昨日、早めに事務所に戻れたので、
資料の整理をしました。
その時々に、しっかり整理しながら家創りを
しているつもりなのですが、
落ち着いて、振り返ってみると、
もう使わない資料があったりするんですよね。
いろんな家創りに関わらせていただいている分、
ちょっとした資料のだぶつきが、スペースを占める結果を
招いてしまうので、整理って、ほんと大事です。
昨日だけでも、相当な量の破棄するものがありました。
実は、一番すごいのは。。。
カタログなんですよね。
毎年変わったりしますし。。
その厚みの相当なのでね。。
定期的に処理もするのですが、
油断すると、すごいことになったりします。
WEBカタログも便利なんですが、
どうしても、紙ベースが増えていきます。
そうそう。
資料の整理をしているときに 見つけた、内観パース。
ウォルナットの床材が、とってもシックで、いい感じ。
こちらの家。
つい最近竣工したんですよね。
家具は入っていませんが、実物はこんなふうです。
色は、写真によったりするので、さておき。
空間としての広がり感は、とても適切にできています。
(ちょうど、下段が同じアングルなんです)
完成をイメージで共有していただくために、
こういったパースはよく使います。
私もパースは作れるのですが、
より精度を高くするため、プロにお願いしています。
でも。一つ注意が必要。
プロだからといって、空間を適切に表現できる
わけではないんですよね。
なので、パース屋さんには、アングルの段階で、
いろいろパターンを出してもらってチェックしてから色付けしてもらいます。
その辺は、やっぱり経験値なんだと思います。
変に広すぎるイメージパースだと、
実物ができたときに、がっかりしますから。。。
パースと同じく、イメージを共有するという意味では、
こういった模型もよく使います。
視線を下げると、実際の見え方を確認できますので。
ライトで光を当てたりすれば
中にどんな形で光が入ってくるのかもわかりますよね。
しかも。
こちらの模型は、分解できるので、なおよい。
図面ではわかりにくかったことも、
模型でかなりを共有することができるんですよ。
ちなみに。
模型も、製作はできるのですが、やはりプロに任せてます。
すんごい精度で仕上げてくれますよ。
家は、出来上がって初めて、モノを確認できます。
それまでは、あくまでイメージだけで進めていくことになります。
それを少しでもリアルに感じていただけるよう、
いろんなツールを使って工夫しています。
皆さんも、いろいろ探してみてくださいね。
とある家創りの現場。
昨日、お客様と仕上がりを一緒に確認してきました。
実は、ほとんど仕上がっていて、
来週末には、お客様の検査を予定しています。
ここまで仕上がってくると、気になるのは、
家具や家電のサイズ。
いよいよ引っ越しに向けて、いろいろイメージが
広がっていきます。
写真は、ちょうど、主寝室。
購入予定のベッドのサイズを割り出して、
周辺のクリアランスや窓との位置関係を
確認していました。
想像していたより、ゆったりと配置できるようで、
よかったです。
こちらの家の2階インテリアは、白がベース。
ただでさえ日当たりがよくて明るいのに、
壁や天井、そして床まで反射して、
家全体が、すごく明るい感じです。
何だかわかりにくいショットですが。。
天然石の壁材を探すため、お客様と
ショールームへ行ってきました。
実は。。
決めていた石が欠品してしまっていたので、
それに代わるものを探すのが目的。
事前にいくつか候補を探しておいたので、
それをご覧いただいて、方針決めていただきました。
欠品なので、残念。
と思いつつ、代替品が2倍以上の価格で、
もっとすごい素材なんです!
(工務店の発注が遅くて欠品したので、コストアップは
交渉して、無にしてもらう予定です)
欠品していてラッキー!となりました。
午後は、とある家創りの打ち合わせへ。
家のいろんな色を決めていただくプロセスです。
いろんなサンプルをテーブルに載せて、
触れながら、光にかざしてもらいながら、、
順番にセレクトしていきます。
事前に、しっかりとイメージを広げてきて
いただいたこともあって、とてもスムーズ。
サクサク決まっていきました。
壁紙のセレクトは、特に、個性が現れるのですが、
こちらのお客様もしかり。
私ではなかなかセレクトしないような、
とっても個性的なセレクトでした。
といっても、突拍子のない感じではなく、
思っている以上に、整合性が取れていたりします。
なんとなく、直観でセレクトしたものでも、
しっかりとコーディネートすれば、らしさをしっかり表現できます。
とってもユニークになりそうです。
朝から晩まで、いろんな家創りへ。
ほんと、楽しませていただいて感謝!
