地下車庫について
地下車庫のメリット
ビルトインになりやすいので、直射日光を避けられます。
愛車へのダメージを気になさる方にピッタリです。
また、車庫から直接玄関に行き来することができ、雨に濡れない動線も嬉しいポイントです。
地下なので、外気温にあまり左右されず、夏や冬でも一定の温度に保たれます。
そして、防音性・遮音性が高いのもメリットといえます。
地下車庫のデメリット
先ほどお伝えしたように、車庫部分はRC造になるため工事費が掛かります。
そして、設計段階で地下水の対策を考えることが重要です。
しっかりと対策を行わないと、カビ臭くなったりすることもあります。
地下車庫の費用
地下車庫は通常コンクリートの打ち放しなので、仕上げをする必要がありません。
そのため、地上部(木造で設備費を含む場合)と面積単価がそこまで変わらない場合もあります。
メンテナンス
特に大きなメンテナンスは必要ないですが、道路面から高い場合には、以下のメンテナンスが必要になります。
道路と土地が平らで地下を掘った場合、排水のポンプアップが必要になります。
また、地上部に表れている部分のメンテナンスも必要です。
解体
RC造は壊す時には木造よりも費用が掛かります。
しかし、地下の建造物は耐用年数が長く、地上部(木造部)を解体し、それを基に作り直すことが可能な場合もあります。
ボックスカルバートの地下車庫
建築物と連続ができないので、ボックスカルバートの上に土をもってその上に基礎を作ることになります。
そのため、ビルトインの地下車庫のように、駐車場から居住部分まで直接アプローチをすることができません。
建築費用としては、駐車場のみのスペースになりますので、そこに玄関とかプラスの部屋を作ることはできず、その分安くなります。
地下車庫のシャッター
手動と電動があります。
費用面で20万円~30万円程度、電動が高額になりますが、利便性・防犯面において優れているため、電動を希望なさる方が多いです。
地下車庫の構造
2階建ての木造だと4号特例という建築確認申請があり、構造計算書の提出が不要です。
しかし、地下車庫の場合には、1軒1軒のケースにあわせて構造計算が必要なので、手間・費用が掛かります。
地下車庫を作るポイント
ルーフが高い車を買いたい時には、道路と土地の高さによって地下車庫の高さが決まってしまうため、設計時にお伝えしましょう。
通常は2.3mを取ってあれば大丈夫ですが、ルーフが高い車では入らないことがあります。
車のサイズは重要です。