上野毛の家  

●設計事例の所在地: 
東京都世田谷区
●面積(坪): 
239㎡(72坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

中庭を中心とした二世帯住宅。
カーテンを開けたままでもプライバシーは守られている。
写真は、2階子世帯のリビングに連続するテラス。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

・1階親世帯、2階子世帯として、基本的には独立した生活を送る。
・仕上の好み等が異なるので、それぞれの希望に応じてほしい。
・プライバシーが守られた家、カーテン等を閉めなくても生活できるような家にしたい。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

■中庭の積層化
1階親世帯・2階子世帯とゾーンを明確化しつつ、各々に外に出て楽しむことができる中庭を計画しました。
部屋の一部のような外部空間をそれぞれに設けることで、お互いの距離感が近く感じられることを意図しています。
また、リビングは敢えて上下で重ねず斜向かいの配置としました。
視線は通るが気にならない、気にはならないがお互いの様子はわかる、という関係を作っています。

■1,2階の仕上
フローリングの色や壁の材料など、ご希望に沿ったものを御提案・採用しています。
照明の色も1階は白色、2階は電球色と異なります。
仕上等はそれぞれでいいと考えていましたが、家全体のバランスは崩れないように留意しました。

■プライバシー
周囲に対しては外壁によるプライバシーの保護を基本とし、2階テラスの南側=道路側は障子のような半透明ガラススクリーンとしました。
テラスに明るさをもたらすとともに、道路側に対して住宅内の雰囲気を伝え、閉鎖的な印象を与えないようにするものです。

その他の画像: 

外観:道路側

半透明ガラスのスクリーン

1階の中庭 スレート石張り

1階 リビング

玄関

2階 リビング 壁は漆喰仕上

2階 リビング 夕景

2階 テラス 

2階 子供室

2階 テラス 夕景

土間プラス

●設計事例の所在地: 
神奈川県三浦郡葉山町、他
●面積(坪): 
30坪〜50坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

弊社の設計したすまいで土間を取り入れたすまいのカット集です。
土間は生活にゆとりを与えてくれます。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

皆さん、土間とその多様性に引かれていました。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

既成概念にとらわれない楽しい生活を提案する。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

土間と火遊び(薪ストーブや囲炉裏)は、セットとなることが多い。

依頼者の声: 

「毎日の生活が楽しいです」

その他の画像: 

土間の右に板の間小上がりで囲炉裏があります。
http://vivid-style.com/archives/2000/11/no19.html

玄関から長土間越しに薪ストーブをしつらえました。
http://vivid-style.com/archives/2002/02/no22.html

長土間から右手の格子戸を開けるとさらに右側に囲炉裏の間があります。
http://vivid-style.com/archives/2002/02/no22.html

玄関土間に薪ストーブ。その奥が和室です。
http://vivid-style.com/archives/2003/02/no25.html

玄関土間に薪ストーブ。その奥が和室です。
http://vivid-style.com/archives/2004/12/no36.html

玄関土間に薪ストーブ。その奥が板の間と囲炉裏です。
http://vivid-style.com/archives/2007/12/no43.html

玄関土間に薪ストーブ、その手前が和室と囲炉裏です。
http://vivid-style.com/archives/2008/04/no44.html

玄関土間に薪ストーブです。
http://vivid-style.com/archives/2008/06/no45.html

玄関土間に薪ストーブです。
http://vivid-style.com/archives/2009/03/no47.html

玄関土間に薪ストーブです。
2011年9月に「完成!ドリームハウス」で放映されました。
http://sayama-design.net/?ds-gallery-category=desin#no-56-葉山%E3%80%82風の建築-2

スキップフロアーの家

●設計事例の所在地: 
静岡県駿東郡長泉町
●面積(坪): 
40坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

道路面より低い敷地形状をいかに楽しく演出するか!からスタートしたプランです。道路から玄関まで長い遊歩道を創りました。内部は、玄関ホールから食堂・居間とスキップフロアーになっており、これがお子様達に大好評でした。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

お施主様のお仕事が林業関係であるので、木を生かした家。自然素材に拘り、健康住宅を望まれました。

その他の画像: 

橋本屋

●設計事例の所在地: 
東京都新宿区
●面積(坪): 
15
●建物の種類(大分類): 
商業施設
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

通りからの店舗外観

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

魚貝類販売(流通・小売)店舗インテリアです.

