ユーザー アトリエそらまめ 落合晋也 の写真

一言で細長い土地の間取りと言ってもいろいろな敷地状況が考え得ります。
南北に長い場合、東西に長い場合、道路から奥に長い場合でも敷地の間口がどれくらい有るかにより計画し得る間取りは様々かと思います。
ここでは、南北に長く東西間口4-5m程度に限られた土地を想定して書きたいと思います。
このような敷地の場合、先立って話に上がるのが駐車場の計画です。道路境界線から玄関までの青空空間で駐車場を計画する場合もありますが、限られた敷地に計画する際ビルトインガレージの計画を盛り込む場合があります。仮に計画できたとすると、残りの建物間口で玄関スペースを計画できるかどうかよく話に上がる検討カ所かと思います。
その次に、階段の計画。2階建てもしくは3階建て以上の住宅を計画するにあたっても、限られた間口の計画ではコンパクトに効率よく階段の計画を落とし込み、下階も上階も主要室となる居室の面積が確保できるかどうか見極め、階段の位置を検討します。
このようなかたちで間取りを計画しながら居室に採光を取り込めるかどうか、この辺りも意識します。京都の町屋のように建物の奥や中央に庭を造りたりし、場合によっては建物を庭を囲むようにコの字型に計画し、コートハウスに様な取り合いで光を各部屋に取り込む計画をしたりもします。
ここの敷地で周辺環境も異なりますので、一概には言えませんが、いろいろなアイディアを添えながら、敷地に合った間取りをご提案するようにしています。

ユーザー 匿名ユーザー の写真
投稿者: 
匿名ユーザー (未認証ユーザー)

最近「断舎利」とか「ミニマル」という言葉を耳にするようになりました。
余分な物を持たないとか、最低限でという意味かと思います。
建築設計を長く行っていると、様々なお施主様と打ち合わせをしてきて、建てた住宅が今はどのように使われているのかも、一部ではありますが気に留めています。

私に設計を依頼した「建築主様」だけかもしれませんが、「建てるその時の状況」を優先した方よりも、建てるその時は多少の不便をしても「将来を見据えた住宅」を建てた方の方が、上手に生活していると感じる事が多々あります。

将来に子供が住めるようにと「2世帯住宅」を建てたが、結局お子様は仕事の関係で住まなかった等や、仕事の付き合いでお客様を呼べるようにと「広間」を作ったが、今は洗濯物干し場になっている等。
大きなローンを抱えたが、ローンに見合う働きをしているとは思えない住宅もたくさんあります。

全てではありませんが私個人的には、世の中のコマーシャルに乗って「欲しいもの」を全て詰め込んだ住宅よりも、最低限のほしいものだけの住宅で生活している方の方が、「生活の上手さ、お金の使い方の上手さ」を感じます。
 

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

直線で構成されたモダンな外観です。

こちらのブログをご覧いただいてる方であれば、

見たことがあるかもしれませんね。

以前、家づくりに関わらせていただいた家なんです。

実は、昨日、お届けモノがあったので、

おじゃまさせていただきました。

ソファ等の家具は納品されてからは、初めての訪問。

どんな空気になってるのか、わくわくです。

ウォルナットを基調とした落ち着いたインテリア。

そして、天井には、レッドシダー。

家具も、しっかりウォルナットに揃えていただいてるので、

統一感があって、とってもいい雰囲気。

出来上がった時の、殺風景な感じから、

お客様の空気に変化していて、とても居心地がいい。

居心地がいい上に、久しぶりなので、お客様とついつい

話こんでしまいました。

とても快適に暮らしていただいている。

そんな言葉もうかがえて、とっても嬉しかったです。

また遊びにうかがえるといいなと思っています。

午後からは、とある家つくりの打ち合わせ。

こちらの家づくり。

ご主人が相当こだわりのある方で、毎回楽しい。

いろいろ決めるために、ネットで調べるだけでなくて、

いろんなメーカーのショールームに行ったり、

ハウジングセンターに行ったり。

とてもアクティブなんですよね。

その一生懸命な姿を拝見すると、もっともっと

貢献できればなんて思ったりします。

昨日は、外観デザインを決めるのが一つのポイント。

大きく二つの案をお持ちしました。

外観パースをご覧になりながらイメージを膨らませます。

奥様ともいろいろ相談して、一つの方向性で決定!

