ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

生活をデザインするということ

― 暮らしの質は、設計で変わる ―

住まいを考えるとき、

多くの方が

「間取り」や「広さ」「設備」といった、

目に見える要素から思考を始めます。

もちろんそれらは大切な要素です。

けれど、

本当に暮らしの質を左右するのは、

それらの「先」にあるものです。

 スタディ模型を通しての打ち合わせで

 見えてくるのは、空間ではなく、
 その先にある生活環境と時間の使い方。

目に見えない価値を、
設計プロセスで少しずつカタチにしていきます。

○関連blog
家づくりの本質とは何か|価値観を整え、人生を見直す設計という付加価値

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail758.html

日々の時間の流れや、

感情の揺らぎ、

そして無意識に感じる「心地よさ」の

積み重ねです。

暮らしは「整えるもの」であると同時に

「設計するもの」

生活を整える、という言葉があります。

しかし、やまぐち建築設計室では、

暮らしは「整える」ものだけではなく、

同時に「設計するもの」であると考えています。

朝の光がどの方向から入り、

どの場所で最初の一日を迎えるのか?

帰宅したとき、

どのような視線の抜けがあり、

どのような空気感が身体を包むのか?

食事をする場所、くつろぐ場所、

そして思考を深める場所。

それらは

偶然に生まれるものではなく、

すべて意図を持って

間取りという構成の中に

様々な要素を住まい手の価値観と

生活文化をバランスよく取り込み

設計することができる領域です。

環境が人をつくるという視点

環境心理学の分野では、

人の行動や感情は、

環境によって

大きく影響を受けるとされています。

たとえば、

・光の質が、思考の深さやリラックス度に影響を与える

・天井の高さが、開放感や創造性に関係する

・素材の質感が、安心感や緊張感を左右する

こうした要素は、

無意識のうちに私たちの心に作用し、

日々の選択や行動を導いていきます。

つまり、

住まいは単なる箱ではなく、

感情を整える「器」でもあるのです。

「使いやすい」だけでは足りない理由

近年、「家事動線」や「収納力」といった

言葉が広く知られるようになりました。

確かに、

それらは暮らしを

快適にするための重要な要素です。

しかし、

それだけで住まいの価値が

決まるわけではありません。

本当に大切なのは、

その空間にいることで、

どのような気持ちになれるのか?

そしてどのような心境で行動するのか。

・自然と深呼吸したくなる空気感

・ふとした瞬間に満たされる光の陰影

・何気ない時間が豊かに感じられる余白

そうした「目に見えない価値」が、

暮らしの質を根本から支えています。

美しさと機能は、

対立しないということ。

美しい空間は、使いにくい。

機能的な空間は、味気ない。

そのように

捉えられることもありますが、

本来、それらは

対立するものではありません。

むしろ、

本質的な設計とは、

美しさと機能が自然に調和している状態を

つくることです。

視線の流れ、

動線のつながり、

素材の選定、光の計画。

それらを統合することで、

無理のない、

そして心地よい暮らしが生まれます。

暮らしの質は「選択の積み重ね」で決まる

どの場所で過ごすのか。

どの光を取り入れるのか。

どの素材に触れるのか。

その一つひとつの選択が、

日々の体験を形づくり、

やがて人生の質へとつながっていきます。

住まいは、

人生の時間を包み込む器です。

だからこそ、

「なんとなく」ではなく、

意図を持って選び、

設計することが重要です。

建築家とつくる住まいという選択

もし今、

・生活環境を整えたい

・暮らしの質を高めたい

・家づくりに後悔したくない

そう感じておられるのであれば、

「設計」という視点から

住まいの環境づくりを

見直してみてください。

建築家との家づくりは、

単に家をつくることではなく、

これからの人生の過ごし方を、

共に設計していく時間です。

間取りやデザインだけではなく、

価値観や暮らし方に

寄り添いながら、

その人にとって最適な環境を

かたちにしていく。

それが、設計という時間の

本質的な役割です。

― 暮らしは、意図によって変わる ―

日々の生活は、

無意識の積み重ねで成り立っています。

だからこそ、

その土台となる環境を丁寧に整えることで、

人生の質そのものが変わっていきます。

生活をデザインするということは、

単に美しく整えることではなく、

自分自身の在り方を整えること。

やまぐち建築設計室では、

住まいを通して、

その方らしい暮らしの輪郭を

描くお手伝いをしています。

これからの時間を、

より豊かに過ごすために。

住まいという「環境」から、

一度見直してみてはいかがでしょうか?

