昨日は、玄関スペースを広げずに、
開放感を出す方法は?ということでお話ししました。
方法はシンプルですが、効果あるので、
視線の先をうまくコントロールできれば、
採用を検討してみてください。
さて。
今日は少し視点を変えたお話しです。
玄関って。
日々は、家族が往来するのですが、
お客様をお迎えする機会って、きっとありますよね。
昨日の事例のように、窓の先に田園風景が広がる
なんていうにも、とても素敵だなって思います。
もっと違う形で、おもてなしの空間として
演出したい!なんて方もいらっしゃるはず。
こんな感じはいかがでしょうか?
玄関の正面に、1坪ほどの光庭。
そこに、お客様お気に入りの植栽があったりします。
写真は、竣工当初なので、まだ葉ぶりが少ないですが、
ここ最近は、かなり密度高いグリーンになっています。
そして。
その壁の一角に丸窓!
これも、お客様のお気に入りだったりします。
いいアクセントになってますよね。
以前、冷え込んだ冬の日に、こちらの家へおじゃました時のことです。
ちょうど、雪が降り始めて、この光庭に、しんしんと雪が舞い降りました。
その光景が、なんとも美しかったです。
家の中にある庭で雪を感じられるなんて。
素敵だなって思いました。
そうそう。
こんなに大きな窓を玄関に設けているのですが、
冬でも冷えた感じはありません。
断熱気密をしっかりしていますし、
全館空調も導入していますので。
(ちょうどガラス面付近に、吹き出し口があったりします)
暖かい家の中で、雪を感じながら過ごすっていいですよ。
それと。
光庭周りの壁を白くしたおかげで、
光が反射するので、玄関にしっかりと明るさを取り込むことが
できるのも大事なポイントですよね。
ちなみに。
こちらの光庭。
玄関をメインで計画しているのですが、
ダイニングやリビングからも見えるようになっています。
なので。
来客だけでなく、普段の暮らしにも大活躍の光庭になっています。
最後に、もう一点。
左側壁にあるニッチ。
ちょっとしたスペースなのですが、季節のモノを飾ったりできるので、
とても人気がありますね。
参考にしていいただければと思います。
今日はここまで。
明日は、もう少し違った玄関をご紹介していきます。
冬に暖かい家はカラダによろしい
観測史上もっとも暖かいと言われた昨秋でしたが、やはり寒波は到来。自宅では寒さを感じずに過ごしたいものですね。しかし家の寒さは、感じ方だけの問題ではありません。医療関係者の間では、冬の室温が死亡原因に直結することが知られています。研究報告によると、住宅内での循環器系疾患による死亡者数は寒い時期に急上昇、最少の夏場と比較すると2~2.5倍にも跳ね上がります(グラフ上)。寒さは高血圧を招きやすく、高血圧は循環器系疾患の原因になりやすいからです。出典:健康寿命を実現する住まいとコミュニティの創造(2009)
寒い家が多い原因は、低気密低断熱の住宅が多いから。日本の住宅政策は長らく、住宅不足解消と景気対策を目的に、戸建住宅の量的な供給を推進してきました。購入する側も、住宅には住み心地や快適性よりも、部屋数や広さなど外形的な充実を求めてきました。また「冬は寒くて当然」との思い込みや、「我慢は美徳」といった価値観も根強く、冬に暖かくない家の量産が続いてきたのです。一方で北海道など冬の寒さが厳しい地域では、断熱住宅が普及(グラフ上)。現在では住宅の断熱化が進んだ寒い地域の方が、暖かい地域と比べて冬の死亡増加率が低い結果になりました。冬暖かい家はカラダにイイ、のです。資料:スマートウェルネス等推進事業:国土交通省
冬暖かい家=省エネ住宅の作り方
ではどうしたら冬にも暖かい家になるでしょうか?ポイントは3点、①壁、床、屋根から室内の暖かさを逃がさない断熱②窓や玄関扉などの開口部から隙間風を入れない気密③室内温度を下げない熱交換型の換気効果的に太陽光を取り込むことができれば、真冬でも少ないエネルギー消費で暖かく過ごせる「省エネ住宅」が完成します。冬暖かくて気持ちイイ=カラダにイイ。省エネだからローコスト=家計に優しい。いいことづくめの省エネ住宅ですが、低くないハードルがあります。ハイレベルを目指すなら、どれか一つではなく全てを同時に満たすこと。つまり、断熱・気密・換気扇工事が必要です。設計段階からの高気密高断熱化が必須になり、新築が圧倒的に有利です。
健康問題であり、環境問題であり
