フローリングの上に、浮かんでいるようなタタミスペース。
もちろん、浮いているわけではありませんよ(笑)
フローリングの床面から、少し高さを変えるだけで、
しっかりと別のスペースとして見えます。
この段差。
立ったまま、のぼっていくのは、スムーズなのですが、
縁に腰かけてみると、少し低めに感じるかもしれません。
低くといったのは。
よく見かける、段差のあるタタミコーナーと比較した場合ですね。
ソファ代わりに、腰かけて過ごす。
もしそうでしたら、ソファと同じくらいの段差がいいはずですから。
腰掛やすい段差というよりも、浮いた感じの見え方を
優先された結果なんですよね。
段差が大きすぎると、この浮いた感じは、表現しにくくなります。
その辺も踏まえて決めています。
ちなみに。
この浮いた感じは、奥様のこだわり。
私が考えたのは、その浮いた感じを、どうカタチにするか。
技術的な側面や安全性、もちろん見え方等を
関係者と調整して、実現しています。
単に見た目だけ、スッキリ浮いた感じでいい。
そんなわけないですから。
段差が少なくなった分、お子様が落ちても大丈夫なので、
それはそれでよかったんだと思います。
それと。
こちらのタタミコーナーは、ずいぶんとオープンですが。
天井に掘り込まれた窪みに設置したロールスクリーンを
下げてこれば、来客の宿泊にも使えます。