前回は、マンションの断熱対策には検討すべき部位があります、とお伝えしました。
外気に面する部分とそれにプラスし、直交する床、壁、天井の3面に断熱を施しておかなければ外気の影響を避けられません。関西ではこのような部分の奥行き45㎝以上の部分をカバーする必要があります。柱型や梁型が出るケースもありますので、その奥行きにプラスしてお考え下さい。こう言った部分は熱橋部(ねっきょうぶ)と呼ばれ外気に面する表面積が大きくなるため、どうしても外気の影響を受け易くなります。
写真は、私共がお仕事をさせて頂いたマンションでの断熱施工の情況ですが、この住戸は最下階でしたので断熱施工は床は全面、壁は屋外に面する部分と屋内への折り返しを50㎝確保しました。又天井も屋内への折り返し部分を50㎝以上断熱施工しました。
元々、階高が低かった建物でしたが天井を貼った事で更に低さを感じるか?と思いましたが、さにあらず、照明器具はダウンライトを中心に天井に埋め込んだことも効果の表れだったと思います。
玄関アプローチ方向を見る
ハウスメーカーや建築会社と相談したが要望と工事費に開きがあり困っていた
要望をよく聞いて工事費を予算に近づけた
依頼者の要望もありコンクリート打ち放しと木の柱や梁を見せる作りとした格子等も多く使い和モダンの家とした
玄関内部
和室横長2段の窓とカウンターを配した
CD/レコード棚
敷地は南側と東側に高低差(約80cm)のある道路角地で、北側と西側には住宅のある住宅密集地です。
クライアントの要望:・近隣への音を配慮したピアノ教室・膨大な数の蔵書・CD等の保管スペースの確保・老後のことを考えたバリアフリー空間
そこで、ピアノ教室(防音仕様)は1階の道路角面に配置し、和室、生活空間(LDK、浴室、洗面等)、書斎、寝室を順に層を重ねる様にし、上の層になるにつれて、プライベート性を強くする計画にしました。
蔵書やCD等はそれぞれが必要とされる場所にスペースを設け、“見せる収納” “隠す収納”のメリハリをつけ、収納し易く、利用し易いものにしました。
近隣からの視線の緩衝として計画をした中庭は、各層をつなぐ光と風を取り込む光庭です。将来的にバリアフリー生活となる時には、この中庭にホームエレベーターを増設でき、主要な層へアクセスできる計画をしています。
全部で7層ある内部空間は、初めて訪れる人は迷路のように感じられます。層を移動する度にシーンが展開するワクワクする住まい(wonder land)となっています。
ピアノ室
書斎コーナー
階段ホール
寝室
内観
敷地は高低差1mで造成されており、南側一面道路で、道路を挟んだ向かいには私立の小学校が、両隣と後ろには住宅が並んでいます。
クライアントは子供を持つ共働き夫婦。仕事や家事で日々忙しく、家族が一緒に過ごす団らんの時間は限られています。
そこで、家族の時間を大切に過ごせる様に、平面的・立体的に繋がった空間を共有できる計画にしました。・キッチンを中心にリビングとダイニングを配置する事でキッチンに立っている時間も団らんの時間へ・スタディスペースでは家族と繋がりながらも独立してデスクワークが可能・吹抜けの小さな開口から顔を出せば、2階からキッチンやリビングにいる家族と会話が出来る
そして、家事も効率よくできるように計画・家事動線(キッチン/洗濯機/物干し場)が短くなるように考慮・隠す収納、見せる収納を効率よく配置
道路からの視線を外した吹抜けに面する大きな開口から家の中心へ、柔らかな陽だまりの中、家族一緒の時間を大切に過ごす住まいです。
ダイニング
スタディコーナー
子供部屋
トイレ
庭からの外観
クライアントの要望:・来客時にリビングとダイニングを分けて使い方ができること・将来的に平屋部分で生活ができること・シンプルな家事動線
お友達などの来客が多いとのことで、お子様たちの食事や就寝なども考えてプライベートな空間とオープンな空間をつながりながらも分けることを考え、リビングとダイニングの間に、アウトドアリビングを計画しました。
リビング→アウトドアリビング→ダイニングキッチンを一体で利用すると約39帖の空間になり、大人数でのパーティにも対応できます。
またカーテンを閉めると、リビングとダイニングキッチンから奥のプライベート空間を視覚的に分けることができます。
リビング、ダイニングキッチン、そして離れのような和室や、2階の子供部屋も、アウトドアリビングを中心にして各部屋が「ゆるくつながる」住まいです。
リビング
ダイニングキッチン
和室
アウトドアリビング
京都市中京区内の実家では両親がまだ店を営んでいるのですが、もう高齢の域に達し、建物も老朽化していることもあり、廃業した上で取り壊し、新たに他に何か有効活用できないかと考えてきました。両親は実家近くに住んでいて、実家は現在、店舗のみの状態です。 私達夫婦は、以前は中央ヨーロッパに約6年間住んでいました。今は奈良市内に住んでいますが、特に北欧を中心としたヨーロッパとの関わりの深い仕事をしています。これまで様々な国を旅し、それぞれの地域の特性、価値観に触れてきたと思います。 そんな中、今何かと話題になっている、主に訪日外国人を対象とした宿泊業を始めたいと思い、全く一から始めるなら自分達の思い描くような建物、部屋にしたいと思って投稿させていただきました。 場所は、京都市中京区内、広さは約20坪です。