和をベースにした和モダンなデザインになりました。

私個人的にも、惹かれるデザインなので、

これからとっても楽しみです。

そうそう。

まだまだ間取りはマイナーチェンジしています。

「チョコチョコ変わってしまってすいません」

そんな風に奥様から言われたのですが、

「変わって当たり前なので、大丈夫ですよ」

とお伝えしました。

建築家が提案した内容だからといって、

いつも最善なわけではありません。

というのも。

お客様のご要望だって、変化していくので。

何度もやり取りしながら、変化しながら、

お客様にとって最善のカタチを発見していけばよいと思います。

といっても。

そういったスタンスでない建築家もいるので、

その辺は、しっかり確認してくださいね。

家づくりって、ほんと楽しいですね。

ユーザー 株式会社ローバー都市建築事務所 野村正樹 の写真

京都の町家には、「通り庭」という独特の細長い吹抜空間が存在する。町家の表通りの玄関部分から裏庭へと通された土間スペースで、基本的に建物の南か東に配される。ここには表から順にミセニワ、ゲンカンニワ、ハシリという呼び分けがあり、奥に進むほど、よりプライベートな空間構成となっている。井戸・水屋・竈(かまど)といった現在でいうところのキッチンもこの場所に計画されている。

  この「通り庭」という土間の空間と、それにそった「いえ」という部屋の連なる空間によって、町家は計画されているのだが、この吹抜土間空間は、人と物と風の通り道として実に多機能かつ合理的に考え出された仕組みになっている。京都独特のうなぎの寝床という細長い敷地を上手く利用するため、内部に大きな細長い吹抜をつくり、それを介して、通風・採光を各部屋に確保し、快適な居住環境を形成する。その上、通常は屋外で使用する竈を屋内で使用するため、上部に吹抜を設け、床を土間とすることで、火災の危険性を大幅に低減させている。

  ちなみに、通り庭上部の吹抜部分には火袋と呼ばれる部分があり、煙や室内の熱気を排出したり、高窓によって採光を計る機能を持っている。また、建物の南か東に統一された、この吹抜が、火災時の延焼防止の役割も果たし、高密度な都市空間の中での防火機能を持つ緩衝体の機能を形成している。さらには衛生面でも、くみ取り式便所の肥桶の通り道として、玄関から奥庭まで、土間であることが有用だった。

  そんな、通り庭の吹抜空間をふと見上げると、ジャングルジムのような立体格子状の「化粧小屋組」が威容を誇る。この雄大かつ繊細な小屋組は「準棟纂冪(じゅんとうさんぺき)」とよばれ、独特の木組みの構成美は、町大工の腕の見せ所であった。 写真は、京都大黒町織成館の準棟纂冪。町家暮らしに職人の技の世界を身近に感じる。そんな思いで普段見ることのない、通り庭を見上げてみると、新しい発見と出会うことになる。

I-2321、限られた予算の中でお願いしたい(石川県)

ユーザー てつこ の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
石川県
現住所‐郡市区町村: 
加賀市
依頼内容: 

限られた予算の中でお願いしたいのですが
土地は見つけました

建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する





三つの陸屋根を持つコートハウス

●設計事例の所在地: 
埼玉県さいたま市
●面積(坪): 
33.06坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

角地ですが風致地区に指定されているため、道路境界と隣地境界からそれぞれ2メートルと1メートルの壁面後退が義務付けられ、さらに景観計画区域に指定されているため、敷地面積の10%以上の緑化が義務付けられている厳しい条件の土地に建っています。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

角地という敷地的には恵まれている反面、セキュリティとプライバシーの確保をどうしたら良いか。
また、風の強い日に敷地の前にある畑からの土埃への対策に悩んでいました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

埼玉県の閑静な住宅地に建つ木造二階建ての住宅です。

建て主さまからの要望は、明るく風通し良い和モダンの住まいで、収納スペースを多くしてほしいとのことでした。

また、ゴルフが大好きなご主人からゴルフシミュレーターを設置してほしいとのご要望もありました。

そこで日当たりのいい東南に植栽のある中庭を設け、それを囲むようなL字型プランにして採光と風通しを確保するコートハウスしました。

日当たりとご主人の趣味などを考慮して1階を寝室・和室・浴室・洗面室といったプライベート空間に、2階をリビング・ダイニング・キッチンといったパブリックな空間のプランとしました。
さらに、ゴルフシミュレータースペースの天井高さ・間口・奥行きは、決められた寸法を確保する必要があったため、2階リビングに配置して天井を高くしました。

