ユーザー 西薗守 住空間設計室 西薗守 の写真

建主様のご厚意により完成見学会をさせて頂くことになりました。
ご来場を心よりお待ちしております。

 階段脇の飾り棚は、お子様の作品や家族写真を飾ったりできる 家族のミニギャラリー。
ここは“家族の記録の確認”にもなります。
 動線に導かれ2階に上がると 北と南の空に繋がるバルコニーと一体化した 大空間が広がります。
キッチン、ダイニング、リビング、和室の「リビングゾーン」は、合せて26帖大の広々空間です。

■日時;2016年2月11日(祝)~21日(日)
<連続11日間 開催~>

     ≪ 11:00~16:00 ≫  (平日は予約制です)

■場所:北九州市八幡東区帆柱3丁目…皿倉山ケーブルカー駅近くです。

■ご見学をご希望の方は
西薗(にしぞの)にメールもしくはお電話をお願いします。
(携帯 : 090-9609-8700)
(メール : nisizono@f8.dion.ne.jp)

薪ストーブのある平屋建ての家

●設計事例の所在地: 
三重県 度会郡
●面積(坪): 
約33坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

焼き杉板の外観

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

三重県度会郡、大自然に抱かれる住まいと暮らし、うまく言葉に出来ない大切なものが、そこには沢山ある気がしてなりません。

地域材(三重の木)を用いた直営工事による木組み土壁の家、深い軒に守られた外壁には施主様自身で加工された焼き杉板が用いられています。

その他の画像: 
ユーザー 芦田成人 建築設計事務所 蘆田 成人 の写真

週の後半となりましたね。 さて part8 では壁材について取り上げてみたいと思います。

一般的にはクロスが最も普及している物のように思います。

中でも殆どの方が、ビニールクロスを連想されるのではないでしょうか? 安価で様々な色柄があるため、作り手も住まい手もお互いに手を伸ばし易い材料と言えるでしょう。

所が、私共ではビニールクロスを使うことが殆どないので、当然サンプルも置いていません。

理由は私自身がビニール独特の臭いを受け付けないので、あえてお勧めしていない、つまり好きな材料では無いと言うことです。

私共でクロスを採用する場合は、オガファーザーと呼ばれる紙製のクロスを使います。塗装下地用のクロスですのでメーカー曰く、塗装しないで使うことを嫌がりますが、予算の都合で塗装をしないで仕上げる(素地のまま仕上げる)こともあります。但し、素地のままの場合、かなり真っ白なので、落ち着いた感じに仕上げたい場合は塗装をして、もう少しアイボリーっぽく仕上げる方がいいでしょうね。

このクロスを剥す場合は下地の石膏ボードの表面の紙も一緒に剥がれてしまうこと、木のチップを漉き込んであるクロスなので凹凸があり継ぎ目が目立つこと、このような理由もあり、業者さんによっては嫌がる場合もあります。

とまあ今回はクロスについて見てみました。「あたたかな~」と言うキーワードとは直接関係しませんが、まずは壁装材料を少しずつ拾い上げてみたいと思います。

写真は壁面に、オガファーザー無塗装仕上げの  「YKITハウス」  玄関ホール

books and gardens

●設計事例の所在地: 
京都府京都市
●面積(坪): 
53.16
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

古家付きの土地を購入し、建物を解体して新しい家を建てるプロジェクト。
伝統ある街並への敬意を保ち、新しい住まい手の個性がにじみ出る、そんなデザインを心がけました。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

大量の本を収納する。
いくつもの庭に囲まれた住まいにしたい。
古家の植栽を生かしたい。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

敷地を無駄なく使い切り、空間を3次元で構成し、最適なスペックを提案する設計力。
依頼者のイメージに合ったインテリア提案ができるデザイン力。
コストコントロール能力。
ご相談の日から引渡しまで、土地選定、資金、登記までを総合的にサポートするプロジェクトの推進力。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

古家付きの土地を購入し、建物を解体して新しい家を建てるプロジェクト。
アプローチのの石橋や玉石・踏み石は、旧家屋から引き継いだ街の記憶そのもの。

依頼者の声: 

気持ちのいい空間になり、毎日快適に暮らしています。
特に、大きい窓からダイニングとキッチンに朝日が差し込む瞬間が大好きです。

その他の画像: 

ポーチ格子

格子から際し込む柔らかい光に緑が映える格子。
ポーチに設けたささやかな植栽スペースに、
玄関を出入りするたび癒されます。
小さな空間にバランスよく配置した自然由来の
素材が、人の心にうるおいをもたらすようです。

和 室

唐紙が美しい和室。長押や床の間など伝統的な要素を取り入れながら、和でも洋でもなく
家全体の雰囲気を崩しません。障子を閉めればゲストルームに変身する、家族の憩いのスペース。

