ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

黄金色へ変わってきてます。

こちらは、自宅近くの田園風景ですね。

自然が創り出す色合いって、ほんときれい。

目に優しいです。

さて。。

いきなりなんだ!?という感じですかね。

こちらは、知る人ぞ知る、有名な茶室。

いろいろ書き出してしまうと、長くなりそうなので(笑)

なんで茶室の話なのかというと。。

昨日、これから家づくりを考えているというご夫婦に

お会いしてきたんです。

ご自宅含めて、今までに建物の建設に3度関わられてきて、

今回が、実に4回目というお方。

家づくりをはじめ、建築についても、よくご存じなので、

建築畑でない、住宅営業ですと、突っ込まれてしまいそう(笑)

これまで関わられた建築物は、アメリカンスタイルをはじめとして

本場のスタイルで建設されてきました。

実際、ご自宅は、アメリカンスタイル。

ただ。

これからの家づくりに求めているのは。。

「和」なんだそうです。

「和」

といっても、その振れ幅が大きいですよ。

カチッとした真壁書院造

茶室等を含むわびさびを行玄した数寄屋

高山等で見かけるいわゆる民家

京都等で見かける町家

もっとありますが、わかりやすいところだけでも、

これだけあります。

このご夫婦がおっしゃっている「和」がどこなのか?

それをいろいろとお話うかがいながら共有してきました。

そこで。写真に戻りますよ。

奥様が、お茶をされていることもあって、

求める「和」が数寄屋だということがわかりました。

ただ。

全てをコテコテの数寄屋にするということでもないようです。

ご自身がイメージされている部分だけに取り入れたい。

そんなご要望でした。

過ごしやすさは、しっかりと確保しながら、

見せるべきところは、しっかり和を感じてもらう。

そんな風に、一つのことに捉われない、自由な発想が、

とても心地よく、うかがっていて、とても楽しかったです。

これから、そのご要望を取り入れた、ご満足なご提案ができるよう

これからしっかり考えていこうと思います。

とってもユニークな家になりそうで、今からたのしみです!

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

とある敷地からの眺め。

少しわかりにくいかもしれませんが、

すんごい眺望が展開してるんですよ。

これ。

地盤レベルから見たところですから、

2階から見たら、すっと視界が開けているんです。

敷地は、ちょうど丘の頂点に当たる場所になるので、

それは、眺望がすごいはずです。

ただし。

少し西に振れているので、夏の西日対策は、

しっかりしておかないと大変なことになりますね。

こういった眺望を生かす場合って、

大きな窓というか、ガラス面をつくる方法が

とてもシンプルでわかりやすいんですけど、

相当配慮しないと、熱負荷が大きすぎて、

冷房だけでは追い付かないかもしれません。

カーテンを閉めればよいか?

それだけでも、熱は進入してきてしまってますから。

見た目も大事ですが、快適であることも大事にしたいですね。

そういった家づくりをさせていただいてます!

さて。

こちらの敷地では、どんな家を御提案するのか。

これから楽しみですね。

そうそう。

昨日は、巷では、お盆休みということもあって、

実は、役所や確認検査機関は、結構空いてるんですよね。

ということで。

私は、確認検査機関へ行ってきました。

予約なしで行きましたが、スムーズに協議ができました。

いくつかの家づくりで、法的な扱いが、微妙な内容があって、

(悪いことをしてるだけじゃないですよ(笑))

私による法の解釈が問題ないのかを確認してきました。

例えば。

大きな部屋の中に、ハコ型のピアノルームを導入するとします。

その場合って、このピアノ室って、居室という扱いになって、

法的な意味で、採光や換気が必要になります。

あれ??

大きな窓があると、遮音効果が低下します。

せっかく導入する、防音目的の部屋で、

その目的に反することってどうかと思います。

厳密には、こういった部屋の場合、内装の仕上げに

厳しい制限をかけてクリアすることもあるのですが、

住宅レベルでは、ずいぶんとオーバースペック。

ということで。

それは、いわゆる家具の一種なのではないか?

