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昨日ご紹介した化粧スレート。
通称、カラーベスト。

思いのほか、人気があるようですね。
少々ネガティブな書き方してしまったので、
補足しておきましょう。

塗装が大事といいましたよね。
これって、他の素材でも言えることです。

例えば。
窯業系サイディング。
こちらも、塗装で性能を担保しているので、
塗装がはがれてしまうと困るのは、スレートと同じです。

両素材ともに、塗装がしっかり撥水してくれるよう、
定期的な塗装をすることで、外壁の性能は保持できます。
その辺はご安心くださいね。

ちなみに。
少し違うのは、厚みでしょうか。
14mm以上のサイディングと5mm程度の化粧スレート。
うすい方が、反ったりしやすいという特徴はありますが。

それはそれとして。
昨日の話の続きをしていこうと思います。

化粧スレートの中で、単体として、
とても人気の高いモノがあります。

「ソリド」という名称で取り扱われている素材で、
内装にも使う素材ゆえ、その時に話題にしました。

改めて。
外壁材として、お話しはしておこうと思います。

仕上がるとこんな見え方します。

化粧スレートという意味で、形状はよく似てますよね。
(いろんな葺き方はありますが)

ご覧いただいた通り、かなりムラがありますよね。
グレーから白まで、一枚ごとでも違いますし、
一枚の中でも、濃淡が出ています。

このムラ。
塗装してできたムラではないんですよね。
塗装をせず、素材そのものからできるムラなんです。

なので。
どれ一枚とっても、同じ色がなくて、
ある意味、オンリーワンな外壁を実現できます。

自然なムラが好まれる昨今の流行にのって、
発売以来、すごく人気で、採用されています。

部分的だったり、全体だったり。
採用の度合いは、人によって違いますね。

それと、経年でムラ具合が変化していくので、
その変化を楽しめる方であれば、なおよし。

逆に。竣工当初のままで!ということだと、
なかなか難しいので、ご注意くださいね。

少し気になる点があるとすれば。
やはり経年での変化についてでしょうか。

ムラの変化は、ある意味、味として思えますが、
反ってしまったり、水を含んでコケの可能性は
十分考えられますから。

実際、カタログの注意書きを見ると、
その辺についての説明があったりしますので、
反ってしまっても、劣化として扱われないでしょう。

私個人的には。
経年でのそういった変化をできるだけ減らせるよう、
雨が掛からなく、通気のよく、直射日光も少ない。
そんな場所で採用すると、安心かなと思います。

ムラがかっこいい!というだけでなく、
上記のこともしっかり確認した上で、
採用箇所を相談しながら、決めていけるといいかなと
思います。

今日はこの辺で。

ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

例えばですが、

空間を小さく計画する事で

物事が解決する事もあります。

強みが小型化技術という事で

成功する企業の商品事例があるように、

僕も実際に

建築設計を行う際に

あえて小さい空間と

広い空間を対比させることで

空間全体を使い心地よくデザインした事例や

広い家にあえて狭い空間を生みだすことで

居場所がサイズ感として落ち着く

という心理効果をデザインしたり・・・・。

今では多拠点生活という

暮らしのスタンスも多くあるので

あえてサイズを少し小さめに計画して

後々は離れや

暮らしの変化に応じて

場所を再活用したり

再構築したり・・・という考え方も。

暮らしの価値観に応じて、

狭小住宅(タイニーハウス)と呼ばれる

小さな住まいのカタチを

デザインする事もあります

建築が小型化すれば

敷地も小さくて済む道理で、

夫婦二人の住まいや

暮らしの価値観に応じて

サイズ感も異なりますから。

では果たして「小さくつくる」とは

どういう事なのかについて少し・・・・・。

玄関は要るのか?。

家をマンションのように

ワンルーム化しても良いのか?

