ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

先日から、これから土地から家づくりを考えてる方と
お会いした時のお話をしています。

高低差のある敷地ということで御紹介したのですが、
もう少し詳しく知りたいとの問い合わせがあったので、
昨日からそのお話しています。

今日は、道路と敷地の高低差について、
もう少し詳しくお話しておこうと思います。

敷地の道路側は、1台分のガレージと
家へのアプローチとして、階段があります。
それ以外は、道路側にコンクリートブロックの擁壁。

道路と敷地の高低差は、1.8mほど。

2m以上の高低差ではないので、昨日お話した
がけ条例は適用になりません。

だったら、そんなに気にすることないじゃん。
そんな声が聞こえてきそうです。

ただ。。ガレージとかブロックの擁壁は
そのまま使わないそうで、解体してしまいます。
1台ガレージを2台のスペースにしたいそうなので。

となると、駐車場1台分は土を削って道路と
同じ高さにしないといけません。

こんな風に土地を削ることを、切土といいます。
逆に。
土を盛って高くすることは盛土といいます。

今回の場合、購入した土地を理想の形にするためには、
切土が必要になるわけです。

ちなみに。
土地を切ったり盛ったりすることがあるとして、
その土地が宅地造成規制法の規制がかかる場合、
造成するときに、許可が必要なんですよね。

2m超えの切土、1m超えの盛土は該当します。

今回の場合はどうなのか。
現状の土地を造成前として考えるとしたら。。

ガレージ周りは2m未満の切土なので、該当なし。
ブロック擁壁をやり替えする場合高さが変わらなければ
該当しないと判断できそうです。

ただ。今回の場合。
既存の建物とガレージやブロックについてですが、
土地の売主負担で、解体をしてくれるとのこと。

費用面で考えれば、とても助かりますよね。

売主で引渡し前に、解体してもらったとして。
ブロックやガレージを壊した時に、崩れてこないよう
30°勾配の斜面にすることがほとんどです。

もし、解体更地にしたとして、それを現況とすると、
その斜面部分の盛土が1mを超えてしまいます。

不思議な話ですよね。

でも。
何も知らずに、解体してもらって、土地を引渡しされたら、
それが現況になるので、許可申請が必要になりますね。

それを回避する意味では、土地を引渡ししてもらう前に、
工務店でもなくて、申請関係にも詳しい設計士に依頼して
事前に相談しながら進めていくといいかなと思います。

購入してから気が付いた!
では遅いですからね。

参考にしていただければと思います。

木々の合間にアトリエ併設の家

●設計事例の所在地: 
千葉県船橋市
●面積(坪): 
30
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

土地を探した時点では森。その環境に惹かれた建主の為に既存の樹木を出来るだけ残せるようにギリギリに建物を配置。すぐに自然界に手が届く、あたかも樹々の中で作品制作や家族と暮らす住まいです。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

土地の傾斜を生かすべく、階段の踊り場が玄関ホールとなりアトリエやリビングの下階フロアーとプライベートな上階へと別れる動線が特徴的です。

その他の画像: 

葉山の三角地の家

●設計事例の所在地: 
神奈川県三浦郡
●面積(坪): 
28
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

葉山町の山側の住宅街。三角地で高低差もあり、道路は狭く、風致地区規制もあり、南側には隣地擁壁が迫る。。。という大変厳しい立地条件です。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

陽光は階段の2階から取り込み、庭に面する窓とは分けて考えました。
大黒柱を備え伝統工法の床梁組と在来工法の小屋組みのハイブリット工法です。階段下に設置したペレットストーブで家中を暖めます。
造園・外構デザインは、木塀からアプローチ階段や郵便受けまで、住まい手が暮らしながら造りあげました。

その他の画像: 

上山町の3層の家

●設計事例の所在地: 
千葉県船橋市
●面積(坪): 
40
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

東西の両側の道路との高低差と崖条例による制約を逆手に取って、北側4mの擁壁側を庭として開放したプランです。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

南側3層のスケルトン階段1階に玄関、2階に勝手口を配置しダブルアクセス可能にしいてます。西側道路は狭く高低差もありますが、最寄り駅までショートカット出来ます。陽光は竪格子越しの吹抜から取入れています。

その他の画像: 

I-4813、新しいアパートを建てるにあたって図面を……(石川県)

ユーザー とも4813 の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
石川県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

石川県金沢市で収益不動産をやっています。
 
新しいアパートを建てるにあたって図面を書いていただける建築士の方を探しています。今後は石川県と富山県で土地から新築を何棟か予定しております。間取りはワンルーム、1K、1LDKを考えており、今後いろいろとご相談できる建築士の方を探しております。
 
どうぞよろしくお願いします。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する





I-4812、こちらで確認申請はしなくてはならないのでしょうか?(静岡県在住・建設予定地は神奈川県)

