●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
この賞は「時間の蓄積に耐えるデザイン」も評価の視点となっています。「いくら古くても良いが、受賞者が生きている間に応募してくれ」と言うことでした。それではと思い切って25年前にデザインした歩道橋を応募してみましたところ、幸いにも優秀賞を受賞しました。
土木構造物をトータルにデザインしたのはこの歩道橋のみです。はじめての土木のデザインということで、考えに考え、チャレンジをしつつ、やりすぎないように押さえながら、デザインした結果です。
土木構造物、アーバンデザイン、ランドスケープデザイン、建築、それらの大規模なものが受賞作として並ぶ中に、本当に小さな歩道橋が紛れ込んで受賞しました。こういう仕事が評価された事を嬉しく思います。