介護を視野にいれ、子世帯が親世帯と同居する為のリフォームです。親の寝室とトイレを近く配置しながら、キッチンを通らなくてもリビングにいけるよう動線を確保しました。
今までの生活スタイルを壊さないように、それでいて、住みやすくなるよう。そして、明るく、暖かく住みたいとの要望がありました。
小さな変更ですが、プランを気に入って頂いたようです。あとは、玄関のベンチも良く使って頂いてるというお話をうかがいました。
耐震補強と同時に断熱補強をしました。リビングから廊下へ欄間を明けたり、ガラス戸を使用したり、階段から光が落ちるようにしたり、家の中央が日中でも明るくなるよう工夫を行いました。間取りや、外観は親世帯のためにあまり変更はしないようにしました。
二階の寝室用の和室です。机の外はバルコニーになっています。階段を登って、洗濯物を干します。障子を通して、階段から下へ光を落とします。
今まで暗かった廊下部分を明るくするよう。リビングとの間の欄間をガラスにし、建具にもガラスを入れています。階段を挟んで、親の寝室とトイレがあります。リビングにいても何となく気配がかんじられます。
玄関のベンチは靴をはいたり、ちょっと休憩したり、使って頂いているようです。
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150F号以上の絵が描けるようなアトリエ(24畳以上)付きの家が欲しい。(今は6畳ぐらいのアトリエがあるが、荷物置き場と化してしまっている) 今現在……【1階】リビング+キッチン+和室+アトリエ(大きな絵の置き場)+トイレ 【2階】寝室+6畳(小さな絵の置き場)+6畳+洗面所・風呂・トイレ・ベランダ 和室に養生シートをひいて大きな絵を描いている状態。 1階を丸々アトリエ(天井を高くして)にして・100号以上のキャンバスを本のように縦に収納(岡本太郎のアトリエのように)出来るように・北側の窓(天井を高く)(佐伯祐三や中村彝アトリエのようなレトロな窓)・倉庫(学校の美術準備室のように)を広く使えるように・本や資料の棚を壁一面(90㎝より下は浅め・深め高さを変えた引き出しを沢山) 2階で暮らせるようにリノベーション出来ないか? ○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆゚・:,。*:☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・○☆*:..。o○☆゚ お茶用の和室と、着物用の和箪笥4竿分ぐらいの壁面収納が欲しい。と、要望したら……3階建てにしないと実現は難しいのか? ○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆゚・:,。*:☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・○☆*:..。o○☆゚ 40坪ぐらいあって、駐車スペース2台分取っている。(今は隣との境はギリギリ。 建て替えるとしたら、境界線の関係で、ひとまわり小さくしないといけないらしい) ○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆゚・:,。*:☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・○☆*:..。o○☆゚ 家のローンは完済。土地も建物も抵当権はついてない。 ★遠くの建築家だと、交通費とか諸費用が高くなるなら近場で…… 女性の建築家の方が良いという人もいるが……(キッチンにはパントリーが欲しい) こちらの要望を汲み取ってくれる人。 今すぐに建てられるかどうか分からないから……急がない人。 アトリエ設計に興味のある人。(美術系大学の建築家の方?の方が分かるのか?) 東山魁夷のアトリエを建てたのは(美術学校で同窓だった)吉村順三氏で 友達だった魁夷の性格や好みを知っていて設計したそうで・・・・・・ NETの書き込みだけで、それを求めるのはムリかもしれないが、 それに近い図面が出来るなら考えてみようか・・・・・・と・・・・・・(2,000万ぐらいまで) 建築家の所在地について:建築家の所在地にはこだわらない