ところで、最近のニュースで東京都が住宅新築時の太陽光発電義務化を決定したとお聞きになった方も多いのでは。冬暖かい家と太陽光発電の義務化、どう関係するの?とお感じになっても不思議ではありません。しかしこの二つはもはや、切り離すことができないこんな関係です。
持続可能な地球環境の保全→地球温暖化の進行を食い止める温室効果ガス削減→化石エネルギーの消費削減→産業・交通・流通・家庭での省エネ・創エネ→高気密高断熱の家、創エネできる家→太陽光発電義務化
実は太陽光発電義務化の前提には住宅の高気密高断熱化があり、高気密高断熱の家=冬暖かい家、なのです。「日本の家は寒すぎる問題」は「住む人の健康後回し問題」であり、地球環境には「エネルギー多消費問題」だったのです。
高齢化が進む日本、資源残量にも環境の自然治癒力にも余裕のない世界。寒すぎる家を暖かい家にすることは、心地よく暮らし、健康に暮らし、ローコストに暮らし、世界に貢献できる暮らしです。
このコラムは、注文住宅を計画する方の参考になることを目的に、アーキシップス京都の経験に基づいて書き下ろします。トピックス、技術、経験の内容は、主観に基づくことをご了承ください。
お仕事を依頼した建築家: (有)ツルサキ設計 鶴崎健一先生 建築家相談依頼サービスに投稿する前にどんなことで悩んでいましたか?: 建築家を探すのに苦労した。弁護士などは検索エンジンで簡単に見つかるが建築家はなかなかホームページなどを探しにくくどうやって探そうか苦労した。 なにで建築家相談依頼サービスを知りましたか?検索エンジンからの場合は検索に使ったキーワードを教えていただければ幸いです: 検索エンジンで用途変更 建築家などで検索してヒットした 建築家依頼サービスを知ってすぐに投稿しましまたか?もし投稿しなかった場合はどんなことが不安になりましたか?: すぐ投稿しました。なかなか建築家を見つけるのに苦労していたので紹介サービスがありがたかったので いろいろなサイトがある中でなにが決め手となって建築家相談依頼サービスに投稿しましたか?: 建築家の相場がわからないので紹介サービスで何社か相見積もりが取れたのがとてもよかった。 実際に投稿してみていかがでしたか?: 実際見積もりを取ってみたら3社から連絡きたのですが全然料金が違うことに驚いた。また、向こうから連絡が来たのに連絡してみたら全くやる気のない対応されてだったら連絡してこなければよいのにと感じました。しかし1社だけとても親身に話を聞いてもらえて即決でした。 現在はどの段階でしょうか?: 契約を済ませ(中略)現在測量や図面お越しなど進んでいるが完了まで2か月くらいはかかると言われている
建物の壁はいろいろな素材で作られます。一番流通されており、一般的なものは石膏ボードの壁です。そのままではオレンジ色の紙いろの為使うことはほとんどなく、塗装や壁紙をパテ処理をしたうえで施工します。選定される一番の理由は防火性能とコストです。一枚当たり500円ほどの価格畳一枚分程度の広さのボードが購入できます。
防火性能としてもとても優れるため、外壁の下地に使うこともあります。
間仕切りを作る場合も石膏ボードを利用することで予算を抑えた壁を作ることが可能です。ただ、防火性能が不要で仕上げを木質にしたい場合等は合板張りのほうが石膏ボード+パテ処理+仕上げ塗装や壁紙となる価格と総合的に比較すると安い場合があります。
■相談内容我が家の庭に約35m2の作業小屋を建てたく確認申請等をお願いしたいです■状況市街化調整区域だと思います 普通の平坦な庭です■建物の希望DIYで建築したいのですがCADは遊び程度しか描けませんので図面等含めて申請に係わる一切をお願いしたいです 当然お願いした図面で建築するのですが私にできる建築はDIYゆえ2x4工法(多少知識あり)で、窓と扉は非常に簡単なものでと考えています■予算本件に割ける予算は最大でも15万程度です■依頼したいと思った理由田舎ですが設計事務所さんの敷居が高く、予算もなくて直接相談より予算で可能なのかまず知りたかったので 建築家の所在地について:建築家の所在地にはこだわらない
庭にDIY作業用の小屋を自分で建てたいと思っています。役所に確認したところ、建築確認申請は不要とのことでしたが、基準法22条、23条指定区域のため、適法となるようにとのこと。隣地境界線から3メートル以内に建てる予定のため、屋根、外壁を不燃材料にしないといけないのかなと思っていますが、屋根と外壁にガルバリウム鋼板を張れば適法になるのでしょうか? ちなみに小屋は8平方メートル程度のものを建てたいと思っています。 建築家の所在地について:建築家の所在地にはこだわらない
