開発から40年ほど経った閑静な住宅地に建つ住宅の建替えとなりますので、周辺との街並みとの調査を考えました。周辺街路樹もしっかり育ち、街並みを形成する大きな要素になっています。そこで、建物にも木の自然素材を外部に採用し、調和を取れるように考えました。木格子は、光の通し方により、一日の流れの中で様々な表情を出します。それが、街並みに新しい要素となる事を願います。
当初は、リフォームのご相談でしたが、築40年近くのお住まいを拝見し、調査していくと、構造や断熱において現在の基準から見ると不足している部分が見つかりました。リフォームにて、構造、断熱を改善する案をご提案しましたが、最終的には新築にて建て替える事になりました。
開発から40年ほど経った閑静な住宅地に建つ住宅の建替え。住む世帯は変わり、家族構成の変化に合わせて部屋数より、ゆとりのある大きな空間を持つ住まいを考えました。南側に大きく開口部をとり、光と風を取り入れました。一方、プライバシーを考慮し、大きな開口部の外側に木の格子を設けました。この木の格子は、建物に優しい表情を与え、街並みを作り出す一つのアイコンにもなっています。断熱の仕様もテーマの一つに挙げて、高い断熱性能を持っています。
一般に耐用年数が長いといわれる鉄筋コンクリート造で日本最古のものは長崎の軍艦島にあり、1916年竣工です。
鉱員社宅として建てられた築107年の7階建てアパートで、ご存知の通り現在は写真のような廃墟となり崩壊寸前です。
使用する材料や技術の問題、1970年代からメンテナンスをされていないなど、単純に比較はできませんが、これも事実として認識しておくことは大切だと思います。
現代の技術で建築される鉄やコンクリートの建物の耐用年数は、前述の古い建物より長くなっているとは思いますが、結果がわかるのはまだまだ先の話です。
一方、木造はどうかと言いますと、普通の民家でも100年超えのものは数え切れないほど存在します。
構造材は、放っておけばすぐに腐ってしまう「木」ですが、乾燥状態であれば経年劣化は少ないのです。
大断面の木材を使用する寺院建築ならば維持管理も行き届き、さらに寿命が長いことはよく知られていますね。
でも良いことばかりではありません。木の弱点は燃えることです。
ひとたび火事になれば木造の建物は無抵抗です。
さぁ、では建物の構造は何がベストなのでしょうか?
建物が建つ環境や目的、感性そして予算によって建築構造の「最善」は変わりますので、よーく考えて判断してください、というのが結論です。
工法でも素材でも、良いところがあれば必ず弱点があるということをお忘れにならないように。
住まいの照明計画、大事です。適切な灯りのデザインは、夜の室内の奥行きを深くし、そして夜の時間を豊かにしてくれます。
均一に明るいだけの照明など要りません。陰を意識した灯りにすることで、空間に夜の表情が宿ります。陰翳礼讃です。
素敵な夜を過ごすために
1. 部屋のど真ん中の天井照明をやめること
建売住宅や賃貸マンションは、未だに天井の真ん中に照明器具を付けてるから、だめ。光源もできれば2か所以上ほしい。予算の都合で1部屋に1箇所だけなら、主照明を真ん中ではなく中心からずらすこと。光が近くの壁に反射して結構明るいし、部屋に明暗ができて立体感も出てきます。住まいは、事務所みたいに均一に明るくする必要などありません。
2. あかりの重心を下げること
低い位置にあかりを置き、あかりの重心を下げると落ち着き感やくつろぎ感がアップします。高い位置のあかりと組み合わせて高低差を付けると、空間の奥行き感を引き出せます。あんどん的なフロアライトを後で置くのもいい。
3. 白色ではなく電球色にすること
照明の白色(蛍光灯のような昼光色)は、作業をする場所のみ。住まいは、基本的にリラックスする空間なので、電球色がいい。かつ、調光ができて明るさを落とせると、人はやすらぎを感じます。ホテルの照明が暗くしてあるのは、客にくつろいでもらいたいため。明るさが必要なところは、スポット照明かスタンドライトで対応すればいい。
ほかにもいろんなワザがありますが、とりあえずこの3つを押さえておけば大丈夫。建築家を信じて、任せてみてください。
明るさが必要な高齢者や身体にハンディがある方も、灯りの希望を建築家に伝えてください。あなたの思いをきちんとカタチにしてくれるでしょう。