昨日も一日、家創りの打ち合わせでした。
午前中は、工事が始まったリノベーション。
前回、色を決めていただいたのですが、
それに伴って、一部変更が出ました。
その増減をお持ちして、調整するのが主目的。
通常、色決め時点での変更は、あまりないのですが、
こちらのお客様は、特別。
理由は。
ご自身のための工事ではなくて
お母さまのためのリノベーションだからです。
お母さまは事情があって、打ち合わせに参加できないため、
お子様(といっても、私より先輩)お二人で意思決定していきます。
雰囲気としては、誕生日プレゼントを選んでいる感じ。
想像しながらなので、そういった変更はありますよね。
増減でいうと、増加になったのですが、
やはり、納得したものにしたい!ということで、
前回決まった内容で進めることになりました。
午後は、別の家創りへ。
昨日は、ちょうど、窓を決めるプロセス。
窓の大きさ、開き勝手、取付高さ、ガラスの種類等。
決めることが多いですね。
新聞紙で、その窓の大きさを作成していただいて、
壁に張って体感していただいたり、
ご実家やご自身の家の窓を参考にしながら、
決めていただきました。
窓だって、標準で!なんて決めるのは、難しくて、
せっかくなので、これがいい!という窓を選びたいですよね。
お任せで。
そんなスタンスもいいのですが、しっかりと自分の
想いを窓にも向けていただけるといいなと思います。
夕方からは、とある家のリノベーションの打ち合わせ。
見積を提示しつつ、契約に向けた調整がメイン。
でも。
実は、雑談が多くなってしまって、楽しくお話している間に、
あっという間に数時間経過。
そういった雑談を通して、お互いのことをより
深く知る機会になったので、ありがたかったです。
家創りを一緒にするパートナーですので、
無理なく、気取らず、自然体でお付き合いしたいので。
そんな関係性を大事にしています。
ほんと。
いろんな家創りに関わらせていただけてありがたいです。
実jは、昨日は、今までで初めてなのですが。。
2件の家創りについて、設計のご契約。
タイミングが重なっただけなんですが(笑)
その二つとも、規模、仕様、カタチ等含めて、
全く違う感じ。
同じ設計者だから、同じ感じ?と思われる方も
いらっしゃると思いますが。。
「らしさを引き出してカタチにする」
というコンセプト通り、私の場合は、まったく違うデザイン
になることがほとんどなんですよ。
これ!という固定したスタイルは持っていません。
だからこそ、お客様らしさを本当の意味で
実現できるんだと思いますが。
そうそう。話を戻して。
午前中のお客様。
ご契約の後、間取の話をさせていただきました。
当初から考えていた間取をベースにしながらも、
3つの計画案をお持ちしました。
同じ要望で、同じ規模なのに、間取って
いろいろできるんですよね。
実は。
当初からのご提案に対して、
これがいい!というお客様もいらっしゃるのですが、
部分的に、こんな風にしたいという要望があったりもします。
その際、比較する対象がないと、
そのカタチがいいのか、悪いのか、わからないんです。
似たような感じだと、余計にわかりません。
なので、振り切った計画を作成して、
こだわっている内容を深めていきます。
とっても大事なプロセスです。
昨日は、この間取りをもとに、じっくりと打ち合わせして。
気が付いたら、4時間経過していました!!
こんな風に、じっくりとしっかりと検討しながら、
進めていく、家創りをしています。
鎌倉の長屋 の竣工写真 その2
古材の扉を閉め、部屋側から見たアングルです。
天井は古材の梁と新しい梁のコントラストが綺麗な
構造材がそのまま意匠として表れている
清々しいデザインとなっています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□□
一級建築士事務所 タイラ ヤスヒロ建築設計事務所T:090-6016-7288
M:info@taira-arch.com
U:www.taira-arch.com