今のところ、1階にはテナントに入ってもらい、2階以上の複数フロアで宿泊業をしたいと考えているのですが、その宿泊業とは、いわゆる「民泊」ではなく、建物を建て直すこともあって、現行の旅館業簡易宿泊施設として認可される形で始めたいと思っています。 これまで参考になる建物、インテリア等見て、イメージするものはあるのですが、果たしてそれで良いのか、更に上記規制に適うものであるのか、是非とも専門家の方にご相談したいと思っています。 建築家の方を探すのは、もちろん今回が初めてです。上記の通り、主に訪日外国人客にとって、自宅にいるような感覚で寛いでもらえる空間をコンセプトにしています。その為、建築家の方の海外での活動経験を重視します。特に長期滞在、子ども連れの方にとっても居心地の良い空間を提供したいと思っています。 ・外国の中でも出来ればヨーロッパで2年以上生活し、外国的価値観を共有できる方 ・物理的にコミュニケーションが取りやすい近畿(京都、奈良、大阪)圏内の方 ・長い間使っていく建物になるので、耐震性、耐久性、断熱性等構造上の基本的な強度についても重視していただける方 で私達の考え方をご理解いただける方がいらっしゃいましたら是非、ご連絡をお願いいたします。 建築家の所在地について:同じ都道府県・近県の建築家を希望する
はじめまして。この度、東京にて自宅兼賃貸の賃貸併用で新たに土地を取得して物件を建設したく動き始めたものです。 土地の値段が非常に高く、建設費用をどこまで抑えられるかが、割安な賃料で収支をコントロールするための鍵であると考えており、一緒にプロジェクトを動かしてゆける建築家様を探しております。 1階あたり100㎡強*3階建てのイメージかと存じます。最上階の3階が自宅、2階と1階が賃貸(賃貸部屋数10部屋)を想定しております。 木造、軽量鉄骨、重量鉄骨、RCで建設した場合のそれぞれの概算建築費用をお聞かせ頂けると幸いです。(木造、軽量鉄骨、重量鉄骨、RCの全てではなく、最も得意となさっている工法1つだけでも結構です) 費用を抑えたいためローコスト重視です。ローコスト重視ですが、競争を考えて以下の設備は導入したいと考えております。 ・バストイレ別・温水便座・浴室乾燥・独立洗面台・室内洗濯機・オートロック(簡易的な門扉で結構です)・TVインターホン・フローリング(フローリング風のCFでも結構です) 土地は以下の通りです。 面積190平㎡地目:宅地道路:北5.6m公道形状:道路面間口約8.6m、奥行き約22.1m設備状況:ガス、水道、下水道引き込みあり 用途規制市街化区域第1種中高層住居専用地域建ぺい60%、容積200%第2種高度地区、日影3-2最低限度高さ 7m 防火地域新たな防火制度の対象地域不燃化促進区域(建築助成制度あり) 建築家様と良きご縁を頂戴し、プロジェクトを前に進めたく考えております。あくまで概算で結構ですので、何卒宜しくお願い申し上げます。 建築家の所在地について:建築家の所在地にはこだわらない
阪神大震災、東日本大震災でも話題になった液状化は主に砂質地盤で発生する現象で、地下水位面が高い土地や地震などが原因となり地下水位が上昇した場合に摩擦力により結束している砂の粒子間に水が流れ入ることで砂粒子間の結束力が無くなり液状化することで建物を支持する力を失います。
砂質地盤か粘土質地盤なのかは地盤調査により把握することが出来ますし、地下水位のレベルも同時に知る事が出来ます。
当事務所では地盤改良が必要な場合に液状化にも比較的強いとされる、砕石パイル工法と呼ばれる方法により地盤改良を行っています。この工法の仕組みは至って単純で、掘った穴の中に天然砕石を掘り込んでパイル状にし、周辺地盤の支持力とで複合的に支持力を高めようとするものです。砕石ですのでその間隙を縫って水が抜ける事で液状化の影響を受け難くなります。コストの面でもセメント改良による工法と比べても遜色なく、採用実績を増やしています。他にも地盤汚染の心配が少ないことや、将来建物を解体することとなった場合にも砕石パイルまで撤去する必要がないことも長所だと思います。
但し、10m位までの深さの地盤改良にしか向かないために、それ以上の深さが必要な場合には自ずと他の選択肢を検討せざるを得ません。
リビングよりキッチンを見ています。風土、季節の移ろいを感じる住まいを設計してます。無垢の木で、システムキッチン、食卓カウンター、テレビ収納、玄関カウンター、等を作製しました。自然素材を使い、温もりを感じ、ゆっくりとした時間が過ぎる部屋(空間)設計しています。
家族が一体となる暮らし・・・丸太大黒柱のある吹き抜けを介して、ダイニング、リビング、キッチン、こども部屋、ファミリーコーナーを連続した空間(部屋)とした。(一部和紙障子にてくぎる)。
リビングをダイニングより見ています。リビング、和室、ダイニング、キッチンが連続し、回遊できる配置となってます。
南東よりみる外観です。敷地は角地にあります。3台分の駐車場を道路との緩衝帯と捉え、緩やかにつながるような、形態、仕様としました。
深い軒のある屋根の美しい現代和風住宅です。
深い軒なので、一部をガラス庇にして光を取り入れます。玄関ホールには階段状の下足箱を造り付け、手摺も設置して昇り降りを容易にしています。
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