今回のblog投稿内容が、

ご自身の暮らしと人生を見つめ直す

キッカケになれば幸いです。

○関連blog
奈良の建築家が手がける注文住宅|「見方を変える」ことで暮らしの時間と人生設計を整える間取りの思想

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail768.html

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■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/

住まいの設計、デザインのご相談は
ホームページのお問合わせから
気軽にご連絡ください
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ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

家づくりの話し合いは、
にぎやかになることがあります。

 

希望も、
条件も、
現実的な制約も、

 

さまざまな言葉が
飛び交う。

 

その中で、
自然とよく話す人と、
静かに聞いている人がいます。

 

発言が多い人が、
主導しているように見える。

 

一方で、
あまり口を挟まない人は、
「特にこだわりがない」と
受け取られてしまうこともある。

 

けれど、
声が小さいことと、
思いが小さいことは、
同じではありません。

 

遠慮しているだけかもしれない。

 

波風を立てたくないのかもしれない。

 

うまく言葉にできないだけで、
心の中には
はっきりした感覚があるかもしれない。

 

家は、
家族みんなが
毎日使う場所。

 

声の大きさで
形が決まってしまうと、

 

あとから
静かな違和感が
残ることがあります。

 

「私は、別にいいよ」

 

その言葉の奥に、
本当の気持ちは
隠れていないだろうか。

 

何も言わないのは、
満足しているからではなく、

 

諦めているから
ということもある。

 

話し合いの中で、
一度、
問いかけてみる。

 

「どう思ってる?」

 

急かさず、
正解を求めず、

 

ただ待つ。

 

言葉は、
安心できる空気の中で
少しずつ出てきます。

 

設計の場でも、
同じです。

 

発言の量より、
納得の深さ。

 

全員が
同じだけ話す必要はない。

 

けれど、
全員が
納得しているかどうかは
大切にしたい。

 

家づくりは、
多数決ではありません。

 

誰か一人の理想でもない。

 

それぞれの思いを
静かに重ねていく作業。

 

声が小さくなりがちな人の
言葉にこそ、

 

暮らしの芯が
隠れていることがあります。

 

にぎやかな意見の裏で、
見過ごされていないか。

 

少しだけ
立ち止まってみる。

 

その姿勢が、
住まいを
やわらかく、
偏りのないものに
整えてくれるのだと
感じています。

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設計の世界観・悩み別サポート・テーマ別の住まいなど、
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自治会の資産になる自治会館

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妻が風邪をひいたみーくん@建築家紹介センター(64歳)です。

妻が風邪をひいて寝込んでいます。
私も感染らないように注意しながら生活しています。

3月ももうすぐ終わり 

もうすぐお花見のシーズンですね。
近所の桜ももうすぐ咲き始めると思うので
行ってみたいと思っています。

「花見に行ったらすでに散っていた・・・」 
とならないようにお花見の予定がある方は早めに行ってくださいね

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■建築家紹介センター通信 2026-03-23

【自治会の資産になる自治会館】

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■自治会の資産になる自治会館

自治会館は地域のランドマーク的な存在にもなりうるので
意匠についてもこだわることは自治会の資産になります。
 
自治会館についてURBAN GEAR アーバンギア 本多 信章さんに伺いました。

・自治会館の設計を建築家に依頼するメリットは何ですか?

自治会を構成する世帯数によって自治会費は変わってくるので
予算に合わせて本当に自治会に必要なものを
十分に吟味して設計することは……続きはこちら↓

▼自治会の資産になる自治会館
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■最近の投稿(最新5件)

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■当サイト会員建築家の設計事例

▼浄土院本堂
 静岡県
 有限会社 山梨一正建築設計事務所 山梨正臣
https://kentikusi.jp/dr/node/19046?utm_source=mag&utm_medium=email&utm_c...