ユーザー kawagucci の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
静岡県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

神奈川県横浜市(ららポート横浜の近く)にて新築のガレージ(12286×7686)を建築しようと考えています。
ガレージを利用して自動車コーティングなどの事業予定です。
私は事業主に依頼されて工事を担当する者です。
土地は賃貸で、大家さん(管理会社)、
借主(タイムス)からの賃貸です。
こちらで確認申請はしなくてはならないのでしょうか?
借主側が代行して申請するものなのでしょうか?
わからないので教えてください。
 
建築家の所在地について:
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I-4811、20m2~30m2程度の美容室(福島県)

ユーザー sawa の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
福島県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

リフォーム業の者です。
福島県いわき市の既存住宅敷地内、中庭にプレハブを増築として20m2~30m2程度の美容室を検討しております。
旗竿地・接道3m・店舗兼用住宅・河川使用許可取得済
 
施工は弊社が行いますが、建築確認申請などを近々で対応いただける設計会社様など探しております。
 
またこれを気に今後も物件のパースや平面図作成などのも相談させていただけましら幸いです。
 
建築家の所在地について:
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I-4810、東屋(ガゼボ)を作っていただける業者様(福岡県)

ユーザー Key の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
福岡県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

福岡市城南区で東屋(ガゼボ)を作っていただける業者様を探しています。予算は100万以内です。
所々に木材や石など天然素材を使って、プレハブ感がでないようなデザインを希望です。よろしくお願い致します。
 
建築家の所在地について:
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I-4809、認定長期優良住宅建築証明書の再発行(東京都)

ユーザー よしだ4809 の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
東京都
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

ご担当者様
 
お世話になっております。
中古でマンションを購入し、
住宅ローン控除のため認定長期優良住宅建築証明書の再発行を検討しています。
 
優良認定住宅の地位の継承は済んでいますが、
以前のオーナーが紛失したのか認定長期優良住宅建築証明書がない状態となります。
再発行の費用をお教えいただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
 
地番:東京都中央区*************
●延べ面積、階数、構造
敷地面積:14,956.52m2
階数:地上49階地下2階塔屋1階建
構造:鉄筋コンクリート造一部鉄骨造(付属施設・塔屋)
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

先日から、これから土地から家づくりを考えてる方と
お会いした時のお話をしています。

昨日は、敷地の奥に気を取られていたら。。
実は、道路との高低差の対処が必要だった。

そんなお話でした。

今日は、違うお話をと思っていたのですが、
もう少し詳しく知りたいとの問い合わせを
いただいたので、補足でお話しておきます。

一つ目は、敷地奥の隣との高低差のお話。

お隣さんとの高低差といっても、どちらが
高いのかで対処が異なります。

今回のように、お隣さんが自分の敷地より高い場合。

こちらで擁壁等をつくって、隣家の土を止める。
できないことはないかもしれませんが、
お隣のために土留めするのもどうかなと。

しかも、斜面の下端が敷地境界だとすると、
お隣さんの敷地内で、土留めが必要になるので、
そもそも難しい話になります。

なので。
その場合は、お隣さんが万一崩れてきたことを
想定して、その土砂が流れてくることを防ぐため、
「流土止」というものが必要です。

擁壁だと、お隣さんの敷地の高さまで必要ですが、
流土止だと、もっと低く設定できます。
(難しい計算式があります)

流土止は、鉄筋コンクリートの土留めであればよく、
細かな仕様は決まっていません。

ただ役割を考えると、擁壁相応な造りにしておく方が
よいかなと思います。

逆に、お隣さんが低い場合はどうか。

その場合は、自分の土地が崩れていかないよう、
敷地内に、擁壁をつくることになります。

しっかりとした擁壁にしておかないと、
後で困りますので、申請時に使うような仕様の
擁壁にすることがオススメです。

ちなみに。
崖条例では、擁壁をつくる以外の選択肢として、
30°勾配の斜面にすれば、擁壁はなくてもよい
という内容があるんです。

だったら、その方がいいんじゃない?って
思うかもしれませんが、二つ注意点があります。

一つは、斜面になるので、その分、敷地を有効に
使えなくなります。

敷地に余裕があればいいのですが、そうでもなければ
擁壁も視野に入れた方がよいでしょうね。

もう一つは、隣地側に対して斜面を残すとなると、
斜面を伝って流れていく雨水の排水をどうするか、
流れていく土をどうするのか。

その辺も考えておかないと、お隣さんから何か
言われても後からの対処が難しいので。。

特に、雨水を対処するのであれば、どこかで
ポンプを使ったりしないといけないので、
現実的には難しいです。

道路側の高低差のお話は明日に続きます。

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