●間口3mの旗竿敷地に計画された地下1階地上2階の住宅建築●遮熱塗料塗りの真っ白な外観とコンクリート打放し+シナベニヤの内観●屋上は60cmの土を断熱材とした芝生敷きの屋上緑化●地下は躯体防水コンプラストコンクリートを使い打放しで勝負!
※写真:小林達実
間口3mの旗竿敷地のため計画が難しい…敷地を有効活用したい!
十数年培ったコンクリートに対する熱意を聞いて…コンクリートの監理を任せたいと思ったところが決め手
施工が難しい…地下を造りたいので施工する上でも工夫されたプランを造ってもらいたいコンクリート躯体で勝負した!
私たちの要望を細かく噛み砕きながら…この敷地に最高の建築を造ってもらえました!
間口3mの敷地のアプローチ
防音性能を兼ね備えた地下のホールドライエリアから光と風を取り込む
屋上までのエレベーター畑もできる…60cmの土を断熱材として利用
美しい夕景の空に映える真っ白な建築
2階事務所外壁に遮熱断熱塗料を塗り…内部はコンクリート打放し仕上と木と石
エントランスホール六面コンクリート打放し!
LDK、寝室とバリアフリーでつながる洗面室
和室からLDK木、コンクリート
ステンレスキッチン
トイレ木の雰囲気を!
昭和30年代に建てられた木造2階建ての住宅の改修です。元々、和室とリビングであった二つの部屋を一つの部屋にした居間です。天井は当時のまま、柱も化粧せずあえて埋木でシンプルに、また建築当時から使われている木製建具を利活用することで、これまでの生活の記憶といったものを随所に織り込みました。
予算と耐震補強について、特に関心を持たれておられました。
生活の記憶を大切に設計に活かそうとする姿勢、と伺っています。
昭和34年に建てられた木造2階建ての住宅の改修です。我々建築家は新しい建物をつくることはできますが、時間を経た空間をつくることはできません。この住宅の改修にあたり、既存の建物に敬意を払い、丁寧に読み解くことを意識しました。生活を刻み、時を経てきた住宅の空気感をいかに残していくか、をテーマに様々なしつらえを試みました。丁寧にヒアリングを行いこの家屋で過ごされた時間を追体験し、残すもの/残さないものを、観念的な歴史的なるものから、具体的な部位や素材、大きな事柄から細部に至るまで、吟味し一貫した計画を心がけました。その姿勢は、建具の再利用や枠の見せ方、床材など様々な様相を孕んだものとなりました。
予算と耐震補強について、特に関心を持たれておられましたが、それに対し、予算についてはローコスト化の観点から室内からの全面リフォームとし、耐震補強も室内からの工事としました。また耐震補強工事の自治体の補助金の獲得も設計に合わせ一貫して行うなどの工夫をしました。また空間については、「想像していた以上にしっくりとくる場所で、ここで過ごした記憶がよみがえり、新しい生活スタイルにもあっていて、建替えでなく改修にして本当に良かった」とおっしゃっていただきました。
連続する障子と座敷からみる丸窓のしつらえ
元々、和室と洋間のリビングであった二部屋を一部屋としました。障子は既存のものと新しく新調したものとが並んでいます。一部天井は当時のままです。
2階の和室。痛んでいた天井を外して小屋組を現して広々とした空間としました。
元々の建物に使われていた寄木を丁寧に取り、補強して再利用しました。趣きのある空間となりました。
柱の埋木の詳細。柱の傷もあえて化粧を施さずシンプルに埋木で処理をしました。柱の細さが際立ち空間を凛とした表情に仕立ててくれています。
至る所に、建設当時から使われてた木製建具などを利活用し、空間に趣きを与えています。
レトロな照明器具。大正時代の江戸切子の照明器具を探してきて取付けました。工業製品でない手あかが残るこのような照明器具は空間に潤いを与えてくれます。
2階和室の現しにした小屋組
廻りを建物に囲まれる立地…最大限日光を取り込めるように計画した…真っ白…ガルバリウム…玄昌石…シナベニヤの天井・壁…コルクの床…ホームエレベータ…坪庭…アイテムは極力シンプルにシンプルに…
介護が必要なお父さんのためにバリアフリー、ホームエレベーターを考慮
色々と話を聞いてくれる姿勢
隣に14階建てマンション建設が決まっていたので…それを感じさせないプラン2階にリビング等のメインスペースを持ってくることで光をたっぷり取り込んだ室内は全てコルクの床、木の壁・天井でまとめ気持ち良い空間を考えたホームエレベーター、床暖房を設置
丁寧な設計をして頂き感謝しております。コンパクトで無駄のない動線の中…日々暮らしを楽しんでおります!
