RM造とは鉄筋コンクリート組積造のことで、英語のReinforced Concrete (鉄筋コンクリート)とMasonry(組積造)の頭文字をとっています。工場生産のコンクリートブロックを型枠として、その中に鉄筋を配して、コンクリートを充填して製作するものですので、型枠いらずで狭小敷地にも対応しやすい工法です。しかしALC版と同じように工場生産の製品の寸法に従って設計しなければならないという不自由さはあります。熟練の設計者にかかればそのことは大きな問題にはなりませんが、製品のモジュール(サイズによる縛り)が設計をある程度左右することは否めません。まあ、これは木造でもある程度いえることですけれどね。 いろいろなメーカーで製品を出していて、その色彩も特注色などができるようです。皆様ご存じの塀などに使うブロックとは違いますので、誤解のないようにお願いいたします。構造的には壁式構造になりますので、耐震性は優秀です。また、コンクリートですので、防火の点でも有利です。 確認申請の受付機関はこの構造に慣れていないところもありますので、審査できるかどうかを事前に調べる必要があります。また、構造設計もこの工法については経験のないところもありますので、構造設計についても経験のある所に依頼する必要があります。 写真は間口2.5mのマイクロビルです。周囲に足場を設けることができなかったためにRM造を採用しています。隣地境界との空きは20cm足らずです。
省令準耐火構造とは、住宅金融支援機構(昔の住宅金融公庫)の定める、火災に対する一定の性能を有した住宅の構造のことで、木造の枠組み壁工法(所謂2×4(ツーバイフォー))や軸組在来工法について基準が作られています。建築基準法に言う準耐火構造とは違うということは理解しておいてください。 大きく分けて、①他の家(隣家)から火をもらわない、②自分の家で火災が発生した場合、その部屋から他の部屋に一定時間(15分間)火を移さないようにすること、部屋ごとの防火対策ということですね。③万が一火が出ても構造の中を伝って他の部屋に火が回りにくくする対策、などを講じて防火性能を保持することが求められています。この性能を持つことで、住宅ローン等が受けられるようになります。これらは、建築基準法を守るとほとんどの地域では自然に備わる性能でもあります。建築の各部位(屋根や外壁、軒裏、室内の壁、天井など)でこれらの性能を満足するように設計、施工するわけです。 屋根は不燃材、外壁は防火構造、室内は厚さが12.5mmの石膏ボードを使うことがほとんどだと思いますので、自然と省令準耐火にはなるはずです。
この土地に家を建てる事は可能でしょうか?造成費用などでいくらくらいかかるのでしょうか? http://**** (建築家紹介センターより・・土地のURLが明記されていましたが個人情報保護のため削除しました。) 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
こちらの写真。とある家の天井裏の写真です。
じっくり見ていると。。
結構高さがありますよね!
実は、昨日、こちらの家のリノベーションのプレゼンに行ってきました。
こちらの家は、平屋建て。事情があって建て替えができません。
手狭になってきたことを考えて、今後家族が日常を過ごしていけることが大事。
ただ、平屋で面積が限定的。。
そこで。思い切って、天井を取っ払って、小屋裏の一部を有効に使った吹き抜けのある家をご提案しました。
構造的なことも考慮して、荷重をかけてもよい範囲に、小屋裏部屋、かけられないところは、吹き抜け!!
その吹き抜けを通して、家族がコミュニケーションできる。しかも、開放感は抜群!!
プレゼンしながら、そのワクワク感を共有していただきました。お客様も気に入っていただいたけたようです!!
年内に、もう一度打合せをした後、年始早々から、設計をスタートできそうです。
元の姿からは想像できないほど、魅力的な家に生まれ変わりそうです。
今から愉しみです!
