●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
南側隣地の地盤の方が高く、工事着手前であった南隣の住宅もこの家の敷地に接近して建てられることが予想された。
一般的には南側に庭を設けることが多いが、良好な眺望を得るためにも、この家では建物のボリュームは南に寄せ、北側に庭・駐車スペースを配置し、大きな開口を設けた。
最大限の駐車スペースを確保するため周囲の建物と同様に1階部分は東西南北のグリッドに沿って矩形の外形とした。
そのうえで真北方向から西へ25°振った斜めの軸を設定し、2階では北西に広がる眺望が得られるようにした。
1Fは真北方向に置いた大好きな車、2Fは北西方向の大阪湾のパノラマが眺められる。