挽板タイプを選ぶ理由を、改めて復習してみると。
一つは、無垢材の特徴でもあった収縮な膨張が
ないことがありましたよね。
季節によって、目地が隙間になったり、目が詰まったり。
詰まるのはいいのですが、隙間できると、そこに入った埃が
気になりますから。
それに。
床暖房を採用する場合、無垢板は反ってしまうためNG。
ということで、寸法が安定している複合フローリングであれば
採用できます。
もう一つとして、薄くスライスした突板との比較。
無垢材部分の厚みがあるので、質感が無垢に近いことと、
何か鋭利なものを落として傷がついたりする時に、
下地の合板類が見えないことも重要でしたね。
仮に、全面に挽板のフローリングを貼ってみると、
無垢フローリングと見分けはつかないと思います。
(経験あるプロはわかると思いますが)
もう一つ。
見た目のことなんですけど、大きな特徴があるんですよね。
その前に質問です(笑)
フローリングの幅って、大きいのと小さいので、
どちらが高級に見えると思いますか?
(高級という感覚は、個人差あるので、一般論で)
ずばり。
幅は広い方が、より高みえするんですよね。
無垢フローリングの場合って、流通している幅は、
90mm-120mmくらいが多いです。
その中でいえば、120mmの方が高みえするわけです。
でも。
もし、複合フローリングにすれば、幅はある意味自由です。
自由?!
はい。
木から切り出せる幅であれば、200mmでも300mmでも。
つまり、挽板のフローリングであれば、幅の広いタイプが可能です。
なので、120mmを超えるようなフローリングの場合は、
挽板になることがほとんどです。
ちなみに、無垢材で、幅広にした場合どうなるのかっていうと。。
おそらく、乾燥した時の反りがすごくて、足ざわりに影響するでしょうね。
その辺の適正性を考えると、120mm程度が妥当なんだと思います。
ということで。
もし、幅広のフローリングにして高級感だしたい!
ということであれば、挽板フローリングがオススメです。