保育所への用途変更手続き(場所は葛飾区)※予算※手続き期間 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
実は、先日。
こちらの画像をFacebookにアップしたところ、その後、メールと電話でお問い合わせいただきました。
「さっきアップしてた洗面って、どのメーカーですか?」「どこで買えますか?」
洗面化粧台というと、きっと、こんなイメージなんでしょうか。
こちらも、スッキリしていますよね。
実は、先の画像は、規格品ではなくて、私がデザインした、オーダーの洗面なんです。
上品な色合いで、大人っぽくて高級感のある感じというのがご要望。
そんな風に感じてもらえました?(笑)
主要メーカーが出している洗面化粧台は、とても機能的ですし、最近はデザインされたシリーズも出していたりします。
もちろん、それでもいいのですが、こんな風に、いろんなカタチ、素材、器具の組み合わせで、全くオリジナルな洗面が出来たりします。
こちらはホテルっぽい感じなのですが、ナチュラルな雰囲気も、最近はよく製作します。
そうそう。水栓ひとつとっても、ものすごいデザインがあるんですよね。その中から、自分の好きを探すのって、愉しいと思いますよ。
どこで探すと、どんなモノがあって、どんな風に探すといいのか。
建築家に相談してみると、いろいろ教えてくれますよ。
建築家との家創りは、ほんと自由です。
そんな自由がほしい方では、ぜひ建築家に声かけてみてくださいね。
キラッとしたメタリックなキッチン。
すぐにピンとくる方もいますよね。そう。トーヨーキッチンなんです。
天板、面材ともに、強烈なデザインを採用しているのですが、床の荒々しさと調和して、落ち着いた感じにまとまってます。
おそらく、フローリングだったり、おとなし目のタイルをセレクトしていたら、キッチンばかりが強調されたと思います。
そういう意味では、とてもいいバランスになったのではと思っています。
こちらの家創り。外構も含めて、間もなく竣工です。来週にはお客様の検査。
その後、興味のある方にお見せできる機会を設けれるかもしれませんね。
昨日、アイカ工業のショールームへお客様と行ってきました。
人工大理石。こうやってズラリと並ぶと、とってもきれいです。
見たり触ったり。楽しめます。
こちらの主目的は、外壁の色決め。シックな色合いが並んでいますよね。
サンプルを外へ持ち出して、太陽の下で比較検討しました。
面白いもので、こういった色をセレクトするのは直感が大事。
最初にこれ!と思ったものがいいですよ。
ちなみに。お客様とは直感の意見が一致して、外壁決定しました。
シックですが、ユニークな外観になりそうで愉しみです。
家創りは一歩ずつ。愉しみながら進んでいきます。
左官の外装大屋根で平屋風徹底した施主との対話によるプランニングキッチン、洗面などの造作家具の設計
大屋根でシンプルにまとめた平屋のような家
宝形、寄棟屋根の家。
外壁はスギ材横貼垂木、野地合板表し屋根部分は外断熱軒を張り出し、外部に木製建具を使用。
東にある竹林を景色に取り入れるように設計。
当初平屋を希望。敷地と庭の比率を鑑みると物理的に庭の面積が少なくなるため、「平屋のような」フォルムで設計。結果、2階寄棟のかぼちゃ束や、整形な形はコスト的にもデザイン的にもクライアントに大変満足いただける結果となった。
ハーフビルドとは建物を建てるにあたり、プロの手である段階まで作ってもらい、途中から建て主が工事を引き継ぎ、完成(生活のできる状態)にもって行く建て方です。 ハーフビルドについて空間スタジオ 遠藤泰人さんに伺いました。
建物を建てるにあたり、プロの手である段階まで作ってもらい、途中から建て主が工事を引き継ぎ、完成(生活のできる状態)にもって行く建て方と考えています。
私自らも、卒業論文で3階建ての木造住宅のセルフビルドに挑んだ経験があります。またセルフビルドの建物をいろいろ訪問したりしました。 必要なものは自らの手で作って行くと言う生き方に憧れていました。当時は自力建設という言葉があり、文明批評的な行為だったと思います。(ビートニックからヒッピーの流れです。)
当然です。どの段階を法的な完成と考えるかは、確認機関と相談して決めました。その完成形に関して確認申請を行い、その段階が終わった所で完了検査を受けます。
勿論ですが、イメージとしては架構をセルフビルドするという感じですね。
どこをもって完成とするかによって全く異なりますが、まあ1/3から半額というイメージです。
勿論です。
最初は自分で全部やりたいというご希望をお持ちでした。 建物の内容に対するご要望は、ご夫婦と猫一匹が暮らせて、仕事(IT関係)が楽しく出来る、暖かい家にしたいというようなシンプルなものでした。また、一段高くなっている南側の土地に将来建物が建っても陽が射すようにしたい、という課題もありました。
建て主と相談し、作業に使える時間を考慮して、より現実的なハーフビルドに切り替えました。私が懇意にしていた工務店に事情を話し(なかなか理解しにくかったようです)雨露がしのげる所までの工事をお願いしました。 建て主は電気工事の免許を取り、屋内配線工事は平行して行いました。めでたく完了検査を迎え、そのあとの工事は殆どの建て主一人です。 完了検査の段階では、ユニットバスもむき出し、便器もむき出しという状態です。室内はいくつかの建具(自分では後でうまくできそうもない)の他は、柱が立っているだけで、床もネダレス合板のままでした。 建て主が自らフローリングを張り、ランバーコアで本棚を作り、それを柱の間に埋め込んで間仕切りとして、だんだん住宅としての姿になっていったわけです。 そういう大雑把なやり方を成立させるには、家中均一に暖かいひとつの空間とする事が必要です。そこは設計者の能力にかかっています。 外張り断熱・床下断熱として、天井近くの暖気を床下に引き入れて、全館一室暖房を実現しています。懸案だった冬の日射しは、ハイサイドライトから取り込み、家の奥まで日射しは届きます。
私の事務所ではハーフビルドを目指す方の相談に無料で載っております。ハーフビルドと言っても、建築としての「格」が必要だと思っております。そういうことを理解いただける方は大歓迎ですので、ご連絡ください。
空間スタジオが設計監理し建て主自身も工事に参加して完成したハーフビルドの家です。居住性とコストを建て主と一緒に追求した暖かい家です。
家作りに役立つ情報をお送りします。ぜひご登録ください。
お世話になりました。米戸さんと話を進めております。ありがとうございました。
申し訳ありませんが、現在、先にご連絡頂いた方とお話しをしてと考えており、ご了承のほどよろしくお願いいたします。
初めてで何から手をつけたらいい状況の中、わざわざ遠方から相談だけのために駆けつけて頂きました。結果的にはリフォームはせず、住み替えという選択肢を選びましたが、...