ヤマボウシのある家

●設計事例の所在地: 
金沢市
●面積(坪): 
45坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

現代数寄屋建築の一例です

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

和風建築が多い金沢市で、外観は和風ながら、現代的な暮らしを快適に過ごせるように計画した。

その他の画像: 

現代の暮らしに合ったダイニングキッチン

現代の暮らしに合ったリビング

ユーザー 杉山真設計事務所 杉山真 の写真

こんにちは杉山です。
和風建築の特徴ですね!
私の師匠が教えてくれたところでは、、、
それには日本の地理的特徴が大きく関わってます。
四季がはっきりしている環境に対応している事が和風建築の特徴の一つ!
春の訪れと共に、お花見のシーズンが始まりその後に始まる
梅雨時期の高温多湿を快適に過ごすために、軒の出を深くして、雨が降っていても窓を開けて、湿った空気を外に出せる、外観になっています。
夏の暑さからも、直射日光が部屋に侵入することを防ぎます。
屋根で、通気し、二重屋根とすることで、熱を逃がします。
カヤ葺きや桧皮葺だと、もっと熱が部屋に達するまでの時間稼ぎが出来ますので、良かったのですが防火の関係で廃れてしまいました。
土壁は熱くなるまでの時間を稼いで、夜のひんやりとした温度と湿度を保ち、体温を冷やします。部屋の中で靴を脱ぐ、清潔な空間を保つという事も、快適に過ごす事と関係しているかもしれませんね。
秋には、景色を眺めることのできる窓の配置。
雪の降る冬には、厳しい寒さのなか、快適に過ごせるように、畳敷きの床断熱、真壁とすることで、気密性能を上げ、角度の低い日差しから貰える熱や、暖房の熱を躯体内に留める蓄熱層としての土壁はいつまでも温かさを保つ働きをします。
冷房や暖房の無い時代に快適に過ごせるようになってます。
家のメンテナンスに関しても、少しの工事で終われるよう、外壁を塗り壁や、下見板にし、不都合な部分だけ直せるようになってます。基礎部分も容易に出入り出来る事で、白蟻の対策としてます。
次に意匠としての特徴ですが、身近な例で、中国から伝来した当初の仏教建築群は左右対称を意匠的な特徴として挙げられます。しかしながら法隆寺にまでなると、左右非対称な配置になっています。そして数寄屋建築までになると、左右非対称の崩しの特徴がはっきりと見られます。
日本の芸術構成には非対称的な要素がちりばめられてます。
それらを幼いころから見慣れている、このバランス感覚が和風建築の大きな特徴になります。

ピアノ室のある国立の住まい

●設計事例の所在地: 
東京都国立市
●面積(坪): 
25坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

オーソドックスなネイビーのガルバリウム鋼板の外壁に、黄色いポスト、
真鍮のマリンライトと表札等の存在感のある物を組み合わせ、
バルコニー廻りの納め方を工夫することで、カジュアルでスタイルのある外観とした。
玄関上の窓は、キッチンに位置し、家族や来客の出入りが伝わり良いそう。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

・音楽を専門に勉強しているふたりのお子さんの為に防音室を用意する
・将来、ピアノ教室を開く可能性も考慮し、防音室は玄関に近い位置とする

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

家を建てる最大の目的だった防音室は決して削ることはできず、
限られたご予算の中でのチャレンジでした。
厳しい条件からスタートした案件でしたが、幾度もの打合せを経て納得する形に到達しました。
竣工後、ご長男にグランドピアノを弾いてもらい、皆で道路に漏れてくる音を確認しました。
完璧な防音室まではいきませんが、十分家を建てた甲斐のある防音効果が確認できました。
このように個室にせざるを得なかった防音室に対し、
2階に配したLDKは階段を中心に左右に配置したワンルームとしました。
視界が通り、家族の様子は伝わる連続するひと部屋ですが、
それぞれきちんとした「間」が確保されていて、
通過動線がない居心地の良い落ち着いた時間を過ごせるよう回遊動線としています。
また空間がふたつあることで、来客時には居間を宿泊スペースとして利用したり、
お子さんのお友達が来ていても食事を用意したりと使い方が拡がります。

その他の画像: 

玄関三和土は全体的なバランスとしては少し広め。入って右側の壁には補強を入れて、趣味の自転車をハンギングできるように。

1階廊下。階段の奥の水廻りは一歩凹ませ、ゆとりを。突き当りは寝室。

食堂と台所を仕切る家具は機能もサイズも「ちょうどいい」ものを造作。
トップにはタイルを埋込み、熱いポットも置けるように。

2階食堂から居間方向を見る。LDKは階段を中心にぐるりと廻れる空間。
巾4500のカウンター出窓の外には、2軒お隣の引込部に植わるざくろの樹木が。

10㎡強の区画を造作の間仕切り家具を置いて作ったふたつの子供部屋のうちのひとつ。間仕切り家具はコンパクトながらクロゼット、本棚、ガルバリウム鋼板を貼ったピンナップボードの機能を持った3in1。

