次世代に引き継ぐ家ー世田谷の民家再生ー

●設計事例の所在地: 
東京都
●面積(坪): 
185㎡
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

図書コーナーと大谷石土間

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

都内の閑静な住宅街に、代々大切に受継いでこられたお住まいがある。
今回は若いご家族(夫婦と子供2人)が築80年の主屋に住われる為、大規模な民家再生が行われる事となった。

建主のご希望は、・80年続いてきた民家の良さを活かしながら、現代の生活に合わせて改修をする。・建物全体の耐震性を高める。・南の3つの主要な座敷は昔の姿を残し、北側を中心に新しい生活空間にする。・土足で行き来し、そのままくつろげる土間と薪ストーブがほしい。

日本の柔らかさとねばりのある伝統構法を現代に活かした民家再生工事を行う事とし、長ほぞ込み栓を基本に現場にて手刻み加工のできる大工さんのいる施工業者を探す事に苦労する事となった。
苦労の結果、社員として優れた大工職人を多く抱える渡辺富工務店と巡り会った。菊池棟梁とその弟子達の技術無しでは今回の工事の見事な完成は実現できなかった。
また瓦屋根の工事は、その技術と丁寧さに定評があり何回かお願いした事のある渡辺瓦店が担当し、古い瓦を再利用しながらも1枚1枚ビス止めをした耐震施工が施され、再び美しい入母屋の屋根が甦った。

無垢の材木を造作、天井、床、家具に使い、外は漆喰塗り、内部はデユッセル塗りの壁、緩やかにカーブした階段に黒皮仕上げのスチールの手摺、大谷石の土間、古い石を再利用して作った趣のある通路や庭など、随所に職人さん達の優れた技術が光る現場となり、毎回楽しみな現場通いとなった。

その他の画像: 

テラス

リビングダイニング

図書コーナー

廻り階段

キッチン・リビングダイニング

キッチン

板間

寝室

ユーザー 大島功市建築研究所 一級建築士事務所 大島功市 の写真

先週ある青年から事務所に電話がありました。
2001年に完成したヤマザキアパートメント…もう14年が経ちます。
その建築をたまたま見て…一目惚れしまして…という電話でした(>_<)
ワンルームを借りたく探しているとのことでした!
他にも賃貸物件はありますか…との質問にフタコアパートメントも紹介しました。

しかし…一目惚れしまして…という言葉…そう言えば最近あまり聞いてなかったなとふと思い…感動しました(>_<)
自分が設計した14年前の建築が今でも良いよ!と言われているような気がして嬉しくなった出来事でした…まだまだ捨てたもんじゃないですね(笑)(^^ゞ

I-0507、中古戸建、古家付土地を購入してリノベーション(大阪府)

ユーザー ポカン の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
大阪府
現住所‐郡市区町村: 
豊中市
依頼内容: 

豊中市か吹田市で中古戸建、古家付土地を購入してリノベーションを希望しています。
予算は、設計費、物件、工事費等全て込みで2500万です。
物件の購入から相談にのっていただける方、ローコストに対応していただける方、
ご連絡よろしくお願いいたします。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する
 





I-0506、ひな壇になっている土地に住宅を建てたい(沖縄県)

ユーザー 水野 の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
沖縄県
現住所‐郡市区町村: 
那覇市
依頼内容: 

傾斜地というよりもひな壇になっている土地があり、そこに住宅を建てたいと考えています。
ただ、現在駐車場が1台分しかないため、ほり込んだりし、2~3台は止めれるようにしたいとも思っています。
ただ、何社かに造成の見積もりを依頼したところ、高額な見積もりが出てきており、それを貴社で仰るように住宅とともに施行することにより、安価に抑えることができないかと思って依頼をさせていただいております。
住宅は5LDKを希望で、予算は造成費合わせて、2700万円ほどで考えております。
 
他社にも見積もりを依頼しているため、早めにご連絡をいただけますと幸いです。
ご連絡をいただけましたら、現地で詳しくご説明をしたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する
 





ユーザー 設計工房 be with 海野剛 の写真

問題です。
意外と多く聞くことのある下記の文章は正解? 不正解? 