今回、紹介する設計事例は
静岡県の「浄土院本堂」です。

依頼者は建物を建てる前は

「檀家様にも建築関係者がいて、何方にも納得して頂く為に、
 建築士事務所協会様のご協力を頂き、プロポーザル形式を採用しました。
 檀家の皆様のご協力を頂ける様な、本堂をどうしたら建設出来るか。
 建設費の問題。高齢者にも優しく、メンテも極力楽で、
 丈夫で長く持つ本堂を造りたい。
 しかしながら、建設費には限りがありますし、
 技術面でも信頼のおける施工会社様にお願いしたい。
 尚且つ、耐震性に優れている本堂を造りたい……」

と悩んでいました。

そこで

「社寺設計の経験が豊富であったこと。
 又、プロポーザルのやり方もわからなかった建設委員会ですが、
 設計者確定前にもかかわらず、親切に対応し、
 指導してくれた人柄に信頼を持てました。
 設計案も、個性的なお寺の屋根に、
 檀家様たちから多くの指示を得られました……」

と有限会社 山梨一正建築設計事務所 山梨正臣さんに依頼しました。

山梨さんは富士の裾野の山里にひっそりと佇むお寺を建てました。

「耐震性を考え、当初は金属屋根の様な軽い材料を取り入れました。
 しかし檀家様達から、重厚感のある瓦屋根にしたいと、ご要望があり、
 瓦屋根に決定をしました。
 そこで、屋根工事はプロテクト工法を取り入れ、
 安心安全な措置を致しました。
 高齢の檀家様の為にスロープを設け、室内はフラットです」

と言っています。

依頼者には

「建設委員会が発足してから、3年の間、檀家様と常に意思疎通を図る為、
 定期的に説明会を行って来ました。

 その都度設計者様にも参加して頂き、質疑に答えて頂きました。
 お陰様で資金計画も順調に進み、目標金額に達しました。

 大切な檀家様の浄財の中で、建設費を納めて頂く為に、
 設計事務所様、工務店様に非常に協力して頂きました事、
 深く感謝しております。

 又、工務店様の技術もしっかりとしていて、
 本当に誰にも誇れる本堂が建ちました」

と言っていただきました。

寺院を建てたい方は
ぜひ建築家相談依頼サービスをご利用ください。

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------------------------会員主催のイベント情報----------------------

▼2026.03.28 生き方から考える住宅相談会
 神奈川県
 2026年03月28日 11:00
https://kentikusi.jp/dr/node/31624?utm_source=mag&utm_medium=email&utm_c...

▼4月4日、5日家づくり特別展示相談会を開催します。参加無料です!
 千葉県
 2026年04月04日 10:00 to 2026年04月05日 17:00
https://kentikusi.jp/dr/node/31744?utm_source=mag&utm_medium=email&utm_c...

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■みーくんの本日のオススメ情報(^_^)v━━━━━━━━━━━━━☆▼

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建築家紹介センター通信[建築家紹介センター]
ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

家づくりの話し合いが
ぎくしゃくするとき、

 

そこには
「正しさ」が入り込んでいることがあります。

 

この間取りが合理的だ。
この仕様のほうが性能が高い。
この選択が将来的に有利だ。

 

どれも、
間違いではありません。

 

むしろ、
筋が通っている。

 

けれど、
正しいことが
そのまま心地よいとは限らない。

 

数字や理屈で
説明できる選択が、

 

必ずしも
自分たちの暮らしに
合うとは限らない。

 

「こっちのほうが正しい」

 

その言葉は、
相手の感覚を
静かに押しのけます。

 

感覚は、
理屈ほど強く主張できません。

 

なんとなく落ち着かない。
理由は分からないけれど、
しっくりこない。

 

その曖昧さは、
正しさの前では
弱く見えてしまう。

 

けれど、
暮らしを支えるのは、

 

正解よりも
納得です。

 

外から見て
合理的な家でも、

 

内側で
無理が積み重なれば、
どこか歪みが出てくる。

 

「正しいから」という理由で
選び続けると、

 

いつのまにか
自分の感覚を
置き去りにしてしまう。

 

家づくりは、
勝ち負けを決める場ではありません。

 

どちらが
優れているかを競う場でもない。

 

本当に必要なのは、

 

