茶室の設計にはお茶を体験的にわかっていることは必須・渡辺貞明建築設計事務所 渡辺 貞明さん


 
渡辺貞明建築設計事務所 渡辺 貞明さんはお茶を体験的にわかっていることは、茶室の設計には必須と考え、所員にも積極的にお茶を習わせているそうです。
 
茶室について渡辺貞明建築設計事務所 渡辺 貞明さんに伺いました。
 

お話を伺った建築家

 

ユーザー 渡辺貞明建築設計事務所 渡辺 貞明 の写真
川崎市中原区木月1-4-15
044-434-4777

茶室は流派によってルールがあるのでしょうか?

 
基本的には同じです。
裏千家では大炉を二月に一度だけ使うことがあり、炉縁の大きさや材質も全て細かく定められております、勝手も逆勝手になるだけでなく、本来は六畳と定められています。
 
細かいことでは
釜蛭釘の向き
よく使われる襖の唐紙
などがあります。
茶道具などではその違いは一段と明瞭になるとは思いますが、建築的には基本的にはその流派の好みというものが違いにつながっていると思います。
 
水屋の造りも各流派によって好みの造りがあり一応はそのことを確認してから現況に合わせてアレンジします。
 

茶室の間取りを決める際に注意しているポイントを教えて下さい

 
一般的にはその流派の宗家の稽古場を参考にされていることが多いと思います。
 
広間でいうならば
たとえば表千家では松風楼、裏千家では咄々斎などです。
 
流派によって慣れた間取りがあるので、これを元に水屋の位置と手前畳の位置関係などを考慮しながら、許される範囲で施主の好みや全体の間取り、主客の動線のバランスで決めてゆきます。
 

  

茶室の入り口を設計する際に注意しているポイントを教えて下さい

 
茶道口、給仕口、躙口、貴人口などは長い間時間をかけて定まってきた寸法というものがあり、天井高さとの関連も非常に深く、そこからあまり逸脱すると部屋のバランスが崩れます。
 

 

茶室の水屋・床の間を設計する際に注意しているポイントを教えて下さい

 
いずれも手前畳の位置との関連が重要だと思います。
それによって非常に動きづらい間取りになってしまいますので注意が必要です。
 
水屋の造りも各流派によって好みの造りがあり一応はそのことを確認してから現況に合わせてアレンジします。
水屋ー茶道口ー手前畳との関連が自然な流れの中で成り立つよう配慮します。
 

マンションに茶室を作る依頼なども引き受けていただけますか?

 
炉を炭にするか電器にするかで、換気に対する配慮の違いが出てきますし、炉壇を埋込む高さを確保するために床高をあげるのが普通です、そうすると天井高も必然的に低くなり、大抵の場合ちょうどよいバランスになります。
 
マンションは転売なども考慮して、元に戻しやすい工事をしておくことも求められることがあります。
いくつかの実績がございますので参考になさってください。
 

 

住宅の1室を茶室に改造する依頼なども引き受けていただけますか?

 
既存の間取りに大変制約を受けますが、基本をしっかり押えて、何が最も重要かということに優先順位を設けて間取りを考えます。
これも同様に実績がございます、ご覧ください。
 

ご自身はお茶をやっていますか。

 
お茶を体験的にわかっていることは、茶室の設計には必須と考え、所員にも積極的にお茶を習わせています。
そのことによる気付きや、決まりごとのわけを自分なりに納得することが設計上の細かな配慮に繋がっていると思います。
 

渡辺貞明建築設計事務所 渡辺 貞明さんの茶室・設計事例

  

画像 建物の名称 紹介文
鎌倉の茶室-小間「3畳台目向う切り」-1

狭い敷地にどのように、2階を住居とし、広間と小間、路地、玄関、寄り付きを配置するか、鎌倉といえどもハウスメーカーの建物が建ち並ぶ環境にあって、どのように茶の別世界を構築するかに大変苦労した。

鎌倉の茶室-小間「3畳台目向う切り」-2

狭い敷地にどのように、広間と小間、路地、玄関、寄り付きを配置するか、鎌倉といえどもハウスメーカーの建物が建ち並ぶ環境にあって、どのように茶の別世界を構築するかに大変苦労した。

鎌倉の茶室-広間

狭い敷地にどのように、広間と小間、路地、玄関、寄り付きを配置するか、鎌倉といえどもハウスメーカーの建物が建ち並ぶ環境にあって、どのように茶の別世界を構築するかに大変苦労した。

昭和初期の佇まいに暮す

昭和初期の佇まいに暮す

高層マンションの茶室

転勤時、転売時にこのお茶室を解体することがあった際に、
できるだけ内装、特に床にキズがついていないことが求められた。
その為床には釘、ビスの類いは一本も打っていない。

