ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日は、金属屋根の中で代表的な葺き方の一つ。
立平葺きというスタイルのお話しをしました。

とても雨仕舞のよい葺き方なので、安心ですよ。
そんなお話しでしたよね。

補足でお話ししておくと、立平葺きは、
金属屋根の中でも、コスパのいい葺き方です。
(もっとコスパなら折板ですが。。住宅では採用しないです)

だったら、この葺き方だけ知ればいいのでは?
と思ったかもしれませんが、他の葺き方もお話ししておきます。

立平葺きは、水の流れる方向に、長手にして
屋根を構成していきます。
なので、雨仕舞がいいというお話しでした。

それ以外の葺き方として、わかりやすいのはこちら。

「横葺き」といって、
ご覧の通りですが、長手を横にして葺いていきます。

横葺きといっても、もう少し種類があって、
葺いたときにフラットになるのが平葺き、
段々になっていくのが、段葺きっていいます。

段葺き。
なんだか似たような雰囲気ありませんでした?

気づいた方。すごいかも。
そう。以前ご紹介したフラットな瓦(平瓦)
とよく似てますよね。

だからなんだって(笑)

もし、平瓦と金属屋根を組み合わせて使う時、
段になった横ラインが揃うので統一感あります。

それとは別で。
平葺きの場合は、屋根の形状が複雑でも
対応ができるのは、とってもいいところ。

和のテイストが強い屋根の一つに、
入母屋屋根というカタチがあります。
こちらですね。

こういった形状の場合、縦葺きや段葺きでは
なかなか難しいのですが、平葺きなら可能です。

ちなみに。
事例として入母屋屋根をご紹介しましたが、
何か複雑な形状の屋根にするのであれば、
和に限らず対応しやすい葺き方ということになります。

ただ。
横葺きの場合、縦葺きに比べると、
強い雨風等で、雨が裏に回ってしまう可能性があるので、
勾配を、縦葺きほど緩くできないです。

ちなみに。
横葺きを屋根だけでなく、外壁にも連続させることも
できるので、カラーベストのところでご紹介しましたが、
一つの塊のような見せ方にすることは、可能です。

金属屋根ならではなのですが、
横に葺いたり、縦に葺いたり。
いろんな使い方ができるのはいいところですよね。

ということで。
金属屋根は以上です。

ユーザー 南俊治建築研究所 南俊治 の写真

地勢とは、物件を検索している時など、
図面に「地勢:平坦」という言葉を見かけす。
地勢は、その土地の高低や傾斜の程度を表しています。
◎主な地勢の種類と特徴
・平坦…高低のない、平らな土地のことです。
土地を有効に利用するのに適しています。

駐車場なども取りやすく、外溝費用も安く済む場合が多いとされています。

・高台…周りの土地よりも、高い位置にある土地です。
眺望がよい、水害にあいにくいといった特徴があります。

・傾斜地…土地の全体または一定割合が傾斜地の状態を表します。
傾斜地のメリットとして、平らな土地に比べ、比較的安く購入できる場合があります。
場所によっては夜景が楽しめるなど、眺望が良い場合もあります。
但し、デメリットとして、擁壁が倒壊する可能性や雨水が流れ込む可能性を考えたり、
場合によっては地盤改良の必要性が生じることもあります。

・ひな段…段々状のステージになっている土地です。
ひな祭りのひな段のように後ろの土地が一段高い状態のものをイメージすると

分かりやすいかと思います。
宅地を開発する際、平坦に整地できない場合、自然の起伏を活かすか、
段々状に土を削ったり(切り土)、盛ったり(盛り土)します。
どちらが良いかは一概に言えませんが、
ひな壇造成された土地の場合、一般に盛土部分の地耐力は切土部分より弱いとされています。
またひな壇の上部のほうが、湿気が少ないとされています。
南ひな段の場合、日照が良いとされています。

・低地…低地は地盤が悪いといわれますが、整備がきちんとされていれば問題ないと言われています。

ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

※天板・シンクはステンレス+木のキッチン(ペニンシュラ型)