市場を通さず漁師との独自のルートで魚貝類の流通をおこなう企業「橋本屋」のアンテナ店舗計画です.
代々木にある築30年の木造建築を改修しての新規出店.
改修前に使われていたカフェレイアウトを踏襲しカウンター、
厨房等の配置が決められました.

「手作り」ということをキーワードに、塗装等自らできるところは施主と設計者で行い、
建築自身の美しさよりも、居心地の良さ、
親しみやすさという店と客による空間の充足感が重視されました.

その他の画像: 

店舗外観

店舗の看板.オリジナルで制作

内装の様子.カウンター奥で調理をおこなう

カウンターは既存のものを利用

元赤坂901

●設計事例の所在地: 
東京都港区
●面積(坪): 
44
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

リビングの様子

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

元赤坂にある分譲マンションのリノベーションです.
既存の家具、しつらえを残しながらも施主との入念な打ち合わせにより
新たな生活の場へと変更しました.
ウォールナット材でつくられた既存のインテリアの雰囲気を活かしつつ、
老朽化した設備機器、照明を一新.

ゲストを招き入れるための動線、室配置を再構成しました.
リビングダイニングは神宮外苑まで一望できる開放的な眺望を確保しています.

その他の画像: 

リビングからダイニングを望む

キッチン

玄関、シャンデリアは改修前からのものを利用

廊下

個室

アールアンダー

●設計事例の所在地: 
東京都杉並区
●面積(坪): 
15
●建物の種類(大分類): 
商業施設
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

サロンを訪れた人が1つに集う大テーブルから受付カウンターを望む

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

高円寺のヘアサロン.
既存の事務所から新規出店に際してのリノベーション,ビルの2階という立地から、街と店内の視線は不連続になってしまう.
その中で、サロンの特徴付けとして考え出されたのはサロンを訪れた人が1つに集う大テーブル空間.
カットスペース、待合スペース、ギャラリーとしての展示スペースが大テーブルのもと一同に展開され街の中の「たまり」の場となることが期待される.

その他の画像: 

サロンを訪れた人が1つに集う大テーブル

サロンを訪れた人が1つに集う大テーブル2

シャンプー台

入口前の店舗サイン

I-0919、地下1F地上10F程度の賃貸住宅兼自宅住居(東京都)

ユーザー arai の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
東京都
現住所‐郡市区町村: 
豊島区
依頼内容: 

豊島区巣鴨の白山通り沿いの細長い角地(約
5.6×22.0㍍)に現在8Fの建物が建っています。既存建物を解体し、地下1F
地上10F程度の賃貸住宅兼自宅住居の建築を検討しております。まずは基本設計をお願いし、話が進むようでしたら本設計・工事監理をお願いしたく思います。よろしくお願いいたします。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する
 





I-0918、収益性を確保しつつ機能的で住みやすいアパート(東京都)

ユーザー hokuto の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
東京都
現住所‐郡市区町村: 
東大和市
依頼内容: 

東京の多摩地域でアパートを新築したいと考えています。
土地探しもまだこれからですが、一度建築家の方にお話しを伺ったうえで進めたいと思っています。
2階建てor3階建ての単身者向け、将来的なリフォームも見越して木造建築で考えています。
収益性を確保しつつ機能的で住みやすいアパートを建てたいと思っています。
ご相談に乗って頂ける建築家の方お待ちしております。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する
 





