート」が

クライアントにとって「ヒント」になりますから。

ある程度、二階での状況確認が済んでから、

二階工事部分と関連する一階の美容室に降りて

2階の床下部分1階の天井部分、

干渉する範囲等も予めの想定部分と

現実的部分とを精査しながら

予測の範囲内で「実施方法の構築」を

施工を依頼している工務店からも

現場監督(現場代理人)の意見を吸い上げて

精査し整理整頓の途中・・・・・。

現場には様々な「答え」が存在しています。

机上からリアルに移行することで

調整すべき「内容」も変わります。

考える業務の質が仕上がりを

良い意味で激変させますから。

カタチの結果を生み出す

クリエイティブな質は重要・・・・・。

考える密度と質は

空間の質と結果に比例します。

新築も勿論そうなのですが

特にリノベーションは解体後が

ある意味「スタート」・・・・・。

日常的に「考える時間」は設計の密度への変換作業

その密度を大切に。

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ユーザー エヌスペースデザイン室 佐藤 直子 の写真

エレベーターシャフトは、原則防火区画しなければなりません。(竪穴区画といいます)
ですが、200m2以下の個人住宅であれば、停止階が4階以上ある場合を除き、
防火区画の要件はありません。
停止階が4階、というのは、地下も含まれます。
つまり、地階のある3階建て以上、地下のない4階建て以上ということです。

 ここでは、防火区画が必要なエレベーターシャフトについてお話しします。
防火区画が必要な場合、鉄骨造ですとシャフトのためにやぐらを組みますので、
柱型の内寸に耐火被覆をしたところまでが有効寸となるため、場所を取ります。
敷地が大きくない街中のビルなど、容積率をクリアして面積を取ろうと思うと、
その部分だけでのロスはなかなかです。
RC造であればその点問題はありません。
ですが、高額になるため混構造でと考える場合もあります。
RC造のプレコンシャフトは省スペースです。壁の厚みは15cm~20cmで大抵済みます。
ただし、搬入にかなりスペースを取り、
広い大通りがある、敷地に余裕があるなどの場合を除き、狭小敷地では困難です。
その他の選択肢として、木造という手があります。木造4階建て迄であれば対応エレベーターもでてきています。鉄骨のやぐらを組まず省スペースに、木造の壁に耐火被覆します。
柱や壁の厚さは120cm。耐火被覆で42ミリと、
かなり省スペースに設置することができます。

防火地域の4階建て木造ビル。4階までエレベーター付きです。

I-3776、変形地や高低差のある土地を得意とされている建築家の先生(神奈川県)

ユーザー イシカワ の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
神奈川県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

横浜市*****にある土地の購入を検討しており、横浜市の建築家を探しております。 土地は約390m2,
建ぺい率50%,
容積100%の用途地域第一種低層の宅地ですが、変形且つ道路面より宅地が低い位置にあります。宅地自体は更地(敷地奥にRC構造の物置有)の状態です。
下記に希望や予算を記載しますので、ご興味があり、変形地や高低差のある土地を得意とされている建築家の先生がいればご連絡お願い致します。
希望:車1.5台分ガレージ(土地形状的に屋根部分かと)、ペット共生(大型犬)、2部屋+1納戸、スキップフロア、ドッグラン(RC構造物置上を検討)
予算(土地含まず):3,000万円前後
 
宜しくお願い致します。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する





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