●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
農業を営む実家敷地の片隅の限られた敷地を最大限に使い、その中に中庭を挿入することで空間にゆとりと広がりを持たせることを考えました。
お施主さんは当初からコンクリート打放しにこだわっておられました。コンクリート打放しは魅力がある反面、問題も多い素材で、住宅に採用するには乱暴な素 材と私たちは考えていました。しかし、それらの問題点も承知のうえで採用して欲しいと強く要望され、居室に面しない部分の一枚の壁に採用することにしまし た。
機能性やコストを考えなければ魅力的な素材であることには間違いありません。この壁をより魅力的に見せるため、アプローチから玄関ホールを経て中庭に至る連続的な曲面をつくって、この男性的な素材を優美に表現しました。
▼ 以下のサイトでも紹介していますので、よろしければご覧ください。
https://www.dikta.jp/work-detail.html?id=31