山梨県甲府市 介護保険の短期入所施設20室 平屋 予算12、000万円以内
上棟が終わって、家の大きさが見えてくると面白い現象があらわれます。とても大きな敷地ですと、関係ないんですが、私が依頼されるのは狭小敷地が多く、設計の段階で、ほとんどすべての方が、更地の敷地状態ですと「ここに本当に図面どおりの建物がはいるんですか?」と疑問をもたれていたのが、上棟後「本当に入りましたね。」と感想を述べられます。それは、「信用されていなかったんじゃないの。」と言われると身も蓋もないですが、その表情を見るのも楽しみです。さて、これから眼を離せないと書きましたが、上棟時は仮組みですので、柱と土台、梁などがきちんと固定していないんですね。今みたいにプレカット工場で加工してくるようになる以前は、大工がきざみをきちんとやって、接合部も継ぎ手、仕口などでやっていましたので、上棟時にはがっちりと組まれていたのですが今は、さまざまな金物で補強をしなければならなくなったのですよ。
瑕疵保証の検査員もやっていますので、こういうチェックも仕事の内ですけれど、大工も大変、設計士も大変、で結構まちがえてしまい、私のような瑕疵保証の検査員にチェックされ、駄目だしされてしまうのですよ。
仕事なので、ごめんなさいね大工さん。自分の設計の場合は他の人にチェックされて、内心「この検査員厳しくない」なんて思っていたりします。
将来に備えてバリアフリーの平屋住宅を建てたいという方が増えています。平屋住宅について岩田建築アトリエ 岩田 和哉さんに伺いました。
独立した当初から平屋を手がけてみたいという思いはあり、機会があれば平屋を提案していたのですが、なかなか実現には至りませんでした。 そんな中、建築家紹介センターを介して知り合ったクライアントから平屋の希望があり実現したのがきっかけです。
メリットとしては、2階との位置関係が発生しない為、平面構成の自由度が高い点や、木造ではよく問題になります2階の音の問題が無いという点かと思います。また、建物自体の高さを抑える事ができるので、街並みに威圧感を与えることもなく溶けこむような雰囲気が生まれます。 デメリットとしては、後にコメントしますが、コストの面かと思います。
「平屋は最高の贅沢。」という言葉をよく耳にはしますが、全てのクライアントにとって必ずしも平屋がベストとは限りませんので、よくクライアントの要望や生活スタイルを聞いた上で、平屋という選択が良いかどうかを判断するように心がけています。
各部屋(空間)の構成をバランス良く配置しないと、空間と空間を繋ぐだけの為の廊下が多くなり、床面積が増えすぎてしまうので、その点を注意します。
同規模の2階建ての住宅と比べると、建築面積が2倍近くなり、屋根とそれに伴う断熱材や基礎の量が増えていきますので、やはり割高な感じがすると思います。
平屋を実現する為には、敷地の条件や予算の条件など、色々な条件をクリアする必要がありますが、平面や空間の構成を工夫する事により条件をクリアする道筋が見えてくることがあります。 最初から諦めずに、実現する可能性を信じて模索することをお勧めします。
当初は防犯と通風を兼ね備えた格子戸を提案したのですが、実際に完成した格子戸に閉じられた空間を体感したところ、想像以上に気持ちが良く、室内にも安定した光を取り込むことができました。クライアントにもご好評いただく事ができました。 ただ、インナーデッキの奥行きをよく検討しないと、室内への光の入りが不足する可能性がありますので、その点はよく検討する必要があります。 インナーデッキ (左)閉鎖時 (右)開放時
建物南面のデッキを、プライバシー・防犯・通風の役目を果たす格子戸を設けることにより、夏の夜に窓を開けたまま寝ることを可能にしました。また、格子の効果は日中、外からの視線を遮るだけでなく、部屋の中に安定した光を採り入れる事も可能にしています。
ご夫婦による、おふたりさまの住まいです。ひとつのワンルームのような空間の中に、気兼ねなく過ごせるような居場所を点在させています。
