ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日のご紹介した造作の洗面。

いかがでしたか?

ナチュラルでかわいい雰囲気がお好きな方には、
いろんな意味で、ドンピシャだったかもしれません。

では。こちらはどうでしょう。

タモ(樹種)の集成材でカウンターとハコ。
そこに、昨日と同じ、「病院用流し」。
水栓は壁出しではありませんね。
壁面には、三方に紺色のタイル。
三面鏡は設置されていますね。

よく考えてみると。
構成している要素や素材は、ほぼ一緒。

でも。
木部の色を濃い目にしたり、
タイルの色をクールでかっこいい感じにしただけで、
ここまで印象がかわります。

昨日の事例は、女性的なナチュラルテイストですが、
今日の事例は、男性的なブルックリンスタイルですね。

洗面周りの壁や天井の色合いも、
昨日は白でしたが、今日はグレーなのも効いてます。

素材が同じでも、色合いだけで、ここまで変わってきます。
なので、インテリアのコーディネートでは、しっかりテーマが必要です。

ちょっとした匙加減で、結果が違いますからね。

そうそう。
一点補足しておきます。

今日の事例では、水栓を壁出しにせず、
天板面からのタイプにしていますよね。

もちろん、偶然とかではないですよ。

壁出し水栓って。
意外にも、水栓のヘッドが引き出せないタイプが多い。。

なので。
ボウルの端の方を洗おうと思うと、苦労するかも。。

今日のように、天板から出るタイプであれば、
シャワーがついていたり、ヘッドが取り出せるので、
便利なんですよね。

こちらのお客様は、壁出しか天板出しか。
結構悩まれていましたが、最終的には、
ヘッドが出せるようにしたいということで、
こちらを採用されてました。

細かなことなのですが、毎日の使い勝手に影響するので、
しっかりと検討して決めていくことをオススメします。

ということで。
ついつい長くなってしまったので、続きは明日。

下高倉の家(改修)

●設計事例の所在地: 
岡山県津山市
●面積(坪): 
76
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

旧牛小屋のギャラリー

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

 津山市の北東部の田園風景が広がる地域に、昭和27年に新築された住宅である。施主が幼少の頃に過ごした住まいで、たくさんの思い出等の詰まった旧宅での生活を希望され、改修計画が始まった。
 家上げ、基礎工事の上で、土台・構造壁の補強をしながら、これからの生活スタイルを創造しながら改修計画を行った。再利用できるものは、障子、床板、扉の鏡板にいたるまで、手を加えながら使用した。近い将来、息子さんの家族も、主屋の隣の長屋を改造して住む予定である。にぎやかな生活が予想される、息子さんの家族。子育てが終わってお二人の生活を楽しまれるご夫婦。二つの異なるステージでの生活の場を結ぶのが、ギャラリーと外部デッキである。
 ご主人は備前焼のコレクターで、住まいのいたる所に置かれていた作品を、収納・展示をするギャラリーを提案した。旧牛小屋の骨組みだけを残し、構造材・転用材をそのまま見えるように、ガラスで展示部分を間仕切った。この余白の部分が、これから始まる、二つの家族の新しい生活の、あらゆる場面に役立つはずである。
 改修工事は、古材の「根継ぎ・埋め木」等、作業に時間を要する。その地道な作業が新築の空間では味わうことのできない、この場所で時間を経た古材だけが持つ安堵感を生み出すように思う。施主の記憶と相まって、主人の唯一の空間となり、新しく追加された壁や扉とともに、この住宅の歴史の中に溶けんでいけばうれしい。

その他の画像: 

豊野の家(改修)

●設計事例の所在地: 
岡山県美作市
●面積(坪): 
49
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

土間からダイニングを見る

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

 Uターンで地元に戻る依頼者が、幼少期を過ごした古民家の改修計画です。薪ストーブを設置する天井の高い土間を中心に計画しました。基礎・土台を補強し、不要な部分は減築することで、古い部材を再利用しつつも、これからも長く住み続けられる家になるように計画しました。

その他の画像: 

道路側外観

ダイニングから土間・畳コーナーを見る

土間

畳コーナーから土間を見る

広間

広間

I-3760、店舗の改装に伴う用途変更(愛知県)

ユーザー なかしま4587 の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
愛知県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