昨日、こちらの現場で、お客様と一緒に打ち合わせがありました。
先日、建て方が完了したところ。
昨日は、スイッチやコンセントの位置を
現地で確認していただくプロセスでした。
設計の段階で、じっくりと見ていただいて、
イメージして検討していただくのですが、
やはり、現場で見ると、いろいろ気が付くこともありますね。
写真は、ちょうど、スイッチ類が集中する、
キッチン脇の袖壁になります。
照明器具のスイッチはもちろんですが、
インターフォン、床暖房リモコン、給湯リモコン等、
が集中しています。
特に、インターフォンはあまり低くなっていると
使いにくいので、高めに設定。
床暖房リモコンと給湯リモコンは、見た目の
大きさが一緒だったり、頻繁に使わないので、
並べて低い位置でも、ある程度OKです。
スイッチは、使いやすい高さが大事。
その辺を加味しながら、配列を決めました。
こちらの家では、スイッチの高さが1.0m!!
あれ?標準って知ってますか??
何も言わないと、1.2~1.25mくらいなんです。
少し低めにしたのは、視界に入らないようにしたい
というお客様のご希望によるんです。
「標準的」に高さが決まっているだけで、
スイッチだって、高さは自由なんですよ。
これ。
何だかわかりますか?
現場の各所に張られていた展開図なんです。
展開図に、スイッチやコンセントが書き込みしてあります。
これがあると、とってもイメージしやすいんですよね。
高さの確認もしやすいですし。
こんな丁寧に確認できることって、意外にないと思いますよ。
この方法は、私が発案して、こちらの監督が
過去の案件で実施してくれた対応なのですが、
とってもいいんです。
イメージを共有しやすいですし、視覚的なので、
間違いにくいんです。
こういったひと手間を惜しまず、対応してくれる監督って、
ほんと素晴らしいと思います。
ともかく。
スイッチやコンセントの確認って、とっても大事。
工事が始まったら、しっかりと確認して、
最善の位置に取り付けてくださいね。
モダンな平屋の住宅事例です。
企画デザインにとどまらず、実施まで設計監理できる人材を探していたようです。
お客様の紹介によるところが大きいと思います。本当に有難いことです。
耐震等級2の長期優良住宅です。
古民家再生になります。
お施主様が要望を何でも聞き入れてくれる工務店の対応に不安になり、当事務所に意見を聞きに来たのが事の始まりでした。要望が適切なのかデメリットは無いのか、もっと良いアイデアは無いものか等、専門家として意見が聞きたかったようです。
小手先のテクニックでは築100年以上の建築には太刀打ちできません。お施主様だけではなく、目前の建築とも対話する必要性を大いに気付かせた仕事でした。先人の仕事の演出に心がけ、いわゆるデザインは一切しないことに心がけました。
家を建てる方法としては、主には住宅メーカーや工務店に直接依頼するケースと建築家(設計事務所)に依頼する方法があります。
住宅メーカーに依頼する家は短い期間にあまり手間をかけずに建てることができ、工務店の場合は比較的限られた人であったり懇意にしている人とのやり取りで建てることができるのが最大のメリットかと思います。住宅メーカーの場合は、工法や形態、素材等、さまざまなあらかじめ決められた形式で造ることになるため、短い期間で設計も工事が可能になるものですので、創り上げる家というよりは「買う家」というニュアンスが強い家だと私は思っています。工務店の場合は、造ることに関してはプロフェッショナルであり、細かな部分はお任せにできたりする一方、設計に関しては若干能力不足であるのが一般的なものだと思います。また双方共、建て主の立場に立って工事を監理する人が不在なのは、最も問題があるシステムだと思っています。
次に、建築家との家づくりに関してですが、そのメリットとしては、・時間をかけて細部まで打合せを行なったり設計内容を検討することが可能。・工法や形態、素材等の自由度、機能性、デザイン性が高くなる。・住宅メーカーや工務店が避けがちな敷地や諸条件での対応が可能。・建築に関わるコスト・その管理が明確になる。・建て主の立場で工事の監理が行われる。といったことが挙げられます。
もちろん住宅メーカー選びでも工務店選びにおいても同様ですが、建築家の場合にあっても、建築家や担当者等によって得意不得意はあるものですし、建築家や担当者と建て主さんとの相性は重要なものです。建築家によって・木造が得意な人、鉄骨造が得意な人、RC造が得意な人・ローコスト住宅が得意な人、高級な住宅が得意な人・特に機能性を重視する人、デザインを優先する人...さまざまなスタイルの人がいるものです。また工事費とは別に設計・監理費という費用負担も必要になります。(もちろん住宅メーカーであっても工務店であっても名目は異なるかもしれませんが、どこかで設計費用は支払うことにはなりますが)
建築家との家づくりは、上記のようにメリットは多いものの、もちろん住宅メーカーや工務店と比較した場合のデメリットもあります。・設計や工事に時間がかかる・打合せが多く、建て主の方が考えたり決断する手間がかかる。といった事が挙げられます。しかし、これらは完成度の高い家、建て主の方が納得できる家を実現させる為には必要不可欠な事だと考えるものです。
