ハウスメーカーが悪条件の土地を苦手とする理由

苦手

安い土地が安い理由とは?

 
 
土地探しをしていると、周辺の相場に比べて明らかに安い土地があります。 
安い理由はいくつかあります。 
 

  • 土地の条件が悪いから 
    傾斜地・道路より高い土地・狭小地など
  •  

  • ライフラインが揃っていない 
    水道・ガス・下水道などの本管が土地の近くまで来ていない
  •  

  • 建築条件付きである 
    ハウスメーカーや工務店が建築条件をつけて土地を安く売っている場合があります。土地そのものはやすく見えますが、建物をその売主の指定する業者に依頼することができず、見積りをとって比較するなどができません。 
    結果的に建物が高くついて総額では高くなってしまう事もあります
  •  

  • 事故物件である 
    その土地で過去に何かの事件があった

 
などがよくある理由です。 
 
この中で 

  • ライフラインが揃っていない
  • 建築条件付きである
  • 事故物件である

については家を建てる際の工夫ではどうしようもないので除外します。 
 
「土地の条件が悪い」ので安い土地の場合は家を建てる際に工夫することで意外と住みやすい家を建てることができます。 

安い土地に住みやすい家を建てるには?

 
 
土地の条件が悪くても工夫次第で住みやすい家を建てることは可能です。 
ただし、ハウスメーカーに依頼することはオススメしません。 
なぜならハウスメーカーは悪条件の土地を苦手としているからです。 
このページでは、ハウスメーカーが悪条件の土地を苦手とする理由について、書いていきます。 
 
これを読むことであなたは、なぜハウスメーカーが悪条件の土地を苦手としているのか知ることができます。 
さらに、悪条件の土地にどうすれば住みやすい家を建てることができるのかを知る事ができます。 

ハウスメーカーは悪条件の土地が苦手である

 
 
当サイトには多くの建築家が設計した事例が掲載されています。 
その中にハウスメーカーでは建てる事ができなかった・予算が合わなかったにもかかわらず、建築家が設計することで住みやすい家を建てている方がいることに気づきました。 
 
悪条件の土地の場合、ハウスメーカーに依頼すると住みにくい家になってしまうか、とんでもなく高くなってしまう可能性があることに気づきました。 

ハウスメーカーが悪条件の土地をを苦手とする4つの理由

 
 
ハウスメーカーが悪条件の土地を苦手として理由を4つにまとめてみました。 
 

  1. ハウスメーカーはボリュームゾーンを対象としている
    大手ハウスメーカーは大量に住宅を売らなければなりません。 
    一般的な整形の平坦な土地を持っている方を主な対象にしています。 
    そのため、悪条件の土地になかなか対処できないのです。
  2.  

  3. ハウスメーカーは企画商品を売らなければいけない 
    自由設計といってもハウスメーカーの売っている住宅は企画商品です。 
    企画商品の場合、一般的な整形で平坦な土地に建てる事を想定しています。 
    そのため、悪条件の土地にはなかなか対応できません。
  4.  

  5. 型式適合認定を受けている 
    ハウスメーカーの住宅は型式適合認定という認定を受けています。 
    型式適合認定とは標準的な仕様書で建設される住宅などの型式について、一定の建築基準に適合していることをあらかじめ審査し、認定するものです。型式適合認定を受けていれば、個々の建築確認や検査時の審査が簡略化されます。 
    型式適合認定を受けた住宅の場合、基本的には整形の平坦な土地に建てる事を想定して認定を受けています。
    そのため、悪条件の土地になかなか対応できません。
  6.  

  7. 悪条件の土地は数が少ない 
    悪条件の土地は数が少ないので、それに個別に対応していてもなかなか儲かることはできません。 
    ハウスメーカーのような大企業は一般的な土地に建てられる家を大量に供給することを経営戦略としています。 
    そのため、悪条件の土地になかなか対応できません。

 
例えば、ハウスメーカーが傾斜地の土地に家を建てることを場合、一般的には擁壁を作り、盛り土をして、土地を平坦にして自社の企画商品を建てるということになりがちです。

 
これでは擁壁・盛り土などに費用がかかりすぎてしまうので安い土地を買う意味がなくなってしまいます。 
 

安い土地は建築家に設計依頼する事が大切

 
 