吹き抜け周囲

玄関から室内に入ると、明るいリビングスペースが広がります。
左右に中庭、奥に南の庭を臨み、吹き抜けからは2階の光が落ちて来る最高の開放感。

ダイニングキッチン

チェリー材の家具が美しい、広々したダイニングキッチン。
幅5mを超えるコーリアンのトップが印象的なキッチンは、壁を回ってリビングのテレビボードとつながります。

階段からキッチン

吊り棚二つ、内引き出しを備えた8段の引き出しと物入れ、ガスコンロ、シンク、レンジフードを備えたキッチン。
キッチンと同じコーリアンのトップを使ったアイランドには、食器洗い器とシンク、可動式の本棚。

キッチンから階段

階段周囲の吹き抜けが開放感をもたらします。
チェリー材のダイニングテーブルは、
台所の面材と合わせて作りました。

バスルームから

ガラスの仕切り越しに見る洗面室。
カウンターや収納はウォールナット。
温かみのある質感が、ガラスとタイルの冷たさを
中和するようです。

デッキテラス

しっとりした色目が美しいデッキ材はセランガンバツ、専用オイルで仕上げました。
デッキチェアを出して読書に昼寝にぴったりなスペース。

ダイニングキッチン夕景

テラスは一部を階段にして、芝生の庭まで降りられるように作りました。
全開口の窓を開け放して、室内と外部が一体となったスペースをお楽しみいただけます。

夕 景

夜景のデザインにはいつも、「帰りたくなる家」を念頭に置きます。
京都市景観条例の制約の中、依頼者の文化の反映と景観への要求に留意しました。

S-0488、幅2メートル基準に満たしていません(沖縄県)

ユーザー 名前なし の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
沖縄県
現住所‐郡市区町村: 
那覇市
ご相談の内容: 

幅2メートル基準に満たしていません。規制緩和の手段はないでしょうか?住宅街で車が入れません
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する
 





S-0487、シェアハウスへのリノベーションについて(千葉県)

ユーザー ふぐすけ の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
千葉県
現住所‐郡市区町村: 
八千代市
ご相談の内容: 

鉄骨3階建てのローコストでの市シェアハウスへのリノベーションについて
 
はじめて相談させていただきます。
 
千葉県八千代市で塾として利用していた建物の2,3階部分をシェアハウスとして
リノベーションしようと思っています。
既存部分を生かしてローコストでリフォームする方法を検討しています。
 
建物は昭和50年に建築された鉄骨3階建てで、各フロアの床面積は約78㎡です。
 
 
このような条件でどのようなリノベーションが可能か、何卒ご教授の程、よろしくお願い申し上げます。
 





ユーザー 西薗守 住空間設計室 西薗守 の写真

建主様のご厚意により完成見学会をさせて頂くことになりました。
ご来場を心よりお待ちしております。

 動線に導かれ2階に上がると 北と南の空に繋がるバルコニーと一体化した 大空間が広がります。キッチン、ダイニング、リビング、和室の「リビングゾーン」は、合せて26帖大の広々空間です。
床レベルを揃えたウッドデッキのアウターリビングは、リビングゾーンの空間延長として 視覚的に広がりをもたらします。休日には、テントを張って光や風を感じ 五感を刺激しながら アウトドアレジャー 。
家族の絆も 一層深めてくれます。
 パントリーを備えた機能的なキッチンは、ダイニングを並行に配置。ここには、家族が自然と集まり会話を楽しみながら 料理や後片付けも スムーズ に進みます。
 ダイニングの背面には、スタディカウンターを設け 家族の気配を感じながら 安心して勉強もできます。
 ゲストルームとしての和室も 日常的には障子を開け、リビングの続き間として あるいは お子様のお昼寝の場所として 様々な用途に活用できます。
家中の気配を感じ取れるキッチンは 居ながらにして家族に目が届く ”家の中心” になります。

■日時;2016年2月11日(祝)~21日(日)
<連続11日間 開催~>

     ≪ 11:00~16:00 ≫  (平日は予約制です)

■場所:北九州市八幡東区帆柱3丁目…皿倉山ケーブルカー駅近くです。

■ご見学をご希望の方は
西薗(にしぞの)にメールもしくはお電話をお願いします。
(携帯 : 090-9609-8700)
(メール : nisizono@f8.dion.ne.jp)

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日は、とある家創りの現場から。

こちらは、ちょうど、基礎が完成したところです。

ほんと。

とってもきれいにコンクリートが打ちあがっていました。

コンクリートは工事してくれる業者さんによって、

仕上がりが変わってくるのですが、

こちらの基礎屋さんは腕がよいようです。

基礎の立ち上がりから飛び出ている棒。

大事なんですよ。

アンカーボルトといいます。

基礎と土台をくっつけておくもの。

ここが抜けてしまうと建物と基礎が分離してしまいますからね。

ちょっと長めの棒は、より重要。

この位置や埋め込み長さについては、コンクリート打つ前に

全数確認しているので、問題ありません。

こちらの家創りは、来週早々に、いよいよ建て方です!!