「木のキッチン」で

得ることができるものは・・・・・。

キッチンで過ごす時間は

慌しいことも多くなりま。

「ここに収納がもっとあれば」

「ガスコンロがもっと掃除しやすかったら」など、

その時は気になりながらも、

結局そのままになっている人も

多いのでは?。

新築やリフォームで

キッチンの打ち合わせをする際には、

こうした「今のキッチンで不満に思っているポイント」や

逆に「今のキッチンで気に入っているところ」を伺いながら、

新しいキッチンについての

プランを進めていきます。

勿論「空間構成」との生活のバランスを考えながら。

快適なキッチン空間を計画するうえでは、

まさにここが大切な

分岐点となるわけですが、

色々お話を伺うと

まず出てくるのは「不満に思っているポイント」の方です。

その内容としては「収納力」「機器の手入れ」といった

機能面での不満もさることながら

「キッチンが他のインテリアと合っていない」

「扉や引き出しの前板が剥がれてしまっている」などの

意匠性に関する悩みも多く伺います。

家具と空間全体のバランスを気にするように、

そして家具そのものの

機能性や耐久性を気にするように、

キッチンもインテリアとして、

同時に機能性や耐久性を

追求している人も増えています。

様々な価値観をイメージしていくなかで

木のキッチンというもの

解決策の一つだったりします。

その意匠性・機能性の両面から

少し書いておきたいと思います。

木視率(モクシリツ)という言葉を

ご存知でしょうか?

木、正確には木目には、

見ているだけでも

気持ちが落ち着いたり、

集中力を高めてくれたりする

効能があります。

室内を見渡したときに、

素材として木が使われている

パーセンテージを表すものが木視率です。

この割合が30%のときに

人は安らぎを感じ、

45%になると気分が高揚するといわれています。

一般的に視界に入る内装の割合は

「床:20%・壁:60%・天井:20%」で、

+αで家具などが含まれてきます。

天井や壁がすべて

木でできているという住まいは少ないですが、

床がフローリングの場合

それだけで20%となるので、

それにプラスして

家具や対面キッチンの

リビング側の腰壁部分を木にすることで、

木視率をアップさせることができます。

では、なぜ居心地良いと

感じることができるのでしょうか?