ガルバリム鋼板の外壁
お母さんの思い出を壁に!
階段室にも光と風を!
南からたっぷりの光を!
コルクの床と木の壁と天井!
和室と一体となるLDK
トイレも清潔感あるように明るく!
キッチンカウンター
洗面脱衣室にも木の雰囲気を!
大きな玄関ドアを開けて…坪庭を見る…ホームエレベーターを使いやすい正面に!
建物の南側に並んだ居室群を眺める。
明るく開放的な家に住みたい。田舎に建てるので、都会的なイメージの建物に暮らしたい。
コミュニケーションが取りやすいこと。
茨城県北部の山あいに建つ、鉄骨造平屋建ての専用住宅。建物を広大なランドスケープの延長と位置づけ、室内外を1枚の外壁で単純に仕切ってしまうのではなく、外部のテラス空間や周囲の自然の景観を室内へと一体的に取り込みました。建物の向こうまで見通せるトンネル状の玄関は、この住宅のエクストラスペースでもあり、子どもの成長にともなうスペースの増減に対応できるようになっています。
福岡⇔茨城という距離にもかかわらず、毎週泊り込みできちんと現場の監理をしていただき、また最後までコスト管理も含めてこちらの希望に沿うような形で完成にまでこぎつけられたことに満足しています。構造もしっかりと設計していただいたため、東日本大地震を経た今となってもヒビ一つ入っておらず、これからも長く使い続けていきたいと考えています。
広い敷地のなかに、さまざまな形状のボックスが配置されている。
ボックスの間に挟まれた、屋外のテラス。
トンネル状の玄関。
見通しのよい廊下。
開放的なキッチン。
和室から、テラス越しにリビングと寝室を眺める。
周囲の風景が流れ込んでくるリビング。
リビングからダイニングを眺める。
外の風景を楽しむことができるバスルーム。
南側から眺めた建物の夜景。
ファサード
事務所として使用されていた物件を、美容室へコンバージョンしてほしい。殺風景な感じがするので、暖かみがあり老若男女、気軽に訪れてくれるお店をデザインしてほしいとご要望ありました。
事務所として使用されていた物件を、美容室へコンバージョン。殺風景な感じがするので、暖かみがあり老若男女、気軽に訪れてくれるようデザインされたお店です。
工事前の写真
■ 行灯照明階段ダイニング、リビングから2階につながる階段に照明を組み込み、足元を照らすと同時に階段室全体を柔らかな光で包み込む。またこの階段は、家具として制作し階段下は、玄関から使いやすいように収納として機能している。
敷地は金沢市南部に位置し有松しじま線から一本奥に入った閑静な住宅地にある。周辺には小学校や公園があり子供たちのにぎやかな声が聞こえてきそうな雰囲気がある。40坪の南西角地の敷地(容積率80%)に家族4人が住み、来客を迎えるスペースを確保するには極めて条件が厳しい。諸条件を整理しながら狭小ながらも心豊かになる生活空間ができるかを試みた。[条件の整理]①明治築の祖父の家で使われていた100年近く経つ無双戸を再利用する。②限られた床面積(32坪)の中で豊かな空間を構成する。③シンプルでありながら特徴を持った外観デザインとする。
自邸であるため、ゆたかな住空間とはなにか をテーマに実験的な部分を含め設計した。
■ ゆたかな空間構成玄関前には格子と吹抜によってできたアプローチ空間があり、住む人、訪れる人を心地よく迎えてくれる。床面積32坪の小さな空間を広く見せるためにダイニングとリビング、和室の床はレベル差-600とし階段の踊場+2600レベルにパソコンルーム、更に+1000レベルに寝室、子供室を設けている。寝室、子供室には多目的に利用できるロフトがある。部屋にレベル差を付けることで視覚的な変化と上下移動の変化によって空間に広がりを与えている。
■特徴をもった外観デザイン 無双戸を印象づけるために格子をキーワードとした外観デザインとしている。 アプローチ空間を包む西面格子は断面形状を台形とし西日や視線を和らげる効果が得られる。 この台形格子は金沢の東山のキムスコをモチーフにしている。南面格子は断面25×50の長方形断面で 内側のベランダの洗濯物干しの目隠しや日中の日差しを調整する。また内部からの光をやわらかく 外部に発光させている。