なんて解釈も可能なのではないかと。

結果は。。。秘密です(笑)

こういった、微妙な内容を、しっかりと問いかけて、

ハッキリさせておくと、後々大変なことになりませんので。

人が少なかったこともあって、比較的じっくりと

協議をさせていただけたのも、よかったですね。

いろいろいい進展がありました。

霧に包まれたダンススタジオ

●設計事例の所在地: 
北京市
●面積(坪): 
30坪
●建物の種類(大分類): 
商業施設
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

強い色味の床とコントラストをなす、柔らかく包み込むような白い壁面。壁は全面ガラスの上、表面にドット状の塗装を施しています。足元は延々と奥まで広がり、上部は霧によって空間が囲い込まれます。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

北京市内のビルの一角に計画されたレッスン用のダンススタジオである。

鏡に映った自身の身体の挙動を確認すること、これがスタジオ内での行為の全てである。激しい動作のさなか、ダンサーは床を意識することで平衡感覚を保っているといい、床の存在のみが重要になってくる。つまり逆にいうと床以外は意識されなくともよい。

広い地面だけが延々と続いて、他のものが意識に上らない空間を想像したときに、霧に包まれた情景が浮かんできた。深い奥行の粒子に包まれて、足元の地面は存在の不確かな向こう側へ溶け込んでいく。霧の中の風景こそが、ここに求められる空間に近いと感じた。

スタジオの床材には木目が目立つタイガーウッドを使用し、鏡以外を真っ白にすることで床を浮き立たせている。天井から壁へは存在感を無くすように石膏ボードを曲面加工してエッジを取り、鏡には白のセラミック塗料をドット状のグラデーションで塗装することで床が壁の奥に溶け込んでいく効果をつくり出した。照明は電球型蛍光灯を用い、霧の広がる方向に従い密度を変えながらランダムに配置している。受付の壁には大きなドットパタンを塗装し、スタジオとの間でスケール感に差を出している。

スタジオに足を踏み入れると、無数の白い粒子が身体を包み込む。床は徐々に深い境界へと溶け込んで行き、奥行感が喪失される。床以外を徹底的にあいまいな存在とすることで、鏡だけの殺風景になりがちなダンススタジオを幻想的な空間とすることに成功した。

その他の画像: 

工場をリノベーションしたオフィス

●設計事例の所在地: 
北京市
●面積(坪): 
1000坪以上
●建物の種類(大分類): 
その他
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

北京市郊外の鉄筋コンクリート造の工場をオフィスへリノベーションしました。高い天井高を生かして、階段状に高さが異なるスキップフロアのオフィスを作り、人の動きにメリハリをつけ、変化に富むオフィス空間を目指しました。また、高さが変わることで視線が通りやすくなり、部門間のコミュニケーションが増加することを考えました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

北京市郊外にある工場ビル を什器メーカーのオフィス兼工場へとコンバージョンする計画。1、2階を工場、3階部をクライアント企業の製品展示スペースとし、4階部がオフィスとなる。3階と4階は一部の既存床を撤去して吹抜けで繋ぎ、梁下5.5mの高い天井高を活かしたスキップフロアのオフィススペースとすることで、立体的なオフィスランドスケープを生み出す事を目指した。

要求されたプログラムは、 大会議室、小会議室、休憩スペース、執務空間、各部門責任者の個室等である。これらのうち、大会議室など公共性の高い部屋はエレベータホールに近い場所に配置し、執務空間は奥に開放的な大スペースとして配置した。オープンな執務空間にたいし、会議室等の閉じる必要のある部屋は、大空間の中に点在するヴォリーム群として扱うことにした。

