●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
晩年を犬と共に豊かに暮らすための家。
鵠沼にある小さな木造二階建て住宅のフルリノベーション。
家族の思いが詰まったこの家を、一人と一匹のための家に改修することとしました。
この住宅は、間口が小さく奥に深い平面形をしているため、短手方向の壁を極力取り除き、光や風が抜ける構成としました。その結果、リビングダイニングキッチンが一つのワンルームとなり、どこにいても明るい空間となりました。
また、リビング全体を小上がりとすることで、緩やかに空間を分節しています。
ダイニングテーブルとリビングテーブルを高さを揃え一体利用できるデザインとし、大人も子供も同じテーブルを囲んで食事ができます。
犬と過ごす時間も、娘家族と過ごす時間も、大切にできる家となりました。