銀座グリーンリーブス
中心の中庭
敷地は、目白通りから北に150m程入った閑静な住宅街に位置する。敷地の南側と北側は幅員6mの指定道路に接しているので新築を計画する場合、セットバックによって現況の敷地は大幅に削られてしまう事になる。このような厳しい狭さの中に、施主からは3戸の賃貸集合住宅が求められた。従来通りのやり方で敷地を平面的に分割し、各住戸をゾーイングしても、住戸プラン・日照条件などの賃貸価値に、どうしても差が生まれてしまう。また狭い敷地の中で各住戸がその居場所を主張し合っても貧しい空間になるだけである。そこで、各住戸が敷地全体を自分のものとして共有できるような関係を作り出す事を考えた。この建物は、3住戸が中庭を中心に共有しながら、3重螺旋状に取り囲む様に集合している。この構成成立させるため、構造は中庭側に300mm、3層分のRCコアを建て、そこから床スラブを跳ね出し、その先端では鉛直力のみを支えるφ=114.3の鉄骨柱を配置した。このような構造体にすることで、外周部分では荷重を全く負担する事なく、自由な開口を設けるとができ、周辺環境に対して「開く/閉じる」のパラメーターを自由に設定できる様にした。中庭は各住戸間に共存の意識を仕掛ける格好の場所となった。この中庭を利用して、3住戸が共に生活する事を少しでも楽しんでもらえれば嬉しく思う。
里帰りしている実家の庭には、手入れもしていないのに今年も水仙がたくさん開き出している。家のあちこちに生けてみると、水仙のいい香りが、スンと漂う。こんなふうに寒いお外をちょっと部屋に取り込んで思う。「お庭って、いいな。」 ◇ ◇ ◇ 今日の建ものは「意外な所に庭のある11坪の家」。 http://www.tv-asahi.co.jp/tatemono/backnumber/#!/2013/45 建築家のご主人から、奥様へのプレゼントのようなお家だった。 ◇ ◇ ◇ 施主は妻、設計者は夫。 「施主の要望はなかなかにたっぷり。」 「設計者はとにかく、要望全部に応えてくれて、やっぱりプロなのだ、と惚れ直した。」 そんな素敵な施主と設計者。 小さなお家の中に配された3つの小さな庭。フラワーアレンジメントの講師でもある奥様がお教室もできる多目的なスペース。そして、ご夫婦二人のためのほどよいサイズの生活空間。 もちろんお家は二人のためのもののはず。それでも、妻の講師の仕事や趣味をしっかり理解し、妻からの暮らしの要望を信頼しているからこそ言える、 「施主は妻。」 よい二人の時間を過ごしてきたからこそ作り出せる、心地よい会話を静かに楽しめそうな二人のための一続きになったリビングダイニング、そして寝室。 「い〜い家ですね。」 番組を見終わって、なんだか温かい気持ちでつぶやいてみた。そして、私と主人が暮らす場は私のひとりよがりになっていないかしら、と、ぐるり思いを巡らせてみる。二人の重なる「好き」でできた部屋で、家で、暮らしたい。いかにも女性趣味に居間を飾り立てるのは好きではないし、そんなお部屋で自分の趣向に関係なく何も言わずに暮らす男の人を、私はちょっと頼りなく思う。 ◇ ◇ ◇ さて、このお家で素敵なのはやはり3つのお庭。 南北2つの屋上庭と、2階のLDKと寝室の間にポッコリ埋め込まれたガラスの箱のような小さな小さな庭。 お庭は、庭園として眺めを楽しんだり、木陰のある外の居間を楽しんだり、園芸を楽しんだり、楽しみ方はひとそれぞれたくさんあると思う。このお家の屋上庭で、ご夫婦は植物を育て、手入れしながら植物との対話を楽しまれているようだった。 2階のガラスの庭もなかなか素敵だ。お部屋の中なのに、お外がぽっかり、そこにある。大きな生け花みたいなものかもしれないと、私は思う。 来週もお庭がキーの建ものみたいだから、お庭考察をしながら、春を待つことにしようと思う。
基礎のひび割れについて、施工した方がよいか、どうか、診断してもらうのに有料か無料か。ひび割れ補修工事となる場合、優良工務店など、紹介して頂けるか、について聞きたいのでご回答、よろしくお願いします。
傾斜地を利用し大きな造成を加えずプランニングした住宅です。斜面の中腹の平らな部分と、道路面の小高い部分を利用した基礎の上に建物を乗せ玄関へは家の下をくぐってアプローチするという建物です。
敷地の周りは木々も多く、環境も良い場所なためできるだけ敷地条件を壊さず、道路面からのプライバシーを確保しながらも、眺望の良さをできるだけ享受したいということと共に、将来の親との同居を考えて道路面から最上階までのホームエレベータ用のシャフト経路も考えてほしいというものでした。
自分のやりたい事をバランス良く設計に反映してもらえると考えたからとお聞きしました。
土地形状を大きく変えないために、斜面途中のほぼ平らな部分を建物の地盤面に設定し道路側の土地隆起部分に家を渡し、その下をくぐって地盤面の玄関へアプローチするという手法を選びました。道路側からのプライバシーは、地盤面を上部に設定したためうまく確保でき、季節による街路樹や緑に覆われた丘陵の借景を楽しむことができるようになりました。また大きな開口が有るためにそれを補う高断熱な仕様を確保しています。外壁は土地の性格上汚れやすいため、ガルバニウム鋼板の屋根材を採用しました。
道路面隣接より
リビングから道路側を見ています。
本のコーナーです。
ダイニングとキッチンです。