■ 思い出の無双戸私が大学生のころ明治築の祖父の家が名鉄羽島線の線路拡幅のために取り壊された。祖父の家には座敷を仕切る間仕切として使われていた無双戸があった。(無双戸は縦桟を開閉することで換気できる仕組みになっている。昔の職人の技術に感心させられる。)祖父の家に泊まる時はいつものように子供たちは早く寝かされ無双戸を介して大人たちの話し声が聞こえる。無双戸から座敷の光が柔らかくもれるている様子は子供ながらにその印象が脳裏に焼き付いている。その思いから解体時にはこの無双戸を保管してもらい、いつか利用できればと考えていた。17年ぶりに見る無双戸は痛みも少なく、新たな家の小さな和室とリビングの間の間仕切に活用できた。建物の雰囲気は当時とは異なるが自分の子供たちにも私が体験した思いを感じとってもらえたら幸いである。
リビング無双戸を開放(引き込み)したところ。奥には、タタミ部屋がある。
南西に大きく開けた開口部
土壁の家伝統工法で建てる新建材を使わない。24時間換気扇も要らない。
石場建て工法なので床下が解放されていて、防蟻剤不要。真壁で、不都合な箇所の発見が早く、長持ちする家。
土、藁、地元の木、紙で構成されていて、役目が終われば土に戻るか煙になる建材で構成されている。新建材が全くない。
最近の高気密・高断熱と全く違う。蓄熱性能でほんわかした温かみがある。夏は深い軒と内装が全て吸湿材と風通しでエアコンは要らない。
キッチンは大工さんと建具屋さんでつくったもの。システムキッチンより安い。
石場建て工法で基礎石に乗っているだけの建物
南から入った風は北の掃出し窓から出ていく。3畳の和室だが、階段の下部を畳敷きにしたので畳の部屋は狭く感じない
縁側に座ると家の中にいるのか、外にいるのか迷ってしまう感覚になる。
床下は開放的。白蟻が来てもすぐわかる。
古材を使った玄関
家の中から外を見る
小さな床の間と仏壇。
南のフルオープンサッシュから入る風は北の窓から出ていきます。家の中と外の一体化を図りました。
新建材は極力使いたくない。居間と寝室と子供室を一体化させたい。装飾を避けたい。
厨房セット、洗面台、浴室、家具等を大工の手による設計。
内装は全て吸湿材で、風通しを良くし、エアコンをできるだけ使わないでよい家です。
「既製品の機種を選択するのではなく、ひとつひとつ決めていくのはしんどかったが楽しくもあった。唯一無二の家になった」と喜んでおられた。
目線は家の中から外部へと自然に流れます
作り込んだ浴室です。
テラスからリビング越しに北側に広がる田園風景を眺める
棚田の一部となるような住宅です。建主様は代々この場所に住まわれている農家であり、長年自然と向き合いながら生活をしていました。もともと光と風と水を作物に供給するシステムであった棚田を人が生活する場に転用しています。周囲の棚田と同じ既存の石を内外に使う事で、風景そのものに住む感覚をつくりだしています。建物を特徴付けている石は、工事中この敷地から発生したものを使い、新たに持ち込む事も持ち出す事もありませんでした。
棚田の一部となる建物
棚田の石積みがインテリアとなっています。
リビングダイニング夜景
中庭からは空の青と山の緑だけが切り取られます
広島市郊外に建つ2世帯住宅です。
建主様は庭のスペースを確保することをご希望されていましたが、周囲を2階建て住宅に囲まれていたので、庭も部屋の一部になるような中庭型住宅として提案しました。また、小さなお子様や高齢者がいらっしゃるので、平屋建ての完全バリアフリーとしています。
広島市内のような比較的温暖な地域に建つ住宅の場合、積極的に自然環境を受け入れる事を基本に快適性を考えるほうが合理的だと思っています。全ての部屋を高気密高断熱仕様とするのではなく、快適性を求められる場所とそうでない場所のメリハリをつけることで、コストバランスを取っています。
建物前面の袋小路は地域の中庭として井戸端会議の場所となっているので、外壁を木ルーバーにすることで柔らかな印象を与えています。
中庭も部屋の一部のように使われています。
庇による日射のコントロールを行い、夏は日射を遮り、冬は床面を直接暖める計画としています。
家作りに役立つ情報をお送りします。ぜひご登録ください。
この度は、建築家依頼サービスを利用させて頂きありがとうございました。お蔭様で多数の方からご連絡を頂きました。 弊社近くの建築家様がいらっしゃったので、...
契約した建築家名・事務所名を教えて下さい (有)米戸建築工房...
この度は大変お世話になり、ありがとうございました、おかげさまで、2社と取引をする事が出来ました。今後も各方面で支店開設の折にはお世話になりたいと考えておりますので...