一つ目は、

無垢の木の表面に現れる

木目の効果です。

原木から伐り出された

木の断面はひとつとして同じものがなく、

木目の模様や色の濃淡には

炎などと同じく「1/fゆらぎ」と呼ばれる

動きのパターンがあります。

それを見ることで

気分をリラックスさせてくれるという訳です。

また、木の表面にあるミクロの凹凸が、

太陽や照明の光を

分散させてくれることにより、

その反射率を50~60%にまで抑えて、

人の目に心地よい明るさになることも

その要因のひとつです。

二つ目は、

木の内部の構造です。

無垢の木材は内部に

たくさんの小さな空洞がある

多孔質という構造を持っています。

この空洞が、

空気中の湿度が高いときには

湿気を吸収し、

乾燥しているときには

水分を吐き出す働きをしてくれるため、

漆喰や珪藻土などと同じく

室内の湿度を快適に保つ役割を果たし、

快適な環境を生み出してくれています。

また、この構造は

帯電性にも関わっています。

樹脂やシート材などの表面材と違い、

無垢材は表面に

静電気を帯びることがありません。

冬の乾燥する季節でも

触れたときに静電気で

バチっとならないのはもちろん、

ホコリなどの吸着も

防ぎながら油汚れなどの付着を

防いでくれる効果もあるのです。

木のキッチンは

お手入れが大変そうと思われがちですが、

むしろ自然素材を使うことで

メンテナンスを簡単にすることに

繋がってきます。

たくさんのモノにあふれている現代。

モノを選ぶときの考え方も

本質を見極める

そんな時代になってきています。

その中でキッチンは家具の一部として、

その素材を家具との

マッチングも含めて

考えられるようになってきました。

また、長く使える素材として

無垢材の家具を選ぶ人も増えています。

持続可能なエコを考えていく

そんな必要がある社会の流れのなかで、

短期間で使い捨てるものよりも

長く愛着を持って使い続けられるものが

着目されています。

木材に関していえば、

天然石や皮革と同じように

人類の起源から道具として

暮らしに関わってきた素材です。

加工しやすく、

身近にあるものがゆえに

素材だったからという理由だけではなく、

その手触りや耐久性も含めて

本能的に今を生きる私たちが

木に惹かれるのは

こうした潜在的な要素が

関係しているのかも知れません。

そして、

長い歴史の中で

木の家具は作り続けられていて、

今でもアンティーク家具などは

修復を施しながら

使い続けられています。

これは・・・使い続けるほどに

家具としての味わいが増して、

その価値が高まっているからです。

キッチンで木を使うことを考えてみても、

こうしたアンティーク家具などと

同じことがいえます。

無垢材であればたとえエッジの部分に

傷が付いたとしても

そこから剥がれてしまうようなことはなく、

多少の傷であれば

むしろ使い込んだ風合いとしての

美しさに変わってくれます。

そして、長年使って

表面が傷んでしまっても

表面を削り直すなどの

メンテナンスをすることで、

その寿命を更に延ばすことができるのです。

また、木目のつながりも

デザインとして作られた面材は

美しいだけでなく、

自然素材でしか感じることのできない

色のグラデーションや

手触りなどの質感を持ち、

空間の中で存在感を

発揮しながら調和してくれるのです。

価値観にもよりますが、

空間や暮らしのイメージ

調和にもよりますが

使用するインテリア性も良く

長く使うことで味になり、

健康への良い影響も高い木のキッチン。

家具としてのイメージで

メーカーキッチン・セミオーダーキッチン、

フルオーダーキッチン、

ひとりひとりの事情に応じた

間取りと暮らしの提案で、

喜怒哀楽に寄り添いながら

過ごすことに「喜びのある空間」となるように。

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I-4085、3世帯住宅を計画しています(東京都)

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投稿者: 
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東京都
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

八王子市で3世帯住宅を計画しています。東西26m南北20.5m、540m2東側道路の整形地ですが、南北で1.5mほど傾斜がついています。敷地の地面高は南側の一番低いところから見て2m(北側からも50cmほど高くなっている)となっています。道路側擁壁は購入時には解体されており、土が法面状になっています。①再度擁壁を作りハウスメーカーの3階建てか2階建て②半地下1階地上2-3階のRCもしくは混構造を検討中です。家族に車使用者が多く、駐車場を確保するためできれば建坪をあまり広げたくない希望があります。借り入れ限度の関係で、120坪を1億くらいの予算で出来る方法がないか、ご教授いただきたく相談させていただきました。よろしくお願いいたします。
 
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I-4084、JIS鋼材で制作したコンテナハウスの構造計算(愛知県)

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依頼内容: 

JIS鋼材で制作したコンテナハウスの構造計算をしていただける方を探しています。
 
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I-4083、就労継続支援A型事業所の開設(滋賀県)

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お世話になります。
滋賀県田島氏で就労継続支援A型事業所の開設を予定しています。
 
既存建物を使用する予定で、「児童福祉施設等」として建築基準法への適合確認をお願いできる建築士様をお探ししております。
なお、用途変更は行いますが、200㎡未満のため「建築確認申請」は行いません。
 
内容として建築基準法その他法規の集団規定並びに単体既定の確認、必要になる消防設備の調査/設置設計
施設内で弁当製造を行うための施工設計図面の作成
上記をお願いする予定となります。
 
宜しくお願い致します
 
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ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日は、金属屋根のお話しでした。

屋根の勾配を緩くできたりするので、
モダンなデザインには相性がいい。
定期的なメンテはオススメしますが、
カラーベストみたいなリスクは少ないですよ。
そんな内容でした。

金属屋根として、「大枠」は昨日の内容でいいのですが、
もう少し、踏み込んだこともお伝えした方が
よいかもしれないので、今日そのお話しとなります。

素材として、金属(ガルバニウム鋼板がメイン)
を使うということについての説明はしました。

実は。
金属屋根って、葺き方に種類があるんですよね。

葺き方で、見え方とか勾配が違うので、
その辺をお話ししていきたいと思います。

まず最初は。
金属屋根でよく採用されている葺き方として。
「立平葺き」があります。

水が流れる方向に、立ちあがりがあるのが特徴。
見た目のデザインで、そうなってるわけではありません。

金属板の両側を立ち上げて、溝みたいにします。
その立ち上がり同士を並べて上から塞ぐ葺き方です。

屋根の上から下までを一枚の金属板で、
溝みたいになっているので、雨仕舞がとてもよいです。

瓦とか、カラーベストの時って、水が流れる方向に
つなぎ目ができるので、強風とかで、水が逆流すると、
水が、内側に入ってしまいます。

ただ、立平葺きの場合は、水が流れる途中に
つなぎ目がないので、逆流しても安心です。

唯一、立ちあがり部分から入る可能性はありますが、
上からふさぐ際に、しっかりコーキングするので。

コーキングといっても、紫外線を浴びませんから、
劣化はかなりしにくい状況にできます。

ということで。
立平葺きの場合って、勾配が、かなり緩くできます。

すごくいい葺き方なんですけど。
建物の形状が複雑な場合は注意が必要です。
一枚の板で上から下まで流せるといいのですが、
途中で途切れたりする場合は、雨仕舞が悪くなります。