築50年の琉球古民家のリノベーション事例。一級建築士事務所あまはじの住居兼事務所です。
教科書に載っているような、琉球古民家の間取り。中廊下を挟んで、表座と裏座がありました。北側の裏座がなにより薄暗い印象だったので、ほぼすべての収納と天井を撤去し、ワンルームとしました。明るくて、行き止まりがなくて、こどもたちが走り回れる間取りになりました。
昨日は、賃貸マンションではなく、戸建て住宅で、
よくつくらせていただく、玄関周りについてご紹介しました。
今日は、少し違った事例をご紹介していきたいと思います。
玄関で、少しでも、「広さ」を感じてもらうためには、
物理的に面積を大きくする以外にも、方法はあります。
例えば。
昨日のご紹介した、こちらを改めてみてみましょう。
玄関の正面に、ドア(というか引き戸ですが)があります。
このドア。
かなり大きなガラスがついてますよね。
このドアにあるガラス面って、結構効果的です。
半透明のガラスなので、くっきりは見えていませんが、
少し透けて、その先が見えています。
ちょっとしたことなんですが、これだけでも、
視線が少し奥へと抜けていくので、
壁になっている場合と比較すると、全然違ったりします。
ちなみに、
こちらの家のドアは、天井までのハイドアにしてあるので、
ドアを開けると、垂れ壁がない分、より広さを感じることができます。
上記したことを意図した事例はこちら。
玄関正面が、壁の半分ではありますが、
透明のガラスになっています。
玄関に入った瞬間、視線は、透明ガラスを抜けて、
その先の田園風景へと視線が連続していきます。
外観のデザイン等から、窓の高さが天井までないのですが、
実際、この画像以上に、視線は抜けていきますよ。
ただし。
視線の先に見えるものは、すごく大事ですよね。
二枚目の事例は、視線の先が、これだけの田園風景ですから。
毎日、その変化を愉しめるような風景って素敵です。
もし。
この視線の先が、お隣の外壁だったら。。
外壁ならまだしも、室外機だったら。。。
視線は抜けて、開放感はあるものの、
あまり嬉しくないですよね。
こういった仕掛けをする場合は、
敷地の周辺についても、しっかりと確認してから、
窓の位置とか玄関の位置なんかも含めて、
考えていくといいと思いますよ。
ただ、窓を設ければよい。
そんな簡単でもないのですが、
割とシンプルにできることの一つだと思います。
おっと。
ついつい長くなったので、続きは明日へ。
■自宅の建築施工■建設予定地 神奈川県横浜市********■土地 所有土地25坪 建ぺい率80%■建物についての希望ビルにかまれているが明るい家にしたい。駐車場1台必要。床暖房をリビングに入れたい。大人の2人暮らし。平屋か二階建て希望です小屋裏などに収容スペース希望。母親88歳が普段1人で住みます。今は極めて健康です。■予算なるべくリーズナブルにお願いします。■建築家に相談・依頼したいと思った理由ハウスメーカーに比べて高品質低予算で施工いただけるから。■その他 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
一戸建ての設計とイメージパース作成をお願いしたいです。 東京都内の不動産業者です。所有している栃木県那須町の272坪成形地を建売にて販売致したく、設計とイメージパース作成していただける方を探しております。延べ床30坪くらいのオシャレな戸建てで、過去に作成されたものでも現地の雰囲気に合っていればかまいません。報酬は売買制約後に建築費用の8%+税です。ご相談乗っていただける設計士様がいらっしゃれば、よろしくお願いいたします。 建築家の所在地について:建築家の所在地にはこだわらない
家作りに役立つ情報をお送りします。ぜひご登録ください。
このサイトを見つけ、思い切って投稿してよかった。10名ほどの建築家の方からメッセージをいただきました。中には、本当に丁寧に書いてくださったお返事もありました。...
このサービスを利用する前は建築士事務所探しにはポータルサイトがなくて不便だった。 このサービスを利用する前には掲載できる内容の依頼かどうか、連絡がくるかどうか。...
お仕事を依頼した建築家: アトリエスプリング 石原潔さん...