例えば、

cafeやショップに入ると

店内が一望できますね。

あのイメージで

前室としての玄関は

要らないという考え方も

ひとつだと思います。

玄関ドアの気密性が向上し、

カメラ付きドアホン(インターホン)で

居ながらにして

来客が誰かわかる時代になっています。

スマホにも画像を

飛ばすことが出来ます。

訪問者によって色々と

対応のカタチもありますよね。

個室は3畳で充分かも知れません。

ロフトベッドが入れば

その下に机と椅子、

小さな収納は置くことが可能です。

それでもカプセルホテルの

部屋2個分は確保できる

空間です。

茶室のような設計理論の中に

空間を落とし込む事で

物理的寸法だけではない

居心地の良さも生まれる空間

という考え方・・・・・。

勿論、立体と水平のバランスで

奥行きを生み出す空間の感覚も

あわせてデザインする事で

実際の広さと

認識での広さを変化させることも

それらに対するデザインの工夫として

考える事が出来ます。

収納は立体的空間利用で

3倍確保が可能にあります。

3列3段のハンガーパイプや

ロフト、

床下収納など

色々な工夫で容量を確保できます。

収納が多いのが

小さくできる秘訣でもあります。

気持ちいいという感覚を大切に

あくまでも畳数にこだわるよりも

見える風景、差し込む光、

ストレスを感じない「つくり」や

動線など居心地に

フォーカスした空間づくりが大切です。

固定観念を一旦捨てれば

色々な可能性が生まれます。

例えばですが

広さとコストの狭間で

家づくりを諦めていた方々、

この時点で見直してみませんか?。

可能性のある建築のデザインは

過ごし方や心地良さを

変化させつつ

気持にも余裕を生み出す拠り所が

存在していますから。

住まいの設計・新築・リフォーム

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やまぐち建築設計室 建築家 山口哲央

I-4070、ガレージ倉庫の建築確認申請依頼(福岡県在住・建設予定地は佐賀県)

ユーザー かじゅ の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
福岡県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

ガレージ倉庫の建築確認申請依頼。
既製品のアメリカンガレージを購入予定で現在それに合わせてもうすぐ土間コンクリート打設しますが、規制品じゃなくて木造か軽量鉄骨でセルフビルドに変更予定です。
倉庫サイズがw=7000 D=12000 H=4000
建築予定地が佐賀県千代田町
宜しくお願い致します。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する





I-4069、RC擁壁の上の土地でがけ条例に……(静岡県)

ユーザー ぴょん の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
静岡県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

土地購入を検討しています。
とても気に入った土地があったのですが
高さ5m巾20mほどのRC擁壁の上の土地で
がけ条例にかかります。
RC擁壁はちょうど50年前に作られたものでした。
今、不動産屋が間に入り、擁壁を(強度?)検査するための見積を
取っている段階ですが、不動産屋や擁壁検査の業者の方は
RC擁壁は大丈夫なような感じのことを言われましたが
ネットで調べるとRC擁壁の耐用年数は50年と書いてあるものばかりです。
実際はRC擁壁の何年ぐらい大丈夫なものでしょう?
また、RC擁壁を作り直したらいくらぐらいかかるものでしょうか?
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日お話しした、そとん壁。
名前はユニークで優しい感じですが、
耐久性が高くて、ハードな印象(笑)

価格はかなり高いのですが、
導入できると、いいところも結構あります。
そんなお話しでした。

さてさて。
今日は、また違う素材のお話しへ。

化粧スレート。
聞いたことありますか?
こちらをずっと御覧いただいてる方であれば、
内装仕上げのところで、少しご紹介したので、
ご存じかも。

化粧スレートは、通称カラーベストなんて
言われている素材なんです。

もしかしたら、聞いたことあるかもしれませんが、
メインで採用する場所が、外壁ではありません。

どこかというと。。屋根なんです。

屋根の種類の一つで、かなり多く使われてるかな
と思いますよ。

おっと。気が付きました?
「思いますよ」といったことに(笑)

実は。
私は、化粧スレートを屋根に採用したことって、
なかったりします。。

でも。分譲住宅なんかでは、よく採用されます。
理由はシンプルで、金額ですね。安いんです。

だったらいいじゃない。
って思った方もいるので、少し補足説明しておきます。

化粧スレートって、大雑把にいうと、
セメントがメインでできた薄い板で、それを重ねて使います。

ピンときました?

セメントってことは。。イメージわくと思いますが、
水をよく吸い込みます。

水を吸うってことは、劣化しやすくなりますし、
コケなんかが生えたりも。。

なので。
とても頑張って、表面に塗装がしてあるんですよね。
塗装で、防水性能を確保しています。

塗装が必須の素材なので、色のバリエーションが多いのは、
いいところになりますね。

ただ。定期的な塗装しないと、困ったことに。。
壁ならまだしも、屋根ともなると困るので、
私は、屋根に使ったことはないです。

おっと。
外壁の話なのに、屋根のお話しになっていまいました。。

その屋根に使う、化粧スレート。
それを、外壁に使うということも可能です。

例えば。
屋根と外壁を同じにして、ハコ型に見せたい。
そんなときには、選択肢になりますよね。
(ガルバでもできますが)

化粧スレートの表情が好きな方であれば、
それも一つの選択肢かなと思います。

それでもやはり。メンテは屋根と同じですね。

この化粧スレート。
もう少し印象的な外壁仕上げになるんですよね。

それを明日ご紹介したいと思います。

ユーザー 南俊治建築研究所 南俊治 の写真

15年程前に設計した大阪クリスチャンセンターの外観となります
場所は大阪市中央区玉造
設計者:南俊治建築研究所
施工者:大林組
OCCホールという250人収容の多目的ホールが1階にあります。
音響操作は2階に設置しております。
特徴としては前半は平土間ですが後ろ席は傾斜にしており
視覚に配慮する特徴があります。