『〇〇邸の確認はいつ許可になるの?』 
 

確認申請とは建築などの際に、『基準法に合致してるか、確認してくださいね。』
と建築主事等に確認行為の申請書を提出することをいいます。
(確認行為が済んだ証として発行されるのが、確認済証です。) 

許可申請とは本来NGなものを条件付でOKにしてもらうための申請です。
(この条件なら建ててもOK。を書面にしたものが、許可書です。)  

もうお分かりですね。
先の文章は不正解です。
正しくは、 

『○○邸の確認は、いつ下りるの?』
または
『○○邸の確認済証の発行はいつ?』
 
許可は関係ないのです。

茶室の設計にはお茶を体験的にわかっていることは必須・渡辺貞明建築設計事務所 渡辺 貞明さん


 
渡辺貞明建築設計事務所 渡辺 貞明さんはお茶を体験的にわかっていることは、茶室の設計には必須と考え、所員にも積極的にお茶を習わせているそうです。
 
茶室について渡辺貞明建築設計事務所 渡辺 貞明さんに伺いました。
 

お話を伺った建築家

 

ユーザー 渡辺貞明建築設計事務所 渡辺 貞明 の写真
川崎市中原区木月1-4-15
044-434-4777

茶室は流派によってルールがあるのでしょうか?

 
基本的には同じです。
裏千家では大炉を二月に一度だけ使うことがあり、炉縁の大きさや材質も全て細かく定められております、勝手も逆勝手になるだけでなく、本来は六畳と定められています。
 
細かいことでは
釜蛭釘の向き
よく使われる襖の唐紙
などがあります。
茶道具などではその違いは一段と明瞭になるとは思いますが、建築的には基本的にはその流派の好みというものが違いにつながっていると思います。
 
水屋の造りも各流派によって好みの造りがあり一応はそのことを確認してから現況に合わせてアレンジします。
 

茶室の間取りを決める際に注意しているポイントを教えて下さい

 
一般的にはその流派の宗家の稽古場を参考にされていることが多いと思います。
 
広間でいうならば
たとえば表千家では松風楼、裏千家では咄々斎などです。
 
流派によって慣れた間取りがあるので、これを元に水屋の位置と手前畳の位置関係などを考慮しながら、許される範囲で施主の好みや全体の間取り、主客の動線のバランスで決めてゆきます。
 

  

茶室の入り口を設計する際に注意しているポイントを教えて下さい

 
茶道口、給仕口、躙口、貴人口などは長い間時間をかけて定まってきた寸法というものがあり、天井高さとの関連も非常に深く、そこからあまり逸脱すると部屋のバランスが崩れます。
 

 

茶室の水屋・床の間を設計する際に注意しているポイントを教えて下さい

 
いずれも手前畳の位置との関連が重要だと思います。
それによって非常に動きづらい間取りになってしまいますので注意が必要です。
 
水屋の造りも各流派によって好みの造りがあり一応はそのことを確認してから現況に合わせてアレンジします。
水屋ー茶道口ー手前畳との関連が自然な流れの中で成り立つよう配慮します。
 

マンションに茶室を作る依頼なども引き受けていただけますか?

 
炉を炭にするか電器にするかで、換気に対する配慮の違いが出てきますし、炉壇を埋込む高さを確保するために床高をあげるのが普通です、そうすると天井高も必然的に低くなり、大抵の場合ちょうどよいバランスになります。
 
マンションは転売なども考慮して、元に戻しやすい工事をしておくことも求められることがあります。
いくつかの実績がございますので参考になさってください。
 

 

住宅の1室を茶室に改造する依頼なども引き受けていただけますか?

 
既存の間取りに大変制約を受けますが、基本をしっかり押えて、何が最も重要かということに優先順位を設けて間取りを考えます。
これも同様に実績がございます、ご覧ください。
 

ご自身はお茶をやっていますか。

 
お茶を体験的にわかっていることは、茶室の設計には必須と考え、所員にも積極的にお茶を習わせています。
そのことによる気付きや、決まりごとのわけを自分なりに納得することが設計上の細かな配慮に繋がっていると思います。
 

渡辺貞明建築設計事務所 渡辺 貞明さんの茶室・設計事例

  

画像 建物の名称 紹介文
鎌倉の茶室-小間「3畳台目向う切り」-1

狭い敷地にどのように、2階を住居とし、広間と小間、路地、玄関、寄り付きを配置するか、鎌倉といえどもハウスメーカーの建物が建ち並ぶ環境にあって、どのように茶の別世界を構築するかに大変苦労した。

鎌倉の茶室-小間「3畳台目向う切り」-2

狭い敷地にどのように、広間と小間、路地、玄関、寄り付きを配置するか、鎌倉といえどもハウスメーカーの建物が建ち並ぶ環境にあって、どのように茶の別世界を構築するかに大変苦労した。

鎌倉の茶室-広間

狭い敷地にどのように、広間と小間、路地、玄関、寄り付きを配置するか、鎌倉といえどもハウスメーカーの建物が建ち並ぶ環境にあって、どのように茶の別世界を構築するかに大変苦労した。

昭和初期の佇まいに暮す

昭和初期の佇まいに暮す

高層マンションの茶室

転勤時、転売時にこのお茶室を解体することがあった際に、
できるだけ内装、特に床にキズがついていないことが求められた。
その為床には釘、ビスの類いは一本も打っていない。

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