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ハープコンサートに行ったみーくん@建築家紹介センター(61歳)です。近所の市民ミュージアムで無料のハープコンサートがあったので観てきました。きれいなハープの音色に癒やされました。またなにかイベントがあったら行ってみたいと思います。
3月ももうすぐ終わり
もうすぐお花見のシーズンですね。近所の桜もそろそろ満開だと思うので行ってみたいと思っています。
「花見に行ったらすでに散っていた・・・」 とならないようにお花見の予定がある方は早めに行ってくださいね
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■建築家紹介センター通信 2023-03-27
【東京都・商店街起業・承継支援事業(令和5年4月21日まで)について】
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■東京都・商店街起業・承継支援事業(令和5年4月21日まで)
東京都内の商店街で新規開業又は既存事業の後継を行う中小小売商業者が開業等をするに当たり、店舗の新装又は改装及び設備導入等に要する経費の一部を助成していただけるそうです。
□対象となる人
・開業日(開店予定日)が、申請する回の交付決定日以降であること
・「創業予定の個人」もしくは「中小企業者(法人・個人事業主)」 であること(「事業承継」区分は、「創業予定の個人」もしくは「個人事業主」のみ)
・申請予定店舗が「都内商店街」であること
・申請者(法人の場合は代表者)もしくは法人の場合は、 当該法人の従業員(正社員に限る)が 店舗の事業に専ら従事できること……続きはこちら↓
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▼東京都 CAFE AIRE 株式会社DIGDESIGN 嶌陽一郎┗ https://kentikusi.jp/dr/node/15215?utm_source=mag&utm_medium=email&utm_c...
今回、紹介する設計事例は東京都の「CAFE AIRE」です。
依頼者は建物を改装する前は
「拝島駅前のバスロータリー横にある店舗で喧噪をのがれて ゆっくり食事できるスペースを提供したい……」
と悩んでいました。
そこで
「テナントを決めたので スピード感ある仕事ができそうな方に……」
と株式会社DIGDESIGN 嶌陽一郎さんに依頼しました。
嶌さんは緑の多い自然派カフェに改装しました。
「床は無垢材、壁は漆喰。思わず深呼吸したくなるカフェが完成しました。 自然食を提供するにはどんな空間がよいか、 店員の数が少なくてもオペレーションし易い厨房の形状など提案。 完成後のメンテナンスにもすぐ駆けつけるような体制をとっています」
と言っています。
依頼者には
「たくさんの建築家、店舗デザイナーから選ぶことができ、 DIGDESIGNさんに御願いすることになりましたが 店舗デザインだけではなく名刺やHPまでアドバイスもらい 事業が成功してとても良かったと思っています」
と言っていただきました。
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さてさて。
先日のお話しの続きです。
家づくりのパートナーを探していたお客様のお話しでしたよね。
ハウスメーカーから、工務店へ。
工務店で、感じのいい設計士さんと出会い、
いろいろお話しを聞かせてもらいました。
「うちは、設計士が直接話を伺うので、ハウスメーカーみたいに、
要望がうまく、設計に伝わらないなんてことがないんですよ」
「設計士ですから、いろいろご提案もできますから」
そんな言葉を聞いて、提案が楽しみで仕方なかったそうです。
提案までに間があったので、待っている間に、
その工務店の事例集を見たり、インスタを見たりして、
こんな素敵な感じになるんだろうなって、妄想していたそうです。
そんなこんなで。いよいよ。
待ちに待った提案日。
提案に集中するため、お子様をご両親に預けて、
ワクワクドキドキで(多分)、工務店の展示場へうかがいました。
ちょっとした雑談から、本題の提案へ。
いきなり外観のイメージ図(パース)が出てきて、
ご主人は、素直に、「かっこいい」と思ったそうです。
奥様とその気持ちを共感したくて、
顔を向けてみると。。
リアクションが薄め。。。
この時は、後で作戦会議だなと思っていたそうです(ご主人)
そして、いよいよ。
楽しみにしていた間取りへ。
どうだったと思いますか?