キッチンからは裏山の緑が借景となります。
洗面室と浴室です。
2階廊下から寝室を見ています。
寝室です。
東京都武蔵野市在住の者です。いつも仲里様のメールを楽しく有意義に拝見させて頂いております。お礼申上げます。早速ですが、東京都武蔵野市にRC造で賃貸用共同住宅を計画したいと考えております。坪数は、38.88坪(128.53㎡)の近隣商業地域です。RC造賃貸用共同住宅の設計実績のある一級建築士の方をご紹介頂けないものでしょうか。よろしく、お願い致します。
狭小敷地であるが最大限のボリュームにてお客様の満足を獲得
今回土地と隣接土地が購入前提でボリューム計画を進めていましたがお隣の土地の方が手放さない事になり今までの希望をたたれていたところに入船設計のアイデアを駆使しご希望以上の夢を形にすることを実現しました
いろいろな条件ベースの変化にもめげずお客様の希望を形をかえども前向きにおつきあいしながらアイデアと工夫で夢へと導くことで信頼関係を築けたと思います
今回の建物はテナント、美容室、賃貸住宅、オーナー宅と用途混在建物であり尚かつ敷地形状が旗竿形式でありましたが各部分でのアイデア、光と風の採り入れ方、インテリア等お客様の希望に満足以上の建物実現に繋げることが出来ました
敷地が不整形なかでの多種多様な用途とゾーニングと法規制の調整に十分時間をかけながらお客様のご希望も採り入れ克つ具体的要望のみでなく考え方をくみ取りながら想像を超える答えを出し夢あふれる空間作りをめざしました引き渡し完了後、お住まいになられてからお客様からは毎日のように御連絡を頂き毎日が楽しくて楽しくてたまらないと喜びの声を頂き、こちらとしても身に余る光栄を感じこの仕事をしていて充実感を感じることが出来ました
朝起きて東向きの屋内パティオ空間の300角のガラスブロックからの優しい光を浴びるのが毎日の日課とのことです
お友達の多いお客様のためにオープン形式のDKを演出しました
住宅側の玄関です
エントランス空間は優しい演出
オーナー宅の螺旋階段が吹き抜け空間を導きます
オーナー玄関ホールです
お客様の思いでのブルー扉を組み込みました
来客も多いオーナー様なので洗面も作りました
吹き抜け空間を内部ですが窓をつけヨーロッパ調をご希望を演出この辺はお客様も大喜びです
ご希望のゲストルームを設置しました
那須高原に愛犬と一緒に暮らすための家です。那須の平野を一望にする約20度の傾斜地にドッグラン・犬舎・住宅を併設しました。1階は犬舎・車庫・倉庫としてRC高基礎を利用していています。住居部分は高基礎内側より階段で上ります。プランは一部ステップした43坪の平屋プランです。
土地が全面傾斜地であるためにその傾斜をうまく利用して家を建てたい。また大型犬の犬舎を建物に取り込んだ形態で、どの部屋からも眺望を楽しめるようにしたい。大胆な形の家にしたい。そんなご希望でした。
直接面談をさせていただいた印象で、自分の希望をうまく形にしてくれそうだとお考えいただいたようです。
眺望をできるだけ確保するために1階部分を高基礎として、居住者のアイレベルをできるだけ上げるようにしました。土地は那須の別荘地ですが、冬場はかなり寒さが厳しいため、大きな開口を設けた分できるだけ家の断熱性能を上げるように心がけました。外装はメンテナンスを怠りそうな部分はガルバニウム鋼板を用い、その見た目の硬さを木の肌で和らげるという考えで計画しました。
思い描いていたような建物ができて良かった。今までは自分なりの考えで家を何軒か建てたが、どうしても偏った建物になってしまっていたがいろいろな面で快適な家になりました。というお言葉をいただきました。
高基礎部分の入り口を傾斜にそって上がる階段です。
住宅の内玄関を開けたところです。
リビング那須の平野を見る
和室のコーナーとリビングに面するデッキ
ステップを下がると浴室と寝室が有ります。
那須平野が見渡せる浴室。
軒を深くした家の正面デッキです。
バイク乗りのためのガレージハウス+
大好きなバイクいじりができる専用スペースがほしい
玄関隣にガラス張りのガレージを配し、リビングからもガレージが望めます。また+αの空間として、平屋ながら屋根の上に展望デッキを設けました。南側に新たな建物ができる可能性が低く、電線等も無い絶景の眺望を手に入れることができました。
玄関よりガレージを望む
玄関よりリビングを望む
リビングから続くテラス空間
キッチンより玄関方向を望む
浴室
桜島を望む絶景住宅~鹿児島市郊外の崖地に建てた絶景住宅です
鹿児島市のシンボルである桜島をリビングや浴室から眺めたいという理由から選ばれた崖地の土地。
崖地に建つため地盤の補強は十分検討しました。また最大のご希望である眺望を生かすため浴室とリビングを崖地側に配し、開放的な間取りとなった。
絶景浴室
キッチン
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この度、16日に委託検査業務の掲載をしていただきまして誠に有難うございます。弊社が東京と言うこともあり、東京都・横浜市・神戸市の方から、ご連絡いただき、現在委託業務の説明を...
お仕事を依頼した建築家:本多建築設計事務所 ...
お仕事を依頼した建築家: 佐野修 建築家相談依頼サービスに投稿する前にどんなことで悩んでいましたか?:...