安い土地に家をたてる場合、ハウスメーカーに依頼すると住みにくい家になるか、とんでもなく高くなってしまう可能性があります。 
安い土地に家をたてる場合はぜひ建築家に依頼することをご検討ください。 
建築家に依頼すれば、その土地に合わせた住宅をゼロから設計することが可能です。 
設計料がかかっても、土地代が安ければ総額では安くなる可能性もあります。 
 
「ハウスメーカーに依頼しようと思っていたら傾斜地なのでとんでもない工事費を見積りされた。 
だめで元々と思って建築家に依頼したら見晴らしのいい住みやすい家が完成して大満足しています」 
という方もいらっしゃいます。 
 
なかには「建築家なんてどうやって探せばいいの?」と思っている方もいると思います。 
当サイトでは建築家依頼サービスというサービスを行っています。 
安い土地に家を建てたいと言う方は建築家依頼サービスを利用すればそのような土地が得意な建築家を探すことができます。 
 
安い土地って条件が悪くて結局「安かろう悪かろう」じゃないか?と思っている方もいるかもしれません。
次のページでは安い土地の意外なメリットについて書いていきます。
 

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

外壁のタイルです。
昨日ご紹介したタイルもあります。
(右下ですね。)

実は、アクセントで採用を予定していた
タイルが、廃番になってしまったので、
代替品を確認してきました。

色はもちろんですが、
表面の凹凸感や色ムラ等をしっかり確認。
もちろんですが、太陽の光が差す場所でも。

代替品があったのでよかったのですが、
ない場合は、結構困ってしまいます。。

タイルは、欠品になってしまったり、
廃番等で在庫がなくなってしまったり、
わりと普通にあるので、気を付けていこうと思います。

昨日、とある家創りで、採用予定の家具について
メーカーと詳細を打合せしてきました。

家具というと、

家具屋さんで竣工後に購入するか、
製作家具として創ってもらうか
大工さんに製作してもらうのか。

といった選択肢があります。

家具屋さんに製作家具として創ってもらうと
きれいなのですが、それなりの金額になります。

大工さんに製作して、コストダウン!なんて
よく見かけますが、大工さんは、家具屋さんのような
細かな仕事はできません。

購入すると、サイズがピッタリにできませんし、
色もフィットしないことがあったりします。

最近、時々採用するのが、建材メーカーの家具。
ある程度規格になっています。

その分、とても割安に製作可能です。

製作ほどの自由度はありませんが、
組み合わせしだいでは、見た目、使い勝手のよいものも
手配可能なんですよ。

メーカーの方と打合せしながら
できること、できないことを確認しながら
家具を構成していくといいと思います。

一度調べてみるといいですよ。

ユーザー 南俊治建築研究所 南俊治 の写真

自然と共生する住まい

外観模型でのプレゼン

一級建築士 南 俊治
●○・・・・・・・・・・・・・・
南俊治建築研究所
神戸市中央区八幡通4-2-10-201
K:090-6983-4377
E-mail:CQN05405@nifty.com
http://minamis.webcrow.jp

プランニングは生活動線の命です

安い土地は住みにくい家になりやすい

高低差のある土地・ハウスメーカーの提案例
 

安い土地は住みにくい家になりやすい

 
安い土地は住みにくい家になりやすいです。
ここでいう安い土地とは下記のような悪条件の土地です。
例えば、傾斜地・道路より高い土地・道路より低い土地・狭小地・がけ条例にかかる土地・敷地内に高低差がある土地・住宅密集地・旗竿地・変形地・細長い土地・うなぎの寝床などのことです。
確かに上記のような土地は、ハウスメーカーなどに依頼すると住みにくい家になってしまうことがあります。
 
このページを読むことであなたは安い土地でも適価で住みやすい家を建てることが可能になります。
ぜひ、最後までお読みください。
 

安い土地にありがちな事例

 
安い土地の場合はどんな家になりやすいのか仮に例を3つ上げて説明したいと思います。
  

道路より高い土地

 
道路より高い家の場合、まず車庫をどうすればよいかで困ってしまいます。
敷地が道路より高いのでそのままでは車を停めることができません。
一般的には道路より高い土地の場合は車庫の部分を掘り込んで道路と同じ高さにします。
 
