●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
外観は、南北に長い形状のボリュームを抑えるために建物を3つに分割したような形状とし、ガルバリウム鋼板
を2色使いとすることでそれがより明確になっています。また、バルコニー手摺に木板(レッドシダー)を貼る事
で無機的になりがちな金属板の外壁にやわらかさとアクセントを与えています。
平面構成は、1階に陶芸の工房を土間空間として配置し、住宅部分の玄関とはゾーン分けをしています。
2階は建物の中央部分にLDKを据え、デッキテラスと合わせ、西日に配慮しながら生駒山を楽しめる空間として
います。LDKの両サイドには、プライベートな空間である各個室を設け、さらに山並みを望む眺望のよいエリア
に浴室を配しました。入浴時にも生駒の自然を楽しめるように配慮しています。それぞれの各室にはロフトを設け、
そこから屋上に出れるように開口を設けることで、最上部の屋外からも景色を楽しめるようにしています。
インテリアは、無垢フローリング・木製建具やシナ合板を使ったオーダーキッチン・家具、天井の垂木・構造材
現し等木質空間の内装とすることで、見て・触って居心地のよい住まいとなっています。