土壁は調湿性と蓄熱性が高いのがメリットです。本来の土壁は下地に「竹」や「木」を利用した小舞壁に土を塗りつけていくため、そうした作り方で仕上げた土壁は産廃を出さず、補修も「そこに在るもの」で行えるので、環境的にも優れています。 土壁についてスピカ建築工房 一級建築士事務所 滝川 良子さんに伺いました。
世界各国にいろいろな種類の土壁がありますが、日本で言われている「土壁」は「土」に水と共に「刻んだワラやスサ」などを練りこみ、発酵させた材料で作った壁の事を指します。
学生の頃から「古民家」や建物が建つ土地に根ざす、土着的な建築物に惹かれていました。そこで仕上げに施されている「土壁」にも魅力を感じ、常々仕上げに使用してみたいという気持ちがありました。 偶然、古材を利用したゲストハウスを建てたいというお客様に巡り合い、土壁の家をご提案してみて採用された事から、手がける事になりました。
メリットとしては、その調湿性と蓄熱性の高さだと思います。本来の土壁は下地に「竹」や「木」を利用した小舞壁に土を塗りつけていくため、そうした作り方で仕上げた土壁は産廃を出さず、補修も「そこに在るもの」で行えるので、環境的にも優れていると感じます。 デメリットとしては、土壁は昔と違い今や「高級な仕上げ」となってしまい、コスト高となる事、湿式のため施工に時間がかかる事、壁内に空洞がないため、電気配線の計画に少し手間がかかる事でしょうか。
可能です。
土壁は昔はその土地にある材料で作っていたので、材料や場所などの条件が揃えば可能です。(発酵させる場所が必要になります。)
特に行っていませんが、施工後の乾燥に時間をかける必要はあります。
直接のペイントは、土壁が水分を吸ってしまうため、出来なくはないですが難しいです。仕上げの土壁の材料に色を着ける方が現実的になります。
「土」に刻んだ「わらスサ」などを混ぜ込み、「水」を入れそのまま発酵するまで時間を置きます。発酵すると、発酵臭も出て材料に粘りが出てきます。 時間がかかるので、「泥コン屋」という土壁を作って売っている会社もあるようですし、左官屋さんによっては常備しているところもあります。
はい。土壁の得意な左官職人と仕事をしていますので、大丈夫です。
本来、土壁は仕上げではなく「下地」でした。土壁の上に漆喰仕上げを施す事で完成していたため、漆喰を塗る事は可能ですし、漆喰で調色を行い色を着けることもできます。
土壁の作り方にもある通りですが、その土地のもので作れるので、地域により土壁の色が違っていたりします。
いろいろなやり方があるかと思いますが、効果的で相性が良いのは土壁+外張り断熱だと感じます。
昔は外壁も土壁や土壁+漆喰だったので、可能ですが断熱を何で行うかにもよると思います。
「千鳥のいえ」は意匠的なだけでなく構造的にも土壁を利用し、壁量計算を土壁で計算しました。 建設地が静岡県だったため建築基準法で要求される構造等級よりも上にする必要があり、耐力壁のバランスなどを工夫しつつ、一部に構造上耐力壁としてカウントできる「格子壁」を意匠的に映えるよう組み込んでクリアしています。 当初は古民家の移築も視野に入れていらっしゃったお客様だったため、一部の梁に古材も使用し、昔ながらのダイナミックな空間と現代での使用に耐える間取りとしました。
はい、通常の建物と比べると1.5倍位の工事期間になります。また、土壁が凍る恐れもあるので、地域によっては施工時期を考慮する必要があります。
一般的な設計事務所での設計期間とあまり変わらないと思います。
はい。現代の工法の中にインテリア的に土壁を取り込む事は得意ですので、土壁に限らず左官仕上げ一般で、いろいろな表現をご提案しています。
民家移築も視野に入れられていたため、所属している団体の民家バンクを活用する事も検討しながら、最終的には一部の柱、梁などに古材を使用する事になりました。お客様がお好きな民家や和の設えなどを、一緒に拝見させていただきながら、最終インテリアまで一緒に選定させてもらっています。
昨日は、アチコチで、いろんな方々と打ち合わせでした。
お客様、工務店、メーカー関係者等々。
いろいろです。
頭がこんがらがったりしないんですか?