​1階のウォークインクローゼット・納戸部分は平屋にして、2階ダイニング・キッチンとリビングの天井高さに変化を付けることにより、高さの異なるボリュームを組み合わせた三つの屋根のあるコートハウスになりました。

外壁材は、建て主さまが希望されていたモルタル下地リシン吹付仕上げの湿式工法で、色はサンプルを取り寄せて比較検討して落ち着いた色にし、玄関軒天井も板張りにしました。

また、中庭の道路側には目隠しと風通しを兼ねた木製竪格子を、玄関アプローチには孔空きブロックの塀を設けることで、家の顔となる外観にリズムと変化を付けました。

玄関の隣に配したシューズクローゼットも靴だけでなくゴルフ用品も置くことが出来る納戸のような使い方も可能です。
また、1階の水廻り設備であるトイレ・洗面室・浴室も一箇所にまとめ、浴室から中庭の緑が眺められるようなプランにしました。
寝室に隣接したウォークインクローゼット・納戸は間口が一間、奥行きが三間半の細長い7畳の広さがあり、所有されている箪笥三竿がすっきり納まるようにしました。
一方、和室は建て主のご要望で仏壇を置くスペースを設け、仏壇設置後に外側に建具を取り付けることにより、普段は通常の和室として使えるようにしました。押入収納、階段下収納や飾り棚収納と収納スペースも十分にあります。

玄関ホールから2階へ上がる階段の脇にはコート掛け収納があり、自分たちのほかに来客用のコート類も仕舞えるスペースを確保しています。

階段を上ると、リビング・ダイニング・キッチンと間仕切りの無い広いワンルームになっています。

奥様の希望で対面式キッチンにし、キッチンに居ながらリビングのテレビを一緒に楽しむことが出来ます。キッチンにはカップボードのほかにゆったり目のパントリーを設け、ストック用の食材やお酒などを保管しておくことも出来ます。

​ワンルームのリビング・ダイニング・キッチンも空間にリズムを与えるため、天井高さと天井仕上げに変化を加えて、ダイニングの天井は無垢の羽目板を張りました。さらに天井高さと仕上げ材が大きく変化する部分に間接照明を設置して夜の空間演出を施しました。

L字に配されたリビング・ダイニングに隣接したデッキテラスは6畳の広さがあり、屋内のリビング・ダイニングと一体的な空間が感じられるようにデッキ床との段差を無くしました。

いい天気の日には、デッキテラスに椅子とテーブルを出して中庭を眺めながらゆったりと寛ぐ屋外空間として活用出来ます。

​天井の高いリビングはご主人がこだわったゴルフシミュレーターが設置され、国内外の有名ゴルフコースがリアル体験でき、壁一面の大型スクリーンでは、ゴルフを楽しむほかにテレビやDVDも観ることが可能です。

​植栽計画は条例に従い、敷地面積の10%以上となるように樹種、樹木の本数、大きさや配置などを考慮しつつ、建て主と造園業者と打合せを重ねてハナミズキ、イロハモミジ、ホンサカキ、ヤマモモ、カラタネオガタマ、オリーブ、月桂樹、シマトネリコ、ヤマボウシ、オタフクナンテン、キンモクセイを植えました。

その他の画像: 

北側道路から見た外観

玄関ホールからは中庭の緑が見えます。
また、玄関横にはシューズクローゼットがあります。

縁無し畳敷の和室には、仏壇スペースと飾り棚があります。

充実した収納スペースのある洗面脱衣室。

浴室からも中庭の緑が眺められます。

2階はゆったりした空間のLDKで、デッキテラスとも繋がっており、より広く感じられる空間となっています。

奥様の希望による対面式キッチンで、キッチンの背後にはパントリーがあります。

ご主人の要望で実現したゴルフシミュレーター。

中庭を木製の竪格子で、玄関アプローチをホローブリック(穴あきブロック)で目隠しをしました。

2階デッキテラスから中庭の緑を眺められます。

炭で焼く料理が美味しい囲炉裏のある家・アンドウ設計事務所 安藤孝彦さん


囲炉裏の間という異空間で仲間や、家族でおしゃべりが弾む、そんな雰囲気の中で食べることでより料理が一層美味しくなります。
 
囲炉裏についてアンドウ設計事務所 安藤孝彦さんに伺いました。
 

お話を伺った建築家

 

