17年目の中庭からの様子
1.複合的な土地の有効利用2.都心の長期的計画3.豊かな素材を使用する建築4.中庭(ライトコート)方式5.屋上庭園
これらを都心の小敷地に計画する建築手法として設計した。
プロローグホール
南に林試の森が拡がる閑静な住宅地の敷地に建つ都市型住宅で、高台となっている敷地を利用して半地下に駐車場を設け、地上2階と屋上に展望浴室のある3階建てコンクリート打ち放し住宅である。外周はプライベートを守るため閉鎖的であるが、中央に中庭を設け、間仕切りのない連続したオープンスペースが全て中庭に開けている。家族構成はもう直き定年を迎えられるご主人と奥様のお二人で、これから第二の人生を始められるご夫婦に、単に生活の場だけでなく、趣味を活かして積極的に活用できるフリースペースとして1階のエントランスにプロローグホールを設けている。
建物外観
撮影:石井雅義
東関東自動車道の佐倉ICから程近い丘陵地。周りを畑や雑木林に囲まれた敷地に建つ週末住宅の計画です。
都心に住むクライアントご家族は今回の計画地と周辺の広大な山林を購入され、週末に野菜や果樹の栽培や、お子様たちの自然の中での自由な遊びと学びの場として週末住宅の建設を決心されました。
南北に長い計画敷地と西側に隣接する広大な所有地の奥行きに対して開くように、23メートル×10メートルの片流れのボリュームを敷地の中央に配置しました。建物の東側には敷地の入口から建物中央部に設けられてエントランスに続く並木道を。西側には隣接する広大な山林に続く芝生の広場が広がっています。
エントランスのドアを開けホールに入ると、屋根のある半屋外のエクステリアダイニング越しに奥行きのある芝生の広場の景色が広がります。エントランスホールを境にして北側にはメインと子供たちのベッドルームとバスルーム、ウォークインクローゼットなどのプライベートエリアを。南側には25畳のリビングダイニングとダイニングとの間の窓の開閉で使い方を変更できるキッチン、玄関ホールの脇にはクローゼットを配置しています。
特徴的な片流れの屋根は23メートルの長さに渡って同じ架構の小屋組みがあらわしとなっておりインテリアを特徴付けています。小屋裏の部分にははしごで上がる子供たちのスペースが南北に2つ用意されています。北側の小屋裏スペースは大人数の来客時の寝室として。リビングダイニングを見下ろす南側の小屋裏スペースは子供たちのためのライブラリーや勉強のためのスペースとして利用されます。
フラット35S金利Bプランに対応するため、省エネルギー等級4を取得しています。屋根には100mm、壁には40mm、床下には50mmの断熱層を設け、屋根と外壁は通気工法を採用しています。室内側の仕上の下地には防湿層を設け気密性を確保しています。また、開口部にはすべてLow-eガラスを採用しています。
リビングダイニング
アウトドアリビング
ロフトのチャイルドルーム
メインベッドルーム
ファサード
区画整理事業がされた住宅地の一画にある敷地で、東奥には約築40年の木造平屋が建っている。今回は道路側の庭の一部に別棟としてコンクリート打ち放し3階建ての家を計画した。建主はドイツ語通訳、翻訳家としては日本でトップクラスの50代の女性で、ご自分の仕事場、住まいの場そしてギター練習、園芸を楽しむ為の趣味の場としての建物を求めた。1階分の面積が12坪程度であるが、各階ごとに用途が異なり雰囲気を楽しめる。内部は建主のご希望もあり、チークの無垢材をふんだんに使っている。独立して力強く生きている施主の為の家である。
院長がこの地に皮膚科・泌尿器科として始められたのが、50年程前地域密着の名医として評判の医院である。今回は長男が内科、循環器科を、長女が小児科を一緒に開業する事になり、RC造の地下1階地上3階建ての建物に新築する事となった。
複雑な機能の合理化、数々の新設備の導入など、近代化する反面、今までの木造診療所の持ち味であったアットホームな雰囲気を残したいと考え空間構成の重要ポイントとした。
間口8m、奥行き37mで、三方を建物で囲まれたまさに「ウナギの寝床」の敷地である。この条件から平面的な公私機能の分離は不可能な為、各階によって機能を明快に分離することとなった。まず1階は診療部門で受付、待合い、三科の診療室と6つの処置室、レントゲン室のあるアクティーブゾーン、2階は医師、看護婦の控室、応接室のあるアメニティーゾーン、3階を院長夫妻の住居とした。
前面道路より緩やかな斜路を通って明るさのとれる半地下は、駐車場を奥に、手前に住居専用のエントランスホールとし、3階への鍵付きエレベーターを設け、動線を診療所部門から独立させた。
