ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日ご紹介した珪藻土。
ずいぶんと人気あるみたいですね。

珪藻土マットのおかげで認知がされてるからでしょうか。
調湿性能があるのは、とてもいいところ。

気になる点をって何ですか?
そんな問い合わせをいただいたりました。

ということで。
お待たせしましたが、珪藻土仕上げの気になる点を
いくつかお話ししていこうと思います。

まず、一つ目。
(えぇ?いくつもあるの?って思わないでくださいね)

珪藻土って、土という文字のせいか、
その土を壁で塗れば、そのまま仕上げになる。
そんな印象を持ってるかもしれません。

昔ながらの土壁から、そんなイメージなんでしょうかね。

でも。
珪藻土自体では、接着力がないんです。
そのため、接着するための樹脂に混ぜて使うことが必要です。

土がメインで、ちょっと樹脂。
それであれば、珪藻土のもつ効果が発揮しやすいのですが、
樹脂がメインで、ちょっと土となると。。

あれ?
珪藻土の混ざった樹脂の塗り壁じゃない?
ということになりますよね。

実際その通りなので、効果の高いタイプをセレクトしておきたいところ。
それって、なかなかわからないと思いますので、家づくりのパートナーに
確認しながら、決めてくださいね。
(もしかしたら、そのプロも知らないかも(笑))

もう一つは。
調湿性能とリンクする内容なのですが。。

吸湿、吸水してくれるということなので、
壁に、何か水分がかかってしまうと、吸い込んでしまいます。

水であれば、よほどいいんですけれど、
色のついた水分(コーヒーとか紅茶、お茶とか)は
特に注意が必要になります。

通常であれば、よほど壁にそういった水分がかかることはないのですが。。

例えば。
ダイニングテーブルが、キッチン対面の腰壁にくっついていて、
食事の時に、料理を並べるときであれば、可能性ありますから。

もう一つ。
樹脂中心の珪藻土であれば、可能性は低いのですが。
コーナー部分や下地のジョイント部分は、ひび割れの可能性はあります。
これは、塗り壁の宿命とでもいえそうです。

もう少し細かなこともあるのですが、大きな気になる点は以上です。

自然素材で、身体に優しく、調湿性能があっていいのですが、
いくつか気になる点があったりします。

その辺もしっかりと理解、了解した上で、採用を検討してくださいね。

「珪藻土の塗り壁すごくいいので、オススメです!」
そんなこと言われたら、ほんとに?と思ってみてください。

珪藻土は以上です。
明日からは、違う素材のお話しです。

ユーザー 南俊治建築研究所 南俊治 の写真

基礎を高くする意味は、崖が下に存在し、根入れ角度内まで基礎を深くして対応する
とか、道路との高さ関係でやむなく基礎高さで調整するなどが想定できます。
効果としては湿気対策や配管のメンテナンスでは容易になるのでメリットはありそうです
しかし、基礎を高くするには型枠と鉄筋量、コンクリート量相当分が加算する分工事費は
高くなります。全体工事費の割合からすると1%にもならないケースも多く気にすることは
そうないかと考えられます。

一級建築士 南 俊治

I-3956、テナントの建築確認と図面の作成(沖縄県)

ユーザー 葛西 の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
沖縄県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

お世話になります。
私、株式会社****の葛西と申します。
沖縄県那覇市にあるテナントの建築確認と図面の作成をお願いしたくご連絡いたしました。
 
就労継続支援A型と呼ばれる福祉施設を開業するにあたって物件が大丈夫かどうかご確認いただきたいです。
問題なければ建築士の申立書に一筆いただけますと幸いでございます。
 
物件の状態
・元居酒屋
・建築台帳記載事項 有(市役所での取得必要)
・新築当時の図面無し
・現在の状態の図面も無し

物件の位置
沖縄県那覇市********** 1階(元**********)
https://goo.gl/maps/**********
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する