ユーザー アンドウ設計事務所 安藤孝彦 の写真
土岐市駄知町2487-12
0572-59-1215

 

貴社が囲炉裏のある家をてがけたきっかけがあれば教えて下さい

 
私の町は古くから美濃焼の窯元の町として栄えてきました。

平成元年に消防団の班長としての役をもらい、囲炉裏のある家の窯元のご主人が私の上の部長でした。
そんな繋がりから、平成平成5年に住宅の離れを依頼され、数寄屋風の40坪の離れを建て、それから十数年後に本体の母屋を建て替えるというお話をいただき、どうしても囲炉裏を設けたいという要望がありました。

商売柄、人の寄りが多く、家族も3世代と大人数ということもあり、囲炉裏でもてなしたり、気の知れた仲間でわいわいしたり、家族でバーベキュー感覚でコミュケーションを図ったりする、そんな場を設けたいということでした。

当時渓流釣りの好きなご主人は、食べる事より剥製にして飾っておくのが趣味で、まずは壁にその剥製を飾りたいということ、使用しない時は陶器の展示もしたいということもありました。
 

 

囲炉裏のメリット・デメリットを教えて下さい

 
メリットは何といっても炭で焼く料理が美味しいことでしょう。囲炉裏の間という異空間で仲間や、家族でおしゃべりが弾む、そんな雰囲気の中で食べることでより一層美味しくなります。
それと遠赤外線で保温効果があり冬は暖かですね。
 
デメリットは炭を用意しなければいけません。
それも安物は臭くなるので少し高級なもの(くぬぎ等)がいい、となります。
 
次に煙のための換気に気を付けなければいけません。
これは建築的に工夫すればいいですね。
 
長期にわたり使用すると火天の格子とか木の梁とかがいぶされますが、これは経年変化で風格がよくなる方だからよいことですね。
ということでデメリットはあまり見当たらないというのが囲炉裏ですね。
 

囲炉裏の構造はどうなっているのでしょうか?

 
あまり難しくはありません。
 
市販のコンクリートブロックを四角に深さ600くらいに積んでのその内壁に耐火ボードを貼りその上からステンレス板を張っています。
内部の底は土のままで厚さ300くらいまで軽石を詰めその上に専用の灰を所定の高さまで敷き詰めます。
 
土のままで軽石を詰めるのは土中を通して呼吸ができた方がよりいいからです。
そしてブロックの天端に4周枠框を設置しています。
 

 

囲炉裏の煙対策はどのようにしていますか?

 
自然換気ができるように下窓と、火天格子より上の天井近くに換気と採光を兼ねてガラスルーバーを付けていて、煙はそのルーバーから排出されます。
それに補助として換気扇を回して強制排気できるようにもしています。
 

囲炉裏の価格はどれくらいでしょうか

 
H邸の場合は家全体の中の一部ですから、囲炉裏の価格と言っても正確には出せません。
概算的にはほぼ7.2帖ぐらいの囲炉裏の空間全体で約400~500万円くらいではないでしょうか。
テーブル式の囲炉裏だけだとピンキリですが50万円前後ぐらいでもあるようです。
 

 

窯元の家H邸を設計する際に工夫した点を教えて下さい

 
三世代の家族のための家ということで離れは祖母のための空間、母屋は親夫婦、子供夫婦のための空間、それぞれの独立性を保ちながらパブリックな空間は皆が集いやすいよう開放的な空間としています。
その中で囲炉裏の間がシンボル的に彩り、どこに居ても温かな雰囲気を感じられるよう、土、石、木のような自然素材で心地のいい住まいとなっています。
 
今は子供夫婦に子供ができて4世代となり、ますますにぎやかになっているようです^^。
既に、離れの2階に子供部屋はありますので、ライフサイクルは対応可能になっています。
  

囲炉裏のある家を建てたい方にアドバイスがあればお願いします

 
生活環境や家族構成、家の大きさ、生活スタイル等により囲炉裏の形態を決めた方がいいですね。
家族が多く、人寄りが多い場合はH邸のような造り付けのものがいいかもしれませんが、小人数で楽しみたい場合、家の空間が狭い場合などはテーブル式の可動タイプもいいかもしれません。
そうすればダイニングテーブルにもなりますしね。

あるいは思い切って普段いる部屋の中央に作り付けるのもいいでしょう。
そうすれば冬に暖をとることができますね。
また組み立て式の囲炉裏キットもあるようです。

ただ気密や断熱性を求めることの多い現代の家では注意がいります。
火を燃やすということは酸素が必要なので一酸化炭素中毒に留意する必要があり、特に換気を工夫しなければなりません。

