●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
光をいかに居室に導くかという点に対して、2階リビングと『3つに分散させた庭』を提案し、全ての居室に2面以上の採光を確保しました。
また、家事・育児に対する配慮として、『家の中心にキッチン』を配置する事で、子育て世代にとっての家族の司令塔であるママが家全体を見渡せるようにし、家族の交流をいつまでも保てる家造りを目指しました。
このふたつの工夫により、3つの庭に向かって設けた大きな開口部から、時間が経過しても光が角度を変えながら室内に注がれ続け、様々な場所で家族の視線が交わり合い気配を感じることができる家になりました。また、ファミリーライブラリー(家族の書斎)を設け、子供達が成長しても机を並べて共に過ごせる場所をつくり、プランのもつ回遊性によってもいつまでも家族の交流が続く家としました。「柏の家」はこれらの効果により、潤いと安らぎと楽しさを感じながら心地よく生活できる住宅となりました。