コの字の建物配置の中に囲まれた広々としたデッキスペースと、各部屋が繋がれたゆったりとした平屋の住宅です。ご主人が車いす常用者のため、廊下も一般的な幅より広く、段差も抑えたバリアフリーとなっています。
建物の性能としては、かなり厚めのグラスウール充填断熱にフィルムを丁寧に施工して建物性能を上げ、第1種換気をによる空気の循環を行う事で、リビングのエアコン1台で建物全体を温めたり冷やしたりしています。
シンプルに考え、シンプルにつくる。という事を表現しています。
イベントホール・精細LED大型スクリーン
精細な大型LEDスクリーンをステージ背面に設置して、演者の表情をライブで表示する。また、リアルタイムで文字情報も表示可能で様々な用途展開が可能である。イベント中に流れる映像と演者のコラボレーションはイベント空間の演出に効果的である。
近隣商業地域に建つライブハウス
イベント時に音が漏れるのを心配されたが、施主の思い通り完璧に遮音できた。
音処理のノウハウ
近隣の住宅地に音が漏れるのを心配されたが、オリジナルの音処理で解決し満足して頂いた。
デッキスペース
豊かな自然環境の中に建つ別荘。ライブやデッドな音を自由に可変可能な音楽スタジオを併設する。
数週間ほど前、韓国の新築マンションが大きく傾き取り壊しを行うといったニュースや、北朝鮮でのマンション倒壊といったニュースがありました。隣国の事と思っていたら、今度は横浜のマンションで不同沈下により傾いたマンションのニュース。
これは2003年に分譲されたもののようですが、大手のディベロッバーが販売、大手ゼネコンによる設計・施工物件との事。原因は調査中のようですが、基本的には施工した杭に支持層まで届いていなかった部分があった為のようです。
この2月には南青山の高級マンションにおいて構造上の欠陥が見つかり、取り壊しを行うというニュースがありました。これも業界最大手といって良い不動産会社とゼネコンによるもの。
前者は社会問題になった姉歯事件よりも前の物件で、後者は最近のものという時期の違いはありますが、いずれも施工上のミスである面では共通するものです。姉歯事件のように安く造ることで利益を上げるという悪意のあるものではありませんが、結果としてユーザーに損害を与えるという面では同じ事です。
あくまで推察ではありますが、前者は専門工事ということもあり、ゼネコンが杭業者に管理を含めてほとんどおまかせで杭の施工を行ったもの、後者は設備工事を含めた総合的な監理が行われていなかったか機能をしていなかった為のものと思われるものです。
人員や人材不足に起因するものでもあるかと思いますが、現場の技量の低下、監理体制の不整備が招いたミスと考えられるものです。
また、大手だから安心ということは昨今では通用しないものになってきたようにも思います。
大量生産・大量消費という時代から、より高いクオリティが求められる時代に以降しつつある今日であれば尚更のこと、このようなミスを防ぐことは当然の事。
その為には施工会社の工事管理者の人材・人員確保は当然ですが、第3者的視点による監理が行われるような「しっかりとした監理体制の必要性」をあらためて感じさせるものです。
住宅密集地の三階建てのため、リビングを2階に設けました。バルコニーの手すりを高くすることで外部からの視線を遮っています。畳の小上がりは掘り炬燵にし、熱源に床暖房を採用。下部は収納になっています。
奥様がお着物をされているので、着物や着付人形の収納をご希望でした。リビングには畳の小上がり、ご主人の書斎、子供室など。
所員と奥様が同じ着物教室に通っていた事がご縁でご相談頂きました。過去の設計事例を何軒かご覧頂いたり、1年近く土地探しをお手伝いした事で決めて頂いたようです。
密集地の3階建のため、明かり床を設けて下階まで光が届くようにしました。2階リビングに小上がりを設けるため、1階の階高を押さえて2階を高くしています。
床・柱・梁は柿渋ペイントで古色を付けました。
