木梁を表しにしたこの空間は、玄関ホール、リビング、ダイニング、キッチン、事務室が連なります。 必要に応じて引戸で仕切ることが出来ますが、普段はオープンにして広々と使います。 ローコストに抑えるためのチャレンジでしたが、フレキシブルに皆が集う空間になりました。
障害を持つ人たちのグループホーム。ご家族の元を離れて、ご自身でくらしていく為のすまいです。梁をあらわしにして木の素材感を出したり、外観そして階段や水周りには色やデザインの遊びを加え、ここでのくらしが楽しくなるようにという思いを込めました。ローコストでも、限られた素材からのチョイスの仕方や色選びのさじ加減で、快適・安全で日々が楽しくなるすまいを創るというチャレンジをさせていただきました。
LDK側だけを引戸で仕切ったところ。 もう一つ手前の引戸を立てたら、事務室スペースが独立空間になります。
1階の入居個室
2つの方向から上がることが出来る階段
ペパーミントグリーンの手摺。 階段や水周りには色やデザインの遊びを加え、グループホームでのくらしが楽しくなるようにという思いを込めました。
グループホームの皆が集まる洗面ホール。 色やデザインの遊びを加え、グループホームでのくらしが楽しくなるようにという思いを込めました。
2階の入居個室
開所式の様子1
開所式の様子2
建て主さんからのご要望で多いのが、「収納を多くしてほしい。」です。
限られたスペースを有効活用するため、基本設計に入る前の段階で、どこに何を収納したいのか予め寸法等を確認しておくことが重要です。
やみくもに空いたスペースを収納にしてしまうことは、扉や棚板等の材料費と工事費が余計にかかるだけでなく、かえって窮屈で住みにくい家になってしまいます。
また、収納はなるべく目立たないように造り付けにしてスッキリさせたほうが効果的で、地震対策にもなります。
そんな造り付け収納で有効なのが、階段収納(階段下収納)です。
階段下部分は、スケルトン階段を除いて一般的には、トイレスペースあるいは収納スペースとなることが多いですが、階段がリビング・ダイニングにあるような場合には、階段下を収納スペースとして活用することが、私どもの事務所でもよくあります。
階段収納と言っても様々で、階段の蹴込み部分を引出し収納のように小分けにして利用するケースと、階段下部分をなるべく広く利用するケースがありますが、どちらかと言えば後者のほうが多いです。
収納部分もオープンにして見せる収納として使用するのか、それとも扉を付けて見せずに隠す収納にするのか、といった選択肢もあるので、何を収納するのかによって臨機応変に使い分けるのが良いでしょう。
拡大しすぎて、わかりにくいのですが(笑)
こちらは。
とある家づくりで撮影した、工事中の外壁です。
なかなか、こういったショットは見れないかもしれませんね。
何にフォーカスしてるのかというと、左端の縦ラインです。
こちらの外壁は、いわゆるサイディング(窯業系サイディング)。
日本で今、一番使われている外壁材です。
その中でも、こちらは、コーナー部分に特徴があります。
通常、コーナーは、L字型のサイディングになるのですが。。
こちらは、アルミの金物になってるんです。
何が違ってるのか?
スッキリしますよね。
それと、コーナーにコーキングがないのもいいんです。
こちらのお客様は、その辺にもしっかりこだわって
この外壁材を選定しているんです。
ちょっとしたことなんですが、ずいぶんと違ってきますので。
あと一週間もすると、外壁が仕上がってきます。
そうなれば。
足場が外れて、外観があらわに。。
楽しみですね!
珍しく、食べ物(笑)
すごい量のパスタなんですよね。
こちら。
とある現場の監督と一緒に食事に行った際のショットです。
私がその現場で目指していたことがあって、
それをしっかりと意識しながら工事してくれて、
結果が出たんです。
そのお礼に、ランチをごちそうしたんですが
監督の希望が、このパスタ屋さんだったんです。
量は多いのですが、味もしっかり。
食事も会話も、盛り上がって、楽しい時間となりました。
引き続き、工事は頑張ってもらいます!