「私たちは、
 どんな暮らしがしたいのか」

 

その問いに
戻ること。

 

正しさを一度横に置いて、
気持ちを言葉にしてみる。

 

落ち着きたい。
守られていると感じたい。
自然を身近に感じたい。

 

それは、
証明できないかもしれない。

 

けれど、
暮らしにとっては
何より大切な軸。

 

正しさで話すと、
議論は整います。

 

けれど、
暮らしは少し歪むことがある。

 

感覚で話すと、
答えは揺れます。

 

けれど、
暮らしは
やわらかく整っていく。

 

家づくりは、
理屈を超えたところにある
小さな納得の積み重ね。

 

正しさだけに
頼らなくていい。

 

自分たちの感覚を
信じてみる。

 

その姿勢が、
住まいを
まっすぐにしてくれるのだと
感じています。

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設計の世界観・悩み別サポート・テーマ別の住まいなど、
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I-5266、マンション計画に伴う接道問題(再建築不可の懸念)の相談および交渉同行(4/6)の依頼(神奈川県)

ユーザー さゆり の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
神奈川県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

マンション計画に伴う接道問題(再建築不可の懸念)の相談および交渉同行(4/6)の依頼
 
 
横浜市**、所有する土地について、切実に困っており、専門家のお力添えをいただきたく投稿いたしました。
 
隣接地で9階建てマンションの建設計画が浮上し、建設会社から説明を受けています。私どもの土地は現在、建築基準法上の道路に接道しておらず、将来の建て替えができない(再建築不可)可能性がある非常に不安定な状態にあります。
 
建設会社からは「敷地の一部を空地として提供するので、将来の再建築は可能になる」と口頭で説明されていますが、これが法的にどこまで信用できるものなのか、素人の私たちだけでは判断がつかず不安を感じております。
 
2. 専門家の方にお願いしたいこと
 
・4月6日(月)13時~:現地近辺での建設会社との面談への同席をお願いします。
・専門的なチェック:相手方の提案(43条2項2号許可の想定)が、将来の売却や建て替えを100%保証するものか、図面や計画を厳しく精査していただきたいです。
・継続的なアドバイス:当日の面談だけでなく、その後のやり取りや、取り交わす覚書の内容確認など、最終的な解決まで伴走していただける方を希望しています。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する





I-5265、擁壁がある土地を購入検討中の者です(神奈川県)

ユーザー hibino の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
神奈川県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

敷地に3.5mから4mの擁壁がある土地を購入検討中の者です。
擁壁はコンクリート製で見た目には頑丈そうですが、水抜きの穴も無く詳しいことは不明なものです。擁壁コンクリート下から高さを計り1.5倍離れた場所へ建物を建てられるのでしょうか?
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する





I-5264、確認申請できる会社を探しています(神奈川県)

ユーザー 川熱 の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
神奈川県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

配車敷地内に車庫説地考えており
確認申請できる会社を探しています。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する





I-5263、ミニログハウスで居住(約20㎡)(宮城県)

ユーザー ぴあ の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
宮城県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

【相談】ミニログハウスで居住(約20㎡)。
居住用で確認申請が取れるのか?
 
ミニログハウスはメーカー******などのキット販売使用。
https://***********
水道、電気引き込み予定。
それ以外の基礎含めて自分で建築施工。
資格等なし。
 
宮城県大崎市。
(準含)防火地域等、都市開発には該当しない土地有。
 
居住用では審査が厳しいのは把握。
(防火、耐震、断熱、採光、換気)
防火→屋根を除いた内外壁防火材の不足は?
耐震→ログ厚さが70㍉では不足か?また基礎への固定なしは可能か?
断熱→内または外断熱が追加になるのか?
採光、換気→多分問題なし、軽度の措置。
 
どの程度の処置を施せば確認申請は可能なのか?
が不明で投稿致します。宜しくお願い致します。
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない





ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

美容室付き住宅という選択

暮らしと仕事を整える設計と照明計画の本質

住まいと仕事の距離を、

どのように設計するのか?

仕事のシーンをどのような意識で

考えておくべきなのか?