「立平葺が雨仕舞がいい」
という表面的な捉え方ではなくて、
間取りや屋根形状を踏まえて、
総合的に判断することが、とても重要です。

長くなってしまったので、別の葺き方については、
明日お話ししますね。

ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

家造りの事色々と。

猫と暮らす家、

せっかくだから愛猫も

住みやすい家を新築したい

またはリフォームしたいと思う方も

多くいらっしゃると思います。

実際に、過去の設計デザインを

手掛けさせていただいた住まいでも

猫と暮らす家では

猫にも人にも暮らしに優しく馴染む住まいを

色々と考えてきました。

実際に新築やリフォームを機会に

猫を飼う方々もいらっしゃいました。

大切なペットの猫にとっても

快適な家をつくるためにも、

まず猫の好きなこと・嫌いなことを

考えておきたいですよね。

猫と暮らす家について

少し書いてみたいと思います・・・・・。

猫は空間を見渡せる高いところや

安心感の得られる

狭いスペースが大好きです。

また猫は縄張り意識も強いため、

自分のテリトリーである

家の中をパトロールして

時には見慣れないものに

マーキングすることもあります。

綺麗好きな猫は

日課として身づくろいと

爪とぎをしますが、

これはマーキングや

ストレス解消のためでもあります。

ほかにも猫は

日光浴をよくするので

日の光がよく入るスペースが大好きです。

逆に猫の嫌いなところとして

まず挙げられるのが、

テリトリーに侵入されること。

先ほども述べたように

猫は縄張り意識が強いので

見慣れない人が

自分のテリトリーに侵入することを

嫌がります。

また、綺麗好きな猫は

不衛生なところが嫌いなので

特にトイレに神経質。

大きな音や声も苦手で

ストレスを与えてしまう原因にもなるので

間取りの構成や生活習慣でも

そういうところに気を付けるように。

これらの猫の好き嫌いを踏まえて、

愛猫と一緒に快適に暮らす事の出来る

家づくり・間取りのポイントを・・・・・。

ストレス解消にも

運動のできる間取りの考え方。

高所を好む猫のために、

キャットウォークや

猫階段など

運動ができる場所が

家のなかにあると

ストレスや運動不足の解消が

期待できます。

ほかにも吹き抜けの梁を

歩けるように計画したり

収納棚を利用してみても良いかと思います。

実際にリビング上部に吹抜けを設けて

二階廊下から、

その吹抜けの梁(構造材料)の上に登れる「穴」を用意して

デザインした住まいでは

猫の遊び場になっています。

高い位置にもなっているので

猫の習性上も

理にかなった暮らしの空間です。

猫の動線を意識した

ペットドアがあるとより快適。

そして生活に配慮した間取りで、

中庭や日当たりの良いリビングなどの

日光浴ができるスペースを設けたり、

窓を出窓にしたりすると

日向ぼっこの大好きな猫は

くつろぎやすくなります。

爪とぎ用の柱を設置しておき

癖づけておくと

壁紙や家具などの

ほかの場所での爪とぎを防止できます。

念のため

壁や網戸を

耐久性の高い建材にすると

より良いかと思います。

そして猫の水飲み専用の

蛇口もおすすめです。

また、トイレを設置する場所を

消臭効果のある建材にすると

自分たちも快適に過ごせます。

猫と暮らす家づくりの際に

知っておくと良い猫の習性と、

それを踏まえたおすすめの間取りにも

色々なカタチが存在します。

みなさんとの他愛ない対話から得たヒントをもとに

実際に猫とも接する時間を持ち

優しさを込めた

暮らしやすい住まいを一緒に考えるように。

猫と暮らす家がもたらす

暮らしの充実感を考えてみませんか?。

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昨日ご紹介したカラーベスト。

よく見かけるので人気があると思いきや、
どうやら、採用意図は違うところだったりします。

以前、お客様からお聞きしたことなんですが、
某HMの方が、カラーベストを提案した上で、
「ノーメンテでいいですよと聞いて、どうなんですか?」
って、質問されたことを思い出しました。