ユーザー TAM建築設計室 新井敏洋 の写真

29日屋根板金の確認のため板金屋さんの作業日に併せて十里木に行ってきました。
今回は建具屋さんとの打合せ、外壁の防水廻りの確認と外部塗装作業です。

屋根の板金葺きは竪平葺、シンプルな形状の昔からある葺き方です。
バゼ締め式と言って現場で締め付けて折り曲げます。
少ない経験のなかでも現在は嵌合葺きが主流のようです。嵌合といって加工されたものを嵌め合わせる葺き方です。
職人さんに聞くと「バチバチと留めていくだけ」とのことで腕の見せ場が無いとも、簡単でいいとも取れる言い方をします。

竪平葺きはやったことないので材料屋さんで加工を確認してみてとの事なので、連絡先を聞き確認。加工を出しているメーカーのカタログにあればいいよとのことで、調べるとそこにあって無事解決。

設計の厚さは0.35mmでしたが、0.5mmでも金額変わらないよとのことで、板金屋さんの了解を受け厚板に変更。

厚くなり丈夫で長持ちしめしめも、

折り曲げ作業で大変。厚くて綺麗にはならないよとのこと。
嵌合葺きで綺麗なのを見慣れた職人さんには折り曲げでうまくいかないところが残念のようです。

手間もかかり板金屋さんも大変でしたが、外界より気温が大分低く良かったとのことです。

住いづくりをしていて、手の跡が残ることが綺麗だと思うことが一般的でないようになってきています。
しかし、住いはそれぞれ個性をもつ人の建物です。大いに手の跡を皆でつくろうと思います。

「OUR CABIN OUR DIY」
静岡県十里木高原の小屋作りに奮闘しています。
ご興味が有りましたら是非お読み下さい。
http://blogs.yahoo.co.jp/tamworkroom/folder/1104504.html

折り曲げて締め付けます。

軒天を塗装しています.

現在の全景です。

ユーザー 大島功市建築研究所 一級建築士事務所 大島功市 の写真

建築確認申請とは、建築基準法 第6条、第6条の2、第6条の3に基づく申請行為です。
法に定められた建築物を、あるいは地域で、建築しようとする場合、建築主は申請書により建築確認を受けて、確認済証の交付を受けなければ建築することができません。

ちょうど先日、現在進行中の菅谷の家の確認申請を茨城県庁にある建築指導課に提出しました。
今回は中間検査もあるため…行政庁に出しても完了検査まで含めると10万近いお金が申請だけでかかります。
ちなみにこれを民間検査機関に出すと会社によってまちまちですが…3倍近くの金額がかかります。
クライアントにとっては凄い負担です(>_<)

少しでも経費軽減のため…行政庁に出しました(^^ゞ
民間検査機関からすると我々はお客様なので…(笑)…時間の短縮と作業の軽減が言われてます。
最近はどこでも民間検査機関に出す風潮があります。
今回も担当者の方から…なぜ民間検査機関へ出さないのですか?と聞かれました(笑)
手数料が高いからです(笑)…と私。
行政庁も申請から遠ざかってます…

申請料のお金もバカになりません…クライアントの皆様もちょっと気にしてみたらいかがでしょうか(^^ゞ

I-0505、作業小屋(アトリエ)の建築確認申請(熊本県)

ユーザー ごろたん の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
熊本県
現住所‐郡市区町村: 
八代市
依頼内容: 

住んでいる敷地内に6坪ほどの作業小屋(アトリエ)をセルフビルドで建てたいと思っています。平面図や立面図は書いてみました。2×4で小屋を作った経験がありますので、今回も2×4で作りたいと思います。
そこでお願いしたいのは、建築確認申請をするための書類作成です。熊本県八代市に住んでいますので、出来れば八代市又は近郊の設計士さんにお願いしたいと考えています。
建設予定地は八代市日奈久塩南町で、市役所によると1住地域(第1種住宅地域?)ということでした。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する
 





ユーザー 建もの探訪ファン の写真
建もの探訪ファン
感想: 

あちこちで夏祭り。
ベビーも特別夕外出。
 
             ◇ ◇ ◇
 
今回の建ものは「内と外がシームレス 分棟型の家」。
http://www.tv-asahi.co.jp/tatemono/backnumber/#!/2015/27
大きなソファーで、ベッドで、小さな畳スペースで、どの部屋でもいつでもゴロリ。
緑に囲まれ広い空を仰ぐ。
こんなお家に住んだら、1年中夏休みだ。
 
             ◇ ◇ ◇
 
道路から見えるのは、のっぺらぼうの箱が2つ。
窓のない建ものの「顔」は、少々気持ちが悪いようだけれど、
さてさて、のっぺらぼうの箱の向こう側に足を踏み入れると、別世界が広がった。
建ものとその脇の砂利のお庭が、ぐーっと奥へと続いている。
お庭は確かに「外」だし、隣地との境に塀もない。
それなのに、囲まれた庭の雰囲気は、建ものの中なような雰囲気すらある。
 