設計という行為は

単なる間取りの話ではなく、

すべての建築において考えるべき

人生の時間の使い方そのものを整える行為だと、

考えています。

昨年からご相談をいただき

徐々に核心に近づいている、

「美容室付き住宅」・・・店舗付き住宅の計画。

店舗付き住宅という構成からも

日常の暮らしと、

仕事としての空間が交差する中で、

どのように快適さと機能性、

そして毎日の暮らしの中に

ルーティーンを共存させるのか。

その意味は、図面の中だけではなく、

光・素材・動線といった

見えない設計の積み重ねにあります。

暮らしと仕事を切り分けるのではなく、

整えるという考え方。

店舗付き住宅を考える際、

よくある課題のひとつが

「オンとオフの切り替え」です。

しかし私は、

単純に分けることよりも

状態を「整える」ことを重視しています。

・お客様を迎える動線

・家族のプライベート動線

・スタッフの動きやすさ

・音や視線、執務環境のコントロール

・店に訪れるお客様目線

これらを丁寧に重ねていくことで、

暮らしと仕事が干渉し合うのではなく、

互いを高め合う関係性へと

昇華されていきます。

美容室という空間は、

単なるお客様を「整える」作業場ではなく

「時間の質を提供する場」。

特に今回は、

住まい手さんであり美容室オーナーのNさんが

経営として考えている「お客様に提供する時間の質」

について、意見を交わし、

経営哲学から整理整頓して

「着地点」を設計しているところ。

設計の初期段階から

「どんな時間を届けたいのか?」を軸に据えています。

美容室ならではの間取り設計の工夫

それぞれの店舗設計にも

適切な最適解があるように

美容室の設計にも

その店が持つべき視点が求められます。

特に今回重要なのは以下の点です。

視線の抜けと安心感のバランス

開放的でありながら、落ち着ける距離感。

鏡越しの視線、隣席との関係性、

外部とのつながり。

この微妙なバランスを整えることで、

お客様の心理的な安心感が生まれます。

そこに「モノトーン」が

刺さり過ぎない「余白」のトーン。

作業効率と美しさの両立

カット・カラー・シャンプーといった

一連の動作が、

無理なく流れるように配置されていること。

しかしそれは、単なる効率ではなく、

「美しい所作」を支える設計にもつながるよいうに。

音・匂い・空気のコントロール

美容室は、

音や匂いが混在する空間です。

換気・空調・素材選びを通して、

五感にストレスを与えない環境を整えます。

モノトーンの中に「味わい」を残すデザイン

今回の計画では、

空間全体をモノトーンで構成しながら、

ポイントで素材の質感や陰影を活かす設計としています。

単に白と黒でまとめるのではなく、

・光の当たり方によって変化する表情

・素材の持つ温度感

・経年変化による味わい

こうした要素を織り込むことで、

無機質になりすぎない、

奥行きのある空間が生まれます。

美容室という空間において、

「洗練」と「居心地」は両立すべき価値です。

そのバランスを整えることが、

落ち着きを生む空間づくりへとつながっていきます。

照明計画が、美容室の質を決める

そして今回の設計において、

最も重要なテーマのひとつが「照明計画」です。

住宅の照明計画でも同様ですが

美容室の照明は、

単なる明るさの確保を考えるだけはありません。

正確な色を再現する光

カラーリングの仕上がりは、

光によって大きく左右されます。

・演色性の高い照明(Ra値)