その答えは。。
昨日のお話しを参照してくださいね。

さて。
今日の屋根は、金属についてです。

金属屋根って、あの錆び錆びになってるあれのこと?
って思われた方もいるのではないでしょうか。

確かに。
ひと昔より前の金属屋根といえば、トタンですから。
定期的に表面を塗装しないと、錆びが発生しやすいです。

ただ。
最近、金属屋根として使われるのは、ガルバニウム鋼板が多い。

外壁の時にもお話ししたのですが。
鉄板にアルミと亜鉛の合金メッキをしてあるので、
紫外線等に、とても強いので、トタンにように、
錆び錆びになってしまうことは、よほどないですね。

ガルバニウム鋼板は、いろんな色があるのですが、
それは、そのメッキの上を塗装しています。

仮に塗装が劣化しても、メッキが生きていれば、
錆びが発生することは、よほどないですから。

ただ。メッキに深い傷がついて、削れてしまうと、
当然錆びますので、注意が必要です。

塗装が劣化してきて、色褪せてしまいますが、
それが気にならないのであれば、塗り替え間隔を
開けてもよいでしょう。
そうはいっても、塗り替えがオススメです。
塗り替えせずとも、カラーベストのように朽ちてしまうわけでない
という意味では、安心ですよね。

この素材のいいところは。
葺き方にもよりますが、かなり緩やかな勾配にできること。
他の素材ではできないほど緩くできます。
なので、ハコ型に見せたい時には、重宝しますね。

凹凸も少なくできるので、見た目がシャープ。
余計と、モダンなデザインとは相性がよいです。

それと、軽いから耐震性がいいって聞いたりしますが、
軽い=耐震性にはならないですね。
屋根の重さに合わせた構造を計画すれば同等です。

そうそう。
気になる点として、雨音が挙げられます。
ゲリラ豪雨なんかの時、パタパタとした音がしそうです。

実際、カーポートやガレージに鉄板が使ってあると、
かなり激しい音がするはずです。

もちろん、何もしなければ、同じですが。
金属の下地を工夫したみたり、屋根断熱にしてみたり。
そういった対処で、かなりの音は軽減できてしまいます。

音はするけど、うるさく感じるほどではない。
そういった印象です(個人差はあるのですが)