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日、とある家創りの打合せがありました。

午後一番の打合せは。。

以前、プレゼンをお出ししていたお客様。

ご両親の家の隣に、家を建てる計画です。

家創りに際して、ご両親のご意見も重要ですよね。

昨日は、ご両親にも打合せに参加いただいて

いろいろとお話させていただきました。

この打合せ。

とってもいい機会となりました。

ひとつは、

どんな建築家が設計をするのかを、肌で感じていただけますよね。

どう感じられたかは、後日伺うとして、

とてもいい雰囲気で、話をさせていただけたように感じています。

もうひとつは、

その土地に長い間住まわれていることから、

実は、とっても敷地について詳しいんです。

水位が高いとか、近くにある水路がどうなのか、

地盤の強さはどうだったのか等など。

とても大事な情報をいただけました。

それと。

家創りをした先輩としてのアドバイスもあったりしました。

ただし。

新居に住まわれるのは、若いご夫婦ですので、

最終的な判断をするのは、このお二人ですよね。

ということも、それとなくお伝えしておきました。

自分の家だから、勝手にやっていいでしょ!

というのではなく、ご両親の意見も聞きながら、

よいと思ったことは取り入れながら、進めていくのもよいと思います。

その辺のバランスを取るのは、

必要であれば、私がサポートしていけますよ。

いい家創りにつなげていただければと思います。

次回ご契約いただいて、正式に家創りをスタートさせていきます!!

その後大移動して、岐阜県へ。

天気は曇りでしたが、ドライブ気分で移動できて、

いいリフレッシュになりました。

夕方には、新しく家創りを考えてらっしゃる御家族と

初面談でした。

家創りで、何を実現したいのか。

どんな家にしたいのか。

どんなことにこだわりがあるのか。

ざっくばらんに伺いました。

昨日は、あまりゆっくりと時間が取れなかったので、

次回、敷地を見せていただいた後に、

じっくりと時間を取っていただいて、ヒアリングをする流れとなりました。

それまでに、

気にいった画像等があれば、収集しておいていただくことと

家創りで実現したいことを箇条書きで書き出しておいていただくよう

お願しておきました。

次回、それらをもとに、いろんな想いを伺ってきます。

想いを伺うのって、愉しいんですよね。

ワクワクしてきますので。

これから家創りをスタートさせようとしている方々との

コミュニケーションは、とても刺激になります。

よきパートナーとして、素晴らしい家創りになるよう

強力サポートしていきたいと思います!

崖地には視界を遮るものがない自分だけの世界がある・米村和夫建築アトリエ/風のアトリエ 米村和夫


 
崖地では視界を遮るものがない自分だけの世界を作ることができます。都会の住宅地ではなかなか得ることができない贅沢です
 
崖地について米村和夫建築アトリエ/風のアトリエ 米村和夫さんに伺いました。
 

お話を伺った建築家

 

ユーザー 米村和夫建築アトリエ/風のアトリエ 米村和夫 の写真
藤沢市鵠沼海岸4-6-30-203
0466-60-6050

 

貴社が崖地の建物を手がけるようになったきっかけがありましたら教えて下さい

 
1998年、今から18年程前と思いますが、熱海の別荘地にて設計の機会をいただいたのがきっかけです。
 
熱海、伊豆方面はフラットな敷地の方が稀少というエリアなのですが、計画敷地は周辺エリアの中でも1、2位を争う絶景のロケーションでした。
 
いざ新築しようと腰を上げツテのあるルートでプランの依頼をしたのですが、不動産屋ルート、デベロッパールート、施工会社ルートともに建売住宅のようなプランばかりでロケーションの条件(眺望の良さ、高低差のある敷地、別荘としてのイメージ)を満足することが出来ずに途方にくれていた時に、縁あってプラン依頼をいただきました。
 
その足で、現地に直行しました。現地に到着と同時に衝撃的にイメージが閃きました。
 
1週間後には模型も含めてプレゼンテーションしオーナーからも絶賛していただき速攻で設計契約に至りました。
そのような意味でスピーディな閃きと運命的な発想の展開は、私と崖地建築との接点は宿命だったと確信しています。
 

崖地に建つ建物のメリットとは何ですか?