礼拝堂 教会 多目的ホール

OCCの内観写真

ユーザー 南俊治建築研究所 南俊治 の写真

日本同盟基督教団 蛍池聖書教会の外観写真

礼拝堂 教会

蛍池聖書教会 礼拝堂の写真となります
1階は食堂や文科会などの集会室で構成しております
2~3階が礼拝堂ですが、障害のある方にもバックから
EVを設置してバリアフリーに対応しています
礼拝堂の特徴ですが東面には青色のアクリル10㎝厚十字スリット
にはめ込んで構成しているほか、空調機・スピーカーやプロジェクターなど
の設備機器は表に現れないようデザイン化しています。

ユーザー 南俊治建築研究所 南俊治 の写真

日本同盟基督教団 茨木聖書教会の外観と礼拝堂内部写真となります
外観は昔流行ったブロック積みです。これは施工が楽ですが
メンテナンスでは目地の打ち替えが10年ごとに必要なことから
RC壁のほうがあとから考えると良かったのではないかと思いました。
礼拝堂の内装デザインは最近のLEDライトを特注し円形に重ねたものと
しここならではの差別化をしている点があげられます。

MYOKO BASE CAMP

●設計事例の所在地: 
新潟県妙高市
●面積(坪): 
117坪
●建物の種類(大分類): 
その他
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

建物外観 周囲は森に囲まれ、遠方には妙高連山が望めます

依頼者があなたに依頼した決め手: 

プロポーザルにて選定されました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

妙高戸隠連山国立公園内、いもり池の近くに計画されたテレワーク研修交流施設です。
都心に暮らしたまま、地方でビジネスを展開したい・2拠点で活動したい、
地域に貢献する活動に参加したいという人々を関係人口として受け入れ、
その立地を活かしここでしか出会えない自然や体験、人との出会いを通して新たなイノベーションを起こす環境を整えています。

1階は主に交流の場として、カフェコーナーを併設し、建具の可動により一体的な利用も可能になっています。2階は、企業研修やワーケーションに対応した個人ブースとシェアスペースにより構成されています。国内ではじめてのZOOM社提携施設です。

西の方角には妙高山と周囲の山々が一望でき、周囲のランドスケープと合わせ、まわりも活動の場となる計画となっています。

建築は、規格材を中心とした木材をトラス状に組み連続させることで軽やかな空間をつくりだしながら、積雪荷重2mという難条件に耐えうる計画としています。

その他の画像: 

建物外観正面

エントランス吹き抜け

コワーキングスペース

コミュニティスペース

2階コワーキングスペース

シェアオフィススペース

コワーキングスペース夕景

規格材で組まれた階段

キッチンカウンター

インマヌエル新生教会

●設計事例の所在地: 
東京都練馬区
●面積(坪): 
689㎡
●建物の種類(大分類): 
その他
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

東京の閑静な住宅地に建つ教会です。
元々この地にあった教会と他の2つの教会が一緒になり、新しく生まれ変わりました。
2階に配置された礼拝堂は新しく生まれた教会らしく、また元の教会が持っていた雰囲気を踏襲し、明るく開かれた空間としました。
前方の大きな三角窓から 光、空、緑という自然を採り入れ、そこに立つ十字架によって内外が一体となった祈りの空間を創出しています。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

・地域に開かれた教会としたい。一方で、礼拝堂に静粛性は欲しい。
・バリアフリーな教会にしたい。
・敷地が希望する機能に対して狭い。
・鉄筋コンクリート造としたいがコスト的に難しそう。
・竣工まで十分な時間がない。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

私が設計した他の教会を見て気に入られたとのことでした。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

この教会は主に礼拝堂、ホール、牧師館より構成されています。
1階にはホール、主礼拝堂は2階、牧師館はエリアを区分して配置しています。
ホールは様々な集会や活動に供するため道路から直接入れるようにしました。地域に開かれた教会の象徴です。
礼拝堂は2階とすることで、静けさと共に天井の高い明るい教会の空間を創出しています。
1階から2階へは大階段で上がりますが、その横にはサイドチャペルを付属させて2階の礼拝堂の雰囲気を1階に伝えています。
屋内の主要な居室間では段差をなくし、またエレベーターを設置することで上下階の行き来をスムーズに行えるようにしています。
仕上材には焼杉・ナラ材、自然土の左官仕上、和紙など多く用いて、柔らかく温かみのある雰囲気を作りました。
構造・規模は木造2階建てとすることでコスト、工期を抑えています。

依頼者の声: 

2階の礼拝堂は「空がきれい」「想像していたより明るく開かれたイメージ」「落ち着く空間」「エレベーターがあるので利用が楽」等のお声を頂きました。
1階のホールがバザーやボーイスカウト等開かれた活動に利用されていることに加え、2階の礼拝堂も音楽会やダンスなど様々な地域の活動に貢献しています。

その他の画像: 

外観。焼杉と土の仕上。

エントランスポーチよりホールを見る

1階ホール。道路側へ直接出入りが可能。奥に小チャペルが見える。

1階小チャペル

夜景。階段の向こうに小チャペルが見える。

2階礼拝堂

礼拝堂の窓

礼拝堂準備室

音楽会の様子

夜景

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