次に困るのは玄関です。
道路より高い土地の場合、一般的には擁壁を作り、道路より高い位置を平坦にしてそこに家を建てるということが多いです。
その場合、玄関は道路より高い位置になってしまいます。
 
当然、道路から玄関に登るための階段が必要になります。
毎日、道路から玄関まで階段を昇り降りする必要があります。
若いうちは問題が少ないですが、年を取ってくると昇り降りが大変になってきます。
 
また奥さんが赤ちゃんを抱っこして、買い物袋を抱えている場合なども大変です。
もし、外階段で転んでしまうと、赤ちゃんも一緒に大怪我をしてしまう可能性もあります。
 
雨の日などは最悪です。
朝から傘をさして、車庫まで行く間に裾がずぶ濡れになってしまうかもしれません。
帰りに荷物を抱えていたりすると、車から降りて玄関まで行く間にまたずぶ濡れになってしまう可能性もあります。
 

狭小地の場合

 
狭小地の場合は家自体が狭いので、部屋自体も狭くなってしまう可能性があります。
なかなか充分な収納を確保することも難しいと思います。
収納が少なければ必然的に物を出しっぱなしになってしまい、家が片付かなくなってしまいます
 
さらに狭小地の場合は窓から隣地まで充分な距離をとることが難しい場合も多くなります。
仮にリビングが隣地に面している場合を想像してみると、リビングの窓から見えるのは隣のトイレや浴室の窓ということになります。
なんとなくわびしい気持ちになりますね。
時々、向こうの家の窓から人影が見えたりすると覗かれているような気分になります。
すると結局、カーテンを閉めっぱなしで生活するしかなくなってしまいます。
 
それだけならいいのですが、隣地が接近していると陽当たりも悪くなります。
陽当たりが悪いので家の中が常に暗い状態になります。基本的に照明はつけっぱなしみたいになってしまって電気代も余分にかかってしまいます。
よっぽどマンションの方が住みやすかったということにもなりかねません。
 

うなぎの寝床の場合

 
うなぎの寝床とは間口が狭く、奥行きが長い土地の事を言います。
うなぎの寝床のような土地の場合、道路側にリビングなどの公的な部屋、敷地の奥の方に寝室などのプライベートな部屋を配置することが多いです。
 
まず、道路に面しているリビングは光を取り入れるため、大きな窓を設ける場合が多いようです。
1階にリビングがあり、道路からの距離が離れていない場合はプライバシーの問題があります。
窓のすぐ外を人が通るため気になってくつろげません。
とうとう、しまいには常にレースのカーテンを閉めるようになってしまいます。
そうなると光を取り入れるために大きな窓を開けた意味がなくなってしまいます。
 
また奥の方に配置した寝室にも問題があります。
寝室は奥の方にあるため、どうしても風通しが悪くなります。湿気が多くなります。窓を開けても隣地に面しているため風通しも悪いです。
陽当たりも悪く風通しも悪く、なんとなくジメジメした部屋になってしまう可能性が高いです。
うなぎの寝床の場合、部屋同士を並べた感じに配置していくことが多いため、家全体の風通しが悪くなってしまう可能性も高いです。
 
以上に安い土地に普通に家を建ててしまうと住みにくい家になってしまう可能性が高いです。
それではどうしたらいいのでしょうか?
 

安い土地に住みやすい家を建てるには?

 
安い土地に住みやすい家を建てるには、安い土地の欠点を利点に変えるような工夫が必要になります。
当サイトでは安い土地に住みやすい家を建てるためには建築家に依頼することをおススメしています。
建築家に依頼することで安い土地の欠点を克服し、利点を伸ばすような家作りが可能になります。
次のページではハウスメーカーが悪条件の土地を苦手とする理由について書いていきます。
 
 

ユーザー アトリエそらまめ 落合晋也 の写真

地盤の沈下によって、建物の各部が均一でなく、不均一に沈下を生じる現象のことです。
 
沈下が全体的に一様に均等に起これば、基礎や建物に破壊や変状を生じることは少ないですが、不均一に沈下をする不同沈下は建物が傾いたり、変形したりして亀裂を生じやすくなります。
軟弱地盤上に構造物をつくる場合には、基礎地盤の圧密沈下に伴う不同沈下を十分考慮しておく必要があります。とくに軟弱層の厚みが建物直下で急変しているような所では大きな不同沈下を生じるおそれが多くなります。
 