・自然光に近い色温度

・影の出方のコントロール

これらを適切に設計することで、

美容師の技術を最大限に引き出します。

顔を美しく見せる光

お客様が鏡に映る自分を見たとき、

「正確に見えるかどうか」は非常に重要です。

・上からの強い光を避ける

・顔に柔らかく回り込む光

・陰影を整える配置

これにより、

空間そのものが「美を演出する装置」となります。

空間の雰囲気をつくる光

美容室は、

リラックスと高揚感が共存する場所です。

・ベースとなる均一な光

・アクセントとなる間接照明

・シーンに応じた光の強弱

照明によって、

空間の印象は大きく変わります。

照明計画の打ち合わせの時間で

空間の質と過ごす時間を考慮するということ。

今回の打ち合わせでは、

間取り図と照明計画を重ね合わせながら、

一つひとつの光の位置と意味を

丁寧に確認していきました。

図面の中にある小さな「照明の表示」つひとつが、

実際の空間では「体験」へと変わります。

だからこそ、

・なぜそこに光が必要なのか

・その光は誰のためのものか

・どんな時間を支えるのか

これらを言語化しながら設計を進めていきます。

美容室付き住宅だけに限っかことではない、

人生の設計図。

店舗付き住宅は、

・働き方

・暮らし方

・人生の時間の使い方

すべてを内包した「生き方の設計」に繋がる計画です

実は、昔の「商い」はほとんどがこのケース。

店舗付き住宅が「商い」の最前線でした。

商店街もそういうケース・・・多いですよね。

商いのベースという建築空間。

今回は美容という仕事を通して、

お客様の人生の「シーン」に寄り添いながら、

自分自身(住まい手)の暮らしも整えていく。

様々な「商い」のカタチとシーンがあると思ますが

そのための器をつくることも、

私たち建築家の役割だと考えています。

奈良で美容室開業・店舗付き住宅をお考えの方へ

やまぐち建築設計室では、

・美容室の新築・リノベーション

・店舗付き住宅の設計

・暮らしと仕事を両立させる空間づくり

についても、丁寧にご提案しています。

単に「おしゃれな空間」ではなく、

長く愛され、使い続けられる設計を。

そして、

日々の営みが豊かになる住まいを。

光と間取りが「シーン」の価値を決めるという事、

美容室の設計だけに限った話ではありませんが、

・動線と視線を整える間取り

・質感と陰影を活かすデザイン

・技術と体験を支える照明計画

これらを一体として考えることで、

空間の質は更に役目を果たすようになります。

空間は、ただ存在するだけではなく、

人の行動と感情を静かに導きます。

だからこそ私は、

常に図面の向こう側にある

「時間の質」を設計しています。

今回のブログ投稿の内容が、

ご覧になられている方の

ご自身の住まい造りや仕事の環、

暮らしと人生を見つめ直す

キッカケになれば幸いです。

店舗付き住宅の新築やリノベーションに

ご興味のある方は、ご相談ください。

○関連blog
美容室付き住宅という選択・暮らしと仕事を両立させる店舗付き住宅の設計プロセス

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail718.html

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■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
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ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

家づくりの話し合いで、
意見が違うと、

 

どこか不安になります。

 

同じ家を建てるのに、
こんなに考えが違って大丈夫だろうか。

 

ぶつかるたびに、
関係まで
揺らぐような気がしてしまう。

 

けれど、
意見が違うこと自体は、
問題ではありません。

 

むしろ、
自然なことです。

 

育ってきた環境も、
大切にしてきた価値観も、
それぞれ違う。

 

理想の暮らしの風景も、
少しずつ違っていて当然です。

 

問題になるのは、
違いがあることではなく、

 

違いを
出せなくなること。

 

遠慮して黙る。
波風を立てないように合わせる。
本音を飲み込む。

 

その積み重ねが、
あとから
別の形で表れることがあります。

 

意見の違いは、
対立ではなく、

 

視点の多さ。

 

広さを重視する人。
落ち着きを重視する人。
将来の安心を考える人。

 

どれも、
家を大切に思っているからこその視点です。

 

「なぜ、そう思うのか」

 

そこを
少しだけ掘り下げてみる。

 

広さが欲しいのは、
安心したいからかもしれない。

 

静けさを求めるのは、
疲れを持ち帰りたくないからかもしれない。

 

背景が見えてくると、
違いは
敵ではなくなります。

 

完全に一致しなくていい。

 

すべてを
同じにしなくていい。

 

大切なのは、
違いを
どう扱うか。

 

否定するのではなく、
調整する。

 

押し切るのではなく、
折り合いを探す。

 

そのプロセスこそが、
家づくりの深さになります。

 

意見が違うということは、
それだけ
真剣に考えている証。

 

無関心より、
ずっと健全です。

 

違いがあるからこそ、
ひとりでは見えなかった景色が
見えてくることもある。

 

家は、
ひとりの理想を形にする場所ではなく、

 

複数の願いを
重ね合わせていく場所。

 

意見が違うことを
恐れなくていい。

 

そこから始まる対話が、
住まいに
奥行きを与えてくれるのだと
感じています。

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