店舗(主に物販店からスポーツ練習場)の改装に伴う用途変更の案件を数多く抱えております。
請けて頂ける方を早急にお探ししたい次第です。
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する





I-3759、法適合確認の可否、修繕が必要になった際の図面作成(東京都)

ユーザー きよし の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
東京都
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

相談内容:親から相続した築35年鉄骨鉄筋コンクリート造7階建て、店舗・事務所・住宅複合用途の床面積600m2所有者です。確認済証、申請図はありますが、検査済証がありません。現存する図書で国交省のガイドラインに沿った法適合確認の可否、修繕が必要になった際の図面作成を対応できる方を探しています。ご返信をお待ちしております。
建設地:東京都
テナント賃貸状況:1~5F
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日までは、メーカー等から出ている

既製品の洗面化粧台をご紹介してきました。

機能性なのか。

見た目なのか。

その中間なのか。

その中でも、機能性がとてもよいという内容でしたよね。

では。

造作の洗面台の場合、それがどうなるのか、気になるところ。

というか。

待ってました!という声が聞こえてきそうです(笑)

全てをご紹介するとなると、相当な量になるので、

いくつか類似したタイプを重ねながらご紹介していきます。

まずは、こちら。

ナチュラルな雰囲気が好きであれば、

ビビッとくるかもしれませんね(笑)

ゴム(という樹種)の集成材を使って、

カウンターと本体をつくりこんでます。

そのハコに、大きなサイズの洗面ボウル。

この洗面ボウルは、「病院用流し」なんて呼ばれてます。

病院の診察室や処置室で使われるからだそうです。

陶器製で、とにかくサイズが大きい。

それと、深さがあることが大事なポイントですね。

実は。

こういった造作に使う洗面ボウルって、

サイズは大きくても、深さがあまりないことが多いんです。。

不思議なんですけど。

なので。

しっかりと深さがあるものがいい!ということだと、

このタイプを採用することが多いですね。

一つ注意点は。。

オーバーフローがないので、水をためながら

水を流しっぱなしにすると、当然ですが溢れます(笑)

それと、話は戻りますが。

木製のカウンターって、憧れる方が結構多いんですけど、

しっかりと表面に塗装をしておくことが大事です。

水が浸透してしまうと、シミができたり、反ってしまったりするので。

その辺は、工事してくれる方や設計士さんに相談してくださいね。

そうそう。

それと、こちらの洗面で特徴的なのは、水栓。

曲線的なデザインが、とてもかわいらしさを演出してくれてますね。

造作の洗面台の場合、水栓って結構目立つので、

自分らしい、自分好みなタイプをセレクトするといいですよ。

こちらの水栓は、見た目だけでなく、壁付なので、

汚れがたまりにくいので、掃除の面もよいですね。

それに、水のかかる壁面は、モザイクタイルなので、

見た目はいいですし、水撥ねも心配ありませんね。

洗面ボウルまわりの清掃性は別として、

見た目と機能性を、バランスよく取り入れた

素敵な造作洗面台だと思います。

どう感じましたか?

ということで。

明日に続きます!

M事務所2

●設計事例の所在地: 
東京都中野区
●面積(坪): 
77
●建物の種類(大分類): 
その他
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

正面外観
隣接する同社ビルと同じ外壁仕上とすることで、調和を図った。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

耐震性、断熱性、快適性、機能性

依頼者があなたに依頼した決め手: 

前回設計した、同社ビルの実績を買われたと考えています。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

堅牢な素材、コンクリート打ち放しのイメージ
隣接する同社ビルとの調和
外壁に中空セメント版を採用

依頼者の声: 

コミュニケーションをとることで、建築主、設計者、施工者のチームワークにより、建築主が求める建物を実現できたことだと思います。

その他の画像: 

倉庫内観
管理事務室との動線に配慮。

M事務所

●設計事例の所在地: 
東京都中野区
●面積(坪): 
120
●建物の種類(大分類): 
その他
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

正面外観
鉄骨造3階建て
外壁は中空セメント版
コンクリート打ち放しのイメージ

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

機能性、シンプル、合理性、耐震性

依頼者があなたに依頼した決め手: 