敷地長手方向の窓からの採光は、法規上認められないため、丸いトップライトをほぼ中央に設け診療所の有効採光とし、2階は上部吹抜けの中庭とした。この中庭を挟んで、片側に看護婦さん達の休憩室、もう片側に医務応接室を配し、光と緑を楽しめるようになっている。
敷地は、整備開発された別荘地ではなく、周りをアルプスに囲まれた酪農住宅地にある。母と娘の為の小さな別荘であるが、暖炉を囲んでゆったりと時が過ごせるように工夫したシンプルな構成になっている。八角形をした暖炉の部屋は壁側に作り付けのベンチを設置し、他は何も置かず多目的に自由に使える空間とした。寒さ対策として建具は木製サッシのドレイキップを使用し、断熱効果と高機密性を確保した。
都心の閑静な住宅街に代々大切に住み継いでこられた築70年のお住まいを、今回後を継がれた若いご家族(ご夫婦+二人のお子様)の為に内部を全面改修する事となりました。
外観は、20年程前に増築された2階部分を撤去しましたが、他は新しい建具の設置を除いて、元の姿を残しています。改修前の内部は、南の広縁に面して和室が3室並び、その奥に中廊下があり、北側に厨房、個室が並んでいる、典型的な昔の日本家屋の間取りでした。今回の改修で玄関側の美しい飾り障子のある客間と広縁の手の込んだ丸竿縁天井を残し、他は若いご家族の現代生活に合わせ、全面改修を行いました。
建主のご希望は、昔の面影を残しながら快適に現代生活はできるように、又家のどこも明るい家にしてほしい、という事でした。そこで南と北を二分していた暗い中廊下をなくし、リビング、ダイニング、キッチンをワンルームにして、建物中央に配置し、南と北を通じさせました。南は木製建具で大きな開口部を取り、さんさんと太陽の光を取り入れ、現代風に整備された庭との繋がりを重視しました。と同時に北側のダイニングキッチンまで光が届くよう、壁、天井の一部を白のざっくりした左官仕上げとし光を拡散させています。
以前何回かの改修をされており、保存状態は良好でしたが、耐震性を高める為、石場立ての根石補強及び耐震壁を内外必要個所に設置しています。
数寄屋造りの主屋の2階に増築されていた事務所を、今回主屋の改修に伴い撤去し、敷地の一番手前に新築する事となった。
新しく作ったレンガの門に門屋のように立ち、この住宅街の新しい顔となった。
まちづくりの厳しい規制=新防火地域を受け、10坪という広さであるにも関わらず、準耐火建築物にしなければならなかった。内部壁、天井の下地はプラスターボード2重張り、強化プラスターボード等完全装備を施している。
厳しい防火規制を受けながらも、外観はシンプルであるが、内部は木をふんだんに使った内装とし、一日の大半を過ごされる事務所が快適になるよう、心がけました。
創業50年を迎えたゴム会社の改修工事である。第1期工事として約64㎡程の従業員が集い、語り合い、寛げる場所としてのラウンジを作る事となった。事務所仕様でなく寛げる雰囲気にする事を重視し、会社の中の安らぎのある異空間とした。第2期工事は昔の各階にある古いトイレを現代的なトイレとして再生を行った。又1階にある女子のロッカー室を改修し、仕事が終わってちょっとした息抜きの為のコーナーに寛げるスペースも設けた。各自のロッカーは木製とし、入口床は大理石張り、奥は絨毯敷きとした。仕事の1日が始まるロッカー室は重要と考えた。外部の車止めポールには「SPES MEA FORTITUDO」(希望はわが勇気なり)と彫り込ませてもらった。
外観
”plâtrier”の家は、高知市内に建つ若いご家族の住宅です。建物計画は先ず土地探し(※)から始まりました。北側道路に接続する約32坪の敷地へ、ゆったりとした駐車スペースを確保した上で建物を配置するとなると、メインとなる居住スペースがどうしても小さくなってしまいます。そこで、建物プランは2階LDKのプランをご提案させていただきました。南へは建物が迫っていますが、インナーバルコニーを確保した上で、外部の視線をカット&トップライトによる採光の確保など、居心地よく暮らすための様々な仕掛けを施しました。内外部仕上げでは、シラスの塗り壁やモルタルによるオリジナルキッチン・洗面カウンターなど、クライアントのこだわりが詰まった内容となりました。また【省エネルギー対策等級4】を確保する事で、快適に過ごして頂ける様にしています。※「全ての設計事務所との家づくりを応援する」というコンセプトのもと、”建築家×不動産|高知K不動産”という不動産メディアサイトを利用して土地探しからスタートしています。
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