I-3955、集合住宅の件で相談に乗って頂ける設計士の方(大阪府)

ユーザー Tomy の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
大阪府
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

以下の集合住宅の件で相談に乗って頂ける設計士の方を探しています。
 
 ハイツ
 場所:大阪府摂津市
 仕様:鉄筋コンクリート、2階建て、2DK8区画、築48年
 
 相談内容
 ①直近では、建物の状況を把握したい(外壁、水漏れ、配管の老化現象等)
 ②上記により、保守メンテの必要性が知りたい(実施内容と時期)
 ③将来的には、リノベーションの相談に乗ってもらいたい
 
 集合住宅に強い設計士の方にご相談できればと考えています。
 よろしくお願いいたします。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

小休止ということで、家づくりのリアルを知る方法について
お話ししましたね。

やはり。
かなり、みなさん興味があるようですね。
実際に暮らしている人の声が一番ですから。

そういう機会を持てるといいのですが。。
もしかすると、竣工後にあまりお付き合いのない
工務店なんかも多いそうですので。

その辺聞いてみて下さいね。

さて。
今日から、話を戻して、壁とか天井に使う仕上げのお話し。

壁紙からスタートして、塗り壁まで来ました。
壁紙もいろいろあるので、興味ある方は見返してくださいね。

今日は、塗り壁の中でも、身体に優しい素材の一つ。
珪藻土のお話しをしていこうと思います。

少し前に、珪藻土マットという商品が人気でした。
(ネガティブな話題がふれまわりましたが)

何が人気だったのかというと。
お風呂から出てきたときに、そのマットに載ると、
水をササっと吸水してくれて、しかも、渇きが早い。

バスマットって、当たり前なんですけど、
ベタついた印象が強いのに、タオルみたいに、
家族ごとに取り換えというわけにもいかず。。

なので。
ササっと乾いてくれるのって、すごくよかったんですよね。

それが、なぜ。珪藻土なのか。

珪藻土って、簡単に言うと。
目に見えない無数の細かい孔があって、水分を素早く吸い込んでくれます。

つまり、吸水性がよいんですよね。

しかも、それを溜めておかず、自然と放出してくれる。
そんな機能があると言われています。

なので。さらっとしてるんですよね。

実は。
塗り壁の仕上げ材として、珪藻土があったりするんです。

マットで経験された通り、効果が発揮すれば、
室内の湿気を吸ってくれたり、はいてくれたりする
つまり、調湿をしてくれるんですよね。

しかも、珪藻土自体は、自然素材なので、
身体に優しいといえば、優しいです。

これ!すごくいいじゃない!と思いましたよね。

でも。少し待って下さい。
いくつか気になる点もありますから。

長くなってしまいそうなので。
明日に続きます。

余裕が無ければ叶えられない間取りの高級住宅・H2O設計室 管理建築士 森大樹さん


高級住宅は余裕が無ければ叶えられない間取りを叶えることが可能になります。
 
高級住宅についてH2O設計室 管理建築士 森大樹さんに伺いました。

お話を伺った建築家

 

ユーザー H₂O設計室 管理建築士 森大樹 の写真
埼玉県さいたま市見沼区東新井939-73
080-4295-2983

高級住宅の間取りで注意している点を教えてください

 
高級である間取りとは何か?
間取りという一面からお答えするのは大変難しいものです。
私達が間取りとして提案しているものを作成する時には、どの住宅でも気持の上での差はあまりありません。
 
しかし、余裕が無ければ叶えられない間取りを感じる時があります。
 
それは、間取りを囲む外部との繋がり…
玄関口までのアプローチや雨や風から身を守る等に十分な空間を感じる時、自身の為でなく他者に対して住まう側の余裕が向けられているということが、高級な住宅たらしめているところだと感じます。
 