それはそれは、すごい間取りだったんだろうなと思いたいですよね。
その辺の率直な感想をそのままお話ししておきますね。
(多少の表現は違いますが、それはご了承くださいね)
「あれ?思ったより狭くない?」
「玄関からパントリーへつながる動線がないかも」
「L字型のLDKがよかったけど、まっすぐだな」
「2階に洗面って言ってなかったっけ?」
「洗濯機から物干し場は近くがいいって言っていたけど」
パースがあったり、イメージ図があったりして、
とても素敵な印象なんだけど、気になることも多いかも。。
それは、あとで、相談すればいいから。
ということで。
最後に、資金の計画書が出てきました。
予算内だったのか。
予算外だったのか。
長くなってしまったので、続きは明日へ。
約150坪ほどある畑に家を建てたいと考えています。ハウスメーカーで図面等書いていただいているのですがなかなか心の底から良いなと思える図面に出会えていません。遊びにいてくれた友達とかにも自慢できるような住み心地のいいデザイナーズハウスのような家を建てたいと思っています。よろしくお願いします。 建築家の所在地について:建築家の所在地にはこだわらない
この度、千葉県の木更津市にアトリエをセルフビルドで建てようと考えていましてその際の建築確認申請書類などの作成やその土地の条件なども併せてどのようにしていけばよいか相談させてください 建築家の所在地について:建築家の所在地にはこだわらない
ある島の海沿いの物件で、8-10mほどの崖部分に50坪の土地があり、砂浜に面しています。可能であれば、その部分に柱で支えたデッキのような構造物を作り、トレーラーハウスがおけるようにできれば嬉しいと思っています。まだ物件の候補で検討中の状態ですが、購入前にどのくらいの費用でどのようなものができるのかが、自身では検討もつかず、こちらに相談させて頂きました。よろしくお願いいたします。 建築家の所在地について:建築家の所在地にはこだわらない
築50年の伝統構法の日本家屋をほぼ50年ぶりにリニューアル及び増築しました。
冷暖房が効かず、昔ながらの間取りの使い勝手が悪いので改修したいが、座敷などの古い造りは保存したい。仏間にもお客さんがくるので接客ができるようにしたい。
民家等の古い建物の構法、それらを活かすための現行法規について詳しく、また信頼する大工さんの紹介でもあるので任せられると思った。
昭和47年竣工、築約50年の日本家屋の改修と増築です。
完了検査済証が無く、竣工当時の斜線制限や防火規制、構造規定に違反した部分があってそのままでは増築申請が出来ない状態でした。2階部分を解体して新たに屋根を作り直すほか、外壁や構造を当時の規定に適合する仕様に是正する工事を行ってから増築の確認申請となりました。
木構造は既存部分と同じように伝統構法の木組みとしました。壁は乾式工法でしたが、防火構造にする必要がある部分は木舞土壁としました。
内部仕上げは左官を多用していて、土塗り、本聚楽、大津、半田漆喰、黒漆喰磨きなど、さながら左官仕上げの博物館のようになっています。また、応接玄関の床は亀甲型のモルタル研ぎ出しタイルを現場制作して張りました。左官は戸倉達弥氏が手掛けています。
戸袋や腰板、出格子などのディテールも伝統的な大工技術を用いて既存部分と違和感なく取り合うようにしました。
玄関右側の2階建て部分は建築当時の斜線制限に抵触していたので建て替えに近い改修となった。建築当時の法規に従う必要があったので、耐力壁を竹小舞・土壁で作り直した。一番右側には内玄関と個室、トイレ、洗面、風呂場が増築されている。
客用玄関兼応接スペース。土間の床にはモルタルに小石と色粉を混ぜたものを亀甲型に型どって磨いたタイルを現場で制作して敷きました。
座敷は新建材を塗って痛いんでいた壁を一旦剥がして、左官の土塗りを施しました。襖で玄関とつながります。
既存母屋リビング。
半改築した2階建て部分の1階がダイニング・キッチンになっています。
増築部に設けた内玄関。増築部の壁は主に漆喰塗。土間は土風のモルタル塗りになっています。
増築部に作られた洗面室。洗面カウンターは漆喰研ぎ出しで作られている。
家作りに役立つ情報をお送りします。ぜひご登録ください。
このたび、建築家紹介センターを見つけ、利用させていただき、たくさんの建築家様からご連絡いただきました。様々な方からアプローチをいただき、...
皆様とはプライベートメッセージで一通り挨拶を済ませ、数件の方とはwebメールでのやりとりさせて頂き面談等も。現時点でどなたと最終ご縁あるか判りませんが、皆様からのご提案を頂き、...
実際に面談の上、4社よりプラン提案頂きました。大まかな概算提示あるもの3件、ないもの1件ですが、...