できれば。
しっかりとした根拠のある構造であってほしいですよね。
もしそう思われるのであれば、詳細な構造計算をするのがオススメ。
じゃあ。構造計算をすればいいのか。
「うちは全棟構造計算をしてますよ」
そんなうたい文句でPRしている工務店とか、〇〇工法でよくみけます。
もちろん、計算をしてる、していないという意味では、
しているわけなので、根拠がハッキリしていて、一つ安心です。
でも。。。。
「構造計算していること」が目的になってしまっていて、
「どんな基準で」構造計算をしているのか明確でないところが
多く見受けられます。
これ。
結構大事なこと言ってます。
よくお話することなんですけど。。
家の構造って、バランスが大事だって直観的にわかりますか?
真四角の総2階で窓が規則的で、あまり多くなければ、
バランスがとてもよくて、強そうじゃないですか?
その直観って、数値にできるんですよ。
私は、そのバランスに対して、とても厳しく基準を設けているので、
どんなイレギュラーなカタチをしていても、構造的には、
相当バランスのいい建物になるよう意識して計画しています。
構造設計のパートナーもその辺は熟知していますし、
私の基準を知っているので、弊社の案件だけは、
その基準に適合させるよう、慎重に計画してくれます。
耐震等級が3です!
構造計算してます!
〇〇工法にしてます!
私から見ると、そういったうたい文句って、ほどほどだなと感じます。
本当の意味で、耐震性の高い構造にするためには、
その設計者の厳しい基準が大事なんです。
ちなみに。
構造を強くすることで、デザインに何か影響するのでは?
と心配して聞かれることもあります。
全く影響しません。
強くても、しっかりデザインされた家は実現できます。
ついつい長くなってしまいましたので、今日はこの辺にします。
明日以降で、続き書きますね。