何と言っても、視界を遮るものがない自分だけの世界があること、作れることだと思います。
都会の住宅地ではなかなか得ることができない贅沢です。
 
眺望が良いということは、空を感じ、緑を感じ、海を感じ、風を感じ、四季を感じる生活を楽しむことが得やすいことであり、ナチュラル志向の人、非日常を求めたり、気分転換などを求める人にはお薦めです。
 

 

崖地に建つ建物のデメリットを教えて下さい。

 
大きく2つあります。1つは「危険」と言う潜在的なイメージ。
もう1つは「割高な工事費になりそう」というイメージです。
 
「危険」の話しを最初にします。
残念ながら技術の世界に「絶対大丈夫(あんしん)」という言葉はありません。(言う人がいたら胡散臭い人です)
 
自然の力は時に想像以上、想定以上の力で襲いかかってきます。
ということを理解した上でないと建築行為はできないし、そこでの生活はできないと思います。
 
それは崖地でなくても津波や液状化現象や土石流などの諸現象でも同じことです。
心配性の人は崖地に家を建てることは向かないと思います。
 
話は戻りますが、「危険」という潜在的リスクについては、適切な知識と設計力、及び能力のある構造設計事務所との連携をすること、そして設計のプロセスと経緯と意味を詳細に丁寧に説明することでかなりのレベルで解消されるものと信じています。
 
質問の趣旨と若干それたコメントになりますが、建築主と設計者との信頼関係の度合いと安心感は比例しています。
 
工事費に関しては私は次のように説明しています。
「平地で家を作る場合と比べて基礎工事の差額が割高になりますよ」と、崖地の程度、角度や道路の位置、施工環境、地盤にもよりますが、緩い傾斜地で200万くらい、急傾斜地で500万くらいの費用がかかることが多いような実感があります。
 
 

崖地に建つ建物の設計の際に注意していることを教えてください。

 
通常の(平地での)設計と比べると、建築主の不安の第一は何と言っても“安全性”で、その不安解消が最も重要な設計プロセスのスタートです。
この点は先ほどもお話しした内容と重複するので省略しますが、崖地だから特別であるとは思っていません、通常の設計行為の延長上に崖地の設計があると考えています。
 
難しさの幾つかをお話ししますと、工事金額の予想(設計段階で設計事務所が算出する概算工事費)が難しいことです。
この数値の精度が高くないと資金計画が立てられないし、設計監理契約ができません。
 
見積もりについても、施工会社の今までの施工経験によると思いますが会社によって全く違います。
相見積もりで1000万円の差額(3500万~4500万円)が出たこともあります。
 
高い金額の施工会社は崖地の敷地を見てネガティブなコメントや立ち振る舞いをします。
しかし、崖地の百戦錬磨の施工会社は動じません。
 
その「ひるむか」「ひるまないか」の心理的な差が金額という数値に見事に現れてくるようです。
 

崖地条例とはどのようなものですか?

 
崖地条例をこの場で簡単に説明することはとても難しいです。
 
が、簡単に、限りなく枝葉を省いて言うならば、勾配が30度以上ある斜面を「危険性のある斜面=崖地」といい、崖地に建築物を作る場合、構造的に技術的に対策を練らないといけないですよ」というルールを定めたのが「がけ地条例」です。
 
(不思議なことですが)全国統一されたルール、指導ではなく各自治体によって独自の規制があります。
 

秋川の3段崖地の家は二棟の家が並んでいるようですが工夫した点がありましたら教えて下さい。

 
秋川の3段崖地の家は敷地内に3つの石垣(擁壁:段差)があり高低差が10M以上ある敷地です。
かつて近所で新築しようと試みたものの挫折した人がいたようで、「このエリア(崖地)では家を建てることができないようだ」と信じ込まれていたのです。
 
ダメ元で私に連絡をした建築主ですが、私が最初に「出来ますよ」と回答したことに大変喜んだことを覚えています。
先ほどの話になりますが、崖地を目の前にし、建築主も設計者も、さらに施工者も「ひるまない」ことがスタートです。
 