お客様と一緒に、立ち上がっていく姿を見学します!

愉しみです。

午後からは、とある家のリノベーション打合せ。

ずいぶんと設計内容が詰まってきて、

最終の確認といったところ。

次回お会いして、図面を取りまとめたら、

最終見積もりへ入っていきます。

何とか、4月には着工をしたいなと思っています。

日々、いろんな家創りに関わらせていただいています。

いろんなお客様と一緒に、家族の未来を語りあえること。

ほんと、幸せ者だと思います。

湖風の家

●設計事例の所在地: 
京都府
●面積(坪): 
27.1
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

段差も高低差もある敷地に、室内と屋外を有機的に連続させた家を建てたい。
デザインにもスペックにも明確なコードを持つお施主様との出会いが、瑞々しい住まいに結実しました。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

高低差があり背面に隣地が迫る敷地に、駐車場付きの内外がシームレスにつながる家にしたい。
太陽光発電を採用したい。
家族がいつも一緒に居られる広いスペースが欲しい。
おしゃれで機能的なオリジナルのキッチンが欲しい。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

敷地を無駄なく使い切り、空間を3次元で構成し、最適なスペックを提案する設計力。
依頼者のイメージに合ったインテリア提案ができるデザイン力。
コストコントロール能力。
ご相談の日から引渡しまで、土地選定、資金、登記までを総合的にサポートするプロジェクトの推進力。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

室内と屋外を有機的に連続させた家を建てたい。デザインにもスペックにも
明確なコードを持つ依頼者の夢が、形になりました。

依頼者の声: 

設計、デザイン、コストコントロール、すべてに満足しています。
フローリングやキッチンは伝えた通りのイメージで出来上がりました。

その他の画像: 

書斎テラス

パソコンと周辺機器を置いても二人で座って余裕がある、幅2.2m、奥行き80cmの大きなカウンター。
全開口の窓から続きテラスからは、光と風と緑が降り注ぎます。

書 斎

木の質感がやわらかな印象を与える書斎。床フローリングはチェスナット、
本棚はシナランバーコア、カウンターはアッシュの無垢材、階段はアッシュ。階段の足下には蓄熱暖房機を設置。

書斎本棚

高さ2.4m、幅2.7mの大きな本棚。
増え続ける本は住まいの悩みの一つですが、
もう一ヶ所の本棚と共に余裕の収納量です。
注文住宅ではこのように、住む人に特化した
特別仕様を重ねて、家が出来上がります。

リビング

長期優良住宅適合住宅として構造計算したうえで、柱のない広々した空間を実現。
窓の外の緑を大きな絵画のように見せる窓枠が、部屋の柔らかな空気を象徴します。

キッチン

対面キッチンとしつつ、レンジフードが視線の障害にならないよう、台所はL字に決定。
面材は何度も色出しをして決定。依頼者のアイデアで黄色にしたシンクが、印象を決定づけました。

キッチン収納

窓側から奥を見ると、ダイニングスペースのトップライトと壁際の収納が目に入ります。
納戸以外にも部屋ごとに広い収納を作り、モノに行き場があるよう留意します。

ディテール

引き出し内部の仕切りまで指定できるのが、
オーダーキッチンの醍醐味です。
真ん中の引き出しにはグラス類、下の引き出し
には茶碗や小皿をおさめることができます。
最上段はカトラリートレイ、スパイスラックは
コンロのヨコに、包丁立てはシンクの横の
引き出しに取り付けました。

どんなキッチンでどのように料理したいか。
オーダーキッチンの楽しみが広がります。

テラス夜景

夜を迎えた書斎のテラス。庭園灯がタイルに反射して、室内の情景をいっそう温かく見せます。

テラスから書斎

テラスから室内を見たところ。書斎は、奥へ、上へ、見通しが効くことで、
実際の面積よりも豊かな開放感を得ることができます。

全景夕景

屋根に載るのは太陽光発電パネル。今や、太陽光発電は住宅スペックの一要素。
電力消費量と売買電量が一目で分かるモニターは、節電意識の向上にも役立つようです。

ユーザー 建もの探訪ファン の写真
建もの探訪ファン
感想: 

今週は、立派な桜を生けた。
そのうちに、玄関は桜満開になる。
 
             ◇ ◇ ◇
 
今回の建ものは「 〝離れ〟がある3つの塔の家」。
http://www.tv-asahi.co.jp/tatemono/backnumber/#!/2016/5
離れを作る「すき間」が光と風を入れる工夫だ。
 