なんて聞かれることもあるのですが、
基本的にはありません。
「基本的に」と書いたのは。。
詳細なことになると、記憶があいまいになったりすることも
あるからです。
夜、事務所に戻ってから、
とある家創りの詳細を検討しました。
すごい落書きですよね(笑)
結構大事な内容ばかり。
ポイントになったのは、窓周りです。
窓は、アルミ+樹脂サッシの既製品を使います。
当然ですけど、その既製品をきれいに、
しかも性能が落ちないように納める必要があります。
基本的な納まりは頼りにしたながらも、
この案件に特有の条件に照らし合わして
何がいいのかをイメージします。
実際、そのイメージができるのかどうかを
書き込みながら確認していきました。
来週、構造設計者と打ち合わせがあるので、
それまでに、しっかり検討しておかないといけません。
なぜかというと。。
この家。
構造がすごいことになっています。
相当な経験がないと解決できないほど。。
構造の意向をしっかりを考慮しながら、
デザインとのバランスを考えていきます。
いろんな意味で、すごい家になりそうです。
ワクワクしてきます!!
キッチンからリビングダイニングを見ています。
最近では、見かけなくなりましたが、
キッチンが独立しているカタチです。
調理に集中できるし、
汚れが広がらないので、とてもよいのですが、
キッチンに一人でいる感じが好まれず、
最近では、ほとんど見かけません。
来客が多く、おもてなしする機会が多い方の場合は、
独立しているキッチンもあったりします。
そんな時には、キッチンにも大きな窓をつけて、
開放的にしてみましょう。
それはさておき。
写真では広く見えていますが、
実際は、少し窮屈な印象なんです。
それを改善しようとして間取をごそっと変える予定。
こちらは、玄関脇にある和室。
来客をおもてなしする客間だったんでしょうね。
来客が多くないこともあって、
なかなか使いづらいようです。
こちらも、思い切って、壁を取り払ったりして、
全く違う感じにする予定。
お風呂は、1216サイズくらいでしょうか。
こちらも1621サイズに変更したりします。
なんて。
結構大胆なこと言ってるんですけど、
気が付きましたか??
1階は、ほぼ撤去してしまって、基礎から
床から創り直します。
開放的な間取りに。
となりますと、耐震が心配になったりしますよね。
でも。大丈夫。
耐震診断→補強もしっかりしますので。
さらに。
1階のみなのですが、床、壁、天井、さらには
窓まで、すべてしっかりと断熱します。
現状は、おそらく無断熱なので、相当な
冷え込みですが、すんごい改善するでしょう。
表面だけきれいに改修する。
予算によっては、それも一つの方法なんですが、
せっかくの機会なので、表面だけでなく、
耐震や、断熱、使い勝手まで、
詳しい建築家に相談しながら進めると
コスパのよいリノベーションになりますよ。
実際、詳しくないリフォーム屋さんや工務店、
建築家もいたりしますので、しっかり見極めてくださいね。
土壁は耐久性があります。中国・アフリカ・ヨーロッパなどでは築4~500年の土の家が今でも現役で使われています。 土壁について建築・都市設計インタースタディオ 笹木篤さんに伺いました。
土を主に使用した壁で厳密な定義はないはずです。仕上げに使用する表面材と壁体を形成する本来の土壁の両方を指すようです。以降は壁体としての土壁についてのみご説明します。主に3種類あると考えられます。
このうち一般的に住宅に使用される土壁は、①の塗り壁です。塗り壁の中には柱の幅内に納まる「真壁」と、柱の外側に塗り足して柱を壁内に埋め込む「大壁」があります。「土蔵造り」は外大壁、内真壁の工法です。
中国福建省に点在する版築造の巨大な土楼の一つに宿泊した時、空気の柔らかさに驚きました。板敷きの上に毛布一枚のみという状態なのにぐっすり眠ってしまいました。まるで故郷の実家に帰ったように身体が空気に同化したようでした。ここで理屈を超える土の威力を体感したのがきっかけです。
以下は、一般的な塗り壁についてご説明します。 メリット:
デメリット:
目的によります。
はい、可能です。セルフビルドにはもってこいの工法です。