午後、とある家づくりのため、敷地を視察へ。
こちらは、その際に撮影した写真です。
今までに、いろんな家づくりをさせていただいたのですが、
ここまで尖がった敷地って、初めてかもしれません。
ストリートビューでは見ていたんですが、
やっぱり、現地で見ると、相当な鋭角(笑)
どんな風に使うのか。
しっかり考えたいですね。
しかし。
毎回思いますが、やはり、現地を見るのは大事。
いろいろと気が付くことができたのと、
ずいぶんとイメージを広げることができました。
さて。
どんな家になるのか。
私も楽しみですね。
ほんと。毎日楽しくて、ありがたいです。
近年、屋上やバルコニーに植物を植えることが多くなりました。防水性能が上がったことも起因しているのかもしれません。しかし雨漏り対策として忘れてはならないポイントを押さえる必要があります。
①植物の防根対策をして、防水層を傷めないように保護すること
②防水仕様では、水の浸入経路を特定できるよう明快な納まりとすること
③特に草屋根である場合には保水材を混在させた土壌とし、水を切るディテールとする。 また、暴風により草や土砂が飛散するのを防ぐ工夫もいるでしょう
一級建築士 南 俊治
不動産業者です。傾斜地に建売住宅2棟を建てたいのですが。 千葉市********(地区計画内)JR**駅徒歩6分の住宅街です。6m北道路~5m南道路の両面道路で、土地面積は85坪です。北道路と南道路の高低差が5.5m有ります。平坦部分は概ね3分の2です。少し地形が悪いところがあります。南道路ですので日あたりは良いです。 こう言う場所に建てる建築設計(建築確認取得&基礎伏図作成)をお願いできるでしようか。地理的になるべく面談の出来る範囲の先生を希望します。ただ、状況によっては他府県の先生でも拒むものではありません。 一応資料は揃えてありますのでご連絡を頂ければ幸甚です。これは安物の建売ではなく一種の「作品」と考えています。プライドを以て考案して頂ける先生をお待ちします。 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
回遊動線とは、空間内で行き止まりになっていないグルっと回ることが出来る動線のことで、寺社仏閣や別邸等でよく見かける回遊式庭園が有名ですが、住宅のプランでもこの回遊動線は有効な手法です。
家事等をおこなう水廻りでは、回遊可能なプランにすることで移動距離(動線距離)が短くなるので、もっとも効果的と言えるでしょう。
しかし、住宅において回遊動線は水廻り以外の場所でも有効で、これを活用して使い勝手の良いプランが可能となります。
ただし、回遊動線は人間が動くということに他ならず、そのスペースを確保する必要があり、1つのスペースに出入口が複数存在するため、ドアあるいは引戸といった建具が余計に必要な場合があります。
一方で、回遊動線を長くすることで空間を広く感じられる効果もあります。
以前に私どもが設計監理をした「中庭のある平屋住宅」では、家の真ん中に中庭を設けたロの字型のコートハウス(コートとは中庭の意味)で、回廊のような回遊動線を配して、玄関ホールからグルっと一周して再び玄関ホールへ戻るようなプランにしました。
これにより、平屋でありながら行き止まりがなく、より広く感じられる空間でどこからでも真ん中の中庭を眺めることができ、出かける際や外出先から帰った際も結果的に楽で生活しやすいとの感想を建て主さんから頂きました。
部屋数が多く、家族人数も多くなると、家の中で、行われる様々な作業が増えます。それらを、効率よくストレスフリーで行うには、行動を出来る限り制限しないで行うことが必要です。行動を制限しないためには、行動の自由度が必要です。そのためには、プランの動線が重要です。街の道路のように、一方通行や、行き止まりではなく、くるくる廻れる動線があれば、自分の判断で、効率よく作業が出来ます。参考平面図は、2つの回遊動線が確保されています。一つは、浴室、洗面、キッチンの水廻りとメインの階段廊下を回遊出来ます。もう一つは、居間、和室と階段を回遊する動線です。回遊動線は、通風や、人の動きの自由度を増しますが、逆に、各部屋のプライバシーがなくなり、部屋のドアが多くなるので、壁に収納等を造れなくなります。良い回遊動線を確保するには、プラニングのメリハリを付ける必要があります。廊下等が主動線になる場合、動きやすくするためには、明るさと通風が取れるようにして、快適にすることです。薄暗い廊下なら、通りたくなくなります。回遊動線は、プランニングをかなり工夫しないと、面積ばかり取られて、ガチャガチャしたプランになります。専門家に相談することをお勧めします。
廊下・階段の上部はトップサイドライトで明るくなっています
昨日は、ちょっと用事があって、少し外出はしましたが、
それ以外は、ほぼ一日事務所でデスクワークでした。
なかなかまとまった時間がとりにくいこともあって、