また、異種の基礎、とくに支持条件の異なる基礎を併用したために不同沈下し、被害を受けた例もあります。各基礎に作用する荷重の大きさの違いや、施工時に生じる基礎地盤の局部的な乱れなども不同沈下の原因となる場合もあります。
 
不同沈下対策には基礎構造を統一し、かつ同一支持層で支えるようにしたり、基礎自体の剛性を高めておいたり、状況に応じ組み合わせる必要があります。

ユーザー ❨株❩アトリエ Y&R 栗城裕一 の写真

 不同沈下とは、建物が何らかの原因で沈下する際に、一様に沈下しないことで、建物が傾いたりする原因となる危険なものです。イタリアの有名なピサの斜塔もこの不同沈下によるものです。
 建物が大地の上に建設されている以上、その大地、すなわち地盤の影響を受けることは必定です。しっかりとした均一な強固な地盤の上に建っていれば問題ないですが、軟らかい地盤などのような場合には様々な補強を必要とします。杭を打つという方法は皆様よくご存じだと思います。
 ピサの斜塔の場合は、均一な地盤ではなかったことが原因とされています。
 建物は重心はその建物の平面的な中心とは限りません。いわゆる偏芯しています。これらを考慮して基礎から下のことも考えないとならないわけです。
 沈下する場合でも、一様に沈下するのであれば被害は少ないですが、これが不均一に沈下すると、設備的なものにも大きな影響があり、建物の崩壊にもつながりかねません。
 このような不同沈下が生じた場合に、元の状態に戻すようないろいろな方法が考えられています。これを専門とする業者もあります。
 余談ですが、筆者がこの仕事についた初めのころ、ある工場というか倉庫のような建物で1階の土間は一様に沈下してもよいという設計をしたことがありました。費用を抑えるためでしたが、さすがに一般的ではありません。このように、設計の際には、コストとのバランスで適切な方策をとることが大事になるわけですが、不同沈下は必ず避けるようにするのはとても大事なことであります。

I-1562、用途を工場から倉庫にしたい(熊本県)

ユーザー しょうこ の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
熊本県
現住所‐郡市区町村: 
菊池市
依頼内容: 

用途変更にかかる費用と期間を教えてください。建物は、昭和48年に建てられた工場で、確認通知書も検査済証もあります。確認通知書と綴った図書(約10㎝の厚さの図書)があり、その中に必要な図面は揃っているようです。当職は行政書士で、当該工場を営業倉庫として倉庫業登録申請を計画しております。よって、用途を工場から倉庫にしたいのです。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する
 
 





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

ガルバニウム鋼板で、横葺きの屋根。

少し左に見えている平瓦の屋根から
連続するような屋根なので、
この葺き方を採用しました。

とってもシャープですし、
瓦屋根との一体感もばっちりでした。

ガルバニウム鋼板は、立ハゼ葺という
縦ラインの入る葺き方が多いのですが、
今回は、全体のバランスから、こちらの葺き方にしています。

あまりラインがきれいだったので、
軒樋をつけたくないくらい。
(でも、機能的に必要なので、つけますが)

和を感じるデザインの場合、
屋根や、軒先のデザインで、
ずいぶんと印象が違ってしまうので、
パートナーと一緒に、しっかり考えるといいですよ。

ちょっとした違いが。。。

こちらは、ちょうど、外壁のタイルを張り始め。

タイルは、細めのボーダーで、ちょっとした凹凸感があるタイプ。

あまりフラットすぎても、さみしいですし、
凹凸が大きいと汚れのことが気になります。

今回は、その辺、ほどよいバランスのタイルを
採用しています。

磁器質のタイルは、焼き加減で、
各々のタイルが、いい意味でムラになって、
とてもいい表情を創ってくれるので好きです。

そうそう。

タイルは、こんな風に専用の接着材を塗りながら、
コツコツと張っていきます。

しかし。。
外壁全面ともなると、大変な量になります。

ほんと。
職人の方々には、頭が下がりますね。

最近は、メンテナンスのことを考えて、
タイルを採用される方も多くなってきました。

そもそも。
塗り替えということがないですからね。

ただ。
初期投資は、それなりに必要です。。

その辺は、バランス感覚です。

いろんな家創りが進行中。

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