良質の土を、適切な時間に適切な方法で寝かせて使用し、一定の期間が経つと黒くなることがあります。これはカビではありません。実はこれまで調べた土壁でカビが気になった記憶がありません。(経験不足かもしれませんが?) しかし、設計上、風通しを常に工夫することは土壁に限らず重要です。完璧な高気密よりも肌では感じないほどの微妙な通気性を持たせ、単位体積当たりの高断熱性を求めるよりも、壁体と空間全体の断熱性+体温に近い放射熱と適度な対流、という総体的な空気環境を設計しています。自ずとカビ対策になっていると考えています。
土壁と漆喰の組合せは絶妙です。言わばダウンフェザーとゴアテックスのように、呼吸しながら防水する性質と断熱性がうまく組み合わさっており、一枚壁でこれほど多機能な壁は現段階では他に存在しないのではないでしょうか。半端な思い付きで特別な塗装を試す必要性がなかった、というところです。 土壁の効能を殺す処理方法ならいくらでも存在しますが、呼吸を保ちながら何らかのコーティングを試す場合は、そのたびにメーカーと職人と調整しながら実験する必要があります。(信用できるマニュアルはないと思いますよ。)
土壁用の土は、腕利きの左官屋さんが吟味して「土屋」さんと呼ばれる業者に発注します。その土に藁スサを混ぜて数カ月かき回しながら寝せて置きます。できた土を鏝台にある程度盛り、鏝で掬って塗りつけます。 荒壁なら団子にして小舞に投げつけたりもします。意外に簡単で作業は速いです。(出来映えは別として) しかし、その前に小舞を組まねばなりませんでした。具体的には直接ご相談ください。 ↑土壁ワークショップの様子
大工さんと左官屋さんを個別に探す必要があります。左官屋さんの中には活動範囲が広い職人さんも少数いますが、大工さんの場合は活動範囲が特定の地域に限定されることが殆どです。 2種の職人がセットになっている工務店、というのは、地域限定です。つまり地域によって異なるので、具体的には直接ご相談願います。
最も相応しい組み合わせです。
土に藁スサを混ぜて発酵させたものです。土は地域によってさまざまな特徴があります。また、荒壁用と中壁用では製作過程が異なります。
土壁自身が断熱材です。ただし単位長さあたりの断熱抵抗は、スタイロフォームやグラスウールの約1/5と考えられるので、西日本なら200mmぐらいの厚さは欲しいところです。しかし、多くの伝統民家は真壁で壁厚は100mm以下が一般的です。瀬戸内地方やこれに準ずる気候帯であればこれで十分だとする考え方もあります。
勿論OKです。そのための素材です。ただし、庇をつけて漆喰あるいは大津壁などにする必要があります。敷地境界線等の関係で庇を付けられない場合は、周囲環境に合わせた技術的な工夫が必要です。
これは世界的にも歴史的にも大変珍しい組み合わせだと考えています。構造体の揺れと壁体の揺れが異なるはずなので、この2つを「縁を切ってつなげる工夫」をしています。いわばエクスパンションジョイントのような考え方です。
これは木造モダニズム建築の改装ですが、伝統が破壊された時期だったので、モルタルの外壁でした。モルタル壁を土壁に変えることで木造建築に命が吹き込まれると感じました。 土壁や漆喰は世界中で使われて来た伝統素材であり、教会建築にも調和することを確信していたので、技術的な工夫よりも、教会員の方々への説明を工夫しました。また、土壁はセルフビルドが可能な工法であり、教会はもともと教会員の方々が協力し合って建てる風習があったので、これがうまくマッチしました。木造の構法や庇の処理など、土壁の周囲の点でいろいろな工夫をしています。
概ね、一般的な断熱材(スタイロフォーム、グラスウール)などの1/5ぐらい、というのが過去の実験データです。通常の断熱材は壁体とは別に付加する形になるので、2重(以上の)壁になります。 一方、土壁や木は、壁体=断熱材なので、1枚の壁体がそのまま断熱材になり仕上げにもなる、というシンプルさがあります。全体の厚みで断熱性能を発揮するので、予定する断熱性能に合わせて厚さを決めることができます。
大壁(土蔵造り)の場合、設計的な工夫を行い、上手い施工業者と組めば、80万円/坪で可能だと考えています。しかし、職人の個人差、地域差などは非常に大きいので、現場に応じて調べる必要があります。