             ◇ ◇ ◇
 
車一台が通れる幅の長いアプローチの先に、横に細長く建つ家。
敷地は、ぐるりと建物で囲われたT字型だ。
抜けなく隣家が迫る敷地で、プライバシーを守りつつ光と風を取り入れるための工夫が、
この「”離れ”がある3つの塔」なのだった。
 
横長の敷地に3階建ての3つの塔を建て、橋をかける。
この橋の部分が、建ものに光と風を取り入れる「すき間」となるのだ。
各階には、そんなすき間(外)に一旦出ないと行けない部屋が1つずつ。
特に3階の離れへの橋には屋根がないから、雨の日は濡れる。
橋といっても、大人ならば、一歩足を着くだけで渡れてしまうもの。
「雨の日は、ぴょーんと跳んじゃう。」
と、ご夫婦は軽やかに笑っていらした。
 
             ◇ ◇ ◇ 
 
橋を隔てた”離れ”は、各階それぞれに面白く、魅力的だった。
 
2階は、ダイニングとキッチンが一続きで、橋を挟んで離れのリビングになっている。
夏など、掃き出し窓をそれぞれに開け放てば、
縁側が挟まった大きな一部屋にも感じられるだろう。
ピカピカではない日当たりと、風の通りの良い大きな部屋は、
想像しただけで涼しくて過ごしやすそうだ。
”離れ”として閉ざすリビングもまた、「くつろぎ」が独立されて
なんだかとても豊かな感じがした。
 
3階の離れは主寝室。
橋は2階のものより幅が狭くて屋根もない。
独立した一部屋、という感じが強くて、ゆっくり休めそうな部屋だ。
天気の悪い日は「えいや!」と目をつぶって飛び越えて、
天気のいい日はベンチに腰掛け、きれいな夜空をひと仰ぎ。
眠りに行く、起きて出る。
橋があるから、そうやって、心と体のスイッチを入れたり切ったりできるだろう。
とっても素敵な主寝室だと思う。
 
1階の離れは、渡辺さんも口あんぐりの趣味部屋。
玄関ホールの脇のガレージを隔ててその離れはある。
1階といえど、ぐるり囲まれた敷地とあって窓はなく、
地下空間のように感じられるその部屋には、
選りすぐりの楽器にスピーカー、どっぷり身を委ねられる椅子が
スポットライトを浴びて置かれている。
この離れは、2階、3階の離れのように直接外とつながる部屋ではないけれど、
ガレージという土足部を通らなくてはアクセスできない。
小さな息子さんは、「なかよしスペース」と名付けたという。
ガレージを含めてたいそう贅沢な趣味部屋だけれど、
土足でそのままアクセスできるそれは、籠もり趣味部屋というよりは、
楽しくひとを寄せ付けるような親しみがある。
そんな親しみのある「なかよしスペース」。
この”離れ”にふさわしい、いいネーミングだなあと思った。
 
             ◇ ◇ ◇
 
画面で見ている分には、日当たり、ということについてはあまり気にならなかったけれど、
実際のところ、日当たりは良くはないのだろう。
「日当たり良好」これは外したくないなあと土地探しをしているから、
こういうのはどうなのだろう、と興味深かった。
 
1階は先にも書いたように、地下空間と言ってもよい。
2階のダイニングとキッチンは、薄暗い時間帯も多いだろう。
3階は、空に向けて抜けもあるから、寝室や洗面は明るそうだ。
 
それでも、共働きで日中、一家全員が外で過ごすことが多い家族にとっては、
許容できることなのかもしれない。
そんな中で、ベランダや橋の存在はやはり大きいと思う。
そして、明るい寝室、唯一抜けのあるアプローチに向いた窓がある洗面室など、
朝が気持ち良さそうな間取りであることも、
ひとつのメリハリなのだろう。
 
             ◇ ◇ ◇
  
いい具合に力の抜けた空気が心地よいお宅だなと思った。
キッチンにはどんな注文を?という渡辺さんの質問には、
「働いているから、がんばらなくても片付いて見えるように」
と奥様は答えていらしたけれど、それはなんだか家全体に言えることのように思えた。
 
家具や雑貨も、「選び抜いた」という感じでなく、
旅先で、街角で、びびっときて買っちゃった。
そんな雰囲気のもので、実際にそうなのだろう。
 
きちんと、きちんと片付けて、こまめにこまめに掃除して、
いつもこざっぱりと美しい家、という感じでなく、
かっこいいもの置いているからざっと置いてもかっこいい。
掃除も賢くささっと楽しくね。
そんな雰囲気なのだ。
 
必要なところに、たっぷりの収納。
シンプルに、大胆に、かっこよく。
 
気張らず気負わず溢れる感性をそのまま暮らしで楽しんでいる、
そんな様子がすごくうらやましかった。
私はまだまだ、気負っているなあ。

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