オフィス階の中央に穿たれた吹き抜けには螺旋階段を設置し、3階展示スペース、4階オフィスエントランス、ロフトの休憩スペースを縦に繋いでいる。エレベータホールを出て正面に階段教室型の大会議室のヴォリームが吹抜けに接して位置している。吹抜けを挟んだ大会議室の反対側には半階高さの小会議室、その上部に休憩スペースのヴォリームが飛び出している。この小会議室の横の通路を通って執務空間に至る。執務空間はスキップフロア形式になっており、大空間に高低差を付けることで、各部門の区分けを明確にする。同時に、フラットな平面では難しい離れた部門同士の視線の交換を促す。執務空間を1.2m上がったところで大会議室の裏側に達する。階段教室型の大会議室はエレベータホールと、1.2mレベルの執務空間をつなぐ動線ともなっており、会議室未使用時にはショートカットの通路として利用する事もできる。

基本的な使用材料は壁面が白のEP塗装、床は既存部がモルタル仕上げ、かさ上げ部の床がチェッカープレートとしている。エレベータホール、階段部など一部、コールテン鋼を使用して硬質なアクセントとし、また逆にエントランスギャラリー奥には壁面緑化で柔らかみを加えている。

多様な高さが地形をつくる大空間の中に、白いヴォリュームが分散的にちりばめられる。近道もあれば抜け道もあり、隠れた場所、開放的な場所、吹抜けを見下ろすアルコーブもあれば、ロフトから全体を見晴らはすことも可能だ。まるで古い集落を散策するように、このオフィスにはシークエンシャルな楽しさがある。

その他の画像: 

船底天井の日本食ファストフード店

●設計事例の所在地: 
浙江省杭州市
●面積(坪): 
25坪
●建物の種類(大分類): 
商業施設
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

天井高が低く、見通の悪い店舗形状であることを考えて、曲線状にカーブしていく船底天井を考えました。船底天井は中央をわずかに高くすることで低い空間であっても変化を生み出します。また、短冊状に天井を分割して、中央線をずらすことで空間にカーブを作り出し、お客さんの視線を内部まで引き込むように考えました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

  杭州西湖湖畔の三階建古民家全体を日本食の飲食店へと改修した。観光客の人通りが多い一階路面には、客単価が低く回転数の多いファストフード店を計画した。
 天井高の低い古民家であるため、大きく天井を変化させることはできない。また機能要求を満たしていくと、不規則な平面となり外部の観光客を奥まで惹きつける設計も難しいなものになっていた。そこで日本の伝統建築でしばしば用いられる、船底天井を応用することにした。緩い勾配をつけることで、低い中にも空間の広がりが感じられる。さらに太めの天井パネルを上下交互に配置し、頂部を奥へと誘うように曲線でつないでいった。天井パネルが壁にぶつかる箇所はそのまま降ろし、壁のデザインとしている。
 日本では細長い長屋のことを鰻の寝床と呼ぶが、この食堂ではのちに鰻を主商品として売り出すことになり、「鰻の寝床」のような空間デザインと商品が図らずも一致することになった。

その他の画像: 

二重麻の葉格子の料亭

●設計事例の所在地: 
浙江省杭州市
●面積(坪): 
70坪
●建物の種類(大分類): 
商業施設
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

料亭の玄関。正面にアイキャッチとなる二重の麻の葉格子を設置しています。麻の葉模様をひし形と正三角形の二つのレイヤーに分解、再構成しています。正面中央に麻の葉模様が浮かび上がり、周縁に向かうにつれパターンがずれていきます。右側には下駄箱を設置し、扉には名栗加工を施して照明を当て、立体感のある表情を作り出しています。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