設計に対する考え方
誠実な対応

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

1階を倉庫
2,3階を事務所で使用。
倉庫の床材を防滑、防塵床にすることで、フォークリフト走行や汚れを軽減する工夫を行った。
壁面は、中空セメント版の外壁をそのまま現しで使うことにより、工事費を軽減すると共に、壁の破損をし難い提案をした。

依頼者の声: 

設計時および監理においても、コミュニケーションをとり続け、要望に対して、親身に応える点を評価していただいたと考えています。

その他の画像: 

事務所内部
壁面を収納スペースとし、有効活用した。
デスク上部に特注棚を設計し、業務の効率化を図った。

ユーザー プライム一級建築士事務所 西島正樹 の写真

homifyの特集記事「小さな住まいに似合う!モダンな階段5選」に【公園通りの家】が掲載されました。
「ゆとりをもたらす階段」の事例として、取り上げられています。

『こちらの住宅は10坪の店舗併用住宅です。ダイニングスペースの横をかけ上がる階段は、一部をスケルトンとしており、空間に動きと軽快さを感じさせています。』

『吹き抜け部分から自然光がたっぷりと入り、階段を明るく照らしています。白い壁に木調の階段はシンプルで飽きのこない組み合わせ。白と木の色のバランスもちょうどよく、小さな空間に伸びやかさを与えています。』

(【公園通りの家】は上から2作品目の事例です。)
よろしければご覧ください。

■homify特集記事「小さな住まいに似合う!モダンな階段5選」:
https://www.homify.jp/ideabooks/9295934

■【公園通りの家】(プライムサイト):
http://www.prime-arc.com/39/39.html

ユーザー アーキシップス京都 古前極 の写真

「太陽光発電義務化」は全国に

日本全国に反響を呼んだ、東京都の新築住宅太陽光発電義務化。
実は東京都の単独政策ではなく、国全体で取り組む計画の先取りです。
その計画とは「脱炭素社会の実現に向けたロードマップ」。
これは国土交通省、経済産業省、環境省が策定した、2050年カーボンニュートラル実現のための工程表です。

脱炭素社会の実現に向けたロードマップ

脱炭素社会とは、二酸化炭素排出量を実質ゼロに抑える社会。
現在の技術でゼロは不可能なので、再生可能エネルギーの創出と差し引きして、実質ゼロにするのがカーボンニュートラルの考え方です。
産業革命以降、化石燃料の消費による二酸化炭素排出量が激増、その結果地球温暖化が加速して災害が急増。
そこで二酸化炭素の排出量を削減して産業革命前の地球を取り戻す、そして限りある資源を未来に残す、脱炭素社会を目指す取り組みが始まりました。
実現には地球規模の協力体制が不可欠で「気温上昇を産業革命前から1.5度以内に抑制する」と国際的に合意したのが、2015年のパリ協定。
日本が「2050年にカーボンニュートラル(=脱炭素社会実現)します!」と国際社会に向けて宣言したのが、2021年の気候サミットでした。
そして示された工程表が、「脱炭素社会の実現に向けたロードマップ」です。

日本の年平均気温偏差

東京都は前倒し、全国でも2030年に義務化

ロードマップには取り組む主体が誰か、それぞれがいつ、どのように実現していくか、年度を区切って記されています。
住宅を含む産業・民生部門の2030年の目標は、このように記されます。
「新築住宅についてZEH基準の水準の省エネ性能が確保されている」
「新築戸建住宅の6割において太陽光発電設備が導入されている」

太陽光発電等の再エネ設備には設置に向かない場所もあるので、「6割の住宅」との表現は「設置可能な場所では全て」と読めます。
再エネ発電とハイレベルな省エネは、カーボンニュートラルの両輪。
東京都に限らず全国でも、太陽光発電の設置とZEHレベルの省エネ性能は、2030年までには義務化されるのです。

1850~1950年を基準とした世界平均気温の変化

家作りは、家族構成や生活に合わせて住む場所や間取り、面積を確保する、個人の必要を満たす行為です。
これからは、地球の必要を満たす行為、にもなる。
家作りや建築行為に限らず、消費選択のたびにそんな視点と行動が求められる、時代がここまで来ています。

京都の建築家設計事務所アーキシップス

このコラムは、注文住宅を計画する方の参考になることを目的に、アーキシップス京都の経験に基づいて書き下ろします。
トピックス、技術、経験の内容は、主観に基づくことをご了承ください。

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