以上のような事から、家づくりに関わる期間、設計監理費用といった点でのハードルに問題がなければ、建築家(設計事務所)による家づくりは、建て主の方にとって満足度の高い家、納得ができる家をつくる為の最善の方法だと考えています。
中川龍吾/中川龍吾建築設計事務所東京都練馬区関町南4-8-13TEL:03-3929-7684E-MAIL:atelier.nakagawa@nifty.ne.jpURL:http://www.atelier-n.com/
今まで住んでいた家の間取り図を書いて欲しいです。実家を賃貸に出したいのですが、間取り図が見つかりません。どなたか作成して下さいませんでしょうか。東京都昭島市 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
昨日、とある家創りの打ち合わせがありました。
これまで、じっくりと、しっかりと打ち合わせを重ねてきて、
昨日、基本設計がとりまとまりました。
A4のファイルにまとめているのが、成果品です。
基本設計の図面だけじゃないですよ。
全体の工程表、見積書、資金計画書から、
キッチンやUBなどの住宅設備の仕様、
内部建具や空調設備、構造検討図や、
法チェックリスト、そして、敷地測量図まで。
家創りに必要となる内容を、しっかりまとめています。
変な話ですが。
この内容でも、工事を着工することは十分できますし、
この内容を最終の成果品にする会社もあったりします。
でも。
この内容では、まだまだ詳細が決まっていません。
基本設計書の内容を一通り、説明した後、
実施設計という詳細設計の打ち合わせに入っていきました。
こちらは、その時の資料です。
各部屋の壁を4面見た図面があります。
机の高さ、収納棚の高さ、
可動棚の枚数や高さ、
建具の開き勝手や壁タイルの範囲など。。
このプロセスで確認しなくてはいけないことが
盛沢山です。
実際、このプロセスで変更が出たりするくらいです。
カウンターの高さって、金額には影響しないんですけど、
実際使ったりするには、とても大事な寸法です。
それが、「一般的」という高さで、勝手に設置されるより、
自分の感覚を第一にして、決めておくのと、どっちがいいですか??
自分にフィットする高さがいいですよね。
それを、しっかり図面で表現しておきます。
そうしないと。。。
現場が勝手に、「一般的な」高さで設置してしまいますよ。
そんなことがいっぱいあります。
なので。
詳細な打ち合わせこそ、とっても大事なんです。
パートナーを選定するとき、
実施設計はありますか?と問いかけてみてください。
ないと困りますよ。
こちらは、とあるマンションのリノベーションの現場。
ずいぶんと進んできました。
しかし。
マンションのリノベーションとは思えない、
爽快な空間ですよね。
吹き抜けがあって、ロフトがあるなんて。。
せまっ苦しい感じは全くなくて、
ゆったりとしたスペース配分としています。
これから、順次仕上がっていくので、たのしみです!
今日明日も、いろいろ打ち合わせがあります。
ほんと。毎日、いろんな家創りに関わらせていただいて、
感謝です。
高基礎と収納
住宅を計画される土地が、傾斜地であれば、高低差を吸収するた見附面積が大きい達のある基礎を計画することになるかもしれません。その際、計画によっては小屋裏空間(ロフト)を計画するのと同様に、一階フロアの直下を収納スペースとして計画されるのもいいかもしれません。ロフト同様、天井の高さが1.4mまでは階数としてカウントもされませんので、一階床面積の1/2までの広さで計画することができます。考え方としては、地階に収納スペースを計画するイメージとなりますので、基礎と一体で作り上げる壁はコンクリートでの計画になるかと思います。注意しなければならないのは、恒温の土中に部屋を作りますので、内部は温度は低く湿度が高い空間となります。結露することを考慮に入れた対策を仕様に反映しておいた方がいいです。可能であれば風、空気が抜けやすいようドライエリアや開口を計画に反映できるといいですね。
元々、木造で純和風の立派な母屋が建っていた場所に、建て替えとして「多世帯で住まう住宅」を計画しました。いぶし銀の瓦で仕上げた切妻屋根で、一見木造住宅とも思われますが、構造は鉄筋コンクリート造の住宅となっています。
外壁は、一部吹付仕上ですが、全面タイル張りで重厚感のある外観となっています。内部は、木の羽目板を使ったり、コンクリート化粧仕上げとしたりと、空間にアクセント持たせています。 また、1Fと2Fにそれぞれに水回りを設けてあるため、分離型多世帯住宅ですが、玄関は1箇所なので常に気配は感じられる動線となっています。
外観(南面夕景)
玄関①
玄関②
1F ダイニング・キッチン
1F リビング
和室①
2F キッチン
1F ホール
階段室
2F LDK
家作りに役立つ情報をお送りします。ぜひご登録ください。
建築家紹介センター様サイトにて建築家さんと繋いでいただきました、**と申します。まだ成約とまでは行っていないのですが、たいへん良い方と巡り会えたように感じています...
本日資料を受け取りました。
有難うございました。 6人の建築士の方から資料やご連絡をいただき感謝しています。
内容は、...
今回、偶然、このサイトを見つけましたが、まず、運営側の対応の速さと丁寧さに驚きました。崖条例に関する事でしたが、1日でその分野に詳しい建築家から数件コメントが届きました。...