 杭州西湖湖畔の三階建古民家全体を日本食の飲食店へと改修した。落ち着いた雰囲気の2〜3階は独立の入り口を持つ日本食の料亭へと改修した。
 料亭の玄関は天井の低い二階に計画となるため、アイキャッチとなる壁面を重点的にデザインした。玄関正面の透かし格子は伝統的な麻の葉模様を菱形と正三角形の2レイヤーに分割、再構成している。認識者は正面から見たとき視覚の中心に麻の葉を認識し、周縁につれパターンがずれていく。下足箱には名栗加工を施し美しい陰影の表情をつけた。
 二階客席の半分は個室となり、仕切りは太鼓張りの障子とし、二重格子のシンプルな背景となるようにしている。残りの半分はホール席となり、テーブル後ろに二重の麻の葉格子を設置した。開口部は採光を確保しつつ外部の現実的な風景を遮り、かつベランダの植栽を感じられるように雪見障子となっている。
 三階は全て個室を配置して落ち着いたフロアとした。屋根裏の高い天井高さを活かすように、床の間の違い棚を高い天井までダイナミックに展開し、間接照明を仕込んだ。これは修学院離宮の霞棚の参照である。

その他の画像: 

螺旋階段の別荘リノベーション

●設計事例の所在地: 
浙江省杭州市
●面積(坪): 
200坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

上下移動の重要な要素である階段を象徴的な存在と捉え、強い求心性をもつ螺旋階段を各階のどこからでも認識できるように配置した。次に、採光をより多く取り入れ、上下の関係性を増強するため、2階の床スラブを抜いてリビング上部に吹き抜けを作った。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

 地下一階、地上4階、ロフトの大規模な別荘を改築するプロジェクト。既存の状態は階段室とエレベータがコーナーに固められ、完全に上下の関係が分断されていた。そこで上下階の関係性、つまりここで過ごす家族の関係性をより強く繋げる事を目標に計画を進めた。
 まず上下移動の重要な要素である階段を象徴的な存在と捉え、平面の中心近くに移動させ、強い求心性をもつ螺旋階段を各階のどこからでも認識できるように配置した。次に、採光をより多く取り入れ、上下の関係性を増強するため、2階の床スラブを抜いてリビング上部に吹き抜けを作った。北側庭園部のスラブも吹き抜けとし、地下に豊かな採光をもたらすサンクンガーデンを実現した。
 3階は子供部屋のフロアとし、螺旋階段に面する広いスペースをキッズエリアと設定し、クッション性のある畳敷としている。子供たちが身体を使って遊ぶことができ、また気持ちよく本を読めるように、窓際と壁際にルイス・カーンを意識した小さな「ルーム」をデザインしている。
 ロフト階は施主夫婦のための仕事部屋と設定し、天空からの光を室内、また螺旋階段により多く取り入れるように、屋根を一部撤去し、屋上を作った。高さが確保できないため、天井は全て既存のRC構造を露出させた。空調設備は外周壁沿いに壁をふかして床置き型を隠蔽している。夜はデスクに仕込んだ間接照明で天井が柔らかく照らされるように考えた。
 この別荘のどの階にいても、強い形態をもつ螺旋階段を家族が意識することで、コミュニケーションが取りやすくなったことはもとより、精神的にもつながりを強めることができる別荘となってほしい。

その他の画像: 
ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

??車のディーラー??

はい。そうです。

車でも買いに行ったんですか?という声が聞こえそうです(笑)

違いますよ。

もちろん仕事です!

実は。

こちら、とてもお世話になっている先輩が経営している車のディーラー。

ショールームです。

お父様の時代から、こちらで会社をやられています。

今年の11月に、内部を改修して、気分を一新したいとのことで、

その設計をご依頼いただいたんです。

ナイトウタカシは、住宅専門でしょ!と言われそうですが、

お世話になってる先輩からのご依頼ですから。

2か月ほど前に、ザクっとお話は伺っていて、

大まかなご提案はしていたのですが、昨日、ご予算とのバランスも

踏まえて、やりましょう!ということになりました。

自動車のショールームというと。。

道路に面して、2層吹き抜けで、天井が高い。

道路側は、バラス張りで、中がしっかり見えるようになってます。

この基本的な枠組みは、全国どこでも、どのメーカーでも

共通で、後は、インテリアの色が違うくらいでしょうか。

そんなスペースに、私がどう関われるのか???