メリット:金物を極力使用しない伝統的な木造構法に、貫+小舞+土壁という組合せを想定して説明します。全体が多少揺れながら支え合う構造形式なので、一か所に応力が集中せず、負荷が分散します。つまり、筋交いや金物に頼る構造ではその部位に応力集中が過度に起こって破壊されれば全体が一気に弱くなることがありますが、そのようなことが起こる確率は低く、耐震性に余裕がある、と考えられます。 デメリット:壁量の総長さは、筋交い・合板などを用いる工法よりも長く採る必要があります。壁が多くなる分、熱容量が大きくなるので熱環境的にはメリットとなります。
塗り壁の土よりもややサラッとした土(シルト?)を用いて、これに石灰と少々の水を混ぜて、型枠に中に入れて搗き固めます。土のコンクリートのような工法です。木造軸組みや小舞を用いず、土だけで自立します。かつては多くの塀や建築物に使用されていたようです。平城京の土塀は版築造で再現されており、構造設計もされています。 一般的に壁厚が50cm以上あり、伝統的な中層住宅の1階の壁厚は1M近くになります。しかしこれほど厚い土壁の場合、断熱性は厚さ分だけ高くなるわけではなさそうです。(実験住宅による実験結果です。)広く世界中の伝統住居で用いられています。中でも中国の客家の土楼は有名です。ドイツには約200年前に建てられた7階建てのビルが健在です。現代でも多くの建築家が版築造の建築を手掛けています。
↑版築造の例:〇〇土楼
実は私もまだよく理解していない分野ですが、粘土を塗り重ねて作る自立した壁のようです。塀に使用されることが殆どですが、中には建築の外壁面にも使用されています。小舞などの骨を使わず土だけで壁を作ることができます。土だけでは弱いので石や瓦などを挿入することがあります。これは土の量を減らして安く仕上げるためとも言われます。これから勉強します。
↑練塀建築の例:M家堆肥舎
珪藻土はかつて七輪に使用していたサラサラの粒子の細かい土ですから、それ自体で壁に付着できません。必ず溶媒と接着剤との併用が必要になります。水と混ぜれば塗ることができる石灰とは異なります。この溶媒・接着剤がどのような物質を使用しているかが気になる所です。本来のエコとは何か?という問題に突き当たります。 又、単位体積あたりの吸放湿量は高いかもしれませんが、室内環境に影響するのは吸放湿の総量です。厚く塗る素材の方がより自然な吸放湿だとも考えられます。また、珪藻土は限定素材であり、土や石灰のように地球上いたる所で採れる一般的な素材ではありません。採取現場の環境破壊を考慮することも大切だと思います。
地元の木材による伝統構法の手法を用いた建築です。 建具はすべて木製です。断熱材は無農薬米の籾殻を薫炭処理したものを使用しています。 100%自然素材です。アトピー等のアレルギーをお持ちの信者さんもいたので、誰でも安心して使用できるようにしました。
規模の大きな個人住宅であり、コスト的にも恵まれておりましたので、それなりに希望は多くありました。一つ一つの要求に応えることと、大枠を決めて進めることは別次元の作業になり、そのやりくりに努力しました。
土壁の良さを知っていただくために実例を体験していただきましたが、それが一つの契機になっていたかもしれません。デザイン的にも居住性の面でも優れているということが理解され、方向性が固まったという感じでした。コスト面でかなり格闘しましたが、うまく射程距離範囲内に納まり、大変満足されています。
木造土壁の良さや、設計の良し悪しについて知識のあるクライアントで、打合せはスムーズに進みました。設計者として苦労した記憶がほとんどない建物です。
家作りに役立つ情報をお送りします。ぜひご登録ください。
お仕事を依頼した建築家: アトリエスプリング 石原潔さん...
相談させていただき、建築家の方にお話を聞いていただけたのは大変有意義でした。現在も継続中ですが、自分の相談の仕方がまずかったのか、返信いただけたのが限られた人数に...
2015年の残暑が厳しい頃にこのサイトに依頼を掲載させていただきました。多くのお返事を頂き、数人の方とのやり取りを経て、ほぼ直観的に(?)TAM建築設計室の新井さんに我が家の『家づくり』...