●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
この住宅は「GarageHouse」という名前の通り、ガレージと家が一体となった住宅です。
車を愛するご夫婦が愛車(旧車)と共に暮らす為に、3人の男の子達の為に住宅の新築を考えられました。
敷地は熊本市帯山の住宅密集地にあり、西側が道路に面しています。また前面道路は、この住宅の前で袋小路(行き止り)になっているという場所です。
配置計画としては、毎日愛車を見ながら感じながら生活ができるように、ガレージとリビング・ダイニング、また玄関が密接に関係するようなプランニングとしています。袋小路であるため、車庫入れの具合が大変難しく、再三模型を作ったり実際に車を出し入れしたりして、配置を決定しています。またプライバシーと西日の遮断を考慮し、道路側は出入り口以外はほとんど開口部を作っていません。したがってガレージ入口のオーバースライダーがより目立って、まさしくGarageHouseの名にふさわしい外観になっています。
内部空間としては、1階にあるリビング、ダイニング、寝室の天井高を各々変えることで空間の変化を感じられるように、また透明感のある階段を作ることで視線や光の広がりを感じられるようにしています。
その他、玄関から直接お風呂へ行けたりや子供部屋の壁が黒板だったり、2階から1階へ消防隊のように下りられるパイプがあったり、2階廊下の床がガラスになっていてガレージが覗けたり、オーダーメイドのキッチンがあったり、いろいろ楽しい仕掛けがいっぱいの住宅です。
この家で暮らすことで、これから幸せな生活をおくってもらいたいと願っています。