建ものに入ると、すぐに広いLDKが広がる。
左右両面全面が大きなガラスの掃き出し窓になっていて、
庭との境に高低差はなく、部屋はそのまま庭へと続いている。
隣が住宅になっている側には、一枚の壁が立てられていて、
建ものの箱と壁との間はデッキに。
隣が緑が生い茂る側には、塀も設けず借景を楽しめる砂利の庭が作ってある。
天窓からもLDKに光が差し込む。空だけ、の絵。
そんな自然の光と影、そして風が楽しめるLDKは、
まるでお庭に大きなパラソルを広げたようだった。
内はどんどん外へ広がり、外がどんどん入り込む。
内と外が、柔らかに一体となった、とても気持ちがいい空間になっていた。
 
             ◇ ◇ ◇
 
この建ものが面白いのは、”敷地いっぱいに箱型の建物を散りばめたプラン”
と紹介されている通り、分棟型の家であるということ。
LDKの箱を中心に、寝室、書斎、アトリエ、客間の4つの部屋を、
それぞれ独立して1階と2階に分けて配置して、
屋根をかけたりテラスでつなげたりして一つの建ものになっている。
客室、アトリエとして使っている2部屋は、LDKとは内で繋がっていない、
しかし一つの建物としてくっついた「離れ家」になっている。
 
”家のなかで、好きな人に出会い、会話をしながら、一緒に食事をとり、
また自分の場所へと別れて行くような”
と番組Webページにはこの建ものの紹介がある。
確かに、シェアハウスのようなそんな考え方をこの建ものに当てることもできるけれど、
建主であるご夫婦の部屋の使い方、そして自分が感じている家族との時間を思うと、
やはり暮らしの「核」、「自分の居場所」は家族みんなの空間であるLDK、
友人達と集うLDKだと思う。
そして時に、一人旅に出るように、そっと自分だけの空間へ旅する。
少し晴れやかな気分で、新鮮な気持ちを持って、LDKに帰ってくる。
そっちの方が、なんとなくしっくりと私の心に入ってくる。
離れ家は、LDKとの距離感がとても心地よい。
くっついている。でも確実に切り離してある。
限られた敷地の中で、メリハリのある豊かな時間の流れがあるように感じた。
  
             ◇ ◇ ◇
 
この分棟型の建ものは、建物と庭(外)との繋がりや配置がとても巧みで面白い。
小さなテラススペース、外通路、縁側のようなデッキ、
建ものを見渡し、空を眺める外階段とその踊り場、、、。
建物の箱だけでなく、様々な雰囲気をもつ「小さな外」も、
たくさん散りばめられている。
こんなこと、道路から見るのっぺらぼうからは到底想像つかない。
それもまたロマン。

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4、nakazato@kentikusi.jpまでメールであなたのニックネーム・賞品のお届け先・ご本名をお知らせください。
 
 

 

キャンペーン企画詳細

 
開催期間:2015年7月16日~2015年7月22日
 
賞品:書籍「その土地活用ちょっと待った! 」
 
賞品のお届け:郵送でお届けします。
 
 

 

I-0504、民宿物件へのリフォームや改築などに詳しい建築家(大阪府)

ユーザー でん の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
大阪府
現住所‐郡市区町村: 
大阪市住吉区
依頼内容: 

大阪市のある住宅用4階立てを民宿旅館として経営したく、それの際リフォームも必要となります。すでにリフォームについて知り合いのリフォーム会社に改築プランを考えてもらっている所ですが、簡易民宿もしくは民宿旅館の規制や許可申請等の手続きが良くわからない為、建築家に依頼したいと思っております。4階中3階より4階までのスペースのみを民宿旅館スペースにしたいと思っておりますので、100m2以下のスペースで納まるかもわかりません。できれば、住宅部件を民宿物件へのリフォームや改築などに詳しい建築家やリフォーム会社をご紹介頂きたいと思っております。
 
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する
 





クレオン・ル・プレジール

●設計事例の所在地: 
茨城県つくば市
●面積(坪): 
25
●建物の種類(大分類): 
商業施設
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

接客ホールスペースをみる。
赤を基調とした内装は落ち着いたエレガントな雰囲気を演出しています。クライアントは恵比寿のジョエルロブションで修業されたのでジョエルロブションの内装をオマージュしました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

つくば市内にあるワインバーです。

その他の画像: 

カウンタースペースをみる。
タモ無垢材のカウンターは本物の素材感が醸し出す重厚な贅沢さを感じさせ、サーブされるフランス料理をベースとした創作料理と数百種類のワインとのマリアージュを味わえる。

カウンタースペースと接客スペースをみる。
天井のルーバーが柔らかな光をうみだす。一緒に来店されたお客様だけのスペースと感じさせるような照明を控えめに計画しました。

ショーケースをみる。
ワインボトルを飾り、街に店の雰囲気醸し出すショーケースをつくっています。

ショーケースをみる。
スチール製の棚板にはシャンパンの泡をモチーフとした穴をあけワインバーらしさを演出している。

グループホームの設計事例

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