自分のスタイルに合わせて囲炉裏を楽しんでみてはどうでしょう。
 

アンドウ設計事務所 安藤孝彦さんの囲炉裏のある家・設計事例

 

画像 建物の名称 紹介文
窯元の家H邸

3世代の大家族が暮らす。緑が溢れ、広くゆったりと落ち着いた空間として計画しました。

ユーザー 設計工房 be with 海野剛 の写真

良好な住環境を確保するため、建築基準法では様々な規制があります。
その中の一つに、外壁後退というものがあります。
建築基準法第54条になりますが内容は、
敷地境界線から外壁またはこれに代わる柱の面(つら)までを
1.5m又は1.0m(仮に制限ラインと呼びます)以上離さなければならない、というものです。
これは、壁や柱が制限ラインをはみ出すのはNGですが、屋根はOKです。
制限ラインが1.5mなのか?1.0mなのか?は、都市計画で決められてますので、
役所での確認が必用です。

ゆとりのある敷地なら良いのですが、そうではない場合のほうが多いかもしれません。
そこで外壁後退の緩和を使います。
これは、多少のはみだしは良いよ。というもので、多少とはどの程度かというと、
施行令135条の21により、
①はみ出している部分の壁・柱の中心線の長さの合計が3m以下。
②はみ出している建物の用途が物置きなどで、軒の高さが2.3m以下かつ
  はみだし部分の面積が5㎡以下。
上記①、②いずれかの場合とあります。

建物用途が住宅の場合、①で調整することになりますが、
これが結構使えます。
3mの緩和を使うことで建物の形がスッキリすることが多々あります。

外壁後退は、第1種低層住居専用地域・第2種低層住居専用地域・田園住居地域
で指定されるものです。
また、同地域内であっても後退の指定がないものもありますので役所での確認が必用です。
それから、外壁の扱いとして迷うものにバルコニーの手摺壁があります。
一般的な高さの手摺壁(1.1m程度)も外壁として扱うのか? 手摺子だけの場合も外壁として
扱うのか?など、判断が分かれるでしょう。建築場所の行政判断に従うことになりますので、
計画に手戻りが生じることがないように事前調査で要チェックです。

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

とあるいえ家づくりの現場のワンショット。

実は。

昨日、こちらの現場に、お客様と集合!

仕上がり具合を、一緒に見学してきました。

ご覧の通り、ずいぶんと仕上がってきてるんです。

今までは、石膏ボードだったのですが、

先週くらいから、壁紙を張り出して。。

最近、一気に仕上がってきてたんです。

こちらの家では、ところどころに

ユニークなアクセントクロスを採用しているのですが、

それをご覧いただきながら、わくわくを共有しました。

そして。

その後の打ち合わせでは、引き渡しに向けたお話を

したりしました。

いよいよな感じになってきましたね。

これからは、一気に家が出来上がっていきます。

また次にご一緒する時には。。。

想像するだけでも、楽しみです。

午後は、設計中のお客様と一緒にショールームへ。

とはいっても。実は、初めてではないんです。

こちらのお客様。

現在、基本設計の最終章で見積もりと予算とのバランスを

見ている段階。

もう少し、しっかりと予算調整をしたい。

ということで、キッチンや洗面の仕様を見直しに来たんです。

減額していく内容なので、落胆しているのでは?

と思われた方も多いと思いますが、全然違います!

これほんとにいるの?

こっちで十分だよね。

でも。これは絶対ほしい。

それは絶対残そう。

計算してみたら、キッチンだけで、定価ですが、

20万円も減額に!!

減額になったことも大事なんですが、それ以上に。。

この家づくりで、本当に実現したいことが

ハッキリされたんだと思います。

ワイワイ、楽しい時間となりました。

家づくりって。

ほんと楽しいんですよ。

でも。それはパートナーによるかもしれませんが(笑)

丸亀の家

●設計事例の所在地: 
香川県丸亀市
●面積(坪): 
約40坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

丸亀市郊外の田園風景の中にむっくり型の大屋根の切り妻屋根が静かに建っています。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

木造平屋建ての家を希望

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

大工である棟梁の意見を聞きながら出来るだけ素地の部分を多くだし、飽きの来ない建築を造り上げました。

その他の画像: 

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