なので。雨音が気になるという点は、該当しないかなと
思いますね。

以上から、モダンなデザインにしたい方には、
金属屋根ってオススメです。

巷で言われている気になる点は
デメリットまでにはならないと思いますので、
見た目だけでなく、機能的にもいい素材かなと思います。

ということで長くなったので、明日へ。

ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

※洗濯機・乾燥機・アイロン掛けスペース+収納スペース約5.5帖のランドリースペース

間取りにランドリールームをご提案

させていただく事もよくあります。

洗濯作業の効率化を実現し、

毎日の家事負担を軽減できるように。

ランドリールームは、

洗濯や乾燥、

アイロンがけなどを

同じスペースで行えるように計画する事も多い空間。

そのため洗濯家事の効率化が図られ、

作業を行う人の負担を軽減する事も出来ます。

ランドリースペースがあれば

くつろぎスペースに

洗濯物を干さなくて良いため、

LDKやそれに近いスペースでの

空間の雰囲気を邪魔してしまうこともありません。

ランドリールームとは、

洗濯関連の家事をする専用部屋のこと。

ランドリールームでは、

洗濯から乾燥、

アイロン、畳むといった

一連の作業を行う事が可能になるので、

室内には洗濯機や乾燥機、

物干し竿、アイロン台、

収納棚などを計画する事が多くなります。

よく話題にもなるのですが、

ランドリールームとサンルームの違いについて。

ランドリールームが「洗濯関連の作業を行う専用部屋」であるのに対し、

サンルームはガラス張りなどになっており、

採光を目的につくるスペース。

サンルームというと

洗濯物を干す場所として認識されがちですが、

採光を確保したサンルームは

どちらかといえば、LDKにも近く

くつろぎスペースとしても活用できます。

一方ランドリールームは

水回りのエリア、

家事の連動を考える空間として計画するので

洗濯や乾燥、

アイロンなどを行う部屋のため、

サンルームとは目的や用途が異なります。

ランドリールームを取り入れるメリットとしては、

洗濯関連の家事を効率化できるという事。

ランドリールームのない住宅では、

洗った洗濯物を干しスペースに運んで干し、

アイロンがけスペース又は

LDKのどこかや寝室等に運んで

畳んで収納・・・・・といった作業を行う事になります。

洗濯から収納までに

何度も洗濯物を運んで

移動しなければならない事もあるため、

作業を行う人の負担は大きくなります。

洗濯が面倒だと感じる人が多いのは、

行ったり来たりしなければならない

複雑な家事動線にも

理由があるのかもしれません。

ランドリールームがあれば、

洗濯・乾燥・アイロン掛け

畳むまでの作業を同じスペースで行えます。

行ったり来たりする家事動線がないため、

比較的効率化を図る事が可能です。

洗濯はどちらかといえば

毎日行う家事ですから、

ご家庭の事情やライフスタイルにもよりますが

ランドリールームの設置で

少しでも負担を

減らすことが出来ればと思います。

洗濯物が雨や花粉

黄砂やPM2.5等にさらされないという事。

部屋干しスペース(室内干し)でもそうですが、

ランドリールームは

洗濯物をそのまま室内に

干せる設計(間取り)になっています。

そのため、

天候を気にする必要がありません。

雨の日や梅雨の時期、

花粉や黄砂の多い時期でも

洗濯物を汚染させずに

乾かすことができます。

又は近隣状況や道路事情等により

家の間取りによっては

外からの視界が気になる事もあると思いますが、

部屋干しとなるランドリールームがあれば

それを気にすることもありませんし、

夜に洗濯したい場合でも、

ランドリールームがあれば問題なく干せます。

リビングや寝室に干して

インテリアのイメージを壊してしまう恐れもないため、

くつろぎスペースに

生活感やストレスが出てしまうこともありません。

勿論、ランドリースペースには

デメリットも存在します。

スペースや費用が必要という事。

ランドリールームを設置するためには、

少なくとも2~3帖のスペースが

必要になります。

限られた住宅スペースを

ランドリールームに割くことになりますから、

リビングやバスルームなどが

場合によってはその分

狭くなってしまわないか注意が必要です。

また、ランドリールームのための

内装費も必要ですから、

建築コストに関しても検討が必要です。

洗濯関連の家事を部屋にこもって行う

ランドリールームでは

洗濯から畳むまでの工程を

同じスペースで行えるものの、

専用部屋にこもって作業を行う事になります。

そのため、

家族の様子を感じながら

作業したい方には場合によっては

不向きといえます。

ですがそれは、

間取りと出入口部屋構成の設計と

工夫やデザインで

解消する事もできます。

洗濯関連の作業を集中して

効率的に済ませたい方こそ、

ランドリールームの導入がおすすめかと思ます。

ランドリールームを取り入れる際の注意点。

独立型と兼脱衣所から検討する事。

ランドリールームには

大きく分けると独立型と兼脱衣所タイプがあり、

どちらが自分達にあうのかを考えるように・・・・・。

独立型は洗濯関連の家事を行う

専用部屋のため、

広々としたスペースで作業を行えます。

一方脱衣所とランドリースペースを

兼用する場合は、

物が多く窮屈に感じてしまう場合も。

ただ、汎用性には

兼脱衣所の方が優れており、

将来的にランドリースペースが

不要になった場合でも

脱衣所+αとして使用できます。

2~3帖のスペースを確保。

先にも書きましたが

ランドリールームには

洗濯機や乾燥機、アイロン台、

物干し竿、畳むスペースなどを計画する事になります。

そのため最低でも2~3帖の

広さを確保したいところです。

イメージで言うと、間取りに小部屋が

ひとつ増えることになるため、

全体的に十分なスペースが

確保できるかどうか、

家事動線としてスペースはどうなのか?

というところも検討することが大切。

カビ対策が必須。

ランドリールームでは

乾燥機を使う場合もありますし

ある程度脱水しても

濡れた洗濯物を干す事もあるため、

湿気でカビが生えやすい環境になっています。

窓等でもそうですが

空調設備などで通気性、床や壁、天井の仕上げ材等でも

そういった性能を確保し、

カビが生えにくい環境をつくることが大切です。

家事しやすい動線を考慮する。

洗濯・乾燥・アイロン・畳むといった

一連の動作をスムーズに行える設計が重要。

作業スペースがあっても

使いにくいランドリールームは

日々のストレスとなり、

やがて使わなくなってしまう可能性があります。

なので、

家造りの新築での計画の際や

リフォーム(リノベーション)の際には

暮らしや生活と

その他の家事や生活動線とのバランスも考え、

自分達にとって

使いやすいランドリールームを実現できるように

ライフスタイルのイメージを大切。

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