外部そのものは間取りではないところですが、間取りがあってその周囲が生む空間ですので、間取りを考えつつ、その余裕を残せるか気にかけるようにしています。

部屋の広さや天井の高さがふんだんに取れるように…
では専門家の答えにはならないところでしょう。

高級住宅の間取り

高級住宅・間取り

↑ミッドセンチュリー家具との住空間/庫裡・間取り

高級住宅の玄関ホールで注意している点を教えてください

 
その余裕の一端と言えるかと思いますが、見送る、見送られるための両者の為には、ホールはもちろん建築全体とは別の一室、玄関室としたいところです。
むしろ玄関扉を挟んで外部との繋がりに重きがあると考えています。

高級住宅の内装で注意している点を教えてください

 
前述の玄関の内外というお話しの続きにもなりますが、そこに高価な素材の存在感は威圧感を与え易く邪魔になります。
素材そのものが高価である必要は全く無いでしょう。
 
一方で人の手が作り上げる造形による一体感を大切にしたいと思っています。
そして全体的に落ち着いた調和を奏でるように、ひとつひとつの素材が主張するものではないようにしています。

 

高級住宅の外観で注意している点を教えてください

 
どういう外観が高級であるかという答えになるかは分かりませんが、一貫してお話を続けるならば、今度は建築そのものが主張することではなく、もしその地、その風景が恵まれていたとしたならば、その中の風景に加わるようにまとめていこうと考えています。

高級住宅のリビングで注意している点を教えてください

 
日常の暮らしの下で求められる明るさもありますが、時間によって差し込む光の変化、照明計画の中で明るさが絞られた中でも耐えうる雰囲気を持っているべきだと考えています。

高級住宅のキッチンで注意している点を教えてください

 
なかなか絞ってのお答えができなくて申し訳ありません。
キッチンのある厨房の見え方について最も気をつけるのは食堂との繋がりでしょう。
機能的には一体的な使い方が便利ですが、見えすぎは勿論、時には食卓を囲む時は慌ただしく使われた空間とは切り離したいという時もある筈です。
配膳と片づけ口となる部分に建具を使った仕切り方を採用していますが、建具が家具の一部になるようにしています。

高級住宅の設備でおすすめのものがありましたら教えてください

 
設備は機能的に基本的な機能に留めたものを基本にしています。
ある程度見た目のところになるかもしれませんが、機械的な部分は少ないに越したことは無いと思っています。
そして既製品ではなく出来るだけ制作物を備えていきたいと考えています。

高級住宅をハウスメーカーではなく貴社に依頼するメリットを教えてください

 
質問にお答えしてきた内容と同じく、ハウスメーカーの高級住宅も特に見た目にお金をかけているという印象はありません。
極端に言えば資材は似たようなもので見た目は通常のグレード変わらないのは仕方ないのかな?と見ています。
 
違いは広さや高さで高級に見せているだけに見えてしまうことです。
むしろ消去法で残った違いは小さくてもコンパクトな高級住宅を作るという視点ではないでしょうか。
そして建物そのものに価値があるようにしたい、価値を生むようにしたいと考えています。

ミッドセンチュリー家具との住空間/庫裡で工夫した点を教えてください

 
その地にあった樹木を使ったものもありますが、空間をまとめる木部の使い方。
そしてその木部の一部である家具デザイン。
建築工事と設備工事の両面から寝られた茶室の空調設備。

貴社に設計依頼可能なエリアを教えてください

 
北海道・本州・四国・九州

H2O設計室 管理建築士 森大樹さんの高級住宅・設計事例

 

画像 建物の名称 紹介文
ミッドセンチュリー家具との住空間/庫裡

法規的には設計そのものにも、そして建築許可を得る為にも難しい手続きが存在します。茶室の計画に於いては、設備的に法律が安全性に追いついていない現状もあります。その点で建築家の姿勢が問われる建築だと思いました。家具は勿論、仏壇を含めて宗派・住職のご意見を参考に私がデザインしています。