外壁・屋根ともに黒色の渋い外観です。
玄関には瓦のような風合いのタイルを敷きました。下足入は大工さんに作って貰ったものです。
玄関の脇の和室は白木のままです。客間として使う予定です。玄関側と部屋側と、障子がどちらも表になるよう建具屋さんが工夫して下さいました。
1階の水周り。床・壁とも杉板を貼りました。洗面化粧台はパインの集成材です。
2階 バルコニー洗濯物を干せるように大きな天窓を付けました。スノコを敷いてリビングからレベルを揃えているので部屋の中から見ると広々と感じられます。
2階 朝食は朝日の入るキッチンカウンターで頂きます。3階の天窓から光が届きます。
3階廊下 一部をポリカーボネートとし、2階に光が届くようにしました。こちらの廊下には物干し金物を設置し、物干し場としても活躍してるそうです。
3階主寝室勾配天井の明るい空間です。
逆側から見る左奥がご主人の書斎(2帖)、本棚の裏側に同じく2帖のクロゼットがあります。
3階 小学生のお嬢さんの部屋です。 こちらも白木のままとしました。
1階は大きな土間キッチン。50代のご夫婦がお友達とワイワイと料理と食事を楽しむための空間です。
50代のご夫婦が、母屋の隣に友人を呼んでワイワイ遊べる離れをご希望されていました。土間キッチンの隣には酔っぱらったお友達がそのまま泊まれる板間とシャワーブース。本が沢山あるので階段の壁一面を本棚にする事、母屋では手狭になった息子さんの部屋を2階に設ける事。
太陽光パネルを載せるために、南面への片流れ屋根にするなど、お客様の中で明確なイメージが出来ていました。
設計者が絵の教室に通っていた頃の友人の紹介でした。
離れという事で玄関はなく、入口の大きな開口を入るとすぐに土間キッチンのため寒さ対策は必須でした。ガスの床暖房と薪ストーブとで、1階は元より2階も暖房せずに過ごせているそうです。
一部に古い建具を採用したり、ご家族と設計者で壁を塗ったり、家づくりを楽めたと思います。
南側に大きな開口とバルコニー。入口の戸にガラリ(開閉できる)を設ける事で無人時の通風にも配慮しています。
小さな縁側とここだけ和風のお庭。
酔っぱらった人が泊まる板間。建具は京都の古建具屋さんで購入したもの。
薪ストーブと業務用のハイカロリーバーナー。お料理好きなご夫婦がダッチオーブンや中華料理など楽しんでおられます。
2階廊下。下の窓は薪ストーブのあるキッチン上部に、上の窓はロフトに通じています。暖かい空気が上がってくるのでぽかぽかです。
2階ロフト。煙突は二重になっているので触れてもじんわり暖かい程度。空港に着陸する飛行機を眺めつつ、ゴロゴロ本を読むための空間。
反対側をみる。
階段一面の本棚。階段に座って本を読むのもいいですね。
建物の名称:緑と住む家 敷地の周囲の状況:南に下っている傾斜地に建っており東側はマンションのヨウ壁と植栽に面しています。南西は道路に面しています。 間取りのポイント:南向き傾斜地のため南側の空がひらけており、眺望も良いです。東側の隣地ヨウ壁と植栽を借景にするためにも、東に中庭やバルコニーを設けています。小さな中庭の上は光が通るグレーチングのバルコニーになっています。 LDKの真ん中にあるバルコニーは隣のマンションの植栽に囲まれて、まるで専用のお庭の様です。1階中庭もヨウ壁に面していますので、他人の視線を感じる事もありません。傾斜地と曲がった道路、隣地などの敷地条件を利用する事により、都心にもかかわらず、プライバシーを確保しながら、広がった眺望と空と緑を取り込む事が出来ています。敷地の持つメリットを最大限利用した設計になっています。 1階は床下暖房、2階は床暖房、最高ランクの外貼り断熱仕様としていますが、ローコストも同時に実現しています。「建築家紹介サービス」でご紹介して頂いたお客様です。 http://kentikusi.jp/dr/syokai/1061/jyokyo
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