この敷地に2つの住宅を計画することを求められました。
上段に息子世帯の住宅。下の段に両親が住む住宅(平屋)です。二世帯の住宅です。
 
ちょうど敷地の勾配が2世帯の住宅の一体感を表現するのにぴったりであることに気づきました。
ボリュームの検討を重ねる段階で注意したことは、2つの建物の屋根や壁の材料は揃えて統一するものの、それぞれの価値観や生活感、個性を尊重することを重視しています。
 
よってプランニングのスタイルも全く違いますし、屋根形状も違います。
 

 
 

崖地に建物を建てたい方になにかアドバイスがあればお願いします。

 
崖地の建築は気持ちの持ち方次第で無限の可能性が広がります。
最高の魅力一杯のしかも自分だけの空間を得ることができます。
潜在的な不安があることは間違いありませんが、不安のレベルは人によって違います。
先ほどもお話をしましたが、生理的に怖がりな人、高所恐怖症の人は難しいと思いますが、パートナーとなる設計士と組んで話を聞いてみて、納得ができたならば、、、とまづは「話を聞いてみよう」くらいの意識があれば良いのではないでしょうか?
 
考えてみれば別荘地などは殆んど傾斜地です。
熱海や伊豆方面に行くとわかりますが急傾斜地が普通です。
と考えると決して驚くべきことではないと思うのです。
 
崖地で生活を試みる多くの建築主と出会ってきました、
崖地の工事(見積もりのみを含む)多くの施工会社とも出会ってきましたが、建築主(住み手)に共通して言えることは、「崖地(敷地)を見て、前向きに捉えることができる住み手の意識であり、施工者も同様の意識があること」です。
 
素晴らしい景色だったり、自然との一体感だったりのプラス面と崖地の潜在的にもつ不安感を天秤にかけた時にプラス面が強い人なら大丈夫です。
 
施工者もこの心理が比例して見積もりに反映されます。
 
建築主は、崖地を見て“ひるまない(前向きな)”生活をイメージし、設計者と施工者は“ひるまず(恐れずに)”に知識と技術と想いを設計と施工にチャレンジする。
この「“ひるまない”3者のチーム」が出来れば不安は解消されると思います。
 
まづは、パートナーとなる“ひるまない建築家”と出会うことが大事だと思います。
 

崖地と地盤の関係は、今までに考慮したことはありますか

 
ボーリング調査はもちろん、必ずします。
安定したいい地盤があるときは問題ありません。
 
悪いときは杭を打ちますが、通常崖地は杭を施工する重機が入らないことがあるので注意が必要ですが、各地域で、各施工会社で得意とする工法があります。
 
過去に、中途半端なデータが出たことがあります。
「悪い地盤ではないけど良いわけではない」そのような時の判断が難しいです。
 
その時は構造設計者と連携の上、重く地盤に負担がかかる鉄筋コンクリート造を中止し、軽い鉄骨造を採用したことがあります。
基本的には軽い構造体を、滑りや転倒に配慮して重心を後方にすることは意識しています。
 

米村和夫建築アトリエ/風のアトリエ 米村和夫さんの崖地の建物・設計事例

   

画像 建物の名称 紹介文
伊豆の国市函南の崖地の別荘

「崖地に家を建てる不安」「忙しくて十分に現場にいくことが出来ないのでおまかせ出来て,現場対応をしてくれること」「メール等を活用して現場状況を伝えてくれること」などを期待して依頼しました.

熱海桜沢別荘地の共鳴BOX

熱海市街地を望む北斜面.崖地の不安をどう対応するかを建築家に強く望みました.建物を3階建てにし重量を軽くする事で地盤への負担を減らす事に多くの試行錯誤をしました.

秋川の3段崖地の家

最初は崖地の一番下の土地を購入して家を建てて住む予定でした.その時に上の土地も売りに出されている事を知り、両親と一緒に住む事を思い,設計士に相談しましたが出来ないとのこと,近所の人も出来ないらしいと言っていましたが,しかし隣に家は建ってる事も事実,そこで崖地に詳しい米村さんに問い合わせた事から

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