午後は、別の家づくりの現場へ。
昨日、建築確認の完了検査で、立ち合いしました。
すごく細かく検査していきましたが、指摘事項はなし。
当たり前といえば、当たり前なんですが。
その後、現場監督と定例の打ち合わせ。
まずは、外構関係です。
先日、お客様立ち合いのもと、いろいろと決めたのですが、
実際の細かな納まりであったり、電気関係の工事との調整や
タイルの割り付けの詳細を決めたり、照明の位置を決めたり。
細かなところまで、しっかりと確認、打ち合わせしてきました。
打ち合わせは、私が設計者として一方的に指示するだけではなく、
私は、こう考えて設計しているけど、客観的にどうですか?
といった聞き方をすることもあったりします。
迷っているわけでないんですよね。
その筋で何十年も仕事をしてきている職人の方々から聞ける意見は
理にかなっていることがあったりするからです。
それと。
もしかしたら、別の方法の方が、この場合は良いかもしれない。
そんな選択肢を逃したくないので。
建築で、モノとモノが取り合って、それをしっかりと納めるため、
その方法って、一つでないことが多いんです。
いくつかの方法がある中で、設計者やお客様が、
何を実現したいのかをもとに、最善を探していく感じです。
なので、最善だと判断できれば、
職人が提案した方法を採用することもあります。
そんなことを積み重ねていくと、職人から自然と提案してくれる
ようになってきたりもします。
ただの仕事として、他人事としてよりも、
一つでも、よりよくしようと思ってくれるのって嬉しいし、
よりいい家づくりにつながっていきます。
家づくりって、一人の力ではできません。
たくさんの職人の技術が終結して、できあがっていきます。
なので。
みなが最善を尽くせる現場環境になるといいなと
思って、現場関係者とは関わるようにしています。
全ては、素晴らしい家づくりのため。