●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
建築計画においては、育ち盛りの男のお子さんが3人とご夫婦、長期滞在するご両親(1人)といった家族構成に対して、限られたスペースの中でゆったりくつろげる空間、また子供が動き回れる空間の確保と、最小限に抑えた個室という考え方で構成されている。
建築デザインのおいては、住まい手が古いものにも愛着を感じていたこともあり、既存木製建具を内部の障子等に再利用したり、外観も現状のデザイン、形態のいい部分を生かして整理し、全体として古くて新しい感じ、変に新しくなりすぎない感じ、逆に古いものに媚びることのないフレッシュな空間というものを意識して、全体のデザインを決定した。