先輩の要望をうかがっていると。。。

私の関わる意味が少し見出せました。

何かというと。。

住宅のような居心地よさですね。

ショールームっていうと、非日常を構成する場所なんですが、

地域の人たちに愛される場所だからこそ、日常の少し延長で、

居心地い良さを大事にできたらいいのではと。

住宅専門の建築家だからこそ、店舗を主とする建築家や

店舗設計者には、思いつかないやり方があるんだと

思いました。

昨年、美容クリニックをやらせていただいた時にも

同じようなことを感じたんですよね。

せっかく関わらせていただくので、その辺では見かけない、

ちょっと違ったコンセプトのショールームを目指そうと思います。

工事着工まで、あまり時間がないので、

急ピッチで設計を進めていこうと思います。

なんだか、とても楽しみですね。

ユーザー 南俊治建築研究所 南俊治 の写真

住宅密集地の火災対策とは、
外壁の耐火仕様、開口図の防火仕様につきるかと思います。
木造建築でも耐火仕様として柱の廻りに強化プラスターボード21ミリを
室内外ともに2枚重ねることで1時間耐火の仕様にできます。
ガラスには耐火ガラスもあり、日進月歩進んでいます。

一級建築士 南 俊治

梓川の家~ぬくもりに満ちた和の住処

●設計事例の所在地: 
長野県松本市
●面積(坪): 
130.83㎡(39.5坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

ぬくもりに満ちた木の風合いと通り抜ける風が気持ちの良い和の家。建物の後ろにある山から木を伐り出し、乾燥させた木材を使用しています。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

裏山の木や庭の木を使って家を建てたいというご夫妻の夢がありました。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

設計した住まいの雰囲気を気に入っていただいた

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

松本市郊外の冷涼で青々とした山を背負う敷地。「裏山の木や庭の木を使って家を建てたい」というご夫妻の夢を伺った時、「何と素敵な夢でしょう!」と心打たれました。
ヒノキ、ケヤキ、アカマツ、イチイの木。まずはどんな木をどれくらい使うのか、間取りを決めながら、使用する樹種や数量を決めていきました。切り出した木は、1年間の自然乾燥を経てようやく材料として納められます。とても贅沢です。2013年4月に設計がスタートし、設計期間2年半。出来上がったのが2017年5月。4年間という歳月と関わった人々の手間と知恵が詰まった愛着のある住まいとなりました。
外壁の土壁は、は周りの自然に馴染むような色合いとし、屋根の稜線は裏の山々と調和するように勾配や高さを決めています。さらにどの窓からも美しい山々の緑やリンゴ畑を望むことのできるピクチャーウインドウとなっています。
玄関に入ると32cm角のケヤキの大木が人々を迎え入れます。また、既存母屋にあったお父様の手彫りの欄間を絵のように設え、今では手に入らないガラスも建具に再利用しました。母屋の古いものはデザインという息吹をかけて新しく蘇りました。「思い入れがないと言ったら嘘になるけど、それよりも純粋に美しいし、このまま捨ててしまうにはしのびないじゃないですか」と語るご主人の言葉に、受け継がれていくものの本質を感じました。

依頼者の声: 

「親身に対応してくださる。男性の立場、女性の立場両面で力強いアドバイス。アイディア・発想の引出しは未知数。大満足です。」

その他の画像: 

玄関側の外観

縁側の軒下空間

外壁はメンテナンスフリーの土壁

道路からの視線を遮る木の格子

裏山のけやきの大木を使った大黒柱

雪見障子のある和室

雪見障子

建具を全開すると和室とリビングが一体の空間となります

大きな窓のある明るいキッチン

大きな屋根のある畑にでるための勝手口

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