一日、デスクワークできるのは、貴重です。
少し前にヒアリングさせていただいた方の計画案を考えたり。
工事に向けた、実施設計図面の整理をしてみたり。
基本設計が完了したので、実施設計図面の資料をまとめてみたり。
計画案の概算をとるための図面をまとめて工務店に送信してみたり。
契約に向けて、契約書の準備+チェックをしてみたり。
作図した図面をチェックしてみたり。
とある家の住宅設備の内容をチェックしてみたり。
ヒアリングさせていただいた方の内容をまとめてみたり。
考えてみると、いろんなことがあるもんです。
項目だけ見てると、混乱しそうなんですが、
完全にスケジュールに組み込んでいるので、
その流れで進めていくので、意外にも、スムーズなんですよ。
建築家っていうと。
計画案を考えるために、製図用のシャープを使って、
ラフスケッチをグリグリしている。
いわゆる、デザイナーのイメージなんでしょうか。
よくそんなふうに、いわれますが、
そういった時間は、さほど多くないかもしれません。
私の場合、頭の整理や新しいモノを創造するのって、
意外にも、運転中だったりします。
ある一定妄想したら、メモに書き込んで、
詳細を詰めていく感じ。
いろんな妄想(笑)をするので、
メモに書き込む時間は、大事ですし、まとまってほしい。
だから、昨日のような時間が貴重です。
そうそう。
それと、普段使う文房具は、いたって普通です。
何かこだわった文房具を使ってるのでは?と思っているかも
しれませんが(笑)
私が使う道具等については、
機能性はとっても大事にしています。
それは、ある意味、家づくりにもつながってるかもしれません。
見た目のかっこよさだけでなく、
毎日をストレスなく、機能的に使えて、暮らせる家。
そんな家がいいかなって思います。
(もちろん、その人らしいかっこよさや可愛さは大事ですけどね)
家は、長く暮らしていくので、
しっかりとこだわって、最高を手に入れてほしいです。
階段下利用はよくWC や収納 に利用されます。収納場合、通り抜けできるよう階段をプランの中に配置することで可能となり、キッチンと洗面所を通り抜けできるプランが写真の事例となります。
これまでの設計物件で、「もっと良くなったかな。」と思う物件はあります。何をかくそう、うち「竹林風洞」はその代表でして。面積も採光も風通しも良く、住み心地は楽園ですが、細かなところで「こうしておけば・・・」と思うことは多々あります。「キッチンはやっぱり、キッチン屋さんにお願いしたらよかったかな。」「家具はもっといい材料を使ったらよかった。」「壁は珪藻土だけじゃなくて、一部を化粧仕上げにしてもよかったかも。」あとから考えると、いくらでも思いつくものです。それを「失敗」と呼ぶかは別にして、それが家づくりです。
家を建てるのは人生のある時期ですが、住むのはそれ以降の数十年。家は建てた時の価値観が固定されますが、住む人の価値観や経験・知識は、時間とともに変化します。そこにギャップが発生して、後年「こうしておけばよかった。」と思うところが出てくるのは、自然なことです。
一方で家づくりは、手にする資産価値も、かける費用も、人生の大仕事。「失敗したくない。」と思うのは、当然です。だから、これから家づくりをお考えの方にお伝えしたいのは、「みんな失敗するんですよ。」「家を建てたら、それも楽しめるようになりますよ。」
わたしたちが「この家は大成功だな」と思う物件は、案外、お施主様の肩の力が抜けている場合が多いようです。それは、お施主様のご依頼内容が、大まかにして明確、建築家に信頼をおいていただける物件です。「家は、家族がいつも一緒にいられる気持ちいい場所にしたいです。」「あとはよくわからないのでよろしくお願いします。」そんなリクエストが、お施主様の満足度も上がり、雑誌やwebサイトで大人気になる物件の共通点のようです。
設計に入ると、お施主様は様々な選択を迫られます。駐輪台数、キッチンの形状、シャワーヘッドの種類、寝室の扉は引き戸か片開きか。普段の生活で考えたこともないような選択を次々と進めるうちに、提案図面は、お施主様の家に変化していきます。肩に力を入れなくても、出来上がる家は、住む人の価値観を十分に反映します。
大きな言葉を使うと、家を建てる行為は生き方そのもの。たどり着けなければ失敗と判定されるような、一つの正解を探し当てるゲーム、ではありません。未来の自分が過去の判断をどう評価するかより大切なことは、今、どう生活するか。等身大の生き方を反映できたら、家づくりは大成功です。
このコラムは、注文住宅を計画する方の参考になることを目的に、弊社の経験に基づいて書き下ろします。トピックス、技術、経験の内容は、主観に基づくことをご了承ください。
家作りに役立つ情報をお送りします。ぜひご登録ください。
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