I-3954、「工場」を「倉庫」に用途変更したい(東京都在住・建物は千葉県)

ユーザー 杉本3954 の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
東京都
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

■現在「工場」を「倉庫」に用途変更したい
営業倉庫の許可を取るためです。
■工場は、長南工業団地内です。
■土地建物は、所有しております。
■予算80万円以内
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

家づくりのリアルを知るためには。。
そんなお話しでしたよね。

お客様の引っ越し前に開催するオープンハウス。
もちろん、それもいいのですが、もっとすごいのは、
引っ越し後ですよ。

そんなお話しでした。

今日は、先日引っ越し後に、これから家づくりされる方を
ご案内した時、どんな流れで、どんな感じだったのかを
お話ししようと思います。

お互い自己紹介してもらって、挨拶もつかの間。
まずは、家を見学していただくことに。

設計をした私が、家のアチコチを見学していただきながら、
設計意図なんかを説明していく。

そんな流れだったと思いませんでしたか?

いやいや。
全然違います(笑)

逆に、私は、ほとんど話をしていないんです!

えぇ?なんで???
と思われたかもしれません。

実際、家の案内は、そこに暮らすご夫婦のお任せしました。

どこに、どんなこだわりがあって、どこが気に入ってるのかとか。
実際、こんな風にしてみたら、よかったですよとか。

時々、質問が出たりしたら、考えてお答えいただきました。

私がさぼってるわけじゃないですからね(笑)

そこで暮らすご夫婦は、一緒に考えて家づくりしてきているので、
何にこだわって、どう考えて、どう実現したのかをよく知っています。
私と同じくらい、いろいろご存じなので説明できるんです。

説明が上手とか、上手じゃないとか。
そんなことより、暮らしている本人からのお話しって、
一番リアルじゃないですか。私より説得力ありますよね。

なので。お任せしたんです。

そして。
一通り見学したあと、ケーキをいただきながら、
いろいろとお話ししていただきました。

予め、これから家づくりされる方に質問を用意してください!
とお願いしておいたので、それに回答していただいたんですよね。

そこでも。
私は見守ってるだけで、聞かれなければ、特にお話しせず。

もちろん、私でもフラットな視点からお話しはできるのですが、
やはり、家づくりされた方からの話とは、リアリティが違いますから。

土地探しのことから、家づくり、資金のことまで、
リアルなお話ししていただきました。

すごく参考にしていただけたようでした。

肩ひじ張らず、かっこつけるわけでもなく、自然体で。
いろんな話を聞く。

ネットなんかで掲載されてる情報に比べたらリアルですから。

そういった場を、これからも設定できるといいなと思います。

もし。
家づくりのパートナーで、そういったことが可能であれば、
ものすごくオススメです。

ということで。
明日からは、仕上げの話に戻りますね。

ユーザー ATS造家設計事務所 奥田 敦 の写真

木は朽ちるもの。
皆、知っています。

建築もそうですが、街並みを構成する塀にも、かつては板塀や竹垣をよく見かけました。

腐るから、古くなるから、きたなくなるから、木の代わりに金属やコンクリート、プラスチックなどの石油化学製品を使います。

建物や塀を作る時に、いつまでも新品のようにきれいなままで・・・って思いますよね。
でも、考えて下さい。変わらないということは、何か変なことではないでしょうか。
月日が経てば建物だって相応の表情になり、まして自然の素材であれば、年月を感じる風情や味わいが必ずでてきます。

たとえ木が朽ちても、板材なら安価で、容易に新しくできます。壁土は古くなれば削り落とし、新しい壁土を加えて繰り返して使えます。

木や土、竹などの自然素材はいつか朽ちてしまいますが、身近で、永い間安心して使い続けてきた優しい建築材料なのです。

自然素材の長所、そして短所を理解いただき、一時の流行ではなく、末永く使い続けられることを願います。

ページ

建築家紹介センター RSS を購読