三和土から直接入るピアノ室。音が直接響くことを防ぐ為に他の居住空間との間に階段を計画。階段を上ると左に食堂、右に居間がある。

ユーザー 石井設計事務所/Ishii Design Office 石井 保 の写真

日本古来の風土にあわせて純粋に建築されてきた民家は、「アノニマスデザイン」として普遍的で美しい景観を作り出していると思います。
特に夏の住みやすさを優先してきた住居は、大きな屋根によって日射や風雨から建物が守られ、その下に設けられた縁側は室内と庭を緩やかに繋げてきました。

そこからライフスタイルや建築技術が発展した現在でも、日本建築にある誠実なデザインを再編成し、生活の中に「心の豊かさ」を創り出していきたいと考えています。

通り土間のある家

●設計事例の所在地: 
愛知県名古屋市
●面積(坪): 
64坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

西側前面道路から見る外観。
RC塀の高さ、位置を変えてレイヤーとすることで
圧迫感を和らげ、長い接道面に変化を持たせました。
ハイサイドから灯りがもれている部分は南北に抜ける通り土間。
玄関と勝手口を兼用とした便利な場所です。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

・老後を快適に暮らせる動線、住まい。
・畑仕事をするので、収穫後玉ねぎを保管する場所や
 梅干し等の保存食を保管する為の充分な場所が必要。
・日常生活は1階で充分足りるが、水害の可能性がある地域の為、2階を作っておきたい。
 そこは、既に独立している息子家族や孫の長期滞在の場所とする。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

老後の住まいは、動作に対してゆとりのある広さが必要ですが、
同時に生活の基本となるADL(食事、排泄、移動、入浴等)に関する各居室間の動線は長過ぎず、
シンプルに計画しておくことが大切になります。
居間食堂→寝室→水廻り→台所はぐるりと一周できる回遊動線。
寒い季節でも冷えた廊下や玄関廻りを通過することなく生活ができます。
また、今も農作業を趣味としているご家族の為に、以前のお住まいにあった広い土間はその文化を継承し、玄関を通り土間としました。
住まいの表と裏を結ぶ通過交通で、一部にそのまま台所へと通じる土間の納戸も設け、大変便利に使っていただいています。

外観は以前お住まいだった養蚕農家のイメージを残したいと思い、大きな屋根が印象的な日本従来の農家のシルエットを意識しました。

その他の画像: 

玄関ドアを正面から見る。アプローチはバリアフリーの為、片側に手すりを設けたスロープに。開いた玄関ドアの奥には、同じデザインの勝手口ドアが見える。

フルフラットのオープンキッチンからリビングダイニングを見る。複数の人数で保存品の仕込み等を行うことの多いご家族の為、カウンタートップの広いオープンなキッチンを採用。

大きな屋根の小屋裏空間を利用した2階。既に独立している息子家族や孫の長期滞在の場所として使う為、ミニキッチンを設置。屋根が下がって天井が低くなる周囲の空間は、お蔵代わりの充分な納戸として利用。

洗面所・便所一室型とし、介護が必要になる可能性にも備えた水廻り。寒暖差のある廊下に出ることなく、クロゼットを介し寝室につながる。
浴室・洗面所共に防犯性、プライバシー性の高いハイサイドライトで明るく。

ユーザー 桑原建築設計室 桑原 廣 の写真

日本では、古くから開口部の戸締りには、引戸が用いられてきました。
代表的なものは、フスマ、障子ではないでしょうか?外部は雨戸により
戸締りをしていました。明治末期ごろからは、ガラス戸が普及して来ました。
その後、開口部の仕切りには、ドアタイプも増えてきました。開きドアは、
密閉性は優れていますが、ドアが開く時に、スペースが必要になり、
開け放す場合に障害になる場合があります。近年、開口部にも、
バリアフリーが要求されて来ました。引戸は、車椅子等などの障害に
なりにくいので、多く用いられてきました。
従来の引戸は、床側に敷居、上に鴨居が必要でした。しかし、金物の進化
により、上下、左右の枠が必要のないものも出てきました。参考写真の
左側の引戸は、枠が無く、すっきりしたデザインになっています。また、
引戸の閉まりにくさをなくすように、上吊り金物によって、引く力が
軽くなりました。引戸は開口を大きく開けると、解放感を得ることが
できるため、部屋の間仕切りには、フレキシビリティが得られます。
開口部の計画には、様々なタイプがありますので、専門家に相談する
ことをお勧めします。

I-3297、今後30年間使用できる見込みである旨の意見書(福岡県)

ユーザー ヒダカ3297 の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
福岡県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

障がい者グループホームのワンルームアパートタイプを取得するするため、福祉医療機構へ正式融資申込となり、意見書の提出が必要となったため作成を依頼させていただきたいです。
 
建物については、築35年木造となっており、今後30年間使用できる見込みである旨の意見書となります。
 
宜しくお願い致します。
 
建築家の所在地について:
建築家の所在地にはこだわらない
 





I-3296、建て替え可能な土地に変えることはできますか?(愛知県)

ユーザー ジェリー の写真
投稿者: 
現住所‐都道府県: 
愛知県
現住所‐郡市区町村: 
 
依頼内容: 

平成19年(2007)1月に、排ガス規制の対処として愛知県田原市***の農家住宅を法人名義で購入しました。その時点から役員の親が管理人としてその上物の住宅(S50.10に建てられた家)に居住し、R3.9月(2021年)に死去するまで居住しておりました。排ガス規制の車両もすでに無くなったため、売却を考えておりますが、何人も見に来ますがなかなか決まりません。建て替えができないからだろうと思われます。
1.建て替え可能な土地に変えることはできますか?2.金額はいくらぐらいかかりますか?
 
建築家の所在地について:
同じ都道府県・近県の建築家を希望する
 





ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日は、朝イチから、とある家づくりの現場へ。

今日から、断熱の工事に入っていくのですが、

その前に、構造の検査が必要だったんですよね。

耐力壁の位置、その施工状況から、

一枚目の写真にもある、構造用の金物の位置や仕様、

小屋組や床の施工状況等、チェック項目は多岐にわたります。

もちろんですけど。

全ての箇所について検査をします。

しかも、とても細かなところまで。

例えば。

地震に耐える耐力壁として、筋交いがあれば、

その取りついている金物の種類とか、ビスの種類や本数。

耐力壁が、面材であれば、それを留め付ける、

くぎの種類やピッチなど。

そんなところまで?と聞かれそうですけど、

もし自分の家だったら、絶対しますから。

それと同じことはしておきたいですよね。

この現場の棟梁さんは、とても仕事が丁寧で

確実なので、全数見ましたが、指摘は一つもなし。

完璧でした。

そういった丁寧な工事をしてくれて、ほんとありがたいです。

午後は、とある家づくりの打ち合わせへ。

こちらの家づくり。

間取りの検討を進めてきて、早1年以上が経過。

思いつく全ての間取りを検討してきて、

ついに、先日、納得のカタチに行き着かれました。

そのプランをもとに、工務店に見積をしてもらっていました。

昨日は。

その見積を、お客様へ御提示する機会でした。

工務店が緊張の面持ちで、見積をお渡しします。。。

それもそのはず。

ご予算はオーバーしていましたから。

この一年の間に、建設単価がずいぶんと上がってますし、

ずいぶんとハイスペックな内容での見積でしたし。

ただ、お客様は、ご覧になっても動じず。

もちろん、予算とのバランスのため仕様の見直しはするとしても、

次にステップに向けて進んでいきましょう!ということに。

お客様にとっても、私にとっても、とても大きな一歩となりました。

これから、どんどんと詳細を決めていきながら、

着工に向けて設計を進めていくことになりますね。

和の要素が強い、和モダンな家。

すごい家になりそうなんですよね。

すごく楽しみです!!

夕方からは、これから建て替えを検討されているご夫婦と

紹介者でもある、とある法人の方々と一緒に、

家づくりについてのお話をうかがってきました。

ご夫婦のお人柄にもよるんだと思いますが、

とても和やかな空気感でお話できました。

お話し始めたら、すぐに、ご主人が一枚の紙を机に出します。

そこには。

ご主人が、しっかりと考えられえた間取りが記載されていました。

もちろん、製図したような間取りではありませんが、

この家づくりで、何をしたいのかが、ハッキリと伝わる内容だったんです。

言葉で伝えることって、なかなか難しい。

イメージ画像もいいけど、違う手段はないか。

そんな風に思ってる方がいらしたら、

ぜひ、簡単な間取りをつくるといいですよ。

それがあれば、一気に理解が深まりますから。

そのプランを拝見しながら、ヒアリングしながら、

そこでの暮らしぶりを想像しながら、楽しい時間となりました。

うかがったご要望をもとに、いいご提案できるよう

考えたいと思います。

水戸の作業所

●設計事例の所在地: 
茨城県水戸市
●面積(坪): 
60
●建物の種類(大分類): 
その他
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

水戸市内に計画した作業所です。一般流通材で構造材を構成した木造在来工法。一般流通材なのでコストを抑えられること、一般の工務店でも容易に準備、施工できました。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

「作業所とはいえ、お客さんも来る。見た目も良い建物としたい。」
「特許を取得している特殊なものを作る作業所という事情もあり、周囲から作業状況や商品が見えないように配慮したい。」

依頼者があなたに依頼した決め手: 

「多くの時間をかけて話を聞いてくれました。設計の人はあまり話を聞いてくれない人が多かったので、若いのにとても良く話を聞いてくれる人という印象でした。」

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

片流れの屋根として周囲の長閑な集落にも馴染むような外観としました。建物が長細くボリュームがあるので、外壁を2種類使い分け、ボリュームが小さく見えるよう計画しています。内部も増築がしやすいように梁をあらわすなど配慮し、将来的な事業拡大時に対応しやすいように計画しました。

その他の画像: 

西側外観

作業スペースを見る。
室内に構造材をあらわすことで、木の温もりを感じる計画にすると同時に将来増改築する場合にも容易にしています。

収納スペースを見る。
収納棚は商品にあわせて大きさを変えて設計し、スタッフの皆さんの作業性を高めました。

柱を極力減らし、作業スペースを確保しています。

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