珪藻土とは、藻類の一種である珪藻の殻の化石が堆積した土の事です。日本では建物の塗り壁の材料として使われてきました。珪藻土について(有)米戸建築工房 米戸 誠治さんに伺いました。
調湿効果や匂いを吸着する効果がある自然素材の左官材料です。詳しい説明は色々なサイトに掲載されていますので、そちらを参考にして頂くのが良いと思います。
素材の質感があり、機能的にも良い材料を使いたくて使い始めました。最初は大手メーカーの材料を使いましたが、コストが高い事や左官材の成分等に疑問を感じていました。 その後、日本左官業組合連合会の理事もされている鈴木建塗工業(株)の鈴木光氏に、左官工事を依頼する機会がありました。鈴木氏に相談する事により、左官材料の詳しい成分や情報などが明確になり、左官材に対する理解が深まりました。いつも設計の段階から鈴木氏に相談し、左官材料を決めています。 原材料の産地や製造メーカー、珪藻土の混入の割合なども明確になりました。細骨材、スサ、混和材等も毎回検討し、サンプルを製作して確認してから、工事を進められるようになりました。 珪藻土のメーカーには、成分を明確に表示していない物など、信頼出来ない製品もあるので、注意する必要があります。
自然素材の塗壁は珪藻土に似た機能を持っていますので、珪藻土に限らなくても良いと思います。お客様のご要望や、必要と思われる内容に合った左官材料を使う事をおすすめします。私の経験でも多くの左官材料を使い分けてきました。 例えば水廻りでは水に強い漆喰を使います。薄い色なら顔料で着色する事も可能です。京壁を水廻りに使う時は、樹脂を入れて耐水性を上げる事もできます。 ある茶室の庭の一部は京都の深草砂利を入れた三和土(タタキ)にしました。一二三石は入っていませんが修学院離宮と同じです。
左官材料はデザイン的にも色々なアレンジができるので楽しむ事が出来ます。細骨材にする小石、スサ、色などを工夫すれば色々な表情が出て面白いです。
内壁の下塗りも含んだ1㎡当たりの材工金額で、4,000円から5,000円程度です。
メリットは汚れにくい、汚れても目立たない、補修できる、調湿効果や匂いを吸着する効果がある、などです。何よりも、質感などはクロスなどとは比較になりません。 デメリットは多少コストや施工期間が掛かる、などです。多くの面積を塗壁にするのではなく、一部分のみを塗壁にする事によりコストも時間も抑えられると思います。 工事全体で考えれば、大きな金額にはなりません。工事期間も通常より数日余分にかかる程度で済む事が多いです。
珪藻土クロスは材料に珪藻土が多少入っている程度で、機能的にも珪藻土とは、かけ離れていると思います。珪藻土は機能的にも優れていますが、左官で塗る程度の厚さが無いと機能も質感も劣ります。珪藻土クロスは表面に多少珪藻土が入っている程度ですので、あくまでクロスと考えた方が良いです。
珪藻土が入った材料を、ご自分で塗って頂く事も可能です。支援もしますし、施工会社からコテ以外の道具は貸してもらえます。コテは安い物をご自分で用意して頂くのが良いです。プロが塗る左官材料と同じ成分にすると、塗りにくいので、成分をかえた方が良いです。
珪藻土に限らず、左官材料を良く知っていますので、ご要望に合った、左官材や使い方を提案できます。また、その内容がどの様な物か、ご説明できますので安心して使って頂けます。何が含まれているのか、良くわからない様な製品ではありません。
強い構造にするために、1階は頑丈な壁式構造のRC造とし、上には軽い木造が載る混構造を採用しました。連続した和室とDKで26帖の空間を確保、20帖近いルーフバルコニー、木造の小屋裏を活かした高い天井とロフト、RC造で防音を確保した音楽室など、
現在は3階が寝室ですが、老後は1階が寝室になる予定です。壁面緑化も計画しています。自然素材をふんだんに取り入れ、コストダウンのために左官仕上げの壁はご自分たちで塗られました。小さな中庭の上は光が通るグレーチングのバルコニーになっています。
段差をなくし、床下暖房で温度差をなくし寝室からサニタリーに直行できるプランになっており、老後も快適に過ごせるバリアフリー仕様です。南側バス通りの視線と音をさえぎりながらも、光と緑をふんだんに取り込みました。
「建築家紹介サービス」でご紹介して頂いたお客様(No1486)のお家です。
木造2階建
今回投資目的で購入を予定している土地にアパートないしマンションを建築したいと考えています。場所は両国駅から10分になりまして、敷地は41坪、建蔽率80%・容積率300%、防火地域になります。角地で接道には問題ありません。3階建てを予定していまして、各階2LDKを1戸と1Rを1戸か2戸の計6~9戸を希望しています。木造耐火、鉄骨、RCいずれでも構いません。仕様は通常レベルで考えています。予算としては、土地を除き諸経費・ローン手数料等全て合わせて6000万円まででお願いしたいと思っていますが、実現は難しいでしょうか?昨今の建築費高騰は認識していますが、何とか予算内でできないものかと思い、今回投稿させていただきました。よろしくお願い申し上げます。 建築家の所在地について:建築家の所在地にはこだわらない
プランが固まり、1回目のプレゼンテーションを
建て主さまへおこなう場合、私の事務所では1/100
スケールの模型を製作してお見せします。
この模型と図面、CGの3点を用いて建て主様に対して
プランの説明をおこないます。
1/100スケールの模型では、必ず隣地の建物も作ります。
もし隣地が駐車場などの空き地や宅地分譲地でまだ更地の
場合でも方位、建蔽率、容積率などを参考に想定して建物
ボリュームを作ります。
その理由は、建物自体のボリュームイメージや高さをはじめ
周りからの見え方、逆に周りから建物がどう見えるかがよく
わかるからです。
この模型を参考に開口部(窓)の位置や大きさのチェック
もおこない、この基本設計が固まると次のステップである
実施設計へと進みます。
急斜面に建つ住宅の設計です。
最初に、設計の仕事をしている知人に土地を見て貰いました。「なかなかこの仕事を請ける工務店はないんじゃないか」と言われました。次にハウジングセンターを尋ね、大手ハウスメーカーの営業の方にも見て頂きました。「うちではちょっと無理ですね」と言われました。その次に、別のハウスメーカーにも相談に行きました。そこではかなり親身に話を聞いて頂いたのですが、見積もり金額が全く予算と合いませんでした。かなり意気消沈しながらも、諦めずにネットで「傾斜地、設計」などで検索を続け、ガランドウさんのことを知りました。
サイトを隅々まで拝見し、多くの傾斜地住宅を手がけられた実績もさることながら、「あきらめかけていた建替え、先に進まない新築計画など、親身に相談の上解決していきます。」という一文に非常に勇気づけられ、ご相談させて頂くことに決めました。ちょうど2年前の夏のことです。早速信太先生にアポイントを頂き、その日のうちに土地にご案内しました。先生も土地を見るなりさすがに少し困ったような顔をされましたが、「でも素晴らしい景色ですね」と仰って下さいました。この土地を見て、そのように褒めてくれたのはガランドウだけだったので、本当に嬉しかったです。
がけ地になると建築可能になるまでのステップは並大抵ではありません。構造計算をもち各機関へ説明をするスキルとすべてをそぎ落として風景と対話のできるデザインをしました。
「デザイン」と「機能性」と「予算」のバランスの取り方が上手な点です。世にデザイナーズ住宅はたくさんありますが、驚くような建築費がかかっていたり、デザイン性を優先するあまり機能面で残念な事になっていたりする住宅も多いようです。ガランドウの皆さんは、色々な知恵で「費用をかけずにスタイリッシュに仕上げる工夫」や「どこをデザイン重視にして、どこを機能重視にすれば満足度が高いか」を一緒に考えて下さいました。
階段室からも風景が見える。
ホワイト鏡面タイルのリビングは展望台のような景観
チェッカープレートの階段
ブラックの畳と間接照明
屋上へ駐車場をとり道路からアプローチ
眺めのいい隠れ家。緑の中にひっそりと渋くたたずむ住宅です。あらゆる空間で光と戯れるような演出をしています。
傾斜地ということで2階から1階へ降りる景色のよう間取りにしました。
翠松園の景色の見える傾斜地への建築、構造的な検討と介護のできる間取りを両立しました。
緑に包まれているかのような空間は宙に浮いた森の中の家を感じさせます。杉の幅広フローリングです。
グレーチング階段を下りると和をモダンにアレンジした土間空間が取られています。
格子や高窓で時間によって表情を変えるように考えられた光と交わる空間です。格子は引き戸で窓から介護可能にしました。
部屋の前にウッドデッキを取り付けることで、外部とスムーズに繋がり、視覚的にも動線的にも広がりをつくり出し、四季折々の自然を感じ、くつろぎのアウトドアリビングが生まれます。ウッドデッキについて遠藤浩建築設計事務所 遠藤浩さんに伺いました。
木製の板をスノコ状に並べ、平らな床面をつくり、室内でも外部の地面でもない中間的な用途で利用するためのプラットフォームのことを言うと思います。 気軽に部屋から外に出られ、外部の風を感じ、陽の光を浴び、木々などを眺めながら自然に親しむ空間をつくり出します。 室内と床のレベルを合わせ、よりスムーズに繋がるように一体感を演出したり、オーニングやテントを設置して、陽射しや外部の視線をコントロールしてみたり、サンルームのようにガラスで囲い、全天候型の半外部空間とするのも、更にいろいろな用途が広がって面白いでしょう。 天気の良い日には、みんなでカフェテラスのようにお茶を飲んだり食事をしたり 、ビヤガーデンや夕涼みも良いと思います。お子さんをのびのび遊ばせる場になったり、室内犬が散歩するスペースになったり、用途はさまざま、考えるだけでもワクワクするのではないでしょうか。 更に、見た目も優しい木の風合いや裸足で踏みしめる心地良さ、外気温に左右されにくい木の性質を生かして、内と外の間に安らぎの空間がつくれることでしょう。
車椅子生活を想定する住宅の場合、車椅子を床のレベルまで(50cm前後)上げるスロープが必要になってくるわけです。日本の住宅事情を考えると、玄関廻りにゆとりがなく難かしいことが良くあります。 それなら、比較的玄関廻りよりもゆとりを取ることが多い庭先で対応できないか考えました。庭が広がるリビングの前は、テラスを設けて楽しい空間を演出したりします。 そこにリビングと同レベルの床のウッドデッキを設け、さらにスペースを確保しやすいところを見つけて、緩やかなスロープを取り付けると、楽に室内に出入出来るようになるわけです。そんなことを設計したのがきっかけで、やってみることが多くなりました。 因みに、場所を取らない段差解消機という電動で上下するリフトを使う方法もありますが、操作の面で、お年寄りには、ちょっとハードルが高いので、介護者付きで使われる時にはやむを得ず設置することもあります。
部屋の前にウッドデッキを取り付けることで、外部とスムーズに繋がり、視覚的にも動線的にも広がりをつくり出し、四季折々の自然を感じ、くつろぎのアウトドアリビングが生まれるわけです。裸足のまま外に出られ、ゴロンと寝ころんでみたり、物思いに耽って見たり、みんなで楽しくBBQをするのもいいものです。メリットは、とてもあると思います。ただ、使う材料によって、メンテナンス上、メリット、デメリットになる場合があります。 今は、耐候性の良い木材が輸入されていますので、長く使えるものがいろいろありますが、硬い木なので、加工がとても大変です。値段も高いです。それは、デメリットかもしれません。 また、耐候性の良い木材が日本に入って来るまでは、比較的湿気に強いヒノキやマツなどが使われ、縁側やウッドデッキは、外部で木を使う以上、古くなって傷んで来たら取り替える前提で設置されて来ました。それらは、加工性が良いので、修理しては塗装し、こまめなメンテナスをしながら、使う選択肢もあります。メンテナンスに手間がかかるという意味では、デメリットかもしれません。
材料や大きさによっても随分と変わってきますが、定期的にメンテナンスを行い、いずれ取り替るお考えであれば、安く抑えられますし、20年30年メンテナンスフリーにされたいということでしたら、大きい面積ですと材料費、工事費で100万円以上になることもあります。
イペ、ウリンのような耐候性のある木材でしたら、塗らなくても大丈夫ですが、木は、紫外線の影響で黒っぽいグレー色に褪せてきます。それを気にされる方は、少し退色してきたら塗装して、色褪せのない木の色を楽しんでいただくのが良いと思います。ヒノキやマツ、スギ、ウエスタンレッドシダーなどを使う場合には、2、3年に1回は、塗装した方が長持ちすると思います。 塗料は、外部木材用塗料で、キシラデコール(日本エンバイロケミカルズ)やワンコートオンリー(オスモカラー)などです。キシラの方がホームセンターで比較的手に入りやすいかもしれません。
ホウキやブラシで、時々ウッドデッキに付着した砂や土を取ることをお薦めします。それをしないと、雨が降ったあとの木の乾燥を妨げるだけでなく、砂や土の中にいる不朽菌が木を腐らせる原因になってしまいます。 また、植木鉢やプランターをウッドデッキの上に置いて緑を楽しんだりする方もいらっしゃいますが、接地面の湿気がデッキ材を傷める原因になりやすいので、ときどき、移動させるか、下駄を履かせ湿気を逃がすような対策を取った方が良いでしょう。 塗装は、イペ、ウリンのような耐候性のある木材は、塗装しなくても30年くらいは持つと言われています。それに比べて、ヒノキ、マツ、スギ、ウエスタンレッドシダー等は、2、3年に1回くらいは塗装を施し、メンテナンスするのが長持ちさせる秘訣です。
耐候性のあるものは、南米アマゾン産のイペやインドネシア、マレーシア産のウリンやセランガンバツ、ある程度時期が来たら取替えをすることを前提で、ヒノキやマツ、スギなどを使いコストを抑える場合もあります。 樹脂と木粉を混ぜ合わせ、押出し成型した樹脂木材というものも、腐らず、退色せず、半永久的に長持ちするので使います。イペやウリンを上回る耐候性があるわけですが、ものによっては、夏の陽射しの強い日には、高温になりますので、素足の場合、火傷の危険性がありますので注意が必要です。 また、デッキ材を支える束や大引、根太を廃タイヤを溶かして固めたプラスチック角材を使ってコスト抑えたりもします。
ウッドデッキの構造は簡単ですので、作り方は、ネットや雑誌でも紹介されていますし、DYIがお好きな方は、比較的簡単に出来るのではないでしょうか。樹種の選定、入手方法や作るコツのようなことは、実際、時々聞かれますので、その都度アドバイスさせていただいております。
ただリビングの前には、ウッドデッキを設置するというような、単純な扱い方ではなく、車椅子で家を出入りするための装置であったり、二世帯住宅の親、子、孫、みんながコミュニケーションを取りやすい場の提供であったり、部屋に囲まれた中庭につくる屋根のないもう一つの部屋だったり、もうひと捻りふた捻り工夫を施しながら、さらに豊かな空間づくりを提案しております。
建具を全て障子にすることで、室内に柔らかい雰囲気を創りました。外観は、瓦を載せたいという要望から和のテイストになりました。道路から2M近く上がった敷地にご夫婦2人だけの平屋建てを作りました。
お施主さんの要望は 落ち着いたタタズマイ(和のテイスト)で頑丈な家であることでした。そこで この家は丸太を使うこと積極的に考えました。
海から100mの敷地に建つこの家は、抜群の展望です。
1階、親世帯(夫婦)、2階、子世帯(夫婦+子供2人)の完全分離の二世帯住宅。
バルコニーの南側隣地にズラリと並ぶ2階建ての家・家・家・・・。この家々をかわし 東西に細長い敷地に “如何にして1階まで 日の光を入れるか?”がこの家の最大のテーマでした。
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お仕事を依頼した建築家: 川島建築事務所...
「こちらの建物ですが、建築家の方のご指摘があり通り調べた所、第一種低層住居専用地域のため高さ制限がある地域でした。そのことをすっかり忘れてしまっていました。...
傾斜地で変形の土地を気に入ってしまって、ハウスメーカー、工務店さんいくつか相談いきましたが、造成費が高くつくのでやめておいた方